俺と運命の物語(仮)   作:桜井舞人

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混沌(笑)←俺の事ですよね、わかります。

「待たせたな……真祖の姫君。」

「ずいぶんと待たされたわネロ・カオス。

それともフォアブロ・ロワインと呼んだ方が良いかしら?」

「……よもやな、人の身であった頃の名を聞く事になろうとは夢想だにしなかった。

流石は我らの処刑人。死徒二十七祖の経歴など知り尽くしている訳か。」

「二十七?貴方達は“蛇”を同胞とは認めていないの?」

「無論―――奴は吸血種である意味を持たない吸血種だ。

最も他のモノよりはアレを深く理解しているつもりだが……

それで先ほどからいる貴様は―――何者だ?」

 

いきなり殺気がこっちに向いた。

ちょっとびっくり。

ていうかさんざん人の事無視しといてその言い草はねーよ。

 

「私の事はどうでもよくないですか?

貴方は私を喰らうだけ。

私は貴方をあらゆる手段で殺してバラして並べて揃えて晒してあげるだけです。」

「貴様―――貴様か、新参とはいえ、我ら同胞を殺しているのは。」

「あぁ……ばれました??でも当然です。

貴方達は人間からすれば狼で、貴方達にとって私達は羊なのですから。」

「クッ、相違ない。なら―――喰われろ。」

 

突如目の前に犬―――いや狼が飛び出した。

それを何事もなく切り捨てる。

すると次々に俺とアルクに飛びかかって来る。

 

「貴方如きにやられるつもりはないわネロ。貴方にはこの爪だけで十分よ。」

「だそうですよ、暴君。」

「貴様ら……私を舐めすぎだっ!!」

「おお怖いっ!災害警報、お住まいの地域は荒れ模様!テンペスト!!」

 

公園全体に暴風が吹き荒れる。

ちなみに志貴が吹っ飛んだのは内緒だ。

 

「ふ、我が血統種には風などびくともしないモノがいると知れ!」

 

うわーでかいの来たー……ならさ。

 

「静寂の森に眠れし氷姫よ…彼の者に手向けの抱擁を!

インブレイスエンド!

氷漬けならどうだい??」

「ぬぅぅぅ。貴様ぁぁぁっ!!」

「「すごい……」」

「俺の存在いらないじゃん。」

「あら志貴いたの??」

「………。」

 

しかしまぁよくもまぁ次から次へと……

混沌(カオス)の名前は伊達じゃないってか??

ちぃっ!囲まれた。

 

「神聖なる光よ集え、この名を以ちて我が仇なす敵を討て!

ディヴァインセイバー!」

 

周辺8方向に2本ずつの落雷を落としたあと、中心の敵に特大の落雷を撃った。

ネロと他の動物達は直撃。

危うく志貴達も巻き込む所だったが、何とか避けたらしい。

 

ちなみに余談だが、ちゃんと消滅させてるため、ネロは密度を上げてる。

 

「よかろう。貴様を我が障害として認識する。」

「いや、認識するの遅いでしょう明らかに。ねぇ志貴さん??」

「ちょっと、今、それどころじゃ……ないっ!!」

 

後ろで使い魔と奮闘中です。

あ、中々いい動きになってきたじゃん!

七夜の技がじょじょに出てきてる。

こりゃ強くしがいがあるなぁ。

そうそう今回これに参加目的何だけど。

志貴を七夜に戻す為だったりするんだよね。

記憶の再生とかね。

という訳で一回タガが外れてくれないと困るんだけど……

 

「まぁいい見せてやろう……これが七夜の技だ。極死―――七夜。」

 

目の前にいた鹿だかトナカイだかわからないモノに仕掛けた。

心の臓は穿かれ、首は飛んだ。

その姿を見た志貴はゾッとしたのは言うまでもなく、何か引っかかる感じだった。

あぁマジ痛い。

この動きは通常の人間には不可能だね。

空間を立体的に使う体術を用いる。

その様はさながら巣を張った蜘蛛と形容されるに相応しい。

蜘蛛のように隙間を縫い、どこから現れるかわからない脚捌き。

獣並のスピードで翻弄し、トドメを刺す。

一応極死・七夜を再現したが、まだまだだね。

 

鹿を始末した俺は志貴の戦いっぷりを見ていた。

正直まだ殺人衝動に負けていない。

このままだと傷つくと思うんだが―――

 

「ちょっとアンタ、見てないで助けなさいよっ!」

 

アルクエイドが大変な事になっている。

具体的に言うと―――大変なんだ。

うん。

表現するならSMだ。

体のラインがすっごく見える。

あえて言葉にしないけどね。

おっと失礼、お助けしますよお姫様。

 

「承知!吹き飛べぇ!!轟く五星(ブリューナク)!!」

「ちょっ!だからなんでアンタがそんなもん―――」

 

ズドンという音共にまたも使い魔が消えていく。

土煙りのせいで何にも見えません!

