【デスノート】東方閻魔帳~Kira Star Necro Notebooks.【幻想入り】 作:主エホバ神
四季映姫
是非曲直庁所属の幻想郷担当の閻魔大王。
デスノートを人里離れた所で取得。
ヘブライ語で書かれたノートのルール解読を本居小鈴に依頼。
本居小鈴
貸本屋、鈴菜庵の一人娘。
ヘブライ語で書かれたデスノートの基本ルール解読。
映姫に半ばけしかけられる形で、稗田阿求の名前をノートに記入する。
稗田阿求
小鈴が書き込んだデスノートの効力により、必ず自殺する運命にある。
人間の里にある名家「稗田家」の当主であり、九代目「御阿礼の子」。幻想郷の妖怪についてまとめた書物「幻想郷縁起」を編纂するため、千年以上前から転生を繰り返している。
しかし、度重なる転生の影響と、一度見た物を忘れない程度の能力の弊害の為か、以前の転生で忘れたはずだった記憶がフラッシュバックするという症状に悩まされており、永遠亭で処方される薬剤をストック買いする形で、大量購入しては過剰服用しており、身近な従者達には死期が迫る事によるプレッシャーにいよいよ耐えられず、自殺を図ろうとしているのではないかと疑われている。
博麗霊夢
楽園の素敵な巫女。
映姫に妬まれており、第一の犠牲者として、名指しで指名される。
阿求自殺の知らせを聞き、
その死が第三者による意図的に仕組まれたものだと看破する。
従来のやり方とは違うやり方で、異変解決を図ろうとする。
八雲紫
霊夢の相棒兼保護者。
阿求の御魂が死後行くであろう、無縁塚に赴く。
幻想郷管理者特権で映姫に阿求の輪廻転生データの提出を求めるが、
協力的でない映姫の態度に、やや疑念を抱く。
河城にとり
阿求が凍結破損した水道管交換を依頼した相手。
新しい水道管を当日交換できるにも関わらず、それを行わなかった事と、料金交渉で阿求と揉めた事から、稗田亭全焼の黒幕だと言いがかりを付けられる。
力や立場が弱い事もあって、スケープゴートの様な扱いを受ける。
私、稗田阿求は早ければ約五年後に死ぬ。
そして次の転生までの100年あまりは地獄の閻魔の下で働く。
転生を繰り返す為、死を恐れない。
つもりだったが……。
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東方閻魔帳~デスノートが幻想入り~
name;01 自殺
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「うわあああっ!! 死にたくない。逝きたくないッ」
ここの所、度重なる輪廻転生の弊害か、忘れた過去の転生記憶がアトランダムにフラッシュバックしていく。
永遠亭で処方された薬剤も効き目がない。
幻想郷縁起の執筆や転生の準備どころではない。
漠然と死の恐怖と生への謳歌と、苦しみからの自殺願望が綯い交ぜなっている。いっその事、正気を失ってしまいたいが、生来の超人的知性によって、中途半端なまま正気を保った状態が、ここ二三日続いている。
「稗田様、落ち着いて下さい」
そう、優しく諭してくれる従者の声すら、混乱した思考と感情により、
掻き消えてゆく…。
「放っとけやぁぁ!!」
顎に従者の手が触れたのが、その時は堪らなく我慢ならなかった。
だから思わず、事もあろうか、書きかけの幻想郷縁記を明るく照らしている燭台が灯る執筆台の方へ突き飛ばしてしまったのだ…!
「熱っ!!」
例年以上の厳冬が予想される11月。私の健康状態の考慮した上で、
早めの寒さ対策も兼ねて、暖房器具として、スキマ妖怪からの親身のクリスマスプレゼントとして頂いたオイルストーブも何台か、屋敷中に配備してある。
ここ稗田亭には、服装も含めて、例年以上に可燃物に溢れていたのだ…!
