フィジカルな魔法少女   作:なむさんばがらす

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たくさんの感想ありがとうございます。

転生者の案もいただいて、感謝のきわみです。

ちょっと毛色の違う話になっていると思います。


外伝~こんなはずじゃない未来の話・・・なの
次回はマグロだといったな・・・あれは嘘だ・・・なの


未来の話(バッドエンド)

 

私も二十四歳になりました。

JS事件も無事に終了し、機動六課が解散、つかの間の平穏を享受しています。

アキは神様からもらったアプリ群の優秀さを買われて、教導隊で座学を教えたり、『藍より出でし青は藍より青し』を使って新人魔導士の育成に力を注いでいます。

私のデバイスはいまアキレウス弐式という、私の魔法と『みえるくん』、『はかるくん』が搭載されたストレージデバイスとなっています。

 

今日は高町さんの娘さんがDSAAという武術大会に出場するというので、それに向けて、戦闘スタイルが似ているという私とちょっと模擬戦をして欲しい、とのことで今地球に来ています。

 

―――高町家

 

「お邪魔します」

 

「あら、このはちゃんじゃない!早かったわね。なのはから話は聞いてるわ。今呼んでくるから待っててね。」

 

そういって桃子さんはリビングに案内してくださいました。

 

「おお、このは久しぶり。機動六課解散以来か?」

 

「そうですね、霧島さん…いえ今は高町来斗さん、とお呼びしたほうがいいですかね」

 

「からかうなよ~」

 

結局なのはさんとゴールインした霧島さん。JS事件では大活躍でした。今もベテランの局員として働いています。転生者故に家族がいなかったため、高町家に婿養子として嫁いだらしいです。

 

霧島さんと談笑していると、なのはさんが娘さんのヴィヴィオちゃんを連れてやってきます。

 

「このは~!!久しぶりなの~」

 

といって抱きついてきます。こんなんだから結婚するまでレズ疑惑が解消されないんですよ。しかし、悪い気はしませんが。

 

「なにか失礼なこと考えた…?O☆HA★NA☆SI?なの?」

 

もうこの読心術は聖王協会に登録できるレベルではないでしょうか?

ごまかすいいわけを考えていると、ヴィヴィオちゃんが助け舟

 

「それよりなのはママ、早く訓練しようよ。」

 

「そうだね~ヴィヴィオ!ってこのはも来たばっかりだけど大丈夫?」

 

「大丈夫だ。問題ない」

 

「このはその返事好きだよね~。じゃあ道場に行こうか♪」

 

 

 

 

 

―――高町道場

 

「アキレウス弐式、セットアップ」

 

『おーるらいと↑まいますたあ↑↑』

 

小学生の頃から着慣れている甲冑姿になります。初めてセットアップしたときと同じ機動力を重視して胴体のアーマーはなく、篭手とサポーターだけの展開にします。

ヴィヴィオちゃんもセットアップが完了したようで、かなりボインの美人さん(大人モードというらしい)になっていました。獲物がないことを察するに、私と同じ己が拳を武器にして戦うスタイルのようです。

 

「このはさん。手加減なんかすると痛い目見ますよ」

 

「どうかな?その台詞はフラグだよ」

 

「二人とも準備はいい?あくまで格闘戦の訓練だからこのはは魔法あんまり使わないように!!」

 

「「はい!!(了解です)」」

 

「じゃあ……始め!!」

 

「はあぁぁぁーーーーっ!!」

 

ヴィヴィオちゃんが正面から突っ込んできます。かなり隙だらけなのですが、侮ってはいけません。仮にもエースオブエース、白い悪魔、魔王と恐れられた高町さんの娘さんです。

私は最新の注意を払ってカウンターを決めようとします。

 

「ッ!!」

 

 

ヴィヴィオちゃんがにやりと笑ったと思ったら、彼女は無謀な突進をやめ、私がカウンターのために突き出した拳をいなし、私の懐にもぐりこんできます。

 

「えいっ!!」

 

鳩尾に掌底がくるような気がしたので、バックステッポで距離をとります。掌底を空ぶったヴィヴィオちゃんは加速系の魔法を用いて跳躍、バックステッポで後退中の私に迫ります。

 

「9枚で……いいッ!!」

 

「!?」

 

迫ってきたヴィヴィオちゃんの拳を宙に浮いている足で蹴り、いなします。ヴィヴィオちゃんも高速移動の最中だったため、バランスを崩します。そこをすかさず接近、彼女の肩を持ちくるっと回転させ、腰を掴んでジャーマンスープレックスホールド!!

 

「に”ゃっ」

 

「しゅ…終了!!だいじょぶヴィヴィオ!?」

 

「なんとか…」

 

「手加減しないで、って言われたからちょっとやりすぎた。でも非殺傷だから大丈夫☆」

 

「このは!!だいじょぶじゃないよ。バリアジャケットがあるって言ってもジャーマンはやりすぎだよ!!」

 

「六課の頃の私に至近距離SLB食らわせたときのなのはもおんなじ言い訳してたと思うけど?」

 

「うっ」

 

「このはお姉さん強い!!わたしがもっと強くなるにはどうしたらいい?」

 

お姉さんに昇格したらしい。高町さんと同い年なんだけどなあ

 

「うーんと、私が気になったのは表情、素直なのはいいけど隠さなきゃいけない作戦まで顔に出てたよ?

あと、目がいいんだったらその情報をもっと有効に使うこと、後退したときの隙を突くのは定石だけどその分対策もしやすい、だから常に二手三手先を考えておくことも大事!」

 

「はい」

 

「じゃあ第二ラウンドと行こうか?ヴィヴィオちゃん」

 

・・・

 

・・・

・・・

・・・

 

・・・

 

しばらくして、とんでもない形相をしてやってきた士郎さんの話によって、私の平穏は破壊された。




次はハートフルボッコ回です。

次回「第三次世界大戦だ!!」

だったら漕げばいいだろ!!
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