TRUNKS THE STORY -目覚める戦士達‐ 作:ちーにょす
連絡のあった地点の上空に着く
見渡すと岩のような肌を持った大男と火を纏う女が補給所を襲っているらしい
いつからか人間や生物として今まで見たことのないような異形が増えだした
そしてその力を使って暴れだす者も
「どうなっているんだこの地球は…」
大きく息を吸って、吐くと同時に急降下し岩男の後頭部を蹴り飛ばし火女に気弾を当てる。
二人が気を失っているのを確認してから家路についた
ラジオから流れる情報は日に1~2回、つまり西の都周辺だけでも毎日事件が起こり、市民が危険にさらされているということだ。
僕にとってはなんて事のない奴らだが、他の人にとってはそうじゃない
この現状が地球全体にあるとしたら…
それは平和とは言えないだろう
そんなことを考えているうちに家に着く
(なんだ?誰かいるのか?)
母さん以外の気が家の中にある
脅威ではないが普通の人より大きな気だ
「母さん!」
「あっ、おかえりトランクス」
「そこにいるのは誰ですか!」
「ああこの人はね」
「初めまして君がトランクス君だね?」
「そうですが…あなたは誰ですか!?」
「あー、初めましてトランス君。俺は相澤消太。簡潔に述べると君をスカウトしに来た」
「何を言っているのかわからないと思うが……とりあえず敵意を向けないでもらえないかな。かなりキツイんだが」
「っすいません」
「ありがとう、まあ俺が言えたことじゃないが座って話さないか?」
「…はい」
「では、順を追って話すが君はヒーローという存在をしっているか?」
「いえ」
「人造人間の虐殺によって生存本能か知らんが人間にはいろいろな力が目覚めた。そいつは昨今「個性」と呼ばれて、ヒーローってのはそいつを行使して人助けをする奴らのことをいう」
「今中の都にはそのヒーローを育成する学校がいくつもあってな。俺はそこからきた」
「それで、スカウトとは?」
「君を特別教員として迎え入れたい」
「なぜだ?」
「ヒーローってのは基本的に中の都にしかいない。だから他の都市は犯罪によって惨憺たる有様だ。だが東の都はそうじゃない。犯罪は発生しているにも関わらず、治安は維持され復興は進んでいる。まあ、聞き込んだらすぐに分かった。紫髪でCPのパッチがついた青いジャケットをきた男が助けてくれた、と」
「あら」
「西の都のCPといえばカプセルコーポレーション、それしかない。それで、張り込んでいたらさっき君がここから飛び立っていくのを見て確信し、お邪魔させていたところだよ」
「答えになっていないぞ」
「焦らないでくれ。なぜ君をスカウトしに来たか、それは草の根的な活動を無償でしていることにヒーローの本質を見たからだ」
「と、まあこれは建前で本当のところは別だ」
「君が空を飛んだり異常な力を持っていたり、謎の光の玉を出すことが「個性」によるものではないということが分かったからだ」
「…俺は個性というものに詳しくないが、なぜそう思ったんだ?」
「あー………自分のことを隠して聞けることではないな。俺の個性は俺が見た者の個性を止めるものだ。個性はそれぞれの身体にある個性因子を通して発現する。俺はその因子の活動を止めることができる。だが君の個性と思われる能力のすべてが俺の個性では止まらなかった」
「つまり君の能力は個性ではないことがわかる」
「それで?」
「もしその力が誰にでも、個性ではなく使えるのなら、ヒーローにとって大きなアドバンテージになる」
「だから俺をスカウトしに来たのか」
「そうだ、次代のヒーローのために、ひいては世界のために」
「そして僕がこの力をむやみやたらにばらまかないように」
「……そうだ」
「俺は君のためにもぜひ受けてほしいと思っている。君のこれから、君の返答いかんでは……俺一人では君にかなわないが、トップヒーローが集まれば…どうかな?」
相澤が殺気を僕に向ける
「トランクス…」
母さんが不安そうに僕を見る
あまり冷静ではいられなかった
誰かが傷つくのは嫌だが、母さんはその誰よりも優先される
「俺の力があの程度だと見られたのなら残念だ」
そう言いながら気を高めていく
「これでも倒せると思うのか!!」
爆発させた気を受けて相澤は面食らい顔を顰める
(………俺はとんでもない奴のところに来たようだな)
「トランクスやめなさいよ!」
母さんにそう言われて気を収める
「……失礼したな、帰らせてもらうよ」
相澤は席を立ち背を向ける、が
「まて、その話受けさせてもらう」
僕は彼を引き留める
「…なぜだ、君ほどの力があればヒーローなどいらないだろう。それに…断ったところで不利なこともない」
ばつが悪そうに言う
「僕だって不死身じゃない、それにまたいつ強敵が現れるともわからない」
「それに…俺一人ではこの地球全体の平和も、未来も守り切れない……だからだ」
相澤の緊張が少し和らぐ
「そうか、それはありがたい」
「では四月一日、新入生が入る前日に学校まで来てもらいたい。場所は雄英高校、中の都ではトップの高校だ。君にやってもらうことは、詳しくは当日話すが、週二時間、特別講師として生徒たちに授業をしてもらう。内容は自由だ。君は生徒たちと年齢が近い。だから、俺たちよりも身近な存在として振舞ってもらうことを期待している」
相澤は一呼吸置く
「俺としては君のその力を生徒たちに教えてくれると助かるんだが」
「考えておく」
「よろしく」
「……差し出がましいとは思っているんだが、まだ頼みたいことがるんだが」
「なんだ」
「いや、君じゃなくて、君のお母さん、ブルマさんに何だが」
「え、わたし?」
「雄英高校にはサポート科と言ってヒーローの活動を補助する機会を作る科があるんです。元カプセルコーポレーションの社長のあなたにぜひ来ていただきたいと」
「いいわよ」
「母さん!」
「でも、私を雇おうっていうならもちろんこっちの条件をのんでくれるわよね?」
「それは私がどうこうできることではありませんが、上に話は通させていただきます」
「じゃ決定ね!」
こうして、僕の雄英勤務がきまった。
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「私が投影された!!」
「君は筆記は問題なかったけど、実技は0ポイント!当然不合格」
「と、いうところだがあの試験にはレスキューポイントがある!」
「君が身を挺してお邪魔虫に立ち向かい、麗日少女を救った!」
「よって+60ポイント!」
「合格!おめでとう!」
「こいよ、緑谷少年!」
「
こうして、僕の雄英入学がきまった。