いろいろ書いてみる   作:アリファ

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ガバガバ魔法理論だぜ☆


しかし! まわり こまれて しまった ! ▼

自動販売機でコーヒーを買い喉を潤していると、後ろから達也がCADを突き付けてきた。

 

「いきなりだね、達也。()に向かってそれは酷いんじゃないか?」

 

否、雲散霧消を使ってきた。

肉体じゃなくて持っている缶に、だけど。

 

「お前はなんだ。魔法は発動した、なぜ分解されない」

 

肉親なのにあたりが強いなぁ…。

この缶コーヒーまだ一口しか飲んでないんだから消させてたまるか。

 

「大変だったんだよ、達也のソレを攻略するの。」

 

たった1つの魔法を 達也が霧散霧消を発動させるのと同時に、収束、発散、吸収、放出の加減を全て逆で発動させた

 

達也の魔法を僕の魔法で相殺させただけ。

 

「それで、何しに来たんだい」

 

振り向くと達也が距離をとった。

CADは向けられたままだけど。

 

「お前は魂が抜けたような人形だった。感情も、喋ることもなかった。もう一度聞く、お前はなんだ。」

 

前の僕はそんなだったのかい…。

あぁ、思い出した。

 

「僕は司波 虎白だよ。君の兄で、深雪の兄でもある。

そうだね…7年前、達也は精神をいじられて今は兄妹愛…まぁ、深雪への愛情か、それしか残ってないだろう?その代わりに魔法演算領域を手に入れた。」

 

「それがなんだ」

 

「僕は今まで自分の魔法で人格を消していたんだよ。

産まれてすぐ、持っていた想子量と演算領域のせいで人格が崩壊しかけてね、そこから人格ができあがるまでずっと。」

 

「………」

 

CADは向けたまま、達也はポケットから端末を取り出した。

 

「とのことですが、どうされますか」

 

『そうなの…とりあえず2人とも戻ってきなさい。』

 

あぁ、聞いたことある声だ。

母上殿(深夜)か…。

 

達也がこちらを見る。

返事をしろってか…、

 

「わかりました。」

 

「すぐにもどります。」

 

通信は切られ、達也がやっとCADを片付けた。

 

「道すがら色々聞きたいことがある、こっちだ、兄さん」

 

!?

 

これは嬉しい。

僕の方にも少しばかり兄弟愛があるようだ。

いつまでもお前呼ばわりは兄弟としてあんまりね……。

しかも僕の方が兄だから余計にね?

 

「それで?聞きたいことってなんだい」

 

足元に魔法を展開して加速しながら話す。

達也も同じ魔法で併走している。

 

「艦隊を壊滅させた後に使った魔法。あれはブラックホールであっているかな」

 

「あってるよ。まぁ、厳密にはブラックホールもどきだけどね

 

あれは……収束と発散と…吸収と放出と加重の複合魔法でブラックホールを再現したものだから。達也の分解と似たようなものさ」

 

「そうか…それって範囲とか広げられるのか?」

 

「当たり前。まぁ、危ないから使わないけど。」

 

「そうか……今日から兄さんも戦略級魔法師だ」

 

「面倒くさそうだね、お断りさせてもらってもいいかな?

だいたい、理論はとっくに出てると思うんだけど?」

 

「使えるのと使えないのでは天と地だからな、断る権利はないぞ。」

 

うへぇ…あの軍人さんとも話さないといけないのか…。

なんだっけ……か…か……風祭警部?

あぁ、風間大尉?風間少佐?どっちでもいいか。

 

それにしても母上殿と面談か…。

まぁ、今まで人格がなかったんだし責められることは無いだろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私には2人の兄様がいます。

兄様達は双子ですが、二卵性双生児なので初めて会った時は双子とは思いませんでした。

 

そんな兄様達の感情がわかりません。

 

上の兄は虎白兄様といって、高い身長に非常に整った顔立ちなのですが、常に無表情です。それに私は虎白兄様の声を聞いたことがありません。

ですが、お兄様は近くにいる時に色々と相手になってくれました。言葉が帰ってくることはありませんが私のお話に頷きで返してくれたりもします。

 

少し前に屋敷の廊下を歩いていた際に聞こえてきた話から虎白兄様の身体について知りました。

異常な想子量、四葉の精神干渉系魔法術者数人でも把握出来ない演算領域、誰も知らない魔法で守られた人格。

 

お兄様が無表情で人形のようですが、それが自己防衛のためと知ってから私はお兄様と接する時間が長くなりました。

 

何回か一緒の布団で寝たのですが、1度だけ、頭を撫でてくれたことがありました!

それがあまりにも気持ちよくてすぐに寝てしまったのですが、意識が落ちる直前に虎白兄様が笑みを浮かべていたように見えたのです。

 

起きたらお兄様はおらず、いつも通り縁側に座っていました。

顔はこれまでと同じ無表情のまま…。

 

沖縄に行った時、気がついたら虎白兄様がいなくなっていました。

その後、沖縄海戦があり、もう1人のお兄様にしていた誤解が解けたのですが、なんと虎白兄様の人格が戻ったと達也兄様から聞かされました。

 

今は叔母様と母様とでこれからについてお話しているようです。

 

 

もう1人の兄である達也兄様は四葉の特殊な魔法によって魔法領域を与えられ、精神を縛るべく私と虎白兄様への兄妹愛しか残っていません。

 

今まで話すこともなかったのでどうなるか心配でしたが、虎白兄様の話で意外と盛り上がりました。

 

虎白兄様は私がいない間に達也兄様と遊んでいたそうです。

その間もいつもと同じ無表情だったらしいのですが…ずるいです!

私だってお話するか膝枕してもらうかしかしていません!

お兄様達だけで遊んでいたなんて!

 

これから虎白兄様にはいっぱい付き合ってもらわなきゃいけませんね!

 

もちろん、達也兄様にもです!




一緒に寝た→布団に潜り込んだ。

オリ主(人形時)は一般的な生活サイクルと微かな反応をしますが、自分の意思が出ることはありません。
その場で反射的に動いてます。

達也とのお遊び→四葉流お遊び(戦闘)

魔法科高校の劣等生を独立させる

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