「うわぁぁぁ、火が! 誰か水を!」
嗚呼、なんて事なの。昨日、凍結破損した水道管の取替作業を、
自称幻想郷のエンジニアさんに依頼してたっけ…。
新しい水道管は二日後に届くとか何とか。
火だるまとなった従者が屋敷中を転げ回るのを誰も止められない止まらない。畳、タンス、布団、座布団、障子に木製の支柱。
屋敷内に均等に配備されているオイルストーブにも火の手が…。
そう思った私は、苦しむ従者に目を背け、風呂敷を広げ、
夢我夢中で今まで書き溜めてきた幻想郷縁記シリーズを掻き集めていた。
「お、おもぉう!?」
何十冊、いや何百冊か?
火事場の力とはよく言ったもので、自分の体積以上のものを、
こんなにも背負いながら走れるなんて。正に人体の神秘。
「あがッ!?」
感覚で解る。腰の骨が折れてしまった。
そりゃそうだ。こんな貧相な体で耐えられるはずもない。
ならば、最新の縁記だけでもっ…!!
這いずってでもっ…!!
「あっ…」
手を伸ばした先の縁記に火の粉がぁ。
「燃やされてたまるかぁ…!」
「稗田様!お立ちください。もうこの邸宅は焼け落ちを免れません!
諦めしょう!」
そう従者が体を持ち上げようするが、折れた部分の腰の骨が痛みが全身を駆け巡り、立つ事が叶わないッ。
「腰がダメ…立てない……。今までありがとう」
「稗田様…!」
従者の背中が遠のいていく。
行かないでぇぇ…!
「う、うわああああ!! 小鈴!! 霊夢!! 魔理沙!! 助けてよぉっぉぉぉオ!!」
稗田 阿求 享年25歳
燃え盛る稗田亭にて没する。
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阿求が焼死した。
母親にそう告げられた時、驚きよりも、脳裏に閻魔とのやり取りが過ぎった。
「自殺したの!?」
「馬鹿な事を。何でも燭台が倒れて、火の手が回ったって」
まさかとは思うけど、あのノートの呪いで…。
い、いや稗田 阿求 自殺と書いたまでで、放火しろなんてどこにも書いてないはず。
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「稗田亭が全焼? 小町、冗談でもそれ面白くないわよ」
「いやマジなんですって。オイルストーブに連鎖引火する形で、
もうあっという間に火の手が。おまけにその前日に水道管交換を依頼してて消火すら叶わなかったらしいですよ。死神って居るんですね」
「まさか、小町…。あなたが?」
「バカ言わないでくださいよ。舌抜きますよ? 死んだら四季様の元へ使える御魂にそんな事するなんて自殺行為じゃありませんか。
しかし、まさか寿命を迎える前に死ぬとは……イレギュラーな事もあるもんですね」
この乳ましい者は、職業柄なのか素なのか、命を軽々しく語る。
机の引き出しから、閻魔帳に偽装した例のノートを取り出す。
デスノート。このノートに名前を書かれた者は、いかなる形であれ無となる。
該当者の顔と名前を確実に把握していなければ、効果は得られない。
名前の後に40秒以内に、該当者が無に至るまでの因果律を操作できる。
特に指定がない場合は、肉体を保つ場合は大動脈解離。非肉体の場合はそのまま消滅する。
該当者が無に至るまでの因果律書くと、
更に9分4秒、その因果律に至るまでの詳しい経緯を追記する猶予が与えられる。
このノートの意図的な売買に参加した者は、例え名前を書かれていなくても自動的に無となる。
いくら名前を書いてもページが減る事はない。
ノートのルールはこれらの基本ルール以外にも存在するが、
それは所有者当人が解き明かしていくしかない。
所有者の理解度によって、ルールは付け加えられていくが、
所有者以外には基本ルール以外は、所有者に教えても貰わない限り、見えない。
