フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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最近のタイトル「・・・なの」付け忘れてますがミスです。脳内補完してくれると助かります。



最強のアラサー現る・・・なの

別の日・茂部邸

 

闇の書事件に一段落付いて、学校の方も冬休みに突入し、このははリビングでゆっくりとしていた。

 

そこに、触手形態のアキレウスが何かの紙を持って対面のソファに腰掛けた。

 

『……このは、お前……』

 

持ってきた紙をまじまじと見ながらアキレウスがつぶやいた。

 

「なんですか。アキ、藪から棒n……そ、その紙はッ!!!!!!!!」

 

―――グシャァ!

 

コメディ補正全開で放たれてしまった超速の貫き手はアキレウスの目を貫き、見るだけでSAN値直葬されて発狂しそうなほど不快な色と臭気をした液体が噴出した。

 

『目がっ! 目がァッ!!』

 

某ラピュタ王のような情けない感じに紙を持ったまま転げまわるアキレウス。これも常人が見ればSAN値の下がる光景であったが、耐性の付いたこのははものともしない。

 

「どうやって見つけたんだそんなもの!! 吐け!! ……いや忘れろ!! 忘れろぉ!!」

 

ヒトデのような四肢をくねらせ痛がるアキレウスにまたがり、マウントポジションを取ってボコボコにし始める。

 

『……掃除(ボコッ)……してたら(ドカッ)……偶然(グシャ)……タンスの(ビチャ)……裏n(ガクッ)……(ドグシャァ)……』

 

チーン

 

 

このはの記憶消去拳は、アキレウスが気を失ってから約一時間ほど後に、このはが殴りつかれるまで続いた。

 

 

~触手再生中~

 

 

『このは、落ち着いて聞いてくれ』

 

「てっきりさっきのでオチは付いたと思ったのに……アキはしつこいですね」

 

『いや、この話はギャグで流すわけには行かない奴だ』

 

完全復活をとげたアキレウスが、ボロボロになった紙を片手にこのはを睥睨する。

 

『お前……バカだろ……?』

 

「……ッ!!」

 

アキレウスが見ていたのは成績表、それも飛びっきりの悪ガキのものだった。

 

何を隠そう、我らがこのは嬢の成績表である。

 

『全教科の平均点が……口に出すのも恥ずかしいな。あと、日々の授業態度!! 小学校のでほとんど『がんばりましょう』の付いた成績表なんて初めて見たぞ!?』

 

「だ、だって……」

 

仕方が無かったといえば仕方が無かった。

なにせ授業をほとんど寝ていたからである。

よっぴきの蒐集は九歳児の無限ともいえる、若さから来る元気を根こそぎ喰らい尽くした。

だが、アキレウスは止まらない。

 

『だってもくそもあるか! 勉強は、やっても(将来的に)後悔するが、やらないと未来が閉ざされてしまうとんでもなくたちの悪いもんなんだぞ!? 高校、大学ならまだしも、小学校中学校の勉強は絶対にやっとかないと将来どこも雇ってくれないぞ!?』

 

「うぅ……」

 

アキレウスの剣幕にたじろぐこのは、半泣き気味である。

 

『……ちょ、泣くな! 俺が悪者みたいじゃないか』

 

むしろ(DVの)被害者だというのに

 

「アキレウスのバーカバーカ!! アキなんか阿部さんに掘られて肛門裂傷からの敗血症コンボで死んじゃえばいいんだ!!」

 

『なにそれこわい』

 

このはは精一杯の罵倒を浴びせ、自室に引きこもった。

 

アキレウス視点

 

『えーと、ひきこもり児童のこのはさん? 早く出てきてくださ~い』

 

―――ガチャガチャ

 

「カギはかかっていないのに、開かない」

 

ドア越しにこのは嬢の声が聞こえる。

それにしても青鬼ネタなんてマニアックすぎるぞ!! しかもver1.00とか……

 

『もう一回ガチャガチャすると食われるんですね分かります』

 

「だから、もうどっかいってくださいよ。どうせ私はバカです。⑨です。私なんか……」

 

『手っ取り早く頭よくなりたくはないか?』

 

「そんなうまい話あるわけないじゃあないですか。ドラえもんじゃあるまいし」

 

『師匠召喚のカテゴリの中に「勉強」ってのを見つけたんだが、勉強の師匠に手っ取り早く教えてもらえばいいんじゃ―――』

 

―――バタン!!

 

『ふいぎゅ!!』

 

―――どべちゃ!!

 

俺がしゃべりきる前に、このは嬢は部屋から出てきた。

外開きの扉が、俺の鼻っ面に直撃し、開ききったドアが、俺を圧殺した。

 

・・

 

・・

 

~触手再生中~

 

・・・

 

 

~このは勉強中~

・・

・・

 

 

『よし、これで小学三年生の勉強はほとんどマスターしたぞ!!』

 

「やった!とうとうみんなに追いついた!……ってなんで私の努力シーンが全部割愛されているんですか♯ 師匠もすぐ帰っちゃうし」

 

『作者が勉強が嫌いだから』

 

「何というしょうもなさ……人間のやることじゃない!!」

 

このは嬢は天に向かってそう吠えた。

 

 

三人称視点

 

 

「ところで、何で私たちは山奥に来ているのでしょうか?」

 

『良くぞ聞いてくれました。このは、今お前の使える戦闘手段を言ってみてくれ』

 

「えーと

流派東方不敗の全奥義、

オリジナル魔法

パイルバンカーによる刺突

……こんな感じかな?」

 

『一つ足りないと思わないか? ペルソナ的に!!』

 

「…………タルンダ?」

 

『プロテイン先輩は関係ないだろ! いい加減にしろ!

……確かに彼の得物も拳だったけどさ、もっとほかにあるだろ!!』

 

打撃(東方不敗)

貫通(パイルバンカー)

□□

魔法(オリジナル魔法)

 

と来れば。

 

「ざん……げき……?」

 

『イグザクトリー(その通り)。今回は素手で出せる斬撃の師匠を呼ぶお』

 

セットアップ状態のアキレウスは、山奥の広場に書かれた魔法陣を見て、呪文をとなえ始めた。

 

―――チチンプイプイ……

……(省略)

……イジイジウズウズ

……ガーガーギャーギャー

……ブーブーブータラガミガミドカン!!

 

魔法陣が爆発し、あたりに砂煙が漂う。

 

「げほげほ、意外とうろ覚えかつ適当なんですね。呪文」

 

このは嬢が砂煙の中つぶやく。

 

『まあ、今売ってるかどうかも怪しい子供向け絵本の呪文だからな』

 

「元ネタがわかった人には……アキレウスの等身大フィギュアをプレゼント!!(大嘘)」

 

砂煙が晴れて、魔方陣の中央には女の人が立っていた。

その姿は、十人中十人が「大和撫子」と答えるであろうしとやかさとたおやかさを持っていた。

 

「よくも、私を甦らせましたね。雑草風情が」

 

彼女はこのはたちを見るや否や、襲い掛かってきた。




ごめんなさい。ネタに走りすぎました。
しかもかなり分かりにくい奴。

なんか適当にじゅもんないかなーと脳内検索で出てきたのがあれだったんです。

ごめんなさい。

次回:「ナナミオーバードライブ」

お楽しみに
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