アキレウス視点
このは嬢が退院した。
退院した直後に事情を話したら、
「とりあえず守護騎士を守護したり蒐集を手伝ったり…今までと同じでいいの?」
と聞いてきたので、
『後に介入してくるはずの、このはが戦った猫二匹、あいつらが一番厄介、やたら漁夫の利狙ってくるからそれの警戒もよろしく』
「おk。把握」
『まだ改良中の、『闇の書』を直す魔法も、覚醒させてからじゃないと使えないしね』
「うん」
今後の予定をつめながら、はやて邸に向かった。
「何のようだ?」
「シグナム、お客さんにそんなぶっきらぼうな態度取ったらあかんで」
「すまない、はやて」
はやてがシグナムの姉御に注意する。しかし、念話では変わらずぶっきらぼうに続ける
『何の用だこのは、蒐集の予定をすっぽかしておいて』
『それについてはすまないと思っている。このはがちょっと入院してたもんで…』
『恥ずかしながら…』
そのあと詳細を話すとあきれられた。まぁここまでは想定済みだ。
『事情は理解した。して、本日の用件は?』
シグナムが再度問う。
『その…何といいますか、これからも協力体制を、と思いまして…あと、人への蒐集行為は出来るだけ控えて欲しいな、って』
『何故だ?管理局が出てきた以上、ここからは否応なしに犯罪行為になってしまう。幸い、お前のおかげで蒐集ははかどっているからやぶさかではないのだが・・・』
『協力に関しては、管理局にリベンジしたい奴がいる…っていう理由じゃだめですか?』
『武人としては申し分ない…が、それだけでは犯罪者になる理由としては不十分だ』
『勘違いしているようだが、このはは既に別件で指名手配済みだぞ?軽犯罪だが』
『管理局とひと悶着あって…私はあんまり悪くないんだよ!!』
必死で弁明するこのは嬢に対し、胡散臭げな視線を送るシグナム
その後、必死の説得により、一応誤解は解けた。
はやてロボの件が決定打になったようだ。
『次に、人からの蒐集を控えるのは、はやてちゃんのためです。はやてちゃんは病気が治ったあとも生きていかなきゃいけない。それはあなた方も同じです。そのときに、人的被害をたくさん出すと、管理局から重犯罪者として逃げ回る人生になってしまいます。だから、人的被害は少なめにってことです』
『そんなことは言われなくてもわかっている!!だが…時間がないんだ!!主はやては
・・・あと二ヶ月も生きられない』
『そんな…』
『この話は終わりだ。我々は魔導士からの蒐集を辞めるつもりはない。協力したければ毎日放課後ここに来い、このはにはモンスターからの蒐集だけを手伝ってもらう』
『ぐぬぬ』
「このはちゃんは学校行かなくてええの?」
朝食の支度をしていたはやてが声をかける。話し込んでしまっていたようで、時間はギリギリだ。
「やばっ。ごめんはやて、シグナムさんもまた今度ね~」
「ああ」
「ほなまたな~」
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―――放課後
「管理局嘱託魔導士…フェイト・テスタロッサ…茂部このは…あなたを逮捕する」
このは嬢の前に立ちはだかるパツキン美少女…もといフェイトそん
どうしてこうなった。
次回:「超兄貴」
お楽しみに