俺のあずささんが可愛すぎて死にそうなんだが   作:慧鶴

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~Morning glow, golden sun~

ようやく折り返し。慧鶴です。
先日、知り合いから頂いたプチトマト(段ボール1/2箱分)が2時間で自分の胃袋の中に消えました。TVを見ながら食べていたら、あっという間です。
ひぇっ、てなりました。…食べてばかりです。



すべては一つの真実から。

今日は久しぶりにあずささんと事務所で会ったので、ゆっくりお煎餅を齧りながら雑談を楽しんだ。

ダイエット中なんですけど、一枚ぐらい良いですよね、と言ってお茶目に笑うあずささんは可愛い。

 

体重を気にしているみたいだけど、そんなこと必要ないと思えるほどにあずささんは十分魅力的だ。

適度に引き締まった身体は健康そのものといえる。

 

子どもっぽいように見えて、実際は事務所に所属しているアイドルの中の年長者としてみんなの見本になるように努める、そんな責任感の強い一面は、彼女と一緒にいるようになってから気付いた。

だからこそ、こうして気を楽にして美味しそうにお菓子を頬張っているあずささんを見ることが出来るのは素直に嬉しい。

 

「あずささんは醤油派ですか、塩派ですか?」

「ん~、醤油のほうが好きですね」

「俺は塩ですね」

「あらあら~、じゃあお塩も食べてみようかしら」

 

そう言って、あずささんはもう一枚お煎餅を取ろうと手を伸ばす。

ダイエットはどこに行ったのか、なんて聞くの野暮だぜ。

いまはただ、目の前にいるあずささんをひたすら愛でたい気分なのだ。

 

パリパリポリポリと、あずささんはお煎餅をかじっている。

 

「うふふ、お塩も美味しいですね」

「うん、醤油もなかなか」俺もパリッと一枚食べる。

「プロデューサーさん、ほっぺについてますよ」

「え」

「取ってあげます」

 

そう言ったあずささんは俺の頬に手を添えると、しなやかな指でふわりと肌をさらった。

と、あずささんは親指と人指し指で俺の頬についていたであろうお煎餅のちいさなカスをつまんでいる。

それを、パクンと食べた。

 

「~~♪」

 

あまりにも自然な流れだったので、後になってからトンデモナイことをしてもらったのだと気付く。

全身が恥ずかしさで熱くなる。

 

「……心臓が持たないですよ」

「私もけっこう、恥ずかしいんです」///

 

……うん。そこで照れるのは反則ではないですか。

俺の感想をよそに、あずささんはお茶を飲んで落ち着こうと努めている。

ただ、そう必死になって照れ隠しをしている姿がまた俺を困らせる。

どうして俺の彼女さん、こんなにも可愛いのか、と。一緒にいるとドキドキしっぱなしだ。

なんてったって、あずささんはこんなにも女の子らしい……。

 

何だか最近のあずささんは俺に甘える度合いが強いと思う。

二人きりになった途端、俺のすぐ隣に来て、ずっと一緒にいようとしてくれる、会えない日も一度はメールを送ってくれる。少しでも側にいようと。小さな事かもしれないけれどそんな行為の一つ一つから、あずささんが俺を思ってくれているというのがよく分かる。

 

「あずささん、このお煎餅も美味しいですよ」

そんなことを考えていると、事務仕事が一段落ついたのか小鳥さんが新しいお菓子を持ってきてくれた。

「小鳥さん、それは?」

「お取引き先の方からのいただき物です。あ、あとプロデューサーさん、今夜高木社長OKみたいです」

「わかりました。ありがとうございます」

「いえいえ。では、ご賞味あれ!」

 

そう言って小鳥さんは嬉々としてお煎餅の入った箱を机の上にドォオン! と置いた。

なあ、勢い強いよ、もうちょい加減してみてほしいものだ。

 

ここで、ひとつ気になることがあった。お煎餅の包装紙にはいかめしい字で『ざらめ』と書かれている。

そう、『()()()』と書かれているのだ。

……メッチャ砂糖じゃないか、醤油じゃないか。甘じょっぱの黄金比じゃないか。

このお菓子はダイエット女子にはまさに天敵と言えるでしょう。いまのあずささんには、たとえ善意であっても気持ち的にいいのだろうか? 敬遠しちゃったりしない?

