「おい、貴様ら。今なんて?」
「よくきけ人間。俺たち、人間、抹殺する。これ、目的。」
何を言っているんだこのスクラップたちは!
くそ!こうなったらイチかバチかだ!この刀でそのおかしな頭を貫いてくれる!
ズキィィィィン!!!
俺は手に持っていた刀でサイボーグの一体の頭を貫いた。
「!?あんl@;v、あMOfpmb!!!」
すると、周りのサイボーグたちは皆俺に向かって銃を撃ってきた。
ダダダダダダダダダダダ!!!!
見たこともない銃で何発も撃ってくるが、俺には銃弾が見えるので気にしない。
そっちがその気なら!こっちだって!
「喰らえ!このスクラップ共ォ!!!」
そう言った途端、俺の持ってた刀の刃がいきなりチェーンソーのように回転し始め、光り始めた。
そのとき、無線が入った。
[こちら本部!大和、今刀が光っているだろう?それはリミットブレイクという。その刀の能力を最大まで引き出すことだ。その刀を思いっきりひと振りしてみろ。]
?いったい何が起きるというのだ?俺は本部からそう言われとおりに刀を振り回してみた。
ズァァァァァァァァン!!!
すると、俺の周りからものすごい音が出た。よく見ると、真空波が出来ていた。その真空波は勢いよく周りのサイボーグたちへと飛んでいき、見事サイボーグたちを一刀両断に切り倒していった。
「す、すげー・・・ って感心している場合ではない!今すぐに艦内に乗り込まなければ!」
そう言うと、俺はひたすら真っ直ぐ走っていった。
なんということだ、戦闘機に近い速さで俺は走っている。これならすぐに中心地点へ到着しそうだ。
俺の目の前にいるサイボーグたちは皆切り倒していき、中心地点を目指した。
走っていること数分。俺の目の前には謎の塔が見えてきた。
「お、あそこから侵入できそうだ。」
俺は次々と向かってくるサイボーグたちを切り払いつつ塔へと走っていった。
すると、塔への入口が見えてきた。
「よし、今から侵入だ!」
しかし、俺が侵入しようとしたその時、塔の門が崩壊した。
俺は急ブレーキをかけて、門の前まで歩み寄った。
すると、門の中から他のサイボーグよりもかなり体格のでかいサイボーグがやってきた。
手にはどでかい剣を持っている。きっとコイツが親玉だろう。
「貴様か、俺の戦艦で自由に暴れまわってる哀れな人間は。」
「お前がこのスクラップ共の親玉か。お前の名はなんだ!」
「俺様の名前か?俺様の名は、バロンだ。」
このバロンとか言う奴は俺よりもかなりでかい。二階建ての建物くらいある。
こんなやつ、きっと見た目だけですぐに切り刻めるだろう。
「よくも俺様の戦艦を荒らしてくれたな!この剣で八つ裂きにしてやる!」
「ふん!それはこっちのセリフだ!人の土地に勝手に入っては好き放題暴れやがって。ぶち殺してやる!!!」
「ガハハハハ!そんなちっぽけな刀で俺に傷一つつけられるわけがないだろ!いいだろう、お前から来い!相手になってやる!」
「うおぉぉぉらぁぁぁぁぁぁ!!!!」
俺はリミットブレイクを発動し、バロンに立ち向かった。
ギィィィィン!!!
奴を切り刻んだ瞬間、俺の耳元で凄まじい金切り声が聞こえた。
「やったか!?」
「・・・グフフフ。なかなかやるじゃねえか。こんだけ強烈な攻撃を食らったんだ。お返しをしなきゃぁなッ!!!」
そういうとバロンは手に持っていた剣を俺に振りかざしてきた。俺は反射的に刀でガードした。
「ぐぐぐ・・・!なんてパワーだ!」
「ほう、そのちっぽけな刀で俺様の攻撃を防ぐとは、大したもんじゃねえか。」
そのとき、俺に無線が入った。
[ザーザー・・・こちら本部!大和!大丈夫か!?]
[大丈夫じゃない!相手のパワーは半端じゃない!耐えられるのも時間の問題だ!俺が普通の人間だったらミンチになってるくらいだ!]
[今から我々が開発した銃器をそちらに転送する!それまでなんとか耐え抜いてくれ!]
くそ!こうなったらやけくそだ!奴の体を切り刻んでやる!
「いくぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
俺は渾身の力を込めて奴に刀を叩き込んだ
「うらぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「ぐっ!人間のくせになんてパワーだ!う、うがぁ!」
バギィィィン!!!
