フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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六千字…


閑話…(σ回ω・)σ←↖↑↗→↘↓↙←↖↑↗・・・なの

 

このは視点

 

今日はある人物がフラグを回収しに尋ねてくる。と言うので、蒐集活動はお休みにしてある。(その際に仮病を使ったのはお姉さんと君達の秘密だぞ(はぁと))

 

『そのキャラは流行らないと思う』

 

うん、冷静なツッコミありがとう。

 

それは置いといて、最近小太郎(四歳)の面倒をあまり見てやれてないので、休みにかこつけて弟成分を補給しようと思う。

具体的には

 

①膝に乗せる。

②なでたり、かいぐりかいぐりしたり、prpr…げふんげふん。

③ご飯の時間になる。

④食べさせてあげる。

⑤折り紙、トランプ、花札などの室内遊戯(をしつつ、隙あらば②を敢行する)←いまここ

 

小太郎は、若干うっとうしそうにしながらも、付き合ってくれる。どうせ大きくなったらもうこんなことはさせてくれないだろう。と割り切って、この時期に出来るだけ堪能しておく。

 

…このころから、『空気を読む』や、『他人に合わせることによって波風を立てない』といった技能を身につけた小太郎は生粋の事なかれ主義少年へと成長するのだが、これはまた別のお話。

 

 

アキレウス視点

 

―――ピーンポーン

 

おっと、誰か来たようだ…

ってこの台詞は死亡フラグだったな、気をつけよう。

 

このは嬢は小太郎を愛でるのをやめ、玄関に向かう。

 

…お、おい小太郎…何をしているんだ。おもむろに俺(ネックレス形態)の紐を掴んで持ち上げたりなんかして…

 

や、やめろ!!振り回すんじゃない!!死ぬ、って言うか目が回る!!助けて~

 

―――ブチッ

 

あっ紐が切れた。

 

―――ヒューン、カンカン

 

遠心力で飛んでそのままテレビの裏にシュゥーーーーーー

 

 

 

 

 

 

―――超エキサイティン!!!!

 

 

 

 

…え、俺の出番終わり?

 

 

このは視点

 

「おはようございます。ワイルさん、アリシアちゃん。本日はお忙しい中ようこそいらっしゃいました」

 

「堅苦しい挨拶はなしにしようぜ。今日はお互いにまったくのオフだろ?」

 

「それもそうでしたね…立ち話もなんですから、入ってください」

 

今日は、アリシアちゃん快気祝いin茂部家の日なのですよ!!

 

…詳しく説明すると、なんか知らないけど昏睡状態だったらしい、ワイルさんの姉のアリシアちゃんが元気になったので、三ヶ月ぐらい前に立てておいた「治ったらうちに来い」というフラグを回収しに来た次第なのです。

 

「このは、なんにちかぶりね。ぐていがどうしても、っていうからきてあげたのよ。べ、べつにあなたにあいたかったわけじゃないんだからねっ!!」

 

―――ぼふっ

 

アリシアちゃんがツンデレな台詞を垂れ流しながら私に抱きついてきます。

…なんですかね。このかわいい生き物。

 

ワイルさんが夢中になるのもわかる気がします。

っていうか、いつの間にこんなに好感度が上がったのかまったくわかりません。

 

いつも小太郎にやっているのと同じように半ば反射的に頭をなでると、アリシアちゃんはとってもうれしそうにしていました。

 

「思わず持って帰りたくなりますね…」

 

「…ここはお前んちだろ。これ以上どこに持って帰る必要があるんだ?」

 

一瞬肯定しかけたワイルさんが、的確なツッコミを。

…確かに

 

・抱擁。

・頭をなで、抱っこに移行。

・居間に案内。←今ここ

 

という今行っているこの行為はお持ち帰り以外の何物でもありませんね。

 

「時に、ワイルさん」

 

「なんだ?」

 

「背中に背負っている棺桶みたいなものは何ですか?」

 

…居間についたので、気になっていたことを聞きます。

 

「これか?土産だ」

 

といってドスン、と棺桶を床に置き、なにやら棺桶についてるリモコンを操作し始めるワイルさん。

 

「一体何が始まるんです?」

 

「第三次世界大戦だ…と答えたいところなんだが、残念ながら違う。もしかして覚えてないのか?」

 

「ええまったく」

 

「確かに電話したはずだったんだけどなぁ…ま、あって困るもんじゃないしいいか。起動」

 

―――ぷしゅー、がっちゃん、ぴこぴこ、ういーん、がしゃん

 

ワイルさんが「ポチッとな」と言わんばかりにリモコンのスイッチを押すと、棺桶から空気が出る音がし、ふたが開き、中に入っていたモノから一昔前の機械のような電子音が聞こえ、あまつさえ人の形をしていたそれは上体を起こし、こちらに顔を向けてきました。

 

―――こいつ…動くぞ!!?

