「わりぃな。雪ノ下。来てくれてさ」
「それで、何の用かしら? 比企谷くん」
奉仕部とは違う教室に俺は雪ノ下を呼び出したのは、一世一代の告白の為である。だからこそ、勇気を振り絞って、告白することにする。
「雪ノ下・・・俺と親友になってほしい!」
「ごめんなさい。無理よ」
ものの数秒で、俺は断られたのだ。
出会った時は、雪ノ下も俺は雪ノ下のことも分からなかったし、雪ノ下も俺のことは分からなかったのだ。だが、今は違う。友達以上の関係である親友になれるんじゃないのか? そんな期待があったが、雪ノ下からすれば親友には値しないのだろう。
俺は落ち着き、違う言葉にした。
「・・・なら、友達になってくれないか?」
「悪いけど、私はあなたの友達も親友も絶対に嫌よ!」
凛とした瞳で、はっきりと友達も親友も無理と言われたのが、傷ついていく。正直な話、雪ノ下となら、本物になれるのではないか? 自分自身、本物とは分かりかねないが、それでも、雪ノ下となら本物になれると期待していた。だが、帰ってきた言葉が拒絶であった。俺にとって、どうすればいいのか、分からなかった。
自身の瞳からは涙が溢れ出ていく。本物なんてないんじゃないのか? そんな考えが、頭によぎる。
「・・・わりぃ、時間を取らしてしまって。もう帰るわ」
「待ちなさい!」
「なんだよ。また、新たな黒歴史を1ページ作ったんだ。枕に埋まって、めいっぱい泣きたいんだよ」
「今のあなたを見ていると、自殺しそうで怖いのだけれど?」
雪ノ下からすれば、俺が自殺しそうに見えたらしい。実際、考えてしまったさ。黒歴史やトラウマを除く正真正銘の生涯初の親友や友達の告白を断られたのだ。雪ノ下となら、本物になれると考えていたさ。だからこそだ・・・
「・・・あぁ、そうだよ。まぁ、安心しろよ。雪ノ下の名前は書いたりしないからさ」
「・・・そういう気づかいはいらないわよ。確かに、あなたの親友という関係も友達としての関係も断ったわ。だけど、それ以上の関係になりたいからよ。だからこそ、断ったのよ」
それ以上の関係? 意味が分からん。雪ノ下が俺に好意を抱いていると? 過去の黒歴史やトラウマを経験した俺がいるのだ。そもそも、好意を抱いているというそぶりが微塵もないはずだ。
「はぁ・・・鈍いのね。まぁ、いいわ。はっきり言うわ」
雪ノ下は一呼吸整えて、言葉を発した。
「私と結婚前提のお付き合いをしてほしいの。比企谷くん」
「・・・え、重い」
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完
ハーメルン限定です。
作者的には、八幡に対する告白って、普通に好きや付き合ってほしいは無理じゃね? と思って書きました。普通に考えて下さい。アンチ・ヘイト勢が修学旅行アンチ書いていますが・・・そもそも、なんで、あんな風に告白して邪魔したの? の発想です。
八幡自体がトラウマや黒歴史製造機です。それこそ、過去に嘘告白やドッキリ大成功や罰ゲームとかであったからじゃね? で書きました。
当然、普通に八幡に対して告白しても、難しいですし・・・そもそも、原作14巻でも雪ノ下の告白が軽く重いですし・・・それで、これを書かせていただきました。
材木座とのカップリング
-
川崎沙紀
-
一色いろは
-
オリキャラ
-
雪ノ下陽乃
-
由比ヶ浜結衣