侑華と申します。
この小説はある漫画を参考にして
作らさせていただきました。
楽しんでいただけたらなと思います。
第一話 第十鎮守府
「すまんな司令長官の君にこんな野暮なようなんか頼んで。」
「いえ。大丈夫です。その代わりに今度なにか奢ってもらうので。」
「おぉ怖いなぁ。まぁその時はなにか特別なものを奢るとしよう。私だってざらに元帥やってるんじゃないからな。では、頼んだぞ。悠希君」
「了解です。それでは失礼します元帥」
これは、ブラック鎮守府であった第10鎮守府が、
一人と一艦...いや、2人の力で立て直す物語
...督
...提督!
起きなさい!クソ提督!
「ん...ファ~」
「ファ〜じゃないわよ!」
「なんだ、曙かどうしたんだ?」
「なんだ曙かじゃないわよ!
なんで執務中に寝てんのよ!」
「すまん、なら曙ひとつ頼まれてくれ。」
「なによ。」
「あけぼの特製コーヒー作ってきてくれ。」
「はぁ...。そう来ると思ったわよ。愛情たっぷりでミルクなしでよかったんだっけ?」
「あぁ、たのむよ。」
「まったく。しょうがないわね。なら作って来るから寝ずにちゃんと仕事済ませなさいよ?」
「分かったよ。曙の言うことだ聞かないと叩かれちゃうからな」
「約束よ?それじゃ私行ってくるから。」
バタンッ
執務室のドアが閉まると同時に私は席に着いて
すぐに執務を始めた。ここでの生活はまだ慣れないものの、
曙がサポートしてくれるため大分色々なことが保たてている。
だが、このピリピリとした感覚はまだ消えなかった。
「さて、ちょっと本気でやりますかね。」
(曙がコーヒーを作りに行ってから10分後...)
「提督〜コーヒー持ってきたわよ〜。って、寝てるし。全くこの人は
やることはちゃんとしているみたいね。なんで私の前では仕事姿見せてくれないのかな...」
ZZZ...
「にしてもほんとに可愛い顔して寝るわね...
早く起きないと食べちゃうわよ」
「曙に食べられるのは何となくいいかもな...とか思ってたり。」
見る見るうちに曙の顔が赤くなって
「こ、このくそ提督!!起きてるなら言いなさい!」
ボコッ
「ははは、ごめんな。お前がかわいいからいじりたくなっちゃうんだよ。」
「全く。そういえばもうすぐ帰ってくるんじゃない?あの子たち。」
「あぁ。そろそろだ。五月雨たちは無事だろうか。」
「あなたの指揮なんだから大丈夫でしょ?」
「結構信じられてるんだな。私は。」
「そりゃ司令長官様だし、前にも同じようなことあったじゃん?」
「そうだっけか。全く覚えてないや。」
「ほら、あなたがあの鎮守府に来た時に」
コンコン
「失礼します!五月雨以下第一艦隊ただいま帰投しました!」
「お疲れ様。疲れただろう。ゆっくりと休んでくれ。あ、それと五月雨。MVPは誰だったんだい?」
「瑞鶴さんです!」
「そうか。瑞鶴。よくやったな。これからも頑張ってくれ。みんなも。」
私は瑞鶴の肩を優しくたたいた。だがその瑞鶴かおは真っ青になっていたのですぐにやめた。
「瑞鶴は執務室に残ってくれ少し話がしたい。あと曙にはコーヒーでも入れてもらおうかな。」
「分かったは。瑞鶴さんも提督と同じものでいい?」
「え、あ、うん。お願い・・・」
ガチャッ
「さて、瑞鶴。君を残したのには少し理由がある。なに、曙もすぐには帰ってこない。少し長めのお話がしたいだけだ。」
「新しい提督さんも私に変なことするの?」
「変なこと?何を言って」
「ごまかさなくてもいいよ。私の身体が目当てなんでしょ」
「何を言ってるんだ瑞鶴。」
「私は別に大丈夫だよ。前の提督に散々やられたから。だから私は。」
ポロッ
瑞鶴の目からは涙が落ちていた。
「瑞鶴。聞きなさい。」
「いや。」
「私は前任とは違う。前任が何をしたかは今ので大体わかった。辛かったな。一人で悩んでいただろうに。でも大丈夫だ。あとは私に任せなさい。」
「ほんとに大丈夫なの?信じていいの?」
