いろいろ書いてみる   作:アリファ

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ワールドアイテムとNPC

「モモンガさん!モモンガさん!!」

 

モモンガさんが居るであろうナザリックの玉座に飛び込む。

突然のことにモモンガさんがこちらを向いた。

 

「どうしたんですか、グリンガムさん」

「どうしたもこうしたもないです!

ついに完成しましたよ!」

 

「完成って…まさかワールドアイテム制作できたんですか!?」

 

ワールドアイテムは強力な効果を持つアイテムだ。

1個しかないものが多く、入手するにはかなり高い運と実力が必要になる。アインズ・ウール・ゴウンにも11個と、ユグドラシル内最多のワールドアイテムを持っている。

 

鉱山で出会ったあと、クランからギルドになった[アインズ・ウール・ゴウン]に加入した俺は、主に装備アイテムをメインで作り、高ランクアイテム制作実験として消費アイテムなどに手を出している。

 

「そのまさかだ!」

 

最近おれがやっていたのはワールドアイテムの制作。

タブラさんが作ったワールドアイテム、熱素石(カロリックストーン)のように、入手が難しいアイテムを大量に使えば出来るのでは、と考え、AOGメンバーにも協力してもらいながらアイテムの錬成・昇華を繰り返していたところ、8個目のアイテム実験が成功してワールドアイテムとなったのだ。

 

「いいですか!このワールドアイテム[深華武闘]は、持ち手の職業に合わせた高性能ゴッズ武器に変形します!さらに!!

 

確率で防御、回避無視の確殺攻撃が入る。

しかもめっちゃ綺麗なエフェクト付き!」

 

装備して見せると、篭手は瞬く間にどす黒くなり、紅く脈動するひび割れが現れた。

 

なににも変身していない状態の俺が褐色で、紅く明暗を繰り返すひび割れが体のあちこちにあるのでそれに合う模様になったのだ。

もう少し俺の外見を言うと、額には縦にした眼が着いているが、今は閉じている。もちろん、性別は男だ。

 

所有者のデザインに合わせた篭手は様々な武器に形を変えてみせ、モモンガさんの視線を釘漬けにしていた。

 

「いや〜、ゴッズ武器をぶち込んだかいがあった…17個くらいだったかな?おかげでアイテムボックスが広くなりましたよ…」

 

「17個も!?よく使おうと思いましたね…」

「いや、まだあの楽器に比べたら全然マシです。ゴッズ武器作るの大変だったけど…。

色合いと装備傾向から見た目を変えてるからどんなデザインになるかわからないから面白いんですよねぇ。」

 

「あぁ、『祝福のスーザフォン』…でしたっけ。あれは残念でしたというしか…そ、それよりも今度の討滅戦で使ってみましょうよ!」

 

『祝福のスーザフォン』というのは、でかい!音が大きい!音が低い!という楽器だ。

 

一応は音色による回復アイテムなのだが、音系のレジェンドアイテムを詰め込んだせいか、出る音が衝撃波になってしまい音の射線上にいると回復力より威力の高い波のせいで回復してからダメージを受けるという残念性能になってしまった。

 

「えぇ!それで…あのですね、アイテム効果的に私が持っていてもよろしいでしょーか?」

 

ワールドアイテムはその強さ故にプレイヤー間での取り合いが常に起こる。

使えばトンデモ威力を発揮するが、使わずに取られでもしたらそれが相手に使われてしまう。

このワールドアイテムは俺が作ったし、AOGメンバーしか知らないものなので優先的に狙われるとかは無いはずだ。

 

「たしか、職業に合わせて…でしたか。……私もグリンガムさんが持つのがいいと思います…でもワールドアイテムですからね…

みんなに話してみて、いつもの多数決で決めましょう」

 

 

結果を言うと、俺の作ったワールドアイテム…ワールドウェポン?は俺が装備することになった。

ウルベルトさんが欲しがったが、代わりに黒いカッコイイゴッズ武器作ると言ったらしぶしぶOKしてくれた。

 

今の俺の装備は深華武闘だけ。

腰にボロボロの体とおなじ模様の入ったスカートと、深華武闘の本体である篭手。他にもアクセサリーはつけているが、色合いが合わないので非表示にしている。

 

 

 

多数決の後、モモンガさんや二式炎雷さん、ペロロンチーノさんの少人数で討滅戦マラソンした時に深華武闘を使ったが、数回目の攻撃で刀身に焔が走り、切り終わりと同時に切ったところから紅い水晶がボスを包み込み爆散した。

 

その光景にモモンガさん、ペロロンチーノさんが使ってみたいと言い出し、交代で装備して戦う事になった。モモンガさんは敵の頭上にいくつもの魔法陣が同心円状に展開され、ボスが光に包まれて消滅し、ペロロンチーノさんが使った時は矢が放たれた瞬間、暴風が吹き荒れボスに大穴が空いていた。