 

「まあ~、あらあら」

 

恐る恐るあずささん見たら、もうすでに食べてた。

美味しそうに食べてた。あずささん、もう破顔してるわ。

色素の薄いくちびるの端にザラメの粒がくっついている。子どもっぽくて微笑ましいですね。

その砂糖粒がついているのをおしえてあげると、恥ずかしそうに、けれど楽しげに指でつまんでそのまま頬張る。

うん、少し色っぽいのも、また良いものだな。ひとりで納得した。

 

そんなことより、見たところあずささん、ダイエットの五文字は既にはるか彼方です。でも美味しいから大丈夫だよ。美味しいものはカロリーゼロだね。ゼロ理論だね。

 

「って、そんなわけがないでしょう」

「小鳥さんからのツッコミ、大分久しぶりですね」

「最近は天の意志かなにかで、完全にネタキャラにされていましたから。これを機に真面目キャラに返り咲きですピヨ」

「それは無理かなぁ」

「ピヨオォ……」

 

切ない。この無情な現実に打ちひしがれる2X(ピー)歳独身の事務員さん。

たしかに最初は真面目キャラだったはずなのに、いつからこの人はこんな風になっちゃったんでしょうか。

ま、そんな話はいまはどうでもいい。

「どうでもよくないです!」と隣でピーピー鳴いてるけど、この際気にしません。

 

「あ"ずざさ~ん"」

「小鳥さん、わたしは、きっと大丈夫だと思いますよ」

「エグッエグ、――どうしてそう思ってくれるんですか?」

「あ、あの~その~」

「察してください、小鳥さん。もう、行くところまで行きましたって」

「ピヨオォォッォ!」

 

断末魔にも似た、盛大な叫びを上げた小鳥さんは、しくしくとデスクに戻っていった。

その淋しげな後ろ姿を見ながら「ザラメ、ありがとね~」とだけ言っておいた。

さらば。

 

さすがに気の毒みたいで、あずささんからも「どう答えたら良かったのかしら」とか聞かれたが、何も答えないでおいた。

あずささんはその後も気にした様子だったけど、ほっときゃいつも通りその内復活しますよ、とだけ言っておいた。

なおもあずささんは気にしたようだったが。

 

それから二分ぐらい経って、小鳥さんはいつものように妄想にログインし始めた。そしてもはや鉄板ともいえる一連のくだりの後で、「ダメよ小鳥〜」と言って事務所を出て行く様子を、俺とあずささんは一緒に見送った。

あずささんがポカーンとしているのを尻目に、俺はざらめ煎餅を食べた。

 

……うん、うまい。あまじょっぱい。

 

 

高木社長と小鳥さん、俺の三人はいつもの社長御用達のバーに入った。

店内の照明は控えめで、レコードからは懐かしさを感じさせるジャズのメロディーが奏でられている。

客足はなく、店内には俺たち三人だけがいた。

 

時刻は21時を回っている。ちょうど世のサラリーマンの方々も二件目に入る頃だろう。

それ故におかしいな、と思っていると、カウンターの上に「本日貸し切り」の札が置いてあるのを確認する。

そうか、と一人納得した。

入り口のライトがついてなかったのも変だと感じていたが、こういう理由だった訳か……

 

カウンターに着くとおしぼりといっしょに、真珠のような薄白い粒が5、6個ほど乗ったお皿をマスターが置いてくれる。「チョコレートです」と穏やかに言うと、マスターは静かになった。

 