その瞬間、強烈な金属音がした。
バロンを見ると、左腕の装甲が外れて攻撃しやすくなった。
「どうだ!」
しかし、バロンはもろともしない。ずっと立ち尽くしている。
「フッフッフッフ・・・ガハハハハハハハハ!!!!こんなに楽しいのは久しぶりだ!何年・・・いや、何十・・・いや!何百年ぶりか!!!そうか、ならば俺も全力を尽くして貴様を・・・ブチゴロスゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
「上等が!スクラップなんかじゃ俺は倒せねえよ!」
「グオォォォォォォ!!!」
バロンは自分くらいある大きい剣をものすごい勢いで俺に叩きつけてきた。
俺はとっさにガードした。
「ぐぐぐ・・・うわぁ!」
しかし、あまりのパワーに耐え切れず、俺は吹っ飛ばされてしまった。
「どうした?貴様はこの程度じゃあ死なんだろ!まだまだこれからだ、まだだ!まだまだだァァ!!!」
くそ!こんなとこでくたばってたまるか!
俺はそう思っていると、突然俺の耳元で誰かの声がした
{転送システム作動。これより、転送されたウエポンを受け取り、装備します。}
「!?なんだ!?体が・・・光って・・・!」
{自動装備開始。}
すると、俺の体の光っているところに武器が装着された。
「ほほう、今度はなんだ?さあ、俺様をもっと楽しませて見せろ!」
「言われなくても・・・そうするつもりだ!」
俺の腕に武器が装着された。
よくわからないが、とりあえず使ってみよう。
「これより、標準を合わせる。」
{ロックオン開始・・・ ・・・ ・・・カチャ ロックオン完了}
{これより、カウントダウンを始めます}
「10・・・9・・・8・・・」
「おいどうした!動かねえならこっちから攻撃するぞ!」
「7・・・6・・・5・・・」
「ふっ、ついに頭が逝かれたか!まあいい!叩き切ってやる!」
バロンが剣を持って俺に走ってくるが気にせずカウントダウンを続ける。
「4・・・3・・・2・・・」
「オルァァァァァ!!!終わりだァァァァ!!!」
今だ!
「1・・・!はっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
{ダイレクトカノン 発射!}
ズギャァァァァァァァァン!!!
カウントダウンが終了したとともに、俺の両腕から奴の上半身目掛けて高火力のビームが発射された。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!」
俺はとにかく叫んだ。バロンはどうなっている?
「bちゃbfvかぶfvlkんbの;んいヴぉぐぃなn!!!????」
どうやら急所に当たったようだ。
それにしてもなんという威力。反動で少しずつ後ろに下がっている。
{ダイレクトカノン 発射終了}
シュゥゥゥゥ・・・
ビームは止まり、俺は自然と床に座り込んだ。
バロンを見ると、綺麗に上半身がなくなっていた。
「勝った・・・のか・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴ
俺がずっと座り込んでいると、戦艦はいきなり大きな音を立て始めた。
そのとき、無線が入った。
[こちら仁!大和、応答せよ!]
[こちら大和、こちらは無事だ。敵の主将も撃破した。]
[そうか、それはよかった。しかし、ゆっくりしている場合ではない!この戦艦墜落するぞ!俺が今から向かいに行くから戦闘機に飛び乗れ!]
[了解。待ってるぞ。]
俺は無線を切って仁の迎えを待った。
しかし、さっきのはなんだったんだろう。初めて使う兵器だったのに、自然と使えた。
まるで、俺の体が覚えていたかのように。
俺が考えていると、早速仁の戦闘機がやってきた。
[こちら大和、今そっちに飛び乗る]
[了解]
俺は飛び移ろうとした。
その瞬間、地上から無数の弾丸が飛んできた。
「うわあ!あぶねえ!」
[こちら仁、今地上から攻撃を受けている!早く飛び乗れ!]
[わかってる!今行く!]
しかし、こんなに弾丸が飛んでいる中を飛ぶのはかなり危険だ。
だが、考えてる暇もない。俺はイチかバチか飛び乗った。
ズシャァ!
「え?」
ズシャズシャズシャ!!!
俺の体に弾丸が次々と当たっていく。
「ダメだ・・・もう、意識が・・・」
気付いたときには、もう地上へ落下していた。
「大和ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
・・・
「う・・・うぅ・・・ここは・・・地上?」
俺は瓦礫の上に倒れていた。
あれ、今まで何をしていたんだっけ?
確か、俺は巨大な戦艦の上でサイボーグと戦っていて・・・
ん?そうだ!俺は戦艦から落ちたんだ!
しかし、なぜ生きているんだ?これもスーツの影響か?
「おい立てぇ!下僕民族!!!」
ん?誰だ?
「目を覚ましているのはわかっている!早く立てぇ!!!」
俺は言われるがままに立ち上がった。
すると、そこには謎の部隊がいた。少なくとも本部のものではない。
「これより、貴様ら人間の処刑を始める!」
つづく