「あの・・・比企谷先輩、どうしたんですか? そのいろはちゃんを通して、呼び出して・・・」
「あぁ・・・わりぃな。書記ちゃん。来てくれてさ」
「・・・藤沢ですからね」といった女子高生は、黒髪のお下げに、眼鏡をかけており、化粧は皆無で、スカートは長めに履いている藤沢こと、藤沢佐和子である。
俺は藤沢を誰も使っていない教室に呼び出したのは、告白をするためである。俺は勇気を振り絞って、声を出した。
「なぁ・・・藤沢。俺、藤沢のことが好きなんだ。海浜高校との合同会議であった時に一目ぼれしたんだ。俺と付き合ってほしい」
「・・・へぇ?」
書記ちゃん・・・いや、藤沢が驚くのも無理はないだろう。俺との認識は海浜高校の合同の時しか面識がないのだからだ。しかも、彼女は副会長の本牧と付き合っているはずだ。はなから叶わない恋も目に見えているさ。
それでも、告白をしたのは、恋人のいる女性に告白した勘違いナルヶ谷という称号を手に入れるためだ。
雪ノ下や由比ヶ浜や一色が勘違いでなければ、俺に恋をしているはずだ。誰かを選んで、俺たちの関係を失うくらいなら、はなから叶わない恋をして、振られて、悪い噂がたてば、あいつらも俺のことを諦めるはずだ。
「わりぃ、あまり面識ないのに告白して、気分を害させて・・・気持ち悪いなら、気持ち悪いって言ってくれ」
「いえ・・・比企谷先輩のことを気持ち悪いなんて言いませよ。その告白嬉しいです。いいですよ。付き合ってください」
「あぁ・・・悪い、時間を取らして・・・へぇ」
どうやら、俺の耳も腐っているみたいだ。何故か、藤沢さんが告白に了承したらしい。
「・・・えっと、すまん。俺の耳が腐っているようだ。書記ちゃん。付き合ってくださいって聞こえたんだが・・・」
「藤沢です。いえ、比企谷先輩の耳は腐っていませんよ。告白に了承しましたよ」
「・・・藤沢。確か、副会長の本牧がいるよな? なんで、OKしたんだ」
「・・・付き合うなら、佐和子でいいですよ。副会長の本牧先輩とは付き合っていませんよ。告白はされましたが、私には初恋の人がいるからって、振っています」
どうやら、本牧は振られたらしい。いやまて・・・初恋。俺って、藤沢とそれ以外面識があったけ?
「わりぃ、藤沢。初恋? 俺と藤沢って、面識って他にもあったけ?」
藤沢は神妙な顔をしながら、俺を見つめていた。あれ・・・なんか、地雷を踏んだ?
「・・・比企谷先輩は覚えていないみたいですが、私は文化祭の時にいたんです。文化祭の運営状況が悪くても、頑張ってくれて・・・それなのに、何故か比企谷先輩がさぼっているって悪く言われたのが腹立たしかった! 合同会議の時も、本来なら私たち自身で何とかしなければいけないのを、比企谷先輩が頑張ってくれた! それで・・・好きになったんです!」
「ふ、藤沢・・・」
「でも、諦めていました。だって、雪ノ下先輩や由比ヶ浜先輩やいろはちゃんみたいに可愛くないし、美人でもない。私みたいな地味子なんて好きになってくれないなんて思っていました。だから、比企谷先輩!」
「お、おう」
「好きです! 誰が比企谷先輩のことを悪く言おうと、私は比企谷先輩のことが大好きです! だから、比企谷先輩が私のことを好きなのが嬉しいんです」
俺は最低だな。藤沢は本気で俺のことを好きなのに、それに対して気付けなくて、振られるために告白して、藤沢の気持ちを踏みにじっているんだ。中学時代、俺を笑いものにしていた連中と同レベルだろ・・・
だったら、俺は藤沢の本気の気持ちを答えなければいけないよな。
「その・・・藤沢、一つ訂正させてくれ」
「はい、なんでしょうか?」
「そりゃ・・・あいつらと比べれば、劣るさ。しつれいだけどな。だけど、藤沢は十分可愛いさ。俺にもったいないくらい」
「あ、ありがとうございます」
「だから、改めて告白させてほしい、藤沢・・・いや、佐和子。俺と付き合ってくれ!」
「はい、喜んで!」
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 完
「八藤もっと増えろ!」と言ってやりたい。原作では、副会長に取られましたから、確実にこのエンドは期待できないですがね。ゲーガイルの続編出たら、藤沢ルートも欲しい
材木座とのカップリング
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川崎沙紀
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一色いろは
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オリキャラ
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雪ノ下陽乃
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由比ヶ浜結衣