フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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このは嬢、過去

更新はやい~

※前回の⑨ー&エー

Q:闇の書ページ全部むしって大丈夫?
A:原作で、はやてがやみの書にくっついてた金属片からデバイス作ってた気がするのでページってなくてもいいのかな、と


GOD?ねえよ?そんなもん
過去バナ・・・なの


1:出会い

 

このは視点

 

ある日の昼休み、私と高町さん、バニングスさん、月村さん、テスタロさん、はやてちゃんの六人で昼食を食べていました。

 

「そういえば、このはちゃんとなのはって、いつごろ知り合ったの?」

 

「それ、私も聞きたい!」

 

すずかちゃんのいまさら感漂う質問にはやてちゃんが便乗します。

 

「…なのはが私とすずかと仲良くなるころには、もう親友って感じだったわよね?」

 

「ふっふっふ、あれは今から三十六万…」

 

「エルシャダイせんで教えてーな!」

 

「たいしたことじゃないよ…あれは、私もこのはちゃんも五歳のとき…」

 

 

 

回想視点(昔話風)

 

公園に、ツインテールの幼女が一人、ブランコに乗っていました。

その幼女は大変かわいらしい顔をしていましたが、その身にまとう悲壮感漂う雰囲気に、他の子供達は声を掛けられません。

 

そんな中、一人の幼女が勇気を振り絞って…

 

「邪魔、そこどいてくれる?」

 

…訂正、心底うっとうしそうに声を掛けました。

 

「…ふぇ!?ごめんなさい!」

 

ツインテールの幼女はあわててブランコから降りました。

しかし、声を掛けた幼女はブランコには一切目もくれず、ブランコの後ろ側にある草むらにうずくまったまま動きません。

 

「何してるの?」

 

心配になったツインテールの幼女が声を掛けます。

 

「食べられる野草探し」

 

うずくまった幼女はぶっきらぼうに答えます。

 

「ご飯ないの?」

 

「野草採らないとない」

 

―――ぐぎゅる~~(おなかのなる音)

 

彼女ははらぺこ幼女なのでした。

 

「おなか減ってるの?」

 

「あなたのその立派なツインテールがご馳走に見えるぐらいは…」

 

はらぺこ幼女の目からハイライトが消えているのを見て、ツインテールの幼女は彼女のはらぺこがかなり深刻な部類であると確信しました。

 

「野草、探すの手伝おうか?」

 

「じゃあお願い。これとこれ、名前はわかんないけど、湯がいてめんつゆで食べるとおいしいから集めて」

 

はらぺこ幼女は手に持っていた野草の中から数種類の特徴を教え、二人で一日中野草採集をしていました。

 

 

そうこうしているうちに、とっぷりと日は暮れ、町に街灯がともり始めます。

 

「暗くなっちゃったね…帰ろうか」

 

「そうだね。今日はおなかいっぱい食べれそう…本当にありがとう」

 

はらぺこ幼女は両手いっぱいの野草を持ち、心なしか、目に光が戻ったように見えます。

ツインテールの幼女も、その日その日を精一杯生きている彼女を見て、雰囲気がいくらか明るくなっているように見えます。

 

「明日も…手伝っていいかな?」

 

「いいとも~」

 

―――まだ、お互いに名前も知らない二人は、この日間違いなく、友人になりました。

 

次の日、産まれて初めてわがままを言って、弁当を二人分作ってもらったツインテール幼女

の餌付け作戦により、二人は親友以上の関係にいきなりランクアップすることになりました。

 

 

回想終了

 

「へぇーそんなエピソードがあったのね…」

 

「このはちゃんこんときは敬語じゃなかったんやな」

 

「…まあね」

 

「もしかして…今もはらぺこだったりするの?」

 

「大丈夫ですよ月村さん。あれからいろいろあって、一応おなかいっぱい食べれるようになりました…って!なんで悔しそうにするんですか!?」

 

「だって…餌付けで好感度アップできるとか、小動物みたいでかわいいじゃない」

 

バニングスさんが代わりに説明してくれました。

…まぁ、たしかに、あのときの私は、ご飯をくれる人にホイホイついていきかねないほどはらぺこでしたけれども!!

