でも短いです。
「それで早速なんですが、作戦はアルクエイドさんをおとりにする……
ここまでで反対の方はいますよね?」
「勿論だ。なんでアルクエイドをおとりにする―――」
「だってネロは彼女を狙っているんですよ。
効率がいいじゃないですか。
襲ってきた所を二人で殺す。簡単な話ですよ。
何せこちらには直死の魔眼を扱うのが二人と、真祖がいます。
これ以上付け加えると面倒な上に、失敗する恐れがあります。
代替え案がない以上、コレがベストの作戦です。どうですか??
ちなみに貴方をおとりにしても意味がありませんから。
まず襲って来ません。」
「分かってる……分かってるけど。」
そんな苦虫噛んだような表情されてもな。
原作だとアルクを襲ってくる訳だし。
これ以外の事は本当に失敗しそうだしな。
「いいわ。このプランで行きましょう。志貴もそれでいいわね??」
「まぁお前がそれでいいと言うなら……」
「なら決まりですね。早速ですがこちらの剣をお貸しします。」
「何だこの剣……なんかすごい剣な気が……」
「そ、その剣は!!」
すごくびっくりな顔をするアルクエイド。
そして俺を睨みつける。
「アルクエイド何か知ってるのか?」
「それはフレイの剣……勝利の剣と呼ばれるものよ。
なんでアンタのような魔術師が持っているのか不思議なのだけど??」
「私は刀剣の類には目がなくてね、特に宝具を収集してるんだ。」
「勝利の剣か……お借りしてもいいんですか??」
「勿論です。思う存分に使って下さい。剣とは使ってなんぼの物ですから。」
「はい。」
飾りを主にした剣もあるが、それは美しく感じない。
武骨に、殺傷を目的とした者にこそ刹那の輝き……美しさがあると思う。
「それで、いつ行動を起こすんですか??」
「夜ですね……死徒は昼間に行動できませんから。
公園にでも一人でいさせればひょっこり現れると思います。」
「そんな訳……!!」
「あり得るわね。」
「あり得るの!?」
驚愕の事実にビックリする志貴。
いや、俺もこの様な世界でなければビックリしたと思う。
でもここはFate(といいつつも、ほぼTYPE-MOONの)世界だしな。
何があってもおかしくないしね。
「まぁ夜まであまり時間もありませんからご飯でも食べましょう。
腹が減っては戦はできぬと言いますしね。」
「そうだね。」
「そうね、他に時間をつぶす方法なんてあまりないことだし。」
「この辺のおいしいと言われてるレストランを紹介してもらったんですよ。
そちらに行きませんか??」
「私はそこでいいわ。」
「俺も別に構わないです。」
「ではそこで、タクシー!」
タクシーを呼びとめ、イタリアンを食べに行く。
志貴は普通の少年だった。
退魔の家系……七夜の御曹司だったとは思えない。
遠野の御曹司だってのも信じられないがね。
アルクエイドは話に聞いていた通り猫のような少女だ。
金髪と赤い瞳……日本人が好む顔立ちとスタイル。
俺もこういう女性は好みだね。
「所で先生……蒼崎青子さんと知り合いなんですよね??
今何をしているか知ってますか?」
「どこでそんな話を……元気でやってるとは思うのですがね。
今は流石に分かりません。最後に会ってたのはフランスでしょうか??」
「何でそんな所に。」
「仕事がありましたので。」
志貴が微妙な顔をする。
なんでかなーと考えたんだが、俺は精神がもうとっくに30代だからいい。
だが、志貴は10代な訳だ。
そこで考えられるのは労基法だな。
自分より年下が働いているという事実。
まぁ実際は世界中にたくさんいる訳だけど……
まぁ日本ではあり得ない光景だ。
それを聞かされればビックリするよね。
「まぁそういう訳です。そろそろ行きませんか?
いい感じに暗くなってきましたし。」
「そうね行きましょう。」
「支払いは私が払っておきます。」
「そ、よろしくね。行くわよ志貴。」
「えっ?あ、待てよ、アルクエイド!」
はぁ……嫌われてるのかね??
志貴も微妙な顔してたし。
なんだかなぁ……
支払いを済ませ、二人に合流した。
コレといってすごい事はなく、やはり舞台は公園となった。
ぶっちゃけ相手がネロとかやめて欲しい。
死ぬ。
マジで気違い。
俺がチートじゃなかったらマジ狩りなんかしない。
しかもこの指令はあの神様……フィーネからでね。
断るとまずいんだ。
だからって何でネロ・カオスなのさ!!
とか言っても何にも始まらないから言わないけどね。
はぁさっさと殺して犯して晒して帰ろう。
「さて、アルクエイドさんはおとりになってもらいます。
私と士貴さんは左右で挟むように待機しますいいですね??」
「本当にそれでいいのか?何もおとりにしなくても……」
「いいえ志貴。これがベストなのよ。」
「何でだよ。」
「志貴さんいくら私達でもおとりにすらなれません。
だって彼の狙いはアルクエイドさんの命ですから。
いるだけで来てくれますよ。」
「そういう事よ志貴。早く配置につきましょ。」
「お前がそういうなら……」
そういって渋々配置につく志貴。
彼女が説得しないと俺の言う事一つ聞いてくれないらしい。
困ったものだ。
折角こちらの原作も壊してあげようとしてあげたのに。
どうするものかなぁと考えていると、アルクエイドが話しかけてきた。
「勝算はあると思う??」
「何故そのような事を今更聞くのか不思議ですが……無くては挑みません。
相手は死徒二十七祖の10位ですよ。
とてもじゃないけど難しいとかそんな次元の話ではありません。
まだトラフィム・オーテンロッゼやフィナの方がましだね。」
「フィナって……フィナ=ヴラド・スヴェルテンの事かしら??
あちらの方がまし??貴方馬鹿でしょう。」
「酷い言われようですね。ですがこれは事実です。
彼ら戦い方を私はよく知っていますから。」
「そういうことね。ふーん……いいわ。
今は貴方を頼りにするわ。その代わりあの馬鹿姉貴に言っといて!
私の髪を返しなさいって!」
「わかりましたから落ち着いて下さい。ほらベンチに座って。
もうしばらくしたら奴が来るでしょうから、無駄なエネルギーを使わないで。」
「そうね……わかったわ。頼りにしてるはキョウヤ。」
そういって彼女はベンチに腰を下ろした。
俺も配置につこうそう思った瞬間のことだった。
「待たせたな……真祖の姫君。」
奴は来ていた。
お久しぶりです。
14日ぶりの投稿で申し訳がないです。
仕事とかマジ時間を忘れる事が出来ます。
ですが、ついつい執筆もサヨナラしてしまうので結構つらいです。
さて月姫編が終わりません。
何故ですか。←ネロを倒すまで行かないから。
つまりあれですね、執筆スピードが遅くてごめんなさい。
流石に次の話は倒してるはずです。多分。
それでやっとプロフィール上げをしたいと思っています