俺と運命の物語(仮)   作:桜井舞人

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書き方を変えてみた。
そして短いです。


ブリキの行進曲

 さて、ただいまの時刻は午前10時30分を過ぎたという所。

死徒狩りをするには少々というか、早すぎる時間である。

 

 ふとバゼットを見ると、細くすらっとした顔立ちの、キリッという表現が似合いそうな目。

その目を軽く見開き、女性らしいふっくらとした唇も軽くあいている。

 おそらく“蛇”という事実に驚いているのだろう。まあ無理もない。

 俺だって予備知識やこのチート能力がなければ取り乱すことだろう。いや絶対に。

 ――が、そろそろ放心中のバゼットには正気に戻ってもらわんとな。

 

「バゼット。驚いている所悪いが、そろそろ護衛対象と接触しよう」

 するとバゼットは錆びたブリキ人形のようにこちらにゆっくりと顔を向けた。

 彼女表情を鑑みるに、正気ですか? といった感じだろう。

「俺は正気だし、任務に間違いはない。嘘だと思うのなら協会に問い合わせてみればいい」

 すると少し余裕が戻って来たらしい。いつもと同じ凛々しい顔立ちが戻った。

「貴方が嘘をつくとは思えませんし、どうせ事実なのでしょう。無駄な事はしません。

……それで、協力者とは一体誰なんですか?」とどんと来いというような面立ちだ。

「アルクェイド・ブリュンスタッド。真祖の姫君だ。」そして彼女はまた放心した。

 

 気を取り直してくれるまで時間がかかりそうなので、七夜――遠野志貴に連絡を取る。

 プルルという無機質な呼び出し音がしばらく続く。

 ――ああ、そのはずだ。今日は平日で彼は学生だった。すっかりと忘れていた。

 仕方なく電話を切りバゼットに顔を向ける。

もう立ち直ったのか、こちらに終わりましたか? と問いかけるような表情。

随分と表情が豊かになったものだ。前はもうちょっと無愛想だった。

 それはともかくとして、バゼットと相談しないと。

 

「こちらは今所用で出られないようだ。なので真祖の姫君を捜し出すとしよう」

こくりと頷いた彼女が何を思ったが知らないが腕を組んできた。

なよやかな感触が俺の腕を包み込む。

彼女を女と感じたのは昨日からであり、少しまだ慣れない。気恥ずかしい。

 彼女も少し顔を赤らめていた。その顔ときたらまるで桃。真っ赤ではないが染まっていた。

「日本という土地と、この人混みが慣れないので――しばらくこのままでもいいでしょうか?」

 その顔からはとても想像が出来ない、まるで少女のような言葉だった。

 そんなお願いをされたら俺は頭を縦に振るしかない。男として。そう男としてだ。

 

「で――どこを探すのですか??」とコテンと首を傾げる彼女はたまらなく可愛い。

 ではなくて、こんな時こそ能力の無駄遣いをして作っといたアレ――

「これを使う。」といって取り出した物。それはドラゴンレーダーを模して作った名付けて――

「真祖レーダーだ。以前にあった事があるのでな。魔力の特徴を入力しある」

 流石の彼女もあまり動揺せず成程と言って不思議そうにレーダーを見つめた。

 かちりをボタンを押してレーダーを起動させる。何度か押して倍率を変えて――反応あり。

「ここからそう遠くないようだ。行ってみよう」

「はい、そのこうやって歩いた事がないので……その少しゆっくり歩いてもいいでしょうか?」

 なんてまた顔を赤めつつ少し上目づかい気味で言ってきた。ういやつよ。

「分かったゆっくり行こう」と言って彼女の歩幅に合わせて歩く。

 ときどきこちらを上目づかいで見つめてくる姿は小動物を思わせる。

つい逆の手で頭を撫でた俺は悪くない。猫のように愛らしく気持ちよさげな彼女を見て俺は幸せ――

ではなくて! ゆっくりと歩いていたが目的地であるアルクェイドの居場所に着いたようだ。

 

「――ここですか?」ハトが豆鉄砲を食らったかのような驚きの表情。

吸血鬼だって根城くらい用意するだろ。と思ったがあえて口に出さない。

「――あぁ、ここのようだ。とにかくこのどこかの一室にいるのだろう。

手分けして捜すとしよう」

「了解です」といってバゼットはカツンカツンという足音を響かして歩いて行く。

今気付いたがヒールが少しだけあった。まぁ革靴なんだが。小物にも気を使っているらしい。

――っと、本当に今日の俺はどうしたのだろうか。余計な事ばかり頭をよぎる。

気をつけよう。

 そしてマンションを見上げた。白いタイル張りのマンションで13階建てのオートロック。

 エントランスにアルクェイドの名前などない。

――が、俺の知識では6階に住んでたはずだ。あの馬鹿のようににおいでは分からない。

俺の勘と魔術が頼りだな。そして俺はエレベーターの6階を押した。

 

 




昨日に引き続き投下。
今回はリハビリ兼書き方の変更をしてみて違和感がないかのチェックです。
で――今回はこれを見てどう思ったか率直な感想をいただきたい所存であります。

では先日から引き続き追記

錆びたブリキ人形のようにこちらにゆっくりと顔を向けた。

※ロボットダンス的な? そんな感じ。

そして彼女はまた放心した。

※エクトプラズムが見えるならきっと見えてた。

真祖レーダーだ。

※創造の能力の無駄遣い。これ以外に使う用途はほぼ0ってとこがポイント。

あの馬鹿のようににおいでは分からない。

※あの馬鹿はにおいで603号室って分かってた変態さんです。

では皆さんまた来世。
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