「比企谷くん、かおりを通して連絡来たんだけど、どういう了見なの?」
「あぁ、わりぃ、仲町さん。来てくれてさ」
髪は黒髪のショートカットヘアー、顔は可愛い分類であり、化粧は薄く、スカートは短めの今どきの女子校生である仲町さんこと、仲町千佳である。
本来なら、海浜高校の出身なのだが、総武高校の使われていない教室に来てもらっている。一応、平塚先生を通して、許可をいただいている。
まぁ、なぜ、この場所に来てもらったのは一世一代の告白の為である。無論、振られるためのだ。理由は簡単だが、雪ノ下たちが俺の勘違いでなければ、好意を抱いていると思う。友達としてではなく、異性としてのだ。だが、誰かを選べば俺たちの関係は崩れるため、ワザと降られ、雪ノ下たちに諦めてもらうためだ。
「仲町さん・・・俺、初めてあった時、キミに一目ぼれしたんだ。俺と付き合ってくれ!」
中学時代のナル谷並みの告白である。告白する自分自身も思うが、ハッキリ言ってキモイ。仲町さんに同情するレベルのだ。
こんな告白をすれば、確実降られるはずだ。しかも、折本が仲町に告ったと噂付きでだ。
「・・・うん、いいよ。付き合おっか」
「わりぃ・・・時間を取らせて。すまん、嫌な思いをさせて」
「いやいや、比企谷くん。告白にOKしたんだけど! なんで降られたみたいな対応するのさ!」
どうやら、俺の耳は可笑しいようだ。告白にOKした? いやいや、ない。仲町さん自身、折本同様、俺はないなんて言っていたはずだ。
「えっと・・・一応、聞くけど、告白にOKしたんだ? その、あった時って、折本同様俺のことはないなんて、雰囲気かもしだしてたんだが・・・」
「えっと、その時は、この場所を借りて謝らさせてもらうね。ごめん・・・比企谷くん。キミのことをろくに知りもしないのに見下して・・・」
「お、おう・・・まぁ、別にいいよ。気にするな」
「かおりがさ、言ってたんだ。比企谷くんとは彼氏は無理だけど、友達ならありかなぁって・・・それで、比企谷くんのことを色々と話してくれてさぁ・・・」
「・・・いや、それは分かったが、何でOKしたんだ?」
俺がそういうと、仲町さんがどこか悲しそうな表情であった。あれ、俺何か変なことを言ったか?
「えっとさ、覚えていない。幼稚園と小学校低学年・・・正確に言えば、小学校4年生までだけど、比企谷くんとは知り合いなんだよ」
「・・・知り合い? わりぃ、トラウマとかは結構覚えているんだが・・・」
「はは・・・まぁ、そうだろうね。じゃあさ、ひーくんって言ったら分かるかな?」
「・・・えっと、ちーちゃんか?」
俺は仲町さんのことを、ちーちゃんのことを思い出した。幼稚園や小学校の頃の友達であり、幼馴染である。そして、目が濁った原因である。
彼女がいじめられており、勇気を振り絞って、それを助けたら、いじめられた。そして、親の転勤でいなくなり、その上、小町の家出も相まって、そういう意味合いでは本当にボッチになった。
「ごめん・・・ひーくんって、昔は目が濁っていないからさ。会った時に分からなかったからさ」
「まぁ、色々あってな・・・」
「・・・今更、都合がいいのは分かっているんだけど、私はさぁ、ひーくんに助けてもらった時からさ、好きなんだ! 私はかおりみたいにスタイル良くないし、それほど美人でもないけど、けど・・・」
俺自身、最低だと思えてきた。仲町さん・・・いや、ちーちゃんのことを知りもしないのに告ったのだ。中学時代、俺のことを笑いものにした連中を思い出す。
そもそもだが、振られるために告ったりしている時点で、最低もいいだろう。
「仲町さん、まず、言わせてほしいんだ!」
「何かな?」
「まず、俺はさぁ、雪ノ下や由比ヶ浜や一色に振られるために、告ったんだ。だから、すまん。謝らせてほしい。ごめん・・・」
「あははは・・・そうなんだ。ひーくん、私のこと、あまり知らなさそうな態度だったし、予想はついていたよ」
「だけど・・・もう一度、改めて告白させてほしい。好きだ。ちーちゃん。いくら、振られる為に、告ったとしても、今度こそ本気で好きだ!」
「うん、いいよ。ひーくん!」
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 了
これって、カップリング的には、八仲か、八千佳なんでしょうかね・・・
材木座とのカップリング
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川崎沙紀
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一色いろは
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オリキャラ
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雪ノ下陽乃
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由比ヶ浜結衣