「あぁ。信じていいとも。私は君たちを救うためにこの鎮守府に来たのだから。」
「う、うわぁぁぁぁぁぁ」
瑞鶴は緊張が解けたのか泣き始めた。
この涙を無駄にしないためにもちゃんとしなければ。私もあいつに顔向けできない。
なぁ、雪風。私はちゃんと提督ができているかな。
『しれぇーはちゃんと司令官をできてますよ幸運の雪風が言うから間違いないのです。頑張ってしれぇ』
そんなことを言われた気がした。
「だからそんなに泣かないでゆっくりと顔を上げてくれ。」
「うん。」
そういうと彼女の泣きじゃくった顔が見えてきた。
「ほら、かわいい顔が台無しじゃないか。顔拭いて私に君のかわいい顔を見せてごらん。」
「か、かわいいかな・・・私・・・。」
「あぁ。可愛いと思うぞ?ここだけの話私の嫁である曙よりも」
「まさかぁー。わたしは曙さんよりもかわいくありませんよ?」
「そうかな。絶対可愛いと思うぞ?」
っと、言った瞬間。
「ねぇ、クソ提督。今の発言はどういうことかしら。」
「あ、やばい。」
「やばいじゃないわよ!バカ!!」
「提督さんってもしかしてとんでもなく鈍感な人?」
「そうよ。この人ほんとに鈍感なのよ。だから私結構苦労してるのよ。」
そろーり
「クソ提督?どこ行くつもりなのかな?」
「い、いやぁ。ちょっと一服しに行こうかなっと。」
「あら、一服ならここでもできるわよ?」
「い、いや。やっぱりダメじゃん?女の子の目の前で吸うのは。」
「あら、私の前では吸ってるのにそれはどういうことかしら。」
「そ、それは・・・あれだよ。ほら。一様夫婦だしさ?」
「問答無用!そこのソファに正座しなさい!」
「は、はい。」
瑞鶴も加えて小一時間めっぽりと絞られた。
「瑞鶴ごめんな。迷惑かけて。」
「大丈夫ですよ。でも愛した人がいるんですからあんなことはいっちゃだめですよ」
「善処します。」
「よろしい。それじゃ私は自分の部屋に戻りますね。あ、あと。ありがとね。提督さん。」
それだけ言って瑞鶴は執務室を出て行った。
その後も僕は曙にぐちぐちと言われたので、
ナデナデ攻撃と抱きしめ攻撃をして、曙の口をふさいだ。
~翌日~
「クソ提督?今いいかしら。」
「なんだ?」
「昨日の話だけど」
「あぁ。あのことは僕と瑞鶴と曙だけの内緒の話にするよ。全くあんなことに気づけなかった私がふがいない。」
「そこまで言わなくても、クソ提督はいろいろと動いてるじゃん。それともまだ足りないと思ってるの?」
さすがは私の嫁だ。そこら辺のことよくわかってる。ある意味図星だ。
「まさか、そんなわけないじゃないか。だけど、ちょっと調べたいことがある。」
「何のことが調べたいの?」
「前任のことだ。どれだけの罪を犯しているのかを私は調べたくてな。」
「なるほどね。でもあなたの力と権力ならあっという間なんでしょうね。」
「まぁ、確かにな。てことで曙。ここの鎮守府を二週間ぐらい頼めそうか?」
「任せなさい。そのために私は此処にいるんだから。」
「あぁ、すまん。」
「だけど、必ず帰ってきてね。待ってるから。」
珍しく曙は寂しげな顔をした。彼女なりに心配なんだろう。
「大丈夫。必ず帰ってくるから。待っててくれるかい?」
「うん。だけど今日は一日私といてほしい。」
私はたぶんこの子のこのかわいさに惚れたのだろう。
「わかった。今日はお前と一緒にいてやるから。しっかりと補給するんだぞ?」
「うん。ありがと提督。大好き」
「あぁ。私も大好きだ。」
「ねぇ、キスして。あの時した熱いキス。」
「しょうがないな。今日だけだぞ?」
私は彼女とキスを交わした。何回も。
そうして一日が過ぎて行った。
~数日後~
「それじゃあ、曙第10鎮守府を任せたぞ。」
「うん。行ってらしゃい。提督」
私は大本営へと向かった。
さてどうだったでしょうか。
私なりに頑張ったつもりです!
私にもこのくらいの可愛い彼女がいたのですが・・・
死別してしまいまして。
これからも頑張っていくのでよろしくお願います!