前回のあらすじ
・病室にダイナミックエントリー
↓
・はやて、マジカル屋上呼び出しをされる
↓
・このは出会いがしらにディアボリックエミッションに飲まれる。
「こんなところでッ!!やられてたまるかぁーーーー!!」
『Darkness finger』
押し寄せる闇の巨塊をこれまた禍々しく輝く右手で真っ向から受け止める。
「このはちゃん?どうしてここにいるの!?」
なのはが声に気付くが、このは嬢はまったく気付かない。目の前のことに夢中だ。
「もっと!!熱くなれよぉぉぉぉーーーーーーーー!!!」
魔法の出力を上げ、なおかつ闇の中心点に向けて前進するこのは嬢
『heat end』
右手に纏った魔力が大爆発を起こし、闇の広域攻撃を吹き飛ばした。
吹き飛ばされた分の闇はなのは達のほうに向かったが、魔王の盾ならこの程度問題にならないだろう。
『はぁ?今なんていったの?』
…私のこと魔王って言った?と某ヤンデレCD2のやり取りになる前になのはさんからの念話をシャットアウト!!
――触らぬ魔王にたたりなし!!
これテストに出るよ!!
…この地の文を知ってか知らずか、念話を切られたなのはは「レイジングハート…砲撃準備…なの」とつぶやき、『今はシールドに集中してください』とたしなめられたのであった。
本編に戻ろう
このは嬢は一瞬ではあったが闇が晴れた隙に術者に接近し、術者を押し倒した。
闇の広域魔法が解かれ、その顔を見た。
「はやてちゃん…じゃ、ない!?」
白銀の髪、涙を流しつづける赤い双眸、大人びた体型
術者は魔力反応こそはやてと同じだったが、外見は全く異なっていた。
「我は闇の書。主の願いを叶えるだけの道具…」
「闇の書?…ってことは、あなたがアキの言ってた、夜天の書の管理人格さん?」
一応このは嬢に、闇の書には管理人格と言うものがいて、闇の書が覚醒してから暴走までの間のわずかな時間に顕現する。と言うことは話してあった。
「…何故知っている?主の記憶では、ただの魔導士であるお前が」
『そんなことは、この際どうでもいいだろ。このは、本題を早く』
「私は、あなたとはやてを助ける術を持っています。試したことはないので可能性はなんともいえませんが、理論上はあなたを闇の書に変えたプログラムの除去が可能です」
俺は、管理人格は「はやて生存」をちらつかせればすぐに飛びついてくるもんだと思っていたのだが、全く顔色を変えない彼女を見るに、そう簡単なものでもないようだ。
「言っただろう?今の私は願いを叶えるための道具に過ぎないと、主は自らの生存ではなく『すべて悪い夢であって欲しい』と願った。貴様もそれを邪魔するというのであれば…いくら主と親しかったものとて容赦はしない」
『Blutiger Dolch』
このは嬢を囲むようにしてクナイのような魔力弾が一列に展開される。
「アキ、ちょっと…いや、かなり無理させるからがんばって!」
俺に拒否権はないらしい。まぁ拒否するつもりもないが
『accel add&hyper view』
このは嬢は加速状態でフィギュアスケートのようにその場で一回点し、勢いをつけるついでにクナイの位置を確認。
勢いをつけたまま竜巻旋風脚のように足を出して二回転目に入る。
『re『re『re『re『re『re『re『re『re『re『re『re『rewriting』』』』』』』』』』』
三人称視点
クナイにこのはの回し蹴りが触れるたびに制御が乗っ取られ、管理人格へ向かう。
もともとリライティング一回でも、かなり高度な処理を要求される。
それを連発したことで過度の負担がかかり、アキレウスのデバイスコアにかなり深いひびが入ったのは当然の結果と言えた。
『…』
システムのかなり深い部分を損傷したのか、何も言わなくなり、力なく点滅しているアキレウス。
だがアキレウスの決死の攻撃は、管理人格も驚いたようで、とっさにシールドを展開、クナイから身を守る。
「このわからずやっ!!!!!」
「な、何を?!」
継続中のアクセルアドによって高速で管理人格の背後に現れたこのは嬢が管理人格の腰をクラッチ。
そのまま相手を持ち上げ、後ろにブリッジを決める
「そんな願い叶えたって…はやてが悲しむだけだって、何でわからないんだ!!…歯ぁ食いしばれ!!」
―――ジャーマン…スープレックスホールド!!!!!!
「…くっ!」
ブリッジを維持しながら、このは嬢が話す。
「はやてが死ねば、私は悲しい。そんなのは嫌だ!!…だから、私は私のために、あなたを助けることをあきらめない!!」
「世迷言をッ!!」
『Sleipnir(スレイプニール)』
管理人格の背中に生えている黒い翼がはためき、空中に浮き上がる。このはは離されまいとしがみついたままだ。
屋上から離れ、落下したらただではすまない距離まで高度を上げる。
「(まずいなぁ…アキなしじゃ飛行魔法使えないや)」
「…落ちろ」『Blutiger Dolch』
このはの内心を見透かすように管理人格は魔力弾を放ち、今度は確実にヒットした。
―――爆発
「(だめだ…意識が…飛ぶ………)」
ちょっと前に立てた落下フラグはここで回収されるのか…などと若干メタなことを考え、このはの意識は暗転した。
デバイスの損傷によってバリアジャケットの構成が甘くなっていたこのはは魔力ダメージをモロにくらい、ここ数日の疲労のせいもあり完全に気絶してしまった。
つまり、バリアジャケットが完全に解除されてしまったのである。
これは死ぬる。
だが、このはは何者かに手をつかまれ、落下を免れた。
「!?…これは…主の意思か…ならば」
あわや大惨事のひもなし、意識なしのバンジーからこのはを助けたのは、他ならない張本人の管理人格だった。
「お前も、私の夢に来い…その方が、主も喜ぶ」
『Absorption』
このはは魔方陣に飲まれて消えた。
感想返しでちょくちょく裏設定的なことをしゃべってしまってますが、このは嬢の怪力の第三の理由はスカさんが多分しゃべってくれるはず。
次の話はアキレウスかこのは嬢が目覚めた時点から始まるのでちょっと飛びます。
なぜなら、このは嬢がいないと基本の流れはアニメ10わと変わらないないようだからです。
ワイル君とのケンカで名台詞使いすぎてストックががが
同じ台詞は極力使いたくないですしおすし…
次回:アキ「体は拳で出来ていた…血潮は篭手で、心は不銹鋼(ステンレス)…」
このは「fate自重」
お楽しみに