フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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以前より企画していた麻帆良勢とのクロスオーバーかもしれません。
ネギまを知らない人は、近日投稿されるであろう次話をお待ちください。

※ほんとは同時投稿するつもりだった。


外伝…鬱じゃないよ・・・なの

「案外あっけないものね」

 

七実は自身の怪力で、このはにとどめのストンピング(踏みつけ)を行おうと足を上げながら言う。

 

このはは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このはは諦めた。

 

「小太郎……ごめん……」

 

七実の華奢な足がありえない加速を持ってこのはに迫る。

 

このは は めのまえが まっしろに なった。

 

 

・・

・・

 

 

・・

・・

 

 

 

 

「茂部さん。茂部このはさん起きて下さい。テスト返却を始めますよ」

 

私を呼ぶ英語(・・)教師の声が聞こえる。

……なんだろう。さっきまでなにかすごい夢を見ていた気がする。

 

「夢がいいとこだったのでもう一度寝ます。答案はその辺においといてください。おやすみなさいネギ先生」

 

「えぇーっ!?そんな、困りますよ~」

 

予想外の事態に、取り乱すネギ先生。

 

――残念だったなネギ坊主。英語と理系科目は授業なぞ受けなくても満点ちょろい、答案指導など受けるだけ無駄というものだ。

 

「こら!! このはさん。ネギ先生が困っていらっしゃるではありませんか」

 

パツキンかつモデル然としたスタイルを持つ少女がツカツカとこちらに歩いてきた。

言わずと知れた雪広あやかさん―――もとい、いいんちょである。

 

「げえっ、いいんちょ!」

 

「これからネギ先生の答案指導だというのに、開始早々居眠りなんて許しませんわ!」

 

有無を言わさず私の肩を掴み、ガクガクと揺すってくる。

 

「あああああ~昼食が~うぷっ」

 

リボースする……じゃなかったリバースする直前で、びっくりしたように手を離すいいんちょ。

そうだよね。目の前で「吐く」なんていわれたら誰だってそーする。私も(ry

 

「ごほん……とにかく、いくらあなたの英語の成績が良くたって、ネギ先生の授業を寝ることは金輪際許しませんわ。千雨さん! 前の席なんですから少しは注意してあげてくださいね!」

 

「へいへい分かったから、怒るなよいいんちょ」

 

言うだけいって、いいんちょは自分の席に戻る。

しぶしぶ、といった様子で了承したのは長谷川 千雨ちゃん。とってもクールなメガネっ娘! チサメたんかわいいお、チサメたん。

 

「……今なんかすごく失礼な紹介をされた気がする」

 

「はっはっは、何を言っているのやら(滝汗)」

 

「まぁなんでもいいが、寝ないでくれよ? 私までいいんちょに怒られたくはないからな」

 

そういって私の額にでこピン。いてぇ……

 

 

その後、隙あらば寝ようとする私に、千雨ちゃんはひたすらでこピン(最後の方はチョップだった)をして、中学(・・)二年最後の日は終わった。

 

 

 

…………春休みだァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!

 

 

・・

・・

 

と思ったらもう入学式だった!!!!!

 

っべーよ宿題やってないよマジべーわ。

 

「ということで、2-Aの聖母と名高いのどかさん!! 何でもするから見せてくださいオナシャス!!」

 

「別にかまわないけど……」

 

「ん? 今なんでもするって言ったよね」

 

パルさんは黙ってて! お願いだから!!

 

 

―――そして夕方・桜並木

 

「茂部このは、お前に恨みはないが、少し血をもらうぞ」

 

どうしてこうなった。

 

背後に人の気配、そしてチクリとなにかが首に刺さっていく感触

……オーケイ、冷静になろう。私は、最近吸血鬼が出るという評判の桜並木を歩いていた。

 

襲撃フラグビンビンじゃないですかーやだー。

 

この間ゼロコンマゼロ2秒

 

「何をするだァーーーッ!!!」

 

「ふぎゃっ!!」

 

首筋に噛み付いてきた相手に対して、とっさにひじ鉄砲を食らわせてしまった私、予想外の反撃に驚いたのか、襲撃者は間抜けな声を出して数メートル吹っ飛んだ。

 

「あわわわ……こりゃあ失礼。やたらにかわいい声が聞こえたと思ったらエヴァちゃんと茶々丸さんじゃありませんか、コスプレとっても似合ってますよ~」

 

ちなみにエヴァさんはクラスメイトのツンデレロリータ女王様で、茶々丸さんは無表情系女子でお茶汲みがとってもうまい子だ。

エヴァちゃんは今吸血鬼を意識しているのか、黒いマントを羽織っている。かわいい

 

 

「なっ!? 貴様何故動ける!?」

 

何でも、吸血鬼にかまれたとたん、軽度の催眠魔法にかかり、気持ちよくなって動けなくなり、そのあと軽いこん睡状態に陥るそうなのですが……

 

「私に精神感応系……分かりやすくいうと催眠系の魔法効きにくい、っていうかほとんど効かないんですよね」

 

でも、脳みそとか体を直接乗っ取られたりするのには弱いんですけど。

 

「待て……今、『魔法』といったか?」

 

エヴァちゃんの纏う雰囲気が急に鋭いものに変わる。

こりゃまずい、学園関係者とごっちゃにされてる……誤解を解かないと

 

