Isolated soldiers   作:Ren/Len

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2012年、世界はマヤ文明の地球滅亡説によりパニック状態に陥っていた。
そんな中7月23日、人工衛星は今日本に起ころうとしている異変をとらえたのだ。
そして、7月24日・・・異変は突如起こる。


飛行艦隊

2012年7月23日、気象庁にて

 

山田「すいません、先ほど送られてきた衛星写真についてですが・・・」

彼は山田。この気象庁に入ってきたばかりの新人である。

花田「ん?どうした?山田。」

彼は花田。30代前半の優秀なベテラン社員である。

「この五枚の衛星写真、なにか変なんですよ。」

そういうと、山田は衛星写真を一枚花田に見せてきた。

「ん?なんだこれ。シミか?お前コーヒーでもこぼしたのか?w」

花田が笑いながら言った。

しかし、山田は真剣そうな顔で言った。

「違います!よく見てください。シミじゃありません。」

その写真には、無数の黒い点が関東地方に打ってあった。

花田が写真を見てると、山田が続けて二枚目の写真も見せてきた。

二枚目の写真には黒い点の数が明らかに増えている。

「うーん・・・」

花田は険しい表情で写真を見ている。

「一、二枚目の写真はまだいい方です。三、四、五枚目の写真も見てください。尋常じゃないです。」

山田は三枚目も見せてきた。

「ん?これは黒い点が東京に密集しているようにも見えるな。」

続けて、山田は四枚目を見せた。

「太平洋側に大きな黒いシミみたいなのが広がってるな。」

「問題は、五枚目です。」

山田は、恐る恐る五枚目の写真を見せた。

その瞬間、花田は怪訝な表情になり怒鳴った。

「な、なんだこれは!印刷するときにインクに異常があったんじゃないのか!?」

「その可能性もあると思い、ちゃんと印刷機を確認してみました。が!以上は何もありません!」

五枚目の写真には、黒い点が東京を中心に密集し、さらに大きな黒いシミは東京に接近していた。

シミの大きさは、北海道ほど巨大なもので戦艦の形にかなり似ている。

「なにかの前兆じゃなきゃいいのですが。」

「ば、バカを言え!そんなことあるわけない!すぐに事業所へ連絡しろ!」

山田は大急ぎで人工衛星の事業所へ連絡した。

「ダメです。連絡が取れません!」

「なら支所でも自衛隊でもどこでもいい!早く連絡をとれ!!!」

しかし、事業所はどこにも連絡がつかず、自衛隊にも電話するがもちろん信じてはもらえなかった。

 

2012年7月24日、都内某所航空自衛隊基地にて

 

仁「それにしても、昨日の気象庁からの電話はなんだったんだろうな。」

彼は田島仁。航空自衛隊のエキスパートである。

涼介「東京に黒い点が集まってるってwww何かが起こるとかwwwどこのオカルト集団だよwww」

そう笑いながら言ったのは、神谷涼介。仁と同じく航空自衛隊のエキスパートだが、かなりのお調子者でよく上司に怒られる。

大和「そうか?俺はなんとなく嫌な予感がする。」

彼は野上大和(以下俺)。航空自衛隊のエキスパートであるが、成績優秀で本部の特殊部隊からもスカウトが来ている。

「またまた~ww大和はすぐに間に受けるんだからぁ~ww」

涼介は大和をおちょくった。

「ところで仁さ~今日の演習ってなんだったっけ?」

「おい涼介、お前また教官の話聞いてないのかよ。今日は演習はないぞ。」

「あれ、そうだっけ!?ww」

仁は呆れた表情で言った。

涼介は笑っている。だからいつも教官に怒られるんだアホ。

その瞬間、アナウンスが流れた。

[全隊員に告ぐ!全隊員に告ぐ!皇居周辺、上空にて無数の所属不明の飛行物体が確認された!隊員は、ただちに攻撃態勢に入り出撃せよ!繰り返す。無数の兵器反応がレーダーに感知された!ただちに出撃せよ]

 

ウー!ウー!ウー!

 

サイレンが響き渡る

「おい、マジかよ!せっかく演習休めると思ったのにィ!」

「そんなこと言ってる場合か!涼介!大和!出撃するぞ!」

俺たちはすぐさま滑走路に向かった。

俺は、戦闘機(F22)に乗った。そして、皇居へと飛び立った。

その時、無線が流れた。

[ザーザー… こちら仁!どうなっている、皇居周辺まで来たが飛行物体なんてなにも見えないぞ。どうぞ?]

[こちら大和。たしかに、今日は曇ってるわけでもないのに・・・何もない。]

今日は曇ってはいなく、晴れている。というよりむしろ快晴だ。

[一度本部に連絡をとってみる。どうぞ?]

[こちら仁、了解した。頼んだぞ。]

俺は本部に連絡をとってみた。

[こちら大和。本部、応答せよ。]

[ザーザー… こちら本部、どうした大和。]

[本当にレーダーに反応なんてあったのでしょうか?皇居周辺の上空には何もありません。どうぞ?]

[何もないだと?そんなハズはない。今もレーダーは反応をとらえている。]

本部と会話をしていると、どこかの機体から無線が割り込んで来た。

[こちら涼介!大和!聞こえるか!?どうぞ?]

涼介だった。声でわかるほど、彼はなぜかパニックになっている。いや、いつものことだが今のは・・・本当にパニック状態に陥っている。

[こちら大和。どうした?涼介。]

[仲間の戦闘機が敵からの攻撃によって撃墜された!俺の前を飛行していた戦闘機が、いきなり爆発して墜ちてしまった!エンジンに異常があったわけではない。明らかに敵の攻撃だ!]

涼介の言ってる事がわからない。いつものことだが。しかし、今のは本当にわけがわからない。

攻撃された?だって敵機はないはずだぞ?

[落ち着け涼介。まず、どこからの攻撃だ?]

涼介にそう聞いた瞬間、空は黒に染まり陽の光は遮断された。

そう、謎の戦艦が上空に現れたのだ。

「あ・・・あ、あれは・・・一体・・・!」

俺は驚きのあまり声が出なかった。

すると、四方八方から無数の見たこともない形の所属不明飛行物体が飛んできた。

[クソ!なにが起きてんだよ!もうわかんねえよ!]

[な、なんて数だ・・・]

涼介と仁があっけにとられていたその時、敵機は東京に向かって攻撃を始めた。

それも、高火力のミサイルを・・・何発も何発も・・・

 

つづく

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