フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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時間なくて更新遅れました。


行けっ、時は今・・・なの

アキレウス視点

 

「気をつけろこのは!!黒い奴のバインドは身体強化魔法を無効化するぞ!!」

 

「了解、あのモードの出番だね」

 

「そういうこと」

 

『charging form get set』

 

このは嬢のバリアジャケットが変質し、足腰にブースターをあしらい、バイザーの代わりにアイシールドの付いたヘルメットを身にまとう。(ちょっとISっぽい)

 

バリアジャケットからの魔力の放出による純粋な加速は身体強化とは違って燃費は悪く制御も難しいが、クロノの無効化バインド(ストラグルバインドというらしい)にはうってつけだろう。

 

「当たらなければどうと言うことはないのです!!」

 

このは嬢はクロノの発射する魔力弾をかいくぐり、着実に距離をつめる。途中幾度かバインドに引っかかったが、このは嬢の怪力とブースターの補助により瞬く間に砕かれていき、足止めの用を果たしていなかった。

 

―――ここで気づくべきだった。クロノの表情に余裕がありすぎる(・・・・・)ということに

 

このは嬢がクロノの目の前にせまり、決定打を与えてやろうとしたところで…

 

鎖状のバインドに拘束されていた。

 

「僕がいつ一種類のバインドしか使えないなんて言ったんだ?」

 

「くっ!!」

 

このは嬢がブースターを吹かしてもがくが魔力の鎖はびくともしない。身体強化魔法が使えることに気づきパワーアドで壊そうとしたところで、ストラグルバインドにも拘束され、いよいよ身動きが取れなくなる。

(あとあとわかったことだが、このバインドはディレイドバインドといって設置型のシンプルかつ強力なバインドらしい)

 

『Blaze Cannon』

 

無常にも、クロノの砲撃がこのは嬢にヒットした。幸い、アーマードは済ませていたので、気絶までは行かなかったが、バリアジャケットが解除され、素顔があらわになってしまった。

 

「このはちゃん!?」

 

「君の知り合いなのか?」

 

「知ってるも何も、同じ学校の友達だよ!…でも何でこのはちゃんが魔導士に?」

 

「それは彼女に聞くしかないんじゃないのか?」

 

クロノが未だ拘束されているこのは嬢に視線を移す、このは嬢はプイとそっぽを向く。

 

「いづれにせよ、管理局員に手を上げたことは事実なんだ。尋問してでも事情はしゃべってもらうよ」

 

そういってクロノは、バインドで簀巻き状態にしたこのは嬢となのはさんをアースラに連れ帰り、抵抗の意思があるこのは嬢は管理局がなのはさんの事情聴取を終えるまで、独房に入れられることとなった。

 

独房

 

「私は…とんでもなく弱いのでしょうか?」

 

『そんなことはないと思うぞ』

 

なのはさんとフェイトは倒したわけだし

 

「でもっ…霧島君といい、肩パッドとトゲの少年といい連敗続きじゃないですか!!」

 

あの二人はこのは嬢とは多分訓練の量が二、三倍は違うからどうしようもないのだ。

 

『あいつらはこのはと比べて魔導士としての経験がダンチだからしかたないよ』

 

「仕方なくない!自分が弱いと強い者のいいようにされてしまう。現に、こんな風にあらぬ疑いで拘束されてる」

 

『このはにも非はあったと思うが…』

 

たしかにこのはの言い分は間違っていない。クロノは未警告で攻撃、バインドしてきた。このは嬢が対抗しなくても、取調べを受けることは避けられず、ジュエルシードの暴走体を庇ったとなれば罪に問われかねない。

 

『まあいい。一応言っとくが、俺はこの手のシリアス談義が苦手だ。だから結論だけ聞かせろ…このははどうしたい?』

 

「強く…なりたい……自分の思ったことを貫き通せるぐらい!!」

 

『じゃあどうする?』

 

「とりあえず…ここから脱出する」

 

『了解した。マイマスター』

 

独房の中は魔法が使えなかったが、このは嬢の気の攻撃ならその限りではない。自信の気を使った石破天驚もどき拳で独房の壁を破壊し脱出する。

独房から出た時点でセットアップする。今のBJは、手足、腰周り、胴回りに丸みを帯びた装甲を身にまとい、ヘルメットを装着している。(ロクゼロのゼロの色違いな感じ)

 

アラームと共に武装局員がたくさん出てくるが、加速魔法、視覚強化を使っているこのは嬢の敵ではない。局員は弾幕をはってこのは嬢の接近を阻もうとするが、通路の天上も使って三次元的に接近するこのは嬢に瞬く間に意識を刈り取られていった。

 

局員相手に無双しながら艦内を進むと、「武装局員転送デッキ」と書かれた空間にでた。

転送装置を調べると、転送する座標を入力して魔方陣の中にいる人を転移させる仕組みのようだ。

 

「アキ、地球の座標知ってる?」

 

「知らんな」

 

「エ”ェー!?」

 

このは嬢の叫びはネタだが正鵠を得ていた。座標を知らなければ転移は出来ない「第97番管理外世界」という名前を知っていたところで、どこに転送されるかわからないのだ。

…待てよ。あの場所なら…?

 

「このは、876C44193312D6993583D1460779F3125って座標を入力してくれる?」

 

「どこよそれ?」

 

「パツキン美少女のアジトですが何か」

 

「それだめじゃない?」

 

「ここよりましだと思われ。第一、このはが脱獄を実行した時点で犯罪者確定だからwwここにいると多分重罪確定」

 

「むむむ…前門の虎後門の狼、って感じかしらね」

 

「狼とは侵害だな?」

 

「「げえっ、関羽!!」」

 

「クロノだ!!…ゴホン、君たちを脱獄犯として拘束させてもらう!」

 

そういって魔力弾を飛ばす。直射と誘導の混じったそれにだんだんと追い詰められていく。クロノのバインドは設置型のようで、攻めに行かなければ引っかからない位置に仕掛けてあるようであり、回避に徹底している分には捕まることは少ない。

しかし、閉鎖された空間での回避はこのは嬢を疲労させ、追い詰めていった。魔力弾を交わすのが難しくなってきた時―――

 

「っ!!転送!!」

 

部屋に設置された魔方陣の中のこのは嬢が光に包まれる。転送先は、時の庭園―――




書き始めたときは管理局所属√だったのに…どうしてこうなった。


次回:「アリシアは合法ロリ」

お楽しみに
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