「ちなみに私は学園関係者ではないです。かといってメガロなんちゃらとも関係ありません」

 

「メガロメセンブリアな。じゃあ貴様の所属は一体どこだ。関西呪術協会か?」

 

「完全なノラ魔法使いですよ。『化け物共喰い(フリークスイーター)』とでも名乗れば、分かってもらえるでしょうか」

 

私にとっては不名誉なあだ名ですが、魔法使い界隈で私を示す記号といえばこれぐらいしかない。

 

「バカな! あの事件が起きたのは六年前だぞ!?」

 

その名を聞いたエヴァちゃんが驚いた表情をした。

 

「マスター、事件とは?」

 

「それはな……」

 

六年前、魔法世界で「魔法生物」と一般的に分類されていた生物の数が激減した。

小さいものはウサギサイズから、全長数十メートルにもなるドラゴンにいたるまで、すべからく狩られた。幸か不幸か、絶滅した生物はいなかったが。

犯人は、黒い外套を頭からかぶった小柄な人物。

だが、その犯人が『化け物共喰い(フリークスイーター)』と呼ばれるようになった由縁はそこではない。

なぜなら、別に魔物狩りなどは珍しい話ではなく、角や肝が万能薬になるために乱獲された種類もあるほどだからだ。

 

本当の理由は狩った獲物を特殊な魔法で捌いて食べてしまい、特殊な魔法にさらされた遺骸は、不気味な血溜まりを残して跡形も無く消えてしまうところにあった。

 

「……とまぁこんな感じだ」

 

「要するに、食費を節約するために狩猟生活をしていたらいつの間にか不名誉なあだ名がついたってことですよ茶々丸さん」

 

「理解しました」

 

「多分『化け物共』と『共喰い』っていう言葉が合わさったようだな」

 

「……私は正真正銘の人間なのに、化け物呼ばわりってひどいですよね?」

 

「いや、真祖の吸血鬼とガイノイド相手に言われても反応に困るんだが……そもそも、あの事件の犯人は現在投獄中のはずだ」

 

「いや、現に私はここにいますし……その情報こそメガなんちゃらのデマなんじゃないですか?」

 

エヴァちゃんは少し考えるそぶりを見せてから、こちらに向き直った。

 

「フン、まあいい。貴様が魔法関係者ならば話は早い。ふんじばってでも血と魔力をもらうぞ」

 

「ちくせう! ……うまくいけばこのまま逃げられると思ったのに!」

 

一度収まりかけたエヴァちゃんの殺気が再び盛り返し、私は反射的に距離をとったが、それは悪手だと気付かされた。

 

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック。氷の精霊17頭。集い来たりて敵を切り裂け。『魔法の射手・連弾・氷の17矢』」

 

誘導性のある氷属性の矢? を放つ魔法だ。皆使ってるポピュラーな魔法。

 

「アキレウス・レプリカ、セットアップ」

 

物言わぬ私の相棒、私の魔法の師匠がくれた魔法発動体(デバイス)の腕輪だ。

 

『accel add』

 

矢、というからには横からの衝撃にもろいようで、ヒットする直前にパンチやキックで相殺させた。

 

「ほぉ、魔法詠唱の機械化か、あちらさん(某A国)の考えそうなことだ」

 

私の使った魔法の言語から、そんなことを言うエヴァちゃん。

失礼な。アキレウス師匠はミッドチルダ在住だ。決して某A国なんかじゃない。

 

「マスター、援護します」

 

茶々丸さんがこちらに接近戦を挑んでくる。

 

茶々丸さんの正拳突きを屈んでかわし、そのままの勢いで彼女の腹部に掌底。

 

「光輝唸掌!!」

 

掌底と同時に気功を放つが、しまった!? 彼女はガイノイドだ。

 

「……?」

 

茶々丸さんが、掌底のために突き出した私の腕を掴んで力任せに放り投げた。

 

『accel jet increase』

 

ジェットを使い空中で体制を建て直し着地、でも、落下地点には既に詠唱を終えたエヴァちゃんががが

 

「なるほど、気功術も使えるのか。氷結・武装解除」

 

腕輪がするりと抜け、着ていた麻帆良の制服が凍って砕ける。

 

「ぎゃぁー!! 高い制服がぁっ!!」

 

「野外で下着姿にされての第一声がそれか!? 普通の女子中学生ならもっと恥じらいを持て!!」

 

エヴァちゃんの鋭いツッコミ。

恥じらい? なにそれおいしいの?

 

「隙あり! 光輝唸掌!!」

 

「ふぎゃっ!!」

 

「からのエクサルなんちゃら(物理)!!」

 

「こらっ! 無理矢理脱がすな! 首が絞まる!!」

 

「からの、コブラツイスト!!」

 

「いたたっ……」

 

「からの………

 

 

「マスターとJCの青空ガチ○チパンツレスリ○グ……薄い本が厚くなりますね」

 

茶々丸はこの惨状を止めることはおろか、自らの鼻からあふれ出るパトス(オイル)も止めることはできなかった。




やっちまったZE☆

うん、ツッコミどころはいっぱいあると思う。
基本、このは嬢が正気のまま死亡するとこの√に分岐します。

続編は要望があったら書くかもしれません。

以上、UA20000突破企画(現在は60000ぐらい?)でした。

……パイルバンカー(BBでいうとラベージパイク)が好きすぎて生きるのが辛い今日この頃
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