始まりの物語 番外編   作:浜風快速

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白焼さんとのコラボ作品「はじものコンビが熱海に行ったよ」の1~4話イッキ見編です!!
まとめるにあたり、多少の編集を行いました。


はじものコンビが熱海に行ったよ #総集編

ーーある日…

 

「なあ瀬川、毎日勉強してて疲れないか?」

 

「う~ん、疲れないって言ったら嘘になるかなぁ」

 

「だったら連休だしどこか旅行行かないか?」

 

「早原もたまには名案出すもんだね」

 

「たまにはって何だよ」

 

 

 

ーー数時間後...

 

「ノリで熱海きちゃったけど、リゾート地っていうほどリゾート地じゃねぇな」

 

「ちょ、早原、それ言ったらダメじゃんか」

 

「だって事実だろ」

 

「おい...ってあれ誰だ?」

 

 

 

「…に聞こうかな…ん?」

 

「やべっ、気づかれたんじゃね?」

 

「危ない人かもよ。逃げたり助けを求める準備もしたほうが...」

 

 

 

「君たち見ない顔だね、旅行?」

 

「うわっ!びっくりした…俺らは息抜きで此処に来たんですよ」

 

「へぇ…息抜きか、なんか頑張ってるものとかあるのかい?」

 

「ボードゲーム部に入るために特訓してるんです。あと勉強も」

 

「ボードゲームか!俺も幼い頃やってたなぁ…ところで君たち名前は?」

 

「あ、俺は早原です、んでこっちは瀬川」

 

「ちょっ、自己紹介雑過ぎない?」

 

「まぁまぁ、そんな事より、君たち此処で何泊するの?」

 

「一応一泊のつもりです、宿は取ってませんが…」

 

「え、宿取らないで此処来たの?この時期宿の予約取らないと空いてない事多いよ?」

 

 

 

(おい、マジかよ)

 

(ネットではこの時期なら空きありって書いてあったのに)

 

 

 

「えっ…本当ですか?」

 

「うん」

 

「…やばいことになったな」

 

「森で野宿とか嫌だよ?」

 

 

 

(ってかよく見たらあの人笑いを堪えてないか?)

 

(からかわれてるね、完全に)

 

(まだ続けるなら付き合ってあげようぜ)

 

 

 

「あ、じゃあウチくる?」

 

「え?良いんですか?」

 

((からかうのやめちゃったよこの人))

 

「ええよ、部屋はあるし、広いだけだし」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「良いの良いの、んじゃ乗ってってよ」

 

「乗る…?乗るって何にですか?」

 

 

 

(って条件反射的に質問しちゃったけどよく考えたらどこかに車を停めてるってことだよね)

 

(まあ普通そうだよな)

 

 

 

「え?俺にだよ、特異変、セダン」

 

 

 

(俺にだよって言わなかったか?)

 

(いま明らかに言ったよね)

 

 

 

「「…え?」」

 

 

 

《はいはーい、出来たから何処でも良いから乗っちゃってー》

 

 

 

「…なぁ、人って車になれたっけ?」

 

「…いや、どうあがいても今の技術じゃ到底出来ない事だと思うよ?...あの映画は例外として」

 

 

 

《む、怪しんでるな、なら強制的に乗せちゃうもんね!》

 

 

 

「うわっ!腕が!」

 

 

 

《乗らない子は引き摺ってでも乗せるからね》

 

 

 

「わ、わかった!乗るから!」

 

「えっ!?早原まじで乗るの?」

 

「だって当てがないじゃん」

 

「…それもそうか」

 

 

 

《乗った?ねぇ乗った?》

 

 

 

「(しつこいなこの人...)乗りました」

 

「(確かにしつこいかも...)乗りました…って、これどうやって動くんですか?」

 

 

 

《あぁ、運転手が本来なら居るんだけど、俺自身が車だから、運転手要らないんだよね、走って10分弱だから、すぐ着くよ》

 

 

 

「そ、そうなんだ…」

 

「今流行りの自動運転みたいなものじゃね?」

 

「なるほどね」

 

 

 

《そうだよー瀬川くーん、よーし、行くよー!》

 

 

 

ブゥゥゥン…

 

 

 

ーー10分後、熱海鎮守府

 

 

 

《はい此処俺の家兼職場》

 

 

 

「…なんかでっかい門だな」

 

「だよね…な、なんか禍々しいと言うかなんというか…」

 

 

 

《禍々しいとは失礼な、変形》

 

 

 

ガチャガチャ…

 

 

 

「全く、人の家を禍々しいとか言っちゃダメだよ」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

「あ、敬語外しちゃって、俺が嫌だから」

 

「あ、はい」

 

「わかった」

 

 

 

(早原って人に馴れ馴れしくするの得意だよな)

 

(潜在能力とか才能じゃね?)

