平塚静は、頭を押さえながら、俺たちを見ていた・・・
俺自身も、色々と迷惑をかけていると思っている。千葉村、文化祭、生徒会選挙、プロムの件でもだ・・・とくに、平塚先生が総武からいなくなるため、せめて、暖かく迎えたかったが、そういう風にできなかった自分自身が腹立たしく思えてしまう。
「君たちはあれか? そんなに私にそんなに胃に風穴を開けたいのか? それにだ・・・比企谷。キミは太宰治か何かか?」
「いや・・・そのすみません。こんな形で送るとは思いませんでした」
「・・・君達はどうするつもりだ? 彼女たちのことはどうするつもりなんだ?」
「まぁ、責任は取りますよ・・・俺自身がまいた話ですし、親父達にも頭を下げますし、バイトしてでも工面しますよ」
「俺も佐和子のことは責任取りますよ」
「俺も優美子のことは責任取りますよ」
「俺は小町のことはちゃんと責任取りますよ」
「我も責任は取るからな・・・」
俺達自身、なんでこんなことになったのかを思い出す・・・
******回想******
俺達は、全員無事に3年生に進級した。めぐり先輩も無事に合格したし、小町や毒虫こと大志も総武高校に入学できたし、1年である一色や遊戯部も無事に進級したことに対するお祝い事である。
本来なら、平塚先生も混ぜるべきだったが、お酒を飲むことと、平塚先生はちゃんとしたことで送りたいという気持ちがあったため、呼ぶことはなかった。
念のために言っておくが、呼んだのは、比企谷兄妹、生徒会メンバー、雪ノ下姉妹、相模グループ、折本グループ、葉山グループ、川崎姉弟、遊戯部、材木座、戸塚、中学生組である。
ちなみに、会計の稲沼に関しては、連絡がつかなかったため、呼ぶことはなかった。大和と大岡は?
「隼人。あーしのお酒飲めないわけ?」
「はは・・・優美子飛ばしすぎないか?」
葉山は三浦の介抱していた。三浦と葉山が飲んでいたのは、ワインである。安物のワインであったが、初めて飲むものだからこそ、悪酔いしていた。
「戸部君、梅酒美味しいね」
「ちょー、美味しいしょ。ゆっこちゃん」
「玉縄くん、チューハイレモン飲んでみる」
「あぁ、ありがとう。仲町さん」
「相模くんだっけ? 凄く可愛いね、やっぱり、南の弟なだけあるは・・・」
「ありがとう。遥先輩」
戸部こと、戸部翔とゆっこは安物の梅酒で飲みあっており、玉縄と仲町千佳は缶のチューハイレモンを飲んでいた。遊戯部の二人と遥は安物の缶ビールを飲んでいた。完全に酔っていた。
「本牧くん。レモンアワー。美味しいですね」
「藤沢さん、あんまり飲みすぎない方が・・・」
書記ちゃんこと藤沢佐和子と、副会長の本牧はレモンアワーを飲んでいた。本牧が、藤沢の解放している形ではあったが・・・
「大志くん、どう美味しい?」
「あぁ、旨いっす。ビールって意外と美味しいんすね」
川崎大志こと大志と、比企谷小町こと小町は瓶ビールを飲んでいた。
ちなみに、材木座達は・・・
「ふむ、この日本酒はなかなか美味だな」
「義輝ちゃん、お腹たぷたぷしている」
「厨二のお兄さん、ちょー面白いんですけど」
「お腹タプタプしている」
「お腹気持ちいんですけど」
「ちょー気持ちいいい。このお腹」
材木座は日本酒を飲んでおり、元小学生組と京ちゃんノンアルコールだが、何故か酔った気分になるコーラを飲んでいた。
当の主役である俺事比企谷八幡は・・・
「ねぇ、八幡。美味しいね」
「戸塚くんだっけ、男なのにすごく可愛い。ねぇ、比企谷。酔いつぶれているとか受けるんですけど!」
「あのさ、ヒキタニ。ウチのウォッカ飲む?」
「ねぇ、比企谷くん。酔いつぶれちゃって、普通、こんなに女の子に囲まれて酔うなんて、贅沢ものだよ?」
「ぐ腐腐腐、ねぇヒキタニくん。サキサキが作ったカクテル飲む!」
「ねぇ、比企谷。アタシの作ったさぁ。カクテル飲もうか?」
「比企谷くん、大丈夫? お水飲める?」
「八幡。大丈夫そう?」
「先輩、酔いつぶれてません?」
「ヒッキー。酔っているんだ。えへへ」
「泥酔谷くん。かなり酔いつぶれているわね。大丈夫かしら?」
「・・・この状態で、大丈夫そうに見えるか?」
雪ノ下の言うように、俺はほぼ泥酔に近い状態である。
俺はというと、雪ノ下姉妹、由比ヶ浜、留美、海老名、折本、相模、一色、戸塚である
「じゃあ、この高い日本酒の媚薬酒で乾杯しようか!」
雪ノ下さんが、媚薬酒を紙コップに入れて、みんなに配り渡される。
泥酔している俺に渡されても、到底飲めそうにないんですが、それは・・・
「じゃあ、乾杯!」
「「「「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」」」」
みんなが乾杯しているのだが、殆どが酔っているので、乾杯も意味がなさそうだが・・・
まぁ、媚薬酒と書かれている時点で察するべきだったが・・・銀魂みたいになったのである。
葉山は三浦と、戸部はゆっこと、遊戯部は遥と、玉縄は仲町と、本牧は藤沢と、毒虫こと大志は小町と、材木座は京華と中学生組と合体していた。当の俺はというと・・・
「比企谷くんの凄い。お姉さん可笑しくなっちゃいそう!」
「比企谷くん。もっと頑張れるでしょう?」
「八幡、大きいし・・・」
トラブるみたいに展開になりました。俺の場合は、代る代る・・・
後々、知ったのだが、あのお酒には、強力な媚薬が入っていたらしい。しまも、あのお酒には、女子達には媚薬と排卵薬を混ぜられているらしい。
******回想終了******
「別に怒っているわけではないからな・・・卒業した連中のなかには、結婚して、子どもを連れてきた奴もいたさ・・・」
平塚先生は、一呼吸整えて、話し出した
「だがな・・・え? 何で、女性と全員身籠らせているんだ? あれか? 銀魂か何かか? しかも、身籠らせているのは、女子中学生に、同級生に、女子大生に? 太宰治ビックリすぎるだろうが!!」
「平塚先生、怒っているじゃないですか・・・」
「うっさいわ! てっか、本気でどうする気なんだ?」
「平塚先生、大丈夫です。お母様に頼んで、費用は工面してもらいますし、比企谷くんには、雪ノ下建設で働いてもらいますので大丈夫ですよ」
「俺はバイトするっしょ!」
「俺もバイトします。仮にも、高校生ですし、無責任なことは出来ないんで・・・」
「俺もバイトします。佐和子を身籠らせた責任があるんで」
「僕も責任を取ります」
「我も責任を取る。男として生まれたからにな」
「まぁ、俺達も責任は取らせてもらいますよ。流石に、ガキではないんで」
彼らの間違った青春は間違ったまま、終わりになったようだ・・・
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 了