 

すると、横で見ていたワイルさんが一言。

 

「こいつを見てどう思う?」

 

「…すごく…ロボットです…って完全にオーバーテクノロジーとかロストロギアの類じゃないですか!!」

 

「大丈夫だ、問題ない。なんせ作ったのは俺だからな」

 

聞けば、彼は自分の技術を生かして家事手伝い用のメイドロボットを自作、起業しミッドで一儲けしようとしているらしい。

 

思わず、それなんてチート?と言ってしまった私を誰が責められようか(反語)

 

「こいつはデータ取得用に作ったゼロ号機なんだが…俺に家事手伝いは必要ないし、結構本気で作ったし、贈り物にぴったりなんじゃないかって思って」

 

「それはとてもありがたいのですが…なぜそんなにお金が必要なんですか?

管理局の執務官になれば、仕事以外は遊び呆けてもなんら問題ない収入が約束されるはずですが」

 

「それはだな…あまり言いふらすなよ?」

 

私がうなずくと、彼はとんでもないことを話した。

 

なんと、管理局のスポンサーになる。と言い出したのだ。

 

「公の組織のスポンサーなんてなれるんですか?それに、そんなことをする意義は?」

 

「金次第でどうとでもなる。特にミッドの地上部隊なんかは、毎年予算不足にあえいでいるらしいからな…初めは大口の寄付、と言う形でもいいだろう。意義は、管理局のやり方に間接的に口を挟める立場を手に入れる、ってのが一番だろうな。たかが一執務官では、管理局上層部の脳髄共からフェイトやアリシアを守れない。」

 

…脳髄?脳筋の対義語でしょうか。あとでアキにでも聞いてみましょうかね

 

大分難しい話になってきたので、アリシアちゃんに小太郎と遊んでくるように言い、抱っこから降ろす。

 

「その金儲けのためのメイドロボの実験機をうちにおいてデータ収集をしたいと?」

 

「身も蓋もない言い方をすればそうなる。でも、家事全般の技能は既に習得済みで、あとはAIの成熟と部品の耐久検査ぐらいなもんなんだ。最近おまえ忙しいみたいだし、家事手伝いは必要だろ?」

 

「確かに…」

 

家のことをすべてやってくれるというのはとてもありがたい。最近蒐集活動で忙しいし、小太郎もかまってやりたい。

なので、快諾することにした。

 

 

ここで、メイドロボのスペックについて述べておこう

 

型番:DWN-00-0(量産型はDWN-01)

 

容姿:金髪ロングで黒目、中性的な顔立ち、男装の麗人(量産型はこの限りではない)

 

全長:1.7m(量産型はこの限りではない)

体重:63kg(上に同じ)

 

性格:無口(量産型はry)

 

メイン動力:ドラエモ式核融合炉…摂取した水分を電気分解し、精製した水素を核融合させ、エネルギーを取り出す(量産型には別動力を実装予定)

 

予備動力:アトム式核分裂炉…非常事態の動力として核燃料(ウラン的な)を300時間稼動分たくわえている。(量産型にはオミット(除外)される予定)

 

 

 

 

…何このハイスペック、特に動力系

 

「核融合は漢のロマンだからな」

 

「さいですか…」

 

まあ、ザ○も核融合で動いてるらしいですから、漢のロマンと言えなくもないでしょう。

 

「ご主人、名を」

 

どうやら起き上がったメイドロボに名前をつけなければいけないようです。

 

ワイルさんは、ゼロと呼んでいたそうですがそれではそのまんま過ぎます。

 

連想ゲームの流れ

メイド→made→ローマ字読みすると「まで」→~まで→終わらせる→ターミネート→ターミネーター→民子(タミこ)さん

 

「民子でどうでしょう?」

 

「了解。早速仕事にかかるが、よろしいか?」

 

「おねがいします。民子さん」

 

「…ちょっと待て。このは、ゼロ」

 

「なんですか?」

 

「なんだパパ?」

 

「その名前はおかしいだろ!!?あとそのパパってのやめろ」

 

「名前の優劣を決めるプログラムは搭載されていない。それに、生みの親を形容するのにパパほどふさわしい表現はないと思うが?」

 

民子さんの的確な返しに、何にも言えなくなってしまうワイルさん。

このあと生産される量産型に「生みの親のことは博士、または社長と呼ぶこと」とプログラムが追加されたのは言うまでもない。

 

…その後民子さんはうちの家事を覚え、私は家事をしなくてもよくなった。

 

 

 

 

 

 

 

―――閑話の幕間

 

数ヶ月前

 