 

(褒めてないよ)

 

 

 

ーー鎮守府本館、一階廊下

 

 

 

「あれ?司令誰連れてきてんだ?」

 

「嵐か、いやー、宿取れない時期じゃん?だから旅行に来たこの子らを預かろうと思って」

 

「また連れてきたの?インプさんと言い…」

 

「お説教は後でいい?とりあえず部屋まで案内させるから」

 

「良いよ、引き受けるから、萩に会ってこいよ」

 

「なんでだよ、来客を迎えるのは上司の仕事だろ?」

 

「案内するのは部下の仕事」

 

「なら任せる」

 

「んじゃ、嵐、自己紹介」

 

「あ、わりぃ、俺は嵐だ、一人称俺だけど、女だかんな」

 

「あ、瀬川優といいます」

 

「早原拓弥です」

 

「おう、瀬川と早原だな!よろしくな!」

 

「「はい!」」

 

 

 

ーー二階の部屋

 

 

 

「えーと…あ、此処だ此処、瀬川と早原が一泊するのは此処ね、本来なら来客用なんだけど、だれかくる予定も何もないし、此処で良いって言ってたから、此処で泊まってって」

 

「「ありがとうございます」」

 

 

 

「ふぅ、疲れたな」

 

「にしても、ホテルかと思うほどいい部屋だよね」

 

「てか、此処の家の人か知らんけどすごい名前の人多くね?」

 

「嵐さんにインプさん...だっけ? 確かにすごいよね」

 

「そういや、この後暇にならないか?」

 

「だよね、なんかアクティビティ的なのがあればいいけど」

 

――1階、大広間

 

「これが...夕食?」

「そうだけど、何か変なものでも入ってる?」

「「いえ、すごく高級そうです」」

「まあ、今日は宴だからな。歓迎会だ!」

『イェーイ!』

 

「それにしても、女性ばかりで居づらいな・・・」

「瀬川は固いなぁ。ハーレムだろうが」

何なのさその思考回路は・・・

「早原くんは楽観的というか何というか・・・」

「バカなだけだよ」

「おい」

「wwwwww」

 

「さーてと、まずは自己紹介だな!」

「瀬川優です。よろしくです!」

「早原拓弥です。よろしくぅ~!」

「あー、まぁ、俺の事知ってると思うけど念の為、ニスモでーす、次長門から順番にーー」

ーー艦隊自己紹介中

「そして、嵐だ!宜しくな!」

「何で嵐が最後なんだよ」

「いいだろ別に」

「良かねぇよ」

「www」

「全く…別に順番なんかどうでも良いだろ?この前の宴会の時より順番違うじゃねぇか」

「…そうか?」

「酒飲まされたショックで覚えてねぇか?」

「ごめん覚えて無い」

「まぁ、わかってたよ、とりあえず瀬川くん、音頭」

「え?音頭ですか?」

「うん、大丈夫、かんぱーいって言うだけだから、緊張ほぐして!ほらほら」

 

ーー壇上

「ではみなさん、今日は飲んで飲んで飲みまくりましょう!かんぱーい!」

『かんぱーい!』

 

ーーガヤガヤ

 

「良かったよ、音頭」

「ありがとうございます」

「良いの良いの、呑兵衛にだけ気をつけてね、一歩間違えたら大惨事になるから」

「え…?わかりました」

呑兵衛って誰だ・・・?