自殺と言えば、一般的には絞殺をイメージしていましたが、
なるほど、そういう道理だった自殺もありなのですね。
「間違いないわ。これは恐らく本物」
「四季様、そう言えば閻魔帳って、亡者の生前の名前や行動を記しておくという帳面ですよね。それって自動式で書き込まれてたりするんですか?」
「ありません」
「はい?」
「死んだはずの稗田阿求の名が乗っていません…!」
本物の閻魔帳を取り出す。
元々は死後裁判を行ってから、死者の名前を書き込むのであるが、最近の是非曲直庁では作業効率化とセキュリティ対策も兼ねて、死者の名前が随時浮かび上がってくる様に、アップデートされている。従来の閻魔帳では生じていた典型的な書き間違えや書き漏らしもない、精度99%の最新式閻魔帳。
その最新式の閻魔帳にあるはずの名がないのだ。
こうして開いている間にも、死者の名前は次々と浮かび上がってくるものなので誤作動という事はない。
この場合、考えられる事は…。
一つ、稗田阿求は生存している。
二つ、稗田阿求の御魂そのものが消滅しているので、カウントされていない。
「小町、現場に行くわよ。死体があるかどうか」
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幻想郷の管理者である、この私、八雲紫は今非常に後悔している。
良かれと思ってした事が、結果的に稗田阿求の死の一因となった事は言うまでもない。
幻想郷の生きとし生きる者は、血の繋がりがなくても皆我が子である。
彼女は寒がりと聞いていたから、スキマロースからのクリスマスプレゼントとして、
中古で仕入れたアメリカ製オイルストーブで屋敷中を温めてやりたいなと奮発したのだが、
結果的には稗田亭そのものを焼き討ちにする爆弾を送りつけてしまったのだ。
さらに運が悪い事に、例年稀に見る厳冬によって凍結破損した水道管の取替作業を水道業者に依頼しており、取替作業が行われるのは明日だったのだ。
だから消火活動をするまでもなく、畳、タンス、布団、座布団、障子に木製の支柱。
恐らく稗田亭内全てのオイルストーブにも火の手が及んだ事だろう。
生き残った従者曰く、燃え盛る炎の中、
夢我夢中で今まで書き溜めてきた幻想郷縁記シリーズを掻き集めていたそうだ。
享年25歳。
転生が不完全なのか、転生による過剰な知性が負担となるのかは不明だが、どの転生体も30年前後しか生きられない事を考えると、余りに唐突で突然すぎる…。
昨年の様子から、ざっと8年は大丈夫そうだと踏んでいた私の演算能力は誤りだったのだろうか?
しかし、これも形は違えど、避けられぬ事。
次の転生までの100年あまりは、あの閻魔の下で仕え、そしてまた転生する。
それはそれは残酷な話。
何だか気分が優れない。早い事、冬眠でもしよう。
「阿求!! 阿求!!」
本居小鈴。
妖魔本に興味があったりと人外のものに対する好奇心が旺盛な霊夢とそう年齢が変わらない
女の子。判読眼という、読めない言語はないという、地味に有用な眼を持っている。
それ以外は取り立てて普通だが、霊夢や魔理沙以上に、こちら側に来やすい。
もし将来、巡り巡って邪悪な性質を持つ者になってしまった場合、
最悪退治されてしまう可能性もあると私は忠告したが、あの時より、より一層と妖しさが増している様な気もする。
今の所は、そんな未来は有り得ないと思っているが、霊夢と違って、私の直感はよく外れる。
私は彼女に、妖怪は人間にとって何たるか問うた時、敵だと回答された。
しかし、そうは思わない。私はここで異説を唱えてみる。
妖怪も、エネルギー性質が異なる別の形の人間ではないかと?
二本の足、五本指、二つの目。
ここ最近、幻想郷に幻想入りしていくる新米妖怪を見て思った。
妖怪は人間へと進化しようとしているのではないかと?