「どうだい、珍しいだろう?このお店でしか食べられないからね」

「わぁ〜、変わった形に色です」

「初めて見ました」

 

社長に勧められて、俺と小鳥さんは一口食べてみる。コクのある甘さの後にほのかな酸味が広がるその味は、いままで食べたことがない美味しさだった。

 

「これ、いいですね」

「だろう?」

「クセになる味ですねぇ」

 

それから、3人でお酒を飲みながら事務所のことについて話したり、最近のマイブーム(主に小鳥さんの妄想カップリング)やら、色々話した。

最近は"ひびたか"と"はるちは"が熱いッ、とか、やはり鉄板の"ゆきまこ"は外せないですよね、とか……

いや、同意を求められても困るわ。社長もなに便乗して、「私は"いおまこ"がいいねぇ」とか言ってるんだよ。

どうしてそんな風にしか物事を捉えられないのか。

まったく、二人とも何も分かっていない。

 

「そんなもの、やよいおりに決まってるでしょう!」

「君も大概だな」「プロデューサーさんも大概ですよ」

 

そんな風に、ほろ酔い気分のまま他愛もない話をしていた。心地良い音楽も流れていたし、いつもの飲みの席みたいに暴れる人間もいなかった。水割りが程よく身に入ってくる。

落ち着いた、バーでの時間だった。

気持ち悪いほどの静けさだった。

 

多分その理由を、俺も、高木社長も、そして小鳥さんも分かっていたと思う。

今日、聞こうとしていた本来の目的に即した話題に触れることを、無意識に嫌ったのだろう。

 

―アイドルを信じるとか言ったが、あまり彼奴らと深く関わると、いつか必ず大ケガをするぞ。

 

――実際、信じすぎて裏切られた奴を俺は知っている。

 

――――その高木が、裏切られた奴だとしてもか。

 

―――――後は奴の口から直接聞け。

 

以前、黒井社長の言い放ったこの言葉の意味を社長から聞くために、俺たち三人は今日バーにいるのだ。

 

 

 

「高木社長、そろそろ話してもらっても、いいでしょうか」

「プロデューサーさん……」

「……そうだな、うん。君には、知る権利がある」

 

心配げな小鳥さんのその声が消えるか消えないかの所で、高木社長は圧し殺した声をだした。

 

「いや、知らなければならないだろうね」

 

バーのマスターは相変わらず寡黙にタンブラーを磨いている。その所作には無駄がない。

重苦しい雰囲気は、店内に響きわたるジャズのスイングするメロディーとの差で一層重く感じられた。

社長は壁に整然と並ぶ、黄金色に光るガラスボトルの方へと目を向けた。

 

「どこから話すべきか……うん、そうだね。彼女はたしか、ライブでのサイリウムの輝きを、朝焼けの黄金色、と言っていたな」

 

高木社長は、ゆっくりと言葉を紡ぎ始めた。

小鳥さんが一口、グラスを傾けて飲む。

二人の様子を見つめて、話を聞きながら、この二人から滲み出す空気に息が詰まりそうになった。

 

「彼女、音無くんの母親にあたる音無琴美は、私が見つけ出し、黒井の奴とともに担当したアイドルだった」

「音無、琴美……」

 

初めて聞いた名前だった。小鳥さんの母親、ということは、いまは一緒に生活しているのだろうか、それとも彼女の実家にいるのか? そんなことを聞いてみると「母は私が小さい頃に病死しました」と小鳥さんは言った。

なにも言えないでいると、いつから居たのか、バーのマスターが写真立てを俺に見えるように渡してくれた。

 

見てみると、そこには小鳥さんに似た女の子がピンク色の衣装を着て、大人の男性4人に囲まれて写っていた。

だが、その女の子にあるのは艶ぼくろではなく、泣きぼくろ。

 