「さーて、俺はなんか取ってこよっかなあぁっ!?」

 

「司令捕まえましたぁー」

「あ、ちょ、萩風ぇ!?また誰かに飲まされたでしょ!?」

「飲んでませんよー大丈夫れす」

「呂律回ってない時点でアウトだよ!」

「とりあえず来てください〜」

「ま、待って、瀬川くん!ちょっと助けて!」

「はい、じゃあ引きますよ~」

「痛いって!ちょ、早原君!」

「すみません、ウーロン二つ~」

「取りつく島もねぇな!」

ガヤガヤ・・・

「何だ何だ」

「綱引きか、楽しそうだな」

「みんなでやろうぜ」

『オーエス!オーエス!』

「助けてくれ~~!」

 

そのあと演舞などもあり宴終了。

 

「ニスモさん大丈夫っすか~?w」

「両腕が痛いんだけども・・・」

「お大事に!」

「おやすみなさ~い!」

 

ーー2階、寝室

 

「いや~、ニスモさんちょっと可哀想だったね・・・」

「それよりウーロン美味しかったな。あれどこの茶葉使ってるのか気になるな」

「萩風さん・・・だっけ?もなかなかだったよね」

「萩ちゃんは可愛いのに酒癖悪いなぁ。明日辺り口説こうかな」

「そろそろ女性イコール口説くものっていう思考回路止めたら?」

あと萩ちゃんっていう呼び方もやめてあげてよ・・・

「俺から女口説きをとったら何が残るんだよ」

「勉強やボードゲーム、女口説きの技術?」

「意外に残ってんなおい。てか何で取ったものが残ってんだよ」

「いくら取っても無くならないから」

「無限ってか」

「そうだけど?」

「ハッキリ言うなよ・・・」

「まあまあ、今日はもう寝よう」

「お前の母さん来るフラグが立ったな」

「母さんも熱海までは来ないでしょ。」

「普通に考えたらそうだよな」

「「アッハッハッハ」」

「・・・何してんのさ僕ら」

「知らねぇよ。 そんなことより、もう遅いし寝ようぜ」

「そうだね。 じゃ、おやすみ」

「おう、おやすみ」

早原のキャラはイマイチよくわからんな・・・ま、考えるのも無駄だし寝ちゃえ!

 

ーー翌日...

「おはよう」

「ようおはよう」

「早原、いい加減その挨拶ダサいぞ」

「まあ良いだろ。 ほら、いつもの体操やるぞ」

「何だよそれ、聞いたことも見たことも嗅いだことも無いんだけど」

「体操を嗅ぐなよ。 てか俺らいつもやってるじゃんか」

「知らないよ。 ほら、朝食の時間だよ」

「へいへい、分かったよ」

 

ーー1F、大広間

「おはようございまーす」

「おはようでーす」

「おはよう二人とも。 今日は早々に帰るのかい?」

「今日はゆっくり熱海の日帰り温泉でもと思いまして...」

「そっか、じゃ良いとこ知ってるから一緒にどう?」

「あざーす」

軽い・・・君のノリはスポンジより軽いよ・・・早原・・・!

「それより、早く朝食食べようよ」

「そうっすね」

 

『いただきまーす!』

今日も宴かと思うほど豪華な朝食だ・・・

「そういや昨日大変でしたねー。 ニスモさん大丈夫っすか?」

ここで僕はふと気がついた。

(今、酔った萩風さんが来るフラグが立ったよね)

(ああ、萩ちゃんが来るフラグが立ったな)

(いい加減萩ちゃんって呼ぶの止めたら?)

(えぇー)

チラッと萩風さんを見ると・・・何ということでしょう、酔った萩風さんは別の女性に絡んでいるではありませんか!

((いや、そこはフラグ回収してよ))

なんてヒソヒソ話していたら・・・

「まだ両腕が痛むよ・・・」

ニスモさんの存在、忘れてた・・・

慌ててフォローに入る。

「温泉入れば良いんじゃないですか?」

「電子部品が壊れるでしょうが」

「それもそうか」

 

ーー2F、部屋

「荷物まとめた?」

「今やってるっつーの」

「あっそ」

「お前ほんと冷たくなったよな」

そう...なのか?早原色に染まったって言われても否定はしないが・・・

 

ーー1F、玄関

「また来てね」

「萩風さん! またいつか。」

「またな」

「嵐さん、ありがとな!」

「それじゃ、行くか」

「はい、そうですね。 短い間でしたが、お世話になりました」

「ありがとうございましたー」

 

「さて、温泉だっけ?」

「はい!」

「大人一名、高校生二名で!」

「だから僕は入れないっての・・・」

 