そんな事を友人に呟いたら、霊夢達に感化されたの?と、心配されたが、そうかも知れない。
霊夢達は別だが、基本私は人間の事がどうしようもなく嫌いだ。憎んですら居る。
当然だ。この私をこんな辺境の地で、小さく縮こまるまでに追い立てたのだから。
しかし、この人間とほぼ似通った身体的特徴と生活様式を兼ね備えている自分が、そんな事口走っても皮肉にしかならない。
ここに、宇宙の謎を紐解く鍵があるのかも知れない。
ただ、一つはっきりしているのが、妖怪に未来はなく、人間には未来があるという事。
人間の行く着く最終進化の果ては、恐らくは神。いや宇宙そのもの。
そしてまた、宇宙を経て、人間。いや私達妖怪に至るのだ。
ただ、その妖怪は私達の様な人間の思念エネルギーにはいちいち依存しない、全く別の形式の妖怪だろう。
人間は知性ある獣であってはいけない。
ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。
666はひっくり返すと、神を表す数字999となる。
しかし、666と999を重ね合わせると、神の子の数字である888。
横倒しで∞∞∞。つまりインフィニティとなるのだ。
と、頭でぼうっと、口舌ふるっている時、背後から物理的なエネルギーを感じた。
「冬眠前に火事場泥棒?」
おや、666の獣のご登場。
「状況は?」
「出火原因は燭台の転倒。そこから火の手が回る形で、稗田亭全体に延焼。
例年以上の厳冬が予想される11月。服装も含めて、例年以上に可燃物に溢れていた。
二日前、凍結破損した水道管の取替作業を、河城にとりに依頼。
新しい水道管は後日届く手はずだったとの事よ」
「そして、その稗田亭全体を延焼させる程の間接的要因に、あんたも一枚絡んでいると。
後でみっちりと、二人きりでお話しましょうね。八雲紫さん」
ああ、勘の良すぎる人間がこの世で一番嫌い。今年は眠りに就けなさそうね。
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「おら!」
「ひゅい!?」
「河城にとりさん、稗田亭全焼の件について、お話願えますか?」
「………文屋のスクープで見たが、私は犯人じゃないぞ」
「あら、これが例の水道管。そして納品書。日付が一ヶ月前」
「当日交換できたものを。敢えてそれをしなかった。確信犯ね」
「今年の11月は例年にない厳冬期に差し掛かる。
稗田亭だけを相手にしてる訳じゃないし、先約も居た」
「値引き交渉で揉めてたとか。それに何個か同じのがあるじゃない。ストック切れという訳でもなかったはず」
「………向こうから無礼を働いたんだ。こっちも気持ちを害したし、後回しされても当然だろ?」
「どちらにせよ。稗田亭の初期消化が行えなかったのは、水道が使えなかったから。
そしてあなたは意図して、取替作業をできるにも関わらず、その日に行わなかった。
それは間違いないわよね?」
「間違いないです。しかし、私が何か私怨で放火したとかなら誤解だ。
それにあんた、文屋の話じゃ火の手が上がる前日に、
稗田亭へ数台のオイルストーブを載せたトラックを運転する従者の姿が目撃されていたとか…」
「紫ぃ…」
「彼女の健康状態と寒がりを考慮した親心からよ」
天狗の情報ネットワークは侮れないわね…。
「まあ、二人共、阿求に明確な殺意を抱いているとかではなさそうだし。
現時点では保留とするわ。
でもね、あんた達が阿求を間接的に死に追いやったという事実は忘れないでね」
紫もにとりも嘘はついていない。
しかし、阿求の行動といい。紫の言う親心からの行動といい。
不幸の偶然にしては、とても人為めいてる。
いつもの異変は何か、妖気やら霊気やら、何かのオーラを感じさせたのだけども、今回はそれが気持ちの悪いくらい全く感じられない。
道理だった事が起きる。それは道理で説明できない輩がわんさかと居るこの幻想郷では珍しい事。
ただ一つ、これは阿求と同じ生身の人間の仕業だと言う事。妖怪の悪さとは違って、見えないシステムチック的な何かを感じさせる。
もしも紫やにとりがそうとは知らずに将棋盤の駒の様に動かされていたとしたら、そいつの能力は、対処の難しい最もタチが悪いもの。
異変解決家の専門家である私自身でさえも、下手をすれば…。
小鈴ちゃんも、そうだけど。こういう時、漂う死んだ幽霊よりも捨て身がかりの生きてる人間が一番怖いのよね。