煙が張れてさて殺るかってのに、ネロはぶっちゃけ狙いを変えて志貴を集中攻撃中。

アルクはいつの間にか創世の土の餌食に。

まぁ助けてやろう。

 

「よっと。大丈夫ですか?」

「何なのよそのナイフは。また宝具??」

「え?クリスナイフですけど。」

「どんないわくつきよ。」

「天使の血を何滴か垂らした程度のモノですよ。」

「だから何でそんなもの持ってるのよ―――って志貴!?」

「あーやられてますね。」

「なんでそんなに落ち着いてるのよ!助けてあげなさいよ!!」

「大丈夫、大丈夫。彼の家は退魔士なんだから。」

「なによそれ!?」

 

きゃんきゃんと喚くなぁ。

アルクエイドってこんなに口うるさかったけ??

あぁもう……!!

 

「ほらよしよし。」

「な、何よいきなり……」

 

頭撫でただけでしおらしくなるとかなんて可愛いんだ!

素晴らしい!しばらく撫でてよう。

とか考えてるうちにネロが志貴に突った。

まぁここは原作通りに終わったな。

てか案外大したこと無かったな。

余裕。

いつかはフィナを殺して見せる!!

さて仕事、私事。

 

「さて、これでこいつはOK。

志貴さんを助けないとな……だいじょーぶですかー??」

「むりー。」

「さぁ行きましょうお姫様。」

「ん。ま、まぁ行ってあげなくもないわ。」

 

何このツンデレ。

俺の手を取ってゆっくりと士貴に近づく。

 

「さて、回復回復っと。

紡ぎしは抱擁、荘厳なる大地にもたらされん光の奇跡にいま名を与うる。

リザレクション!」

 

魔法陣が地面に描かれ、3人の体を癒していく。

ぶっちゃけ二人だけどな。

ここで死にかけるのが原作だが、そこはなんというか情け??

いや可哀想だしね。

 

「ありがとう、香耶君。」

「いえ、当然のことをしたまでです。」

「アンタ本当に何でもありね。」

「いかなる時も対応できるように心がけ、訓練してますから。」

 

うんうんとうなずくアルクエイド。

その横で真面目顔の志貴。

 

「あの……さっきの鹿の時の技……俺知ってると思うんだ。

あの技術は一体??」

「あぁ……アレは貴方の家の技ですよ。

貴方が遠野になる前の家のね。」

「俺の過去を知っているのか?」

「えぇ。面白そうだったので調べました。

名前は七夜志貴。

七夜とは魔を退ける退魔の一族である。

ありえざるモノを見る能力を持っている。

それを活かす為幾多の暗殺術・殺人術を学んでいた。

さっきの技、極死・七夜は、ただの一部です。

後何故貴方が遠野になったかというと……

遠野槙久と紅赤朱、軋間一族の手により、貴方を残して全滅したからです。

だけが生き残ったのは、息子の四季と偶々同じ名前の読みだったから。

遠野槙久の気紛れだった……という訳です。

まぁ詳しく知りたいのでしたら、この住所にどうぞ。

貴方の失われた過去を思い出させてあげますよ。」

 

シンとなり考え込む志貴。

伽藍の堂の住所紙を握りしめている。

アルクエイドはひどく関心をしている様子だ。

というかシエルの視線がさっきからきついです。

僕は帰るとしよう。

伽藍の堂で報告書でも書きながらゆっくりしてからまた仕事かな?

 

「では僕はこれで、報告書を上げないといけませんから。

機会があったら―――」

「待って……もし、もしよかったら……このままロ―――」

「“蛇”はちょっと無理ですね。

一応報告書をさっさと上げろと言われてるものですから。

まぁすぐに援軍に来るつもりですが、あまり期待しないで下さい。

それにほら、頼れる人はすぐそばにいるじゃないですか。」

 

志貴を見てニコリとする。

ぽかんとなり、顔が青ざめたり赤くなったりと忙しいようだ。

そんな志貴を見て笑うアルクエイド。

この二人なら大丈夫だきっと。

 

「では、失礼します。援軍はちゃんと用意するつもりです。

届くかどうかは風の向くまま気の向くままですが。

では失礼します。」

 

そう言ってその場を立ち去った。

後ろで猫がうるさいが気にしない。

今日は宝具の連発で疲れてるからさっさと帰るんだ。

そう考えながら俺はあの家に帰るのだった。

 

 




約1ヶ月もかかってしまい申し訳ないです。
いい訳をするなら、相模原の橋本に新店がオープンしたため忙しかったからです。
ちなみにどこの店かわかって行っても、俺はいないのであしからず。

さて今日の香耶君は……チートすぎでしたね。
まぁ気にしない方向で。
相変わらず志貴の空気っぷりに恐れ入る。

そして残念なお知らせだが、月姫編は終了です。
まぁもともと宣言してましたしね。
これで香耶と式が邂逅を果たす訳なんですが、果たしてどうなる事やら。
まぁ楽しみにしてて下さい。

多分次回はステータスです。
今週中にUPしたいと思っています。

ではではこの辺で……
皆さんまた来世。




P.S.
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