 

「このあと、一年ぐらい海鳴を離れて、小学校に入るときにはもう敬語だったよね」

 

「いろいろあったんですよ…本当に…」

 

シリアス苦手なのでスルー推奨です。

 

 

 

 

2:トラウマスイッチ

 

また別の日の昼食タイム

 

「よう!!俺の嫁達!!」

 

神野君がやってきました。なぜ、彼は高町さんたちのことをあたかも自分の伴侶であるかのように扱うのでしょうか…

 

「やめてください、高町さんたちが割りと本気で嫌がっているでしょう?」

 

私は高町さんから今日は今はやりの『があるずとおく』なるものをする。と聞いていたので彼にはご退場願おうと声を掛けました。

 

「あぁん!?誰だてめぇ。モブはすっこんでろ」

 

「……………ねぇ、今なんていったの?」

 

彼は私の苗字を呼んだんだよね……?

 

「聞こえなかったのか?モブキャラ(・・・・・)は俺の視界から消えろ。といったんだ」

 

「!!……………私がモブなら………」

 

私は彼をボコボコにして、ワタシノソンザイヲキザミツケナケレバ…

 

 

回想(主観風)

 

転校先の幼稚園で、私は特異な苗字のせいで迫害された。

 

………ワタシハモブ(脇役)ナンカジャナイ!!ドウシテミンナワカッテクレナイノ!?

 

………アナタタチトワタシ、イッタイナニガチガウノ!?

 

両親を早くになくした私に答えをくれる者などいなかった。

 

そして、私は過ちを犯す。

 

………アァ、アナタタチヲイタクスレバ、ワタシハモブジャナクナル…チャントワタシトシテミテクレル…ウレシイ♪

 

私をからかっていた園児達をすべてのしてしまった私は、当然怒られ、親御さん…つまり母方の親戚の身元引受人のおじさんと、一軒一軒謝りに行きました。

 

………ネェ、ナンデアヤマルノ?ワタシハ、タダミトメテモライタカッタダケナノニ…

 

謝り終わって、家に帰ると、おじさんは酔って私に暴力を振るいました。

 

曰く、突然押し付けられた私が、おじさんに迷惑を掛けたことを怒っていたようです。

 

おじさんの暴力を受けて、私は同級生達にひどいことをしたのだと実感しました。

 

………ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ…

 

気付くと、私は他人に対してタメ口で話すことに対して罪悪感を抱くようになってしまいました。

 

……数ヵ月後、唯一の引き取り手だったおじさんが急性アルコール中毒で急逝し、産まれ故郷の海鳴に戻り、遺産の管理を父方の祖父母に任せ、今に至ります。

 

回想終了

 

だから、露骨に脇役扱いされると……

 

―――ドゴォ!!!!

 

昔を思い出してついヤっちゃうんだ☆!!

 

「おかしい…だろ!?…これが…小学生の…腹パン…かよ…!?(ガクッ)」

 

神野君の意識がなくなりました。

 

「ちょっとやりすぎました…以後気をつけます…」

 

聞こえているかはわかりませんが…

人のこと露骨に「モブ」なんて呼ぶからいけないんです!!

 

『皆違ってみんないい』←これ常識!!

 

 

 

……このあと、怒られるどころか、高町さんたちにかなり感謝されたり、逆に、彼に惚れてた人たちに嫌がらせを喰らったりしましたが、特筆すべきことではなかったのでスルー推奨です(はあと)




このは嬢年表

・小太郎生まれる。同時に両親蒸発(たぶん異世界トリップ)

・遺産とか身元引受人とか、もめにもめる。数ヶ月間このはと小太郎放置(このは嬢はらぺこ化)

・母方のおじに預けられる。海鳴から離れる。

・一年後おじ死ぬ。海鳴に戻る

・なのはと再会


こんな感じ

次回:フィジカルの代償

お楽しみに
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