「お前、魔導士だな?悪いが蒐集させてもらうぞ!!」

 

「エターナルロリータさんキター」

 

片や銀髪オッドアイのイケメン神野、片や全体的に赤い幼女ヴィータ。

何にも知らない人がが見れば、「ここは日本か?」と疑いたくなる光景だが、残念ながら日本の海鳴市である。

 

「うるせぇ!!身長の事言うんじゃねぇ♯」

 

ヴィータはハンマーを構え、振り下ろす。が見えない剣に阻まれる。

 

「大丈夫大丈夫、貧乳はステータスってどこかの偉い人も言ってたから」

 

「余計なお世話だッ!!」

 

『Schwalbe fliegen』

 

ハンマーを力任せに振りぬき、神野をふっとばし、誘導弾で追撃する。

 

…ヴィータだって、好きで幼児体型をやっているわけではない。他の守護騎士女性は、皆ダイナマイトな胸部を持っている。

そして、はやてがダイナマイトな胸部に抱きつくとき、とてもうれしそうにするのだ。その表情は、ヴィータの幼児体型に抱きついたときとは全く趣を異にするものだった。

 

…つまり、はやてはOPPAIが好きなので、持たざるものであるヴィータは、自分にひどくコンプレックスを感じている。と言うことなのだ。

 

「ローアイアス!!」

 

神野は花びらのような七枚の盾を出し、誘導弾を防ぐ。ヴィータは見たこともない魔法に警戒しつつも、一気に畳み掛けるべく突撃する。

 

「アイゼン、カートリッジロード」

 

『Explosion. Raketen Form.』

 

強化された鉄槌はやすやすと七枚の盾を突き破る。そして神野の持つ見えない剣と鍔迫り合い、剣を破壊した。

 

神野の驚愕の表情を確認し、鉄槌を神野に向かって振り下ろそうとしたところで、

 

「投影開始―――断罪ノ剣(エクスキューショナーソード)」

 

神野の手から出現した魔力剣がヴィータを貫く。

 

非殺傷設定のため、致命傷ではなかったが、かなりのダメージを受けたヴィータ。

 

彼女は痛みをものともせず、後退、相手の出方を見る。

 

神野は白黒の双剣を作ろうと四苦八苦していて、ヴィータには目もくれない。

 

…あの魔力剣以外は投影に時間がかかるらしい

 

そう思ったヴィータはゆっくりと忍び寄り、神野の脳天めがけて槌を振り下ろした。

 

ゴチン、という音と共に神野は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

幕間終わり

 

 

話は戻って茂部邸

 

三人称視点

 

「僕、大きくなったらアリシアちゃんと結婚するー」

 

アリシアと遊んでいた小太郎が唐突に言った。

 

―――空気が凍った

 

「あら、それはうれしいわね」

 

アリシアは平常運転だ。精神年齢が高い彼女は、子供のいうことだから、と適当にあしらっている。

 

…だが、ここに大人気ない14歳がいた。

 

「あぁん!?お前みたいなどこの馬の骨ともわからない奴にアリシアをやれるか!!」

 

ワイルがそういった途端、

―――何かの切れる音がした

 

「うちのかわいいかわいい小太郎を馬の骨ですって…?オモテニデロヤゴルア!!!」

 

怒りのあまり片言になるこのは

 

「上等だこのブラコン!!アリシアのかわいさをその体に刻み込んでやる!!」

 

そのあとはもう売り言葉に買い言葉、庭で取っ組み合いのけんかになる。

 

(見るに耐えないので、音声のみでお楽しみください)

 

―――ドゴォ、バキッ、ズガシャァァーーー!!

 

「君がッ、泣くまでッ、殴るのをッ、やめないッ!!!」

 

「酔舞・再現江湖!!デッドリィーーーーーウェイブッ!!!!!!」

 

「オラオラオラオラオラオラ…」「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄…」

 

「オラァ!!」

 

「一方的に殴られる痛さと、怖さを教えてやる!!!」

 

「歯ぁ食いしばれッ!!!!」

 

「だが、貴様のあばらも道連れだ!!!!」

 

 

 

「「小太郎(アリシア)…万歳」」

 

―――ドサリ

 

結果は引き分け、お互いにボコボコになり、地に倒れる。

 

魔法を使っていないけんかのはずなのに、大きなクレーターがいくつもでき、それを直す羽目になった民子さんのガーデニングスキルがあがったのは、言うまでもない。




ワイル君の家事手伝いが不要なのは、彼が家事手伝いを代価にレティ提督の家に居候しているからなのです。

ワイル逃げて!!…そして爆ぜろ

そして、民子さんの出番はかなり少なくなります。

次回:「突撃、隣の晩御飯」
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