「いらっしゃい。 大人一名と高校生二名かな?」

「僕は事情があって入れないので高校生二名で」

「はいよ。じゃ300円ね」

「安いですね」

「うちは料金と泉質で売ってますんでね」

 

「はい、じゃあ思いきり楽しんでおいで」

『はい!』

 

「ふぅ~!」

「温かいな~」

「適温だし、お湯が軟らかくて入りやすいね」

「お前は専門家か」

「違いますけど?」

「知ってるわそんなもん」

「このシャンプーやボディソープも良いものだね」

「そうだな。 あっ、風呂上がりにアイスでも買ってもらおうぜ」

「ケチ、自分で買いなよ」

「あっはは」

 

「いやぁ、ほんとに気持ちいいよな」

「上がっても温かさが残ってるよね」

「さて、ニスモさんと合流すっか」

「飲み物何にしようかな」

 

ーー脱衣場前

「気持ちよかったかい?」

「はい、ニスモさんが入れないのが残念なほど」

ちょっとニスモさんを煽ってみる。

「まあ、僕も入れるんだけどね」

『えっ』

「僕が場のノリで突っ込んでから今更言えない空気になって・・・」

まったく、ニスモさんは・・・

「じゃあ3人でもういっか「いや、いいよ」

早原、ドンマイ。

「それよりさ、飲み物ほしい?」

「じゃあコーヒー牛乳」

「僕も」

 

『乾杯!』

一口、二口。

染み渡る美味しさ! 感じたこともないぞこんなの!

「おいしい~!」

「おっ、そりゃ良かった」

「店主さん・・・でいいんですか? ありがとうございました」

「また来てな」

 

「帰りは何処まで行くの?」

「熱海の駅まで良いですか?」

「あぁ、良いよ。 じゃあ、行こうか」

「はい!」

「熱海はどうだった?」

「楽しかったです。 また来たいよね」

「だな」

「その時はまた鎮守府においでよ」

あそこ鎮守府って名前なんだね・・・

「もしくは鎮守府の皆さんで大舞に・・・」

「あぁ、良いね」

 

「はい、到着。 ここからは電車?」

「そうですね」

「そっか、じゃまたね」

「あっそうだ、連絡先交換しませんか?」

「あぁ、そうしよう」

 

ーー電車内

「熱海楽しかったね」

「大舞に帰りたくないな」

「そうだよねw」

「まあまた行きゃいいだろ」

「今度は来てもらわない?」

談笑する二人を乗せた電車は、大舞の町へと走っていった。

 

ーー後日談

「熱海楽しかったよな」

「だねぇ」

「えっ、お前ら熱海行ったのかよ」

「そうだよ」

「連休で?」

「うん」

「二人で?」

「うん」

「おいこいつら熱海行ったらしいぜ」

「マジで? 温泉どうだった?」

教訓、人は温泉街に旅行にいくと温泉に入った前提で話をされる。

「めっちゃ温かかったよ」

「普段の風呂じゃアレは味わえないな」

「熱海の鎮守府ってとこ行った?」

「もちろん」

「そこの従業員さんと連絡先交換したんだぜ」

『えぇ⁉』

「楽しかったよな」

「ね」

 

「おーし朝のホームルーム始めるぞー」

『はーい』

「お前ら、11月の遠足は何処に行きたいか決めるぞー」

ザワザワ、ガヤガヤ・・・

「何処に行きたいとかあるか?」

「せーの、『熱海!』

「何だ、男子はみんな熱海か。何でだ?」

「先生、こないだ早原が瀬川と熱海に行ったんですよ」

「そこで鎮守府の従業員とアド交換したらしいっす」

『だから熱海はこいつらに任せよう!』

「おい待てや」

「確かに熱海は行ったけど」

「任せられても困るだろ」

「わかった、お前ら熱海にはもう一度行きたいか?」

『そりゃ行きたいけど』

「っしゃ熱海!」

「女子は意見あるか?」

「熱海ならやっぱり温泉入りたいよね」

「熱海限定のかわいいグッズも買ったりして」

『良いねぇ熱海』

朗報、全会一致で熱海。

「うちのクラスは熱海を案にするぞ、良いか?」

「良いです!」

 

ニスモさん、たぶんまた熱海に行くことになるのでその時は宜しくお願いします!

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