フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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三話目でござる


このははやっぱりモブ・・・なの

―――翌日

 

「おはよう、高町さん」

 

「おはよう、このはちゃん」

 

家から翠屋まで5分といっていたから、もしやと思ったがやっぱり…魔王だ。

 

「なにかそのかばんからいやな感じがしたの…」

 

地の文を読まれた!!ナノハサン恐るべし!!

 

「な、なんにもないよっ。高町さん。はやくしないとバス行っちゃうよ」

 

ナイスフォローこのは。

今、俺ことアキレウスはこのは嬢のかばんの中に宝石状態で入っています。今は何てことない通学風景、家が近いのでなのはさんとはよくいっしょに通学するとのこと。

なぜこのは嬢はなのはさんのことを苗字で呼ぶのに、なのはさんは「このはちゃん」と呼ぶのか、それは単に呼びづらいからである。

お互いになのは、このは、だとわかりづらいし、お互いに苗字はこのは嬢が嫌がる(モブだから)ということでの協議の結果なのだそうだ。

 

「おっすなのは!!今日もかわいいな」

 

なのはの表情が固まる、このは嬢はどこ吹く風、といった感じで、走ってきた奴を見る。

 

―――テンプレート転生者がやってきた。

 

まごう事なき「銀髪オッドアイのイケメン」&なれなれしい口調&原作キャラの好感度が最低、とどこまでもテンプレであった。

 

「神野くん…おはようなの…」

 

テンション駄々下がりのなのはさん、しかし原因は自分だとは露ほども思わない神野とやら

 

「なのは、どうかしたのか?風でも引いたのか?どれ熱を測ってやろう」

 

などとのたまい、嫌がるなのはさんのおでこではなく頭に手を乗せ、なでている(あとで神に聞いたが、ナデポ、ニコポといった魅了系スキルは原作キャラには効かないらしい)となりでぼーっとバスを待っているこのは嬢には効くかもしれないが、そっちには見向きもしない。

 

「(このは嬢やほかの子にも目を向ければかわいい子はいっぱいいるのに、たしかに原作キャラは頭一つ飛び出てかわいいけど、見た目で決めるのは彼女らに失礼な気がするなあ)」

 

神野とかいうやつも人間に転生できたことをもっと喜べばいいのに…とか、転生以来、考えるようになった。

一歩間違えれば自分が神野の立場にいたかもしれなかったが、このは嬢と出会い、この世界は現実であり、原作キャラ以外にも人間はいっぱいいるし、一人ひとりが物語を持っている。といったような自覚がうまれたようだ。

 

『ねえねえアキ』

 

『なんだこのは』

 

このは嬢は念話をあっというまに覚え、自由に俺と意思疎通が出来るようになっていた。

 

『このバス停に並んでる小学生の中で魔法の才能のある人はどのぐらいいる?』

 

『ちょっとまってろ』

 

アプリ起動『みえるくん』

 

俺の脳内にバス停付近の俯瞰図が浮かび、人の数だけ赤い点がうかび、魔力を持っている人は量に応じて火の玉として現れる。ひときわ輝くのが二人、なのはさんと神野だ。また、神野とほぼ同位置、つまりかばんの中に黄色い点がある。こっちはデバイスの反応である。この年でデバイス持ちってことは、やっぱり転生者だな。と確信し、このは嬢に用件だけ伝える。

 

『なのはと神野が顕著だな。純粋に魔力量だけだったらこのははふたりの足元にも及ばない』

 

『ふたりともそんなにすごいんだ~普通に話してても何にもわかんないけど…』

 

『念話を送ってみて聞こえたら適性はある、けど魔法は秘密にしなくちゃ駄目だからそんなことするなよ?』

 

『はーい』

 

バスが来て、それに乗る一行、いつの間にかなのはさんと神野のほうにアリサ・バニングスと月村すずかが加わっていた。

 

このは嬢は無類の一人席好きなので、なのは達と一緒に座ることはない。この席に座り、運転手さんの愚痴を聞きながらうとうとするのが好きなんだそうだ。

 

『そういえば、成績のいい奴とか、おとなしめで時々かなり大人っぽいこと言う奴とかいない?』

 

『うちのクラスで飛びぬけて成績のいいのはバニングスさんだけだよ。いつも寝てるけど60点以下は取ったことない霧島君とかは時々すごく大人っぽく見えるし高町さんとか神野くんとかとよく話してるけど?何でそんなこと聞くの?』

 

『魔法の才能のある人はそういう人が多いらしい。特に地球では』

 

『へぇーそうなんだ!』

 

『もうすぐ学校だぞ。念話に集中しすぎてなのはみたいにこけるなよ?』

 

『わかってるって』

 

どうやらこのは嬢はなのはさん達と同じクラスらしく、なのはさんのクラスには転生者はたくさんいて、神からもらったアプリ『みえるくん』『はかるくん』を使って情報を見ているだけでかなり暇つぶしになった。

 

ちょっと紹介しておこう。

 

 

神野 シンジ(出席簿にカタカナで書いてあったため、名前の漢字はないと思われる)

魔力量:SSS

容姿:銀髪オッドアイのイケメン

転生特典:SSSの魔力量

    :投影(自分の見たことある剣を何もないところから作り出せる能力らしい)

    :超高性能デバイス(神のサービス)

    :ニコポ、ナデポ

 

霧島 来斗(きりしまらいと、と読む)

魔力量:AA(成長するとS+)

容姿:黒髪黒目のフツメン

転生特典:割と高めな魔力量(神のサービス)

    :見た目、名前の継承

    :剣術を学ぶ機会と才能

    :保留

 

etc

 

ほかにも転生者はいたようだし、『はかるくん』で見た情報もあるが、それはまた後で!!




「僕の考えたやられ役転生者」募集開始!!!

今後のストーリー進行の都合上転生者を何人か見繕わないといけなくて、アイデア募集します。

感想なども随時受け付けております。
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