いろいろ書いてみる   作:アリファ

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モブ崎……ついに名前すら出てこないままクラス描写終わっちゃったよ……。


入学編 Ⅴ

「おはようございます!虎白さん!」

 

「おはよう、虎白さん」

 

1-Aの教室に入ると、昨日知り合った2人が朝に感じる気だるさを全く感じさせない挨拶をしてくれた。

外見レベルの高い2人からの挨拶にクラス内の男子から若干敵意を向けられたが……。

 

「おはよう、ほのか、雫。今日はなにか予定あったっけ?」

 

僕の分まで席の確認をしてくれていたのか、ほのかが僕の席に案内してくれた。

 

席についてからIDカードを机のカードリーダーに差し込み、ホログラムディスプレイを展開する。

 

「今日はSHR(ショートホームルーム)だけですよ」

 

「明日から校内の案内見学と魔法の基礎をやるみたいだよ」

 

「そう……か、…なら一校の近くを探検してみようかな」

 

「美味しいスイーツのお店なら知ってる」

 

雫がじっとこちらを見ている。

奢れと?ほのかは雫が僕を凝視している理由をわかっているのかいないのか様子を見ているし…。

一向に視線をそらさない雫。

 

くっ、気まずい……。

 

「Ok、可愛い子にそんな顔されたら奢らない訳にはいかないね…」

 

「やった!」「雫もしかして着いていくの!?」

「ほのかは来ないの?虎白さんが奢ってくれるけど」

「私も行く!えっと…ありがとうございます、虎白さん!」

 

「いいよいいよ、その代わり案内してね?」

 

「「まかせて」ください!」

 

奢ることが確定してしまったが、FLT社からの給料が貯まりに貯まっているので常識の範囲内の物なら財布に影響はない。

毎日、叙〇苑でも問題ないのだ。

 

キーボードとタッチカーソルを使い、今日中にやらなければならない科目選択を行う。

 

魔法史Ⅰや、CAD基礎工学など面白そうなのを取っていく。

魔法科高校で学ぶ事はほぼないが、せっかく入ったんだからね。

 

魔法要素などの魔法師の一般教養みたいなものは全員が取る事になっている。

 

「虎白さん魔法史Ⅰ取るんですね、私と雫もとる予定なんです!」

 

「私は他にも解析学とかとる予定。」

 

解析学って3年向けじゃなかったかな?

高校生の内容に魔法に関する授業が入るので魔法科高校は普通高校よりも遥かにキツイ。

 

授業は講義の動画などで進められる。

選択科目も配信されているものを見て確認試験が行われるのだ。

だから、どれを取っても問題は無いのだが…。

 

3年の内容は飛ばしすぎじゃないかな……。

 

「私の得意魔法は振動系だから、やって損は無いかなって」

 

「凄いですよね!私も光の振動系なんですけど…さすがに無理かなぁっなんて…」

 

「まだ1年目だよ?それも入ってすぐ、そんなに詰め込まなくてもいいと思うけどね…。」

 

「そうだよ雫!まだ3年もあるんだからゆっくり学んでいけばいいよ!」

 

ほのかは僕の言い分に乗っかって雫を説得しにかかるようだ。

どれだけ大変そうなのか、とか、一緒にいる時間が減る、だとかを説いている。

 

「…なら今はやめておくことにする。

だけど、私に付き合ってね?」

 

振動系魔法についてならイフリートとシヴァが役に立つ。

理論的に全てを教えることは難しいが、ヒントくらいにはなれるだろう。

 

「僕でいいなら」

 

「えっ!?虎白さん!?雫!?」

 

2日連続にしてほのかの慌てっぷりが炸裂している。

 

 

 

 

「お兄様?そちらの方とどのようなご関係なのでしょうか?」

 

 

 

 

ヒェッ…。

 

いつの間にか僕の机の前に深雪が立っていた。

最近、九重先生に少し教えて貰っているらしいが、このまま上達していったら達也に追いつけるのではないだろうか…。

 

深雪の登場でクラス内がザワつくが、深雪の発する圧に当てられてすぐに静まる。

大人数いるのに物音が一切聞こえない状態になっているのだが、深雪だけは相変わらずニコニコと僕に問いかけている。

 

ほのかと雫も動けないで居るようだ。

 

「……お兄様?私はこの方達とどのような…あいたっ!」

 

立つと同時に深雪にチョップをくらわせることで空気を緩める。

とてつもない圧迫感は霧散し、クラスに音が戻ってきた。

 

「2人は入学式の時にお世話になったんだ、お友達だよ。

それと、すぐに威圧するのやめなさい。」

 

ほのか達は深呼吸をしてなんとか落ち着けている。

 

「ごめん、虎白さん。ありがとう…。」

「凄い怖かったです…。」

 

深雪の威圧は本人のルックスもあって圧力が倍に思える。

それを間近で受けて"怖かった"で済むなら相当なものだ。

 

「皆様、申し訳ありませんでした…。」

 

深雪がクラスに向けて謝罪すると、男子も女子も全員が必死に大丈夫、気にしてない。とアピールしている。

 

「2人も、兄様との関係を疑ってしまい申し訳ありませんでした。

私は()()()()()妹の司波深雪です。」

 

「虎白さんには()()()()()()なりました、光井ほのかです。」

 

「虎白さんに(魔法について)付き合ってもらう北山 雫です。よろしくね」

 

なぜか牽制しているような深雪とほのかだが、雫の言葉足らずによる爆弾発言によって暴走した。

 

「お兄様!!つつつ、付き合うとはどーいうことですか!?」

 

「そうですよ!虎白さん!!ほ…本当なんですか!?」

 

深雪に言い寄られ、襟を掴まれた。脳がシェイクされる。

ほのかはほのかで頬を膨らませて、なんとも可愛い怒り方だ。

 

あっ、ちょっと気持ち悪くなってきた…。

 

なんとかグロッキー状態で開放されたが、ほのかと深雪に挟まれ、逃げ道がない。

 

元凶の雫は表情こそ変わっていないが、雰囲気がとても楽しそうだ。

 

崩れた制服を直しながら、本当のことを言う。

 

「……雫が言った"付き合って"って言うのは………、

雫の魔法についてだよ………」

 

「2人の勘違いかな」

 

(元凶)がそう言うと、2人は盛大にため息を吐いた。

 

「「良かったぁ〜」」

 

「でも雫!そういう冗談はやめてよね!」

 

「ほのかの言う通りよ…ごめんなさい、兄様。大丈夫ですか?」

 

大丈夫、大丈夫。ギリギリだけど。

 

「そろそろSHR始まるから自分の席に座ろうね…」

 

3人が自分の席に戻っていくと思ったら、深雪は僕の前、雫は後ろ。ほのかが右だった。

 

僕の席は1番窓側の列の真ん中だ。

 

完全に囲まれた状態で学校生活が幕を開けた────




席はご都合主義の力でねじ曲げられました。

モブ崎くんには主人公がいない時に深雪達に絡んでもらいます。

あと、日時を変えます。

たしか、

2日目:見学先で一科と二科衝突→学食でまた衝突→帰りに美月怒り爆発

なのですが、

2日目:見学先で衝突(オリ主別行動)→3日目:学食で衝突(オリ主不在)→4日目:美月怒り爆発(オリ主合流)→5日目:達也風紀委員へ

になります。

その次の週が部活アピールになるので、ちょうどいいかと…。

オリ主はしばらく別行動でいろいろさせようかと思います。


12/4誤字報告ありがとうございました!

魔法科高校の劣等生を独立させる

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