二式炎雷さんも使ったのだが、隠密からの弱点特攻するため確率ゲーに負け、ただの奇襲になっていた。

 

その日の収穫は今までにない程高く、しばらく金策しなくとも拠点が維持出来るくらいの金額とレアドロップが手に入った。

 

──────────────

 

「グリンガムさん、NPCどうします?」

 

「NPCって?」

 

「あれです、ナザリックに置くNPCで防衛時の重要ポジションになる…、それとは別にメイド1人は作ってもらいますけど。」

 

あぁ〜、階層守護者とか領域守護者とかか。

 

「グリンガムさんはレベル200分でお願いします。

メイドは50で」

 

多くない?レベル100を2人って俺でいいのかい?

他の人は大丈夫なのだろうか…。これでNPCが変わっちゃったりとかしたら少しやばいな…。

 

「レベル多くないですか?」

 

「いえ、グリンガムさんのアイテムのおかげで多くのPKギルドを潰せたのでまだまだありますよ。

 

階層守護者を作る人は、この前グリンガムさんが来られなかった時の多数決で決まりました。なのでグリンガムさんには全体を見回りするNPCをおまかせしようかと。」

 

良かった…これでNPC達は問題なさそうだわ…。

でもなぁ、向こうでクレマンティーヌを近くに置ければそれでいいしな…キャラクリは好きだけど設定とか苦手なんだよなぁ…

もういっその事他の人に丸投げしよ。

 

「キャラクリは他の人にお願いしてもらってもいいですか?」

 

「いいんですか?」

 

「見た目は可愛いorカッコイイよくて。腹黒くなければ変態設定でもなんでもいいですからね」

 

「それ、タブラさんやペロロンチーノさんが聞いたらヤバいですよ」

 

今話している場所は9層にある俺の自室だ。

タブラさんもペロロンさんも自分のNPC作りをしている最中だろうし、問題はな

 

「任せろ!」「話は聞かせて持った!」

 

嘘だろモモン太郎…。

扉の向こうからバカ2人が揃って入ってきた。

 

「いやぁ〜、グリ厶ンがどんなNPC作るのか聞きに来たら変態でもいいとは!ぜひ運営に挑戦しましょう!」

「任せてください。グリ厶さんが好きと言っていたヤンデレにしておきますから!」

 

「タブラさん、性別どうしましょうか」

「グリムさんは男アバターにも女アバターにもなりますからね…両刀女性にしておきましょう、ギルメンの男×男は破壊力がきついですから…」

「種族は?」

「グリムさんの種族が特殊ですからねぇ」

「あ、行動派のヤンデレにしましょう。表の顔と裏の顔凄いやつに」

「初心設定が栄えますね。ヤンデレ初心両刀女性。」

「そういえば、レベル100を2人作るんでした。姉妹設定で、ある程度共通要素持せたらあとは自由に作りませんか?」

 

そうだ、グリムさーん!だいたいの感じをまとめてくるので確認お願いしまーす!!」

 

ノリノリで扉から歩いていった2人。

聞こえた範囲でも結構やばい気がするゾ…。

まぁいいけど。

 

「モモンガさん、あの2人に…」

 

モモンガさんに声をかける。

 

「職業は召喚士兼ヒーラーとエンハンサー兼アサシンにして、と伝えてください」

 

「」

 

まさかの言葉だったのか、モモンガさんは口が大きく空いて片手が空中にあった。

 

「いや、あの…いいんですか、自分で作らなくて。」

 

「好きな見た目なら自分で成れますからね。

それに、自分の姿を変えた時の装備とかまだ整ってないのでそっち優先です。」

 

「あんたまだやるのか!」

 

「良いでしょう!?体にワールドアイテム2つあって、1つ装備していたって不安なものは不安なんですよ!」

 

「さすがに過剰すぎですよ!大規模ギルドでも潰しに行くんですか!?」

「備えあれば嬉しいなってどこかの国王陛下も言ってるんですよ!?いいじゃないですか!!」

 

「それ間違ってませんか!?……はぁ、アイテム量産もいいですが宝物庫の容量も考えてくださいよ?」

 

「りょうかーい!」

 

絶対考えてない。と呟き、メイドはちゃんと自分で作れ。と言ってモモンガさんは部屋から出ていった。

 

メイドかぁ、レベル50をどう振り分けようかな…。

異形種…変身させればいいから見た目2つ考えなきゃか…。

 

昔、ネットゲームで作ったアバターにしよ。

名前は…『ヤラ』でいいか…。

種族は龍人で、種族スキルはLv15、職業は召使いLv15…商人Lv15…あと5レベルは盗賊でいいか。

魔法科高校の劣等生を独立させる

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