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燃え落ちた稗田亭。
焼け跡には、腐った卵の匂いが充満している灰色に炭化した人骨が斑に点在していて、どれが嘗て阿求のモノだったのか、わからなかった。煤けた金属製の髪飾りだけは見つける事ができた。
文々。新聞では、事故による行方不明と扱われているが、
人里では従者に恨まれていたとか、妖怪の仕業だとか、暗殺だとか。色々と諸説を唱えられている。
ただ一つだけ何となくわかるのは、稗田阿求にはもう二度と会えない。
その事実だけは確かだ。もう、この幻想郷には戻ってこない。
永遠に。
「稗田阿求さん、とうとう殺されちゃいましたね。本居小鈴さん」
「殺された!? 自殺ではなくて!?」
「冗談です。どうしてまだ話もしてないのに、自殺だと断定できるにですか?」
「それは…」
稗田 阿求 自殺
あのノートには、好奇心というか何というか、ちょっとした悪戯心で名前書いただけで、本当に阿求に死んで欲しいだなんて思ってもない。
ましてや稗田亭全体に火の手が回るだなんて記述も…。
「あの日、稗田阿求に仕えていた従者曰く、
過去の記憶が前触れ無く頭に頻繁に浮き上がるという重い症状に悩まされていたそうです」
確か阿求は一度見た物を忘れない力があるとか言ってたっけ。
涼しい顔して裏では結構大変だったのかな。
「オイルストーブ等の可燃物を屋敷中に配備してあるかつ、
凍結破損した水道管の取替作業の為、その日水は使えなかったそうです。
稗田阿求は寧ろ、火の手が広がる前に今まで書き溜めてきた幻想郷縁記を少しでも運び出そうと奮闘していました。それが仇となったとも言えますが」
阿求はあれでも結構力持ちだ。
それに今まで大事に書き溜めてきた自分の作品を守ろうとするのは当然だろう。
「じゃあ、阿求は自殺ではなくて、事故死だったんですね。よかった…」
最低だ。あんなに交流のあった親友が焼け死んだというのに、胸の内は安堵すら思える。
今まで自覚がなかっただけで、私はこんなにも程度の低い人間だったのだろうか?
「ノートはお返しします。返す宛もなくなったので」
「え?」
どういう意味だろう? 確か閻魔様は友人から借りたと言っていたが、まさか…。
いや、意味がわからない。もしそうなら、阿求は閻魔様を介して私に自殺共助を?
閻魔様の話と文々。新聞の記事を照らし合わせる限り、事故死だとしか…。
「あの…あれ?」
緑の髪をしている背の高い彼女は既に店を出ていた。
最初から居なかったかの様に。
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「ふふふ」
あの様子なら近日中にまたノートを使う。人間は好奇心と罪悪感に抗えない生き物だ。
嗜虐心を擽られるあの顔と言ったら…! 私もやはり妖怪だったのですね。
さて、これからどう幻想郷を料理しましょうか?
博麗の巫女や隙間の妖怪との衝突は恐らく避けては通れないでしょう。
それにあの二人、実は本名ではなく、呪術対策に元から仮名を名乗っているという噂もある。
そういう類に精通しているだけあって、一筋縄とは行かないでしょう。だからこそ面白みがある。
それにいくらページを使っても減らないというルール。
ノートの存在が何れは公に知れてしまう、切り札を部外者に与えてというハイリスクはありますが、
所有者とノートを量産するという意味では、とても使える。
あの娘にはノートの更なる検証も兼ねて、もっともっと名前を書き込んで貰わなければね。
私はノートの使い方を提案するだけであって、別に唆そうとか、そういう気持ちはありませんよ? 選択の自由は先にノートを使ってしまった本居小鈴当人にあるのですから。
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「何です? 使い魔を寄越してまで呼び出して」
「単刀直入に言うわ。
幻想郷管理者特権で阿求の輪廻転生データを閲覧させて」
「拒否します。私にその権限はありません」
「稗田阿求の御魂が再思の道を通って、冥界や三途の川の中継地である無縁塚に来ているはずよ」
「はて? 存じませんね。小町の方でも稗田阿求の御魂が来たという報告は受けていませんし、まだどこかで生きていて、囚われの身になっている可能性が高い気がしますが」