「これは、琴美さん?」

「ああ、周りにいるのはコッチから私、黒井、吉澤くん、そして君の目の前にいるこのバーのマスターだ。4人とも、大手アイドルプロダクションにいてね、私が彼女のメインプロデューサーで、黒井がサブプロデューサー。まあ、肩書きに意味はないが。それと吉澤くんは専属記者、マスターは音楽プロデューサーだった。彼女のプロデュースは楽しかったよ」

 

懐かしそうに語る社長の目尻の皺が深い。

 

「だがね、私には同時に辛い出来事だったよ。いまだから言えるが、あの時私は、琴美を本気でトップアイドルにしたかった。黒井も色々言ってはいたが、それでもやる気に満ちていた。若さゆえの勢いと言うのは簡単だな、本当に私に必要だったのは事態を推し量る冷静さだったよ。

……琴美は、病気だった。――肺動脈性肺高血圧症。激しい運動は勿論出来ない、アイドル活動をし続ければ命すら危ぶまれる危険な重病だ。そのためかは分からないが、琴美は病気がちで身体が弱かった。」

 

一転して辛そうに眉根を寄せる高木社長。さっきから小鳥さんは黙って話を聞いている。

亡き母親のアイドル時代の話を、きっと彼女はもう知っているのかもしれない。

 

「自らの病気を隠して、アイドル活動を続けていた琴美が倒れたのは必然だったと言える。それでも、私たちには彼女に対して監督責任があった。知っておくべきだったんだ。それを知らず、無茶をさせてしまった。だから、琴美に大きな舞台(ステージ)が決まったちょうどその時、その事実を知った私たちも迷ったよ。いまここで止めるべきか、彼女を舞台に立たせるかね……

結局、元からのプランでライブの準備を進めることになった。琴美は舞台に立つはずだった。莫大なお金が動いていたから、上層部の意向も変わらなくて。病身をおして歌うアイドル、という箔をつけるという策に舵を切った」

 

聞いていくほど、過去の話には不穏な気配が漂いはじめた。

業界の腐敗や、舞台裏で這い巡る思惑、生々しい出資の話。

自分も知ってはいたが、高木社長たちがいた事務所は765プロとちがい大手だ。スケールが全く違う。

 

「遂にその舞台の当日……琴美は失踪した。ライブは当然失敗し、大損害がでた」

声が震えていた。

「それから、琴美には二度と会えなかった」

 

その後も高木社長は話し続けた。琴美さんが失踪した後、周りや自身の変化があったこと。自分がまだ独立して社長になっていないとき、抜け殻のようになっていたこと。黒井社長との確執。

そして。

小鳥さんと出会った後のこと。

 

すべてを話し終えた社長は、グラスを呷ってマスターに追加のオン・ザ・ロックを注文した。

俺はなにも言えなかった。ただあの日、黒井社長の言っていた裏切りの意味が解った気がした。

 

 

――――お前だ、裏切るのは。善意や思いやりも信頼も、それが全て完璧に果たされて上手くいくほど、この世の中は甘くない……

 

 

黒井社長の声が、頭の中でこだましている。

この言葉を否定したくて、今日俺は高木社長に真相を聞いたはずなのに、いまはもうこびり付いて離れない。

裏切るのは、裏切ったのは誰だったのだろうか。

 

そう思っていると、いままで黙っていた小鳥さんが突然口を開いた。

 

「……いつの間にか、自分が間違いを犯している事ってありませんか?」

「それは、まあ、分かりますね」

「気付いた時にはいつも手遅れになってしまっていて。これを後悔というなら、もう取り返しようのないものこそを、自分自身の手で壊したと気づけてしまうからじゃないかな、と。本当に何よりも大切なものだったから感じる想いだと思うんです。高木社長も、母も……

 結果がどうあれ、母はアイドルに成れて幸せだったと思います。それに、私が高木社長と出会えたのも母のおかげですから、母には感謝しています」

「その……琴美さんは、病気を隠していたことを、後悔してないのでしょうか?」

「……それはプロデューサーさん、あなたは今、後悔してるってことですか?」

 