「何か勘違いしている様だけど、私は外の世界からの自殺志願者や犯罪者を攫うだけで里の人間に手は出さないわよ。それは浄玻璃の鏡で里の人間の死の瞬間を見てきたあなたならわかるはず」
「生憎、そういうのを好き好んで見るタイプではないんですよ私は。
悪戯心で床の間シーンを覗いたりはしますが」
「陰湿ね。閻魔様にもそういう所があるんだ」
「私はこれでも女の娘ですからね、ふふっ。あなたと居ると御魂の色相が濁るので、これで退散させてもらいますね」
「ねえ、閻魔様。よかったら私の友人と三人でお茶会でも如何ですか?」
「考えておきます」
いつも追われる立場なのに今じゃ逆ね。
でもこれで、稗田阿求の御魂は来ていないという事はわかった。
残る手は火災現場の人骨のいくつかから、DNAを割り出すしかない。
稗田家の親族からは鑑定用の毛髪は頂いた。後は骨と一緒に永遠亭に…。
八雲紫。この女、越冬前とはいえ、動きが早いな。
早い事、次の手を進めなければ。殺そうと思えば、能力的にもこの場で殺せる。
しかし、そんな事をすれば、博麗の巫女を音頭に、彼女と同盟を結んでいる幻想郷の有権者達に飛びかかられる。そうなっては私とて、ひとたまりもない。
かと言って、言い包めようにも、頭の回転は私のそれ以上……。
互いの立場も換算して、総合的な力量差は良くて五分五分といった所か。
どうにかこうにかして、本名を探らなければ…。一度知ってさえしまえば、後で脅すなり何なり、どうとでもなる。
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「幽々子様。八雲様から稗田阿求の御魂が来ているかどうか確かめて欲しいという報告を受けました」
「あら、もうそんな時期? 早いわね」
30年前後に定期的に死に、その後100年間はあの閻魔大王の元で働く。当人に失礼だが、どれだけの年数が経ったかのサイクル表代りに、死後は話し相手も兼ねてここ白玉楼へ一週間宿泊するというのが恒例だった。どうも今年はそうではないらしい。
「異変、かしらね」
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HOW TO USE IT
01
01. עד 48 שעות כלל אם סיבת המוות נכתבת רק כהתאבדות, מוות בשוגג או מחלה על שם השם, ואין תיאור לגבי מצב המוות לאחר מכן, בעיקרון, תוך 48 שעות לכל היותר, האדם הנוגע בדבר ייהרג בצורה כלשהי. הסיבתיות, הסביבה והתנאים הם בטווח של עד 48 שעות מרגע המוות. יכול לקרות שהמצב עד שהאדם נפטר כבר היה במקום או כבר מת.
最大48時間ルール
名前の後に死因に自殺、事故死、病死とだけ書き、それ以降死の状況に関する記述がない場合には、基本的には最大48時間以内に、その該当者を何かしらの形で死に至るまでの因果律、環境、条件が、死の瞬間から最大48時間の範疇で死の因果律の順算と逆算が行われる為、使用者の預り知らぬ所で、ノートに名前を書くよりも前に、該当者が死に至るまでの状況下が整っていたとか、或いは既に死んでいたというケースが起こり得る。
東方キャラで比較的な好きなのは実は八雲紫です。
今回は各キャラクターの思考OSに焦点をあててみました。
四季映姫は単純なトップダウン型。
八雲紫は複雑なボトムアップ型。
霊夢と小鈴は、その中間のミドルアップ型でしょうかね。
この話に出てくる映姫様、頭が良いようで実は割と単純だったりします。
何だか消化不良感が歪めない感じですが、
犯罪者裁きというよりは、よくある典型的な事件簿ものになってしまうかも知れません。こう静かな戦いともいいましょうか?
次回、小鈴、デスノートに二人目の名前を記入す…!
物語の展開はいっその事、通常の物語展開とは逆の順、いきなり決戦場面に突っ込ませた方がいい?
-
はい。
-
いいえ。
-
どちらでもない。作者の判断に任せる。
-
感想欄でアイディアを提案させて。
-
二つの原作では余り使われていなかった設定を盛り込んで欲しい。