小鳥さんはいままで聞いたことないような低い声で、そう言った。

俺はただ黙って、目をそらした。

 

「君、すまないが私は席を外させてもらうよ。そろそろ戻らないとね」

お酒を一息に飲んだ高木社長が、席を立った。かなり酔いが回っているのか、顔が赤かった。

「今日はありがとうございました。送りますよ」

「いや、その必要はない。もうタクシーを表に呼んでもらっているからね。君たちはふたりでもう少しゆっくりしていくと良い。音無くんも、今日は付き合ってもらってすまなかったね」

「いえ、誘っていただいてこちらこそありがとうございました」

 

そうして、高木社長を見送った後、俺と小鳥さんは30分ほど飲み続けた。

あずささん以外の女性と二人きりで飲むのは、ずいぶんと久しぶりだった。

 

「さっきはすみません、失礼な聞き方をして。でも、聞いておかなくちゃ、あずささんが可哀想で」

「小鳥さんは、俺の身体のこと、気付いてたんですね」

「……ええ。以前プロデューサーさんが入院したときに、お医者さまの話を聞いて」

「そうなんですか」

 

たいして驚きはしなかった。

これで、俺の身体のことを知っているのは高木社長と赤羽根、そして小鳥さんだということが分かっただけだ。

三人とも、俺があずささんとお付き合いしていることを知っているんだな、と思った。

そして、アイドルたちの中では貴音がお付き合いの事実を知っている。勘の良い貴音のことだ。もしかしたら、俺の身体のこともすでに気付いているかもしれないな。

 

「多分、小鳥さんの聞いたとおりですよ。俺の身体はギリギリです。もう長くはないです」

「あの、プロデューサーさん。さっきの質問、やっぱり答えてはもらえませんか?」

小鳥さんの再びの質問に、俺はしばらくのあいだ考えた。

なにを言うべきなのか、どう答えるべきなのかを。

 

「……後悔しそうです。いや、してます」

溜め息のように、ようやく声を出した。

 

日に日に不調をきたしていく自分の身体。限界を告げる足音が、音高く近づいてくる。

それを自覚するほどに、自分の残された時間への恐怖と愛着が、際立って感じられた。

 

「どうすれば良かったのか、もう分からないんです」

 

あの夏、あずささんに「運命の人になります」と俺は言った。

あれから、何もかも変わってしまった。

だからこそ、俺はいまあずささんにどう接すれば良いのか、どう接することが正解なのか分からないでいた。

 

バーのマスターが琴美さんの写っている写真立てを磨いている。

ジャズが流れている。

外国の男が歌っている英語の歌詞が聞こえる。なにも告げずに去るのか、それとも伝えてから去るのか……

小鳥さんは「出来ることがあったら言ってください」と言ってくれた。そしてグラスをゆっくりと傾けてウイスキーをまた飲んだ。

俺は「間もなく、その内……」と答えた。

 

今日、高木社長の、琴美さんの話を聞いて、一つだけ分かったことがある。

すべてを分かっている上でか、なにも知らない上でか、その些細だが大きな違いによって、相手にとって別れの意味は変わってくるのだ。

 

心に決めていた誓いは、いったい誰のためのものなのか。

琴美さんの話が、胸に重くのしかかるのだ。




次回のアイドルマスター『俺あず』は!

四条貴音です。
皆さま、この次はかぶり物の厳選をしておくことを私はここで宣言いたします。
なぜなら、戦において甲冑を身にまとうことは自分自身の士気を高めてくれるのです。そう、アイドルとは正に戦のなかで咲く気高き姫武者なのです!
ならば私はその名に恥じぬよう、最善で最良の甲冑(かぶり物)を揃えておきましょう。
それでは皆さま、次回また美しい装束に身を包んでお会いしましょう。

――――お楽しみに!

次回「決意を変えるということ。 ~The end comes suddenly~ 」

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