がっこうぐらし! 狂戦士君でまったりプレイ   作:赤タイツの傭兵

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新年一発目の初投稿です。


地下探索~圭ちゃん救出

 おはよーございまーーす!!!

 

 信頼MAXでもう何も怖くないがっこうぐらし、はーじまーるよー。

 今回は9日目です。本日の夜にイベントがあるのでそれまでは自由に過ごします。とりあえず朝食はさっさと済ませて探索しましょう。

 

「そういえば、この地下にはまだ行ったことはなかったよな?」

 

 お、地下への探索フラグがたちましたね。

 地下には有用なアイテムがあるのですが、場所が場所なので探索には危険が伴います。

 しかぁし!今回は狂戦士君がいる!彼がいれば探索の危険はほぼ無くなります。

 え?完全には無くならないのかって?えぇ、約一名ほど危うい人がいるのですよ。

 

「あ、あの…何故私の方を見ているんです?」

 

 はい、そうです。この人(めぐねぇ)です。目を離した隙に襲われるキャラNo.1ですからね。とりあえず貴方は私やくるみちゃんの側を離れないで下さいね?危なっかしくてヒヤヒヤするんですよ。

 

「ひ、ひどい…私だって大人なのに…。」ウルウル

 

 小学生にメンタル負けてる人を大人扱い出来るわけねぇダルぉぉぉぉぉ!!?

 

 あ、嘘ですごめんなさい。止めてくださいゆきちゃん、もう正座は嫌なんですぅぅぅぅぅ!!!

 

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 ひどい目に遭いました(半ギレ)

 

 え?自業自得?黙れ!私の辞書に自業自得などという言葉はないんだ!

 

 とりあえず、メンバーは私、くるみちゃん、めぐねぇで地下に来ております。ゆきちゃんがいればレアアイテムを見つける確率が上がるのですが、先程の一件で機嫌を損ねたので来てくれませんでした。チキショウ!

 

「すっげぇ…色々あるんだな。」

「これだけあればしばらくは物資にも困らないわね…。もちろん、あるに越したことはないけれど…。」

 

 はい、ありましたのは食糧に日用品、それに抗ウイルス薬ですね。流石に全部持っていくには面倒なので、最低限のものを回収して戻りましょう。何があるのかということさえ分かれば、いざというときに役立ちますからね。

 

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 さて、そろそろ夕方になるので、放送室でラジオをかけておきましょう。すると……

 

『わたしは…K………めぐりが……生徒……』

 

 はい、圭ちゃんこと、「祠堂 圭」からの救助要請です。

 今日の夜の内に助けないと死んじゃうので、早く助けにいってあげましょう。おっと、その前にみんなに報告だ。

 

 

 

「助けてあげようよ!友達になれるかもだし!」

「そうしたいけど、駅って結構遠いな…。今から行くのは危なくないか?」

「明日になってから、私の車で行くのは駄目なのかしら?」

 

(圭ちゃんが死ぬので)ダメです。

 

「そもそも本当に救助要請だったのか?映画とかだと大抵何かの罠だったぞ?」

 

 賛成、反対、半分ずつといったところですね。

 ここで私が行くと提案します。狂戦士君なら危なげなく駅まで行けるし、罠だったとしても平気ですからね。

 普通なら反対されますが、今の私は信頼MAXですからね。まず反対されることはないでしょう。

 

「うーん、確かにドクロならいけそうだけど…。」

 

 あれれー?おかしいぞー?何で難色を示しているのでせう?

 

「いや…その…ドクロの姿だと、救助以前に警戒されちまうと思うんだけど…。」

 

 

ぐうの音もでねぇ。

 

 

 そうだよ…感覚麻痺してたけどそれが普通の反応だよなぁ。

 うーん、でも絶対に救出したいし……誰か一緒に来てくれませんかね?

 

「先生が行きます!」

『ダガ断ル。』

「何故!?」

 

 だってなんか不安なんだもんめぐねぇ。要介護キャラ連れながら救助とか無理に決まってんだろいい加減にしろ!

 

「じゃあ私が行くよ。ドクロとなら大丈夫そうだしな。」

 

 お、チョーカーさんが来てくれる様です。彼女ならいざというときに戦闘出来るので安心ですね。

 さて、ベソかいとる先生はゆきちゃんに任せて救助に行きましょう!

 

 

 

「ドクロくん、帰ってきたら正座ね?」

 

 

 

 ファっ!?

 

 

 

 ~~~

 

 

 

 場面変わりまして、現在校舎の外です。

 とりあえず武器が欲しいので、そこら辺の標識を引っこ抜きます。

 

「いやお前…当たり前のように抜くなよ…。」

 

 抜けるんだから仕方ないね。

 

 さて、駅までの道ですが、線路の上を歩いていけば迷わずに行けます。とはいえ、あんまりのんびりしたくもないですね。なるべく急いで行きましょう。

 

 手順は簡単です。まずはチョーカーさんを抱えます。

 

「え?ちょっ」

 

 後は駅まで全力疾走です。多分これが一番早いと思います。

 

「ちょっま、あああああああああああああああ!!!!」

 

 

 

 ~~~

 

 

 

 はい、駅に着きました。いやーチョロいですね。

 

「し、死 ぬ が ど 思 っ だ …。」

 

 …うん、何かゴメン。これが一番手っ取り早いと思ったんだ。反省している。

 

「もう二度とすんな…。イヤ割りとマジで!」

 

 はい、もうしません。(多分)

 

 そ、それはともかく、早く圭ちゃんを助けましょう。彼女の居場所は分かっているのですが、如何せん終電前なのでそれなりの数のかれらがいます。まずはこいつらを先に倒しておきましょう。

 チョーカーさん、私はこいつら片付けるので、先に救助をお願いします。

 

「まぁ、適材適所だな。分かった、気を付けろよ。」

 

 お願いしますよ~。さて、私はこいつらを2人に近づけないように片付けましょう。ヒャッハー!経験値だー!

 

 

 ──────────────────────

 

 

 コンコンとドアをノックする音が聞こえた。

 

「聞こえるか?ラジオを聞いてやって来たぞ。」

(…!ほ、本当に来たの?)

 

 正直、ダメ元で流した救助要請だったので、それほど期待していなかったけど、まさか本当に来るなんて…!

 

 ドアを開けると、そこにいたのは私と同じ制服を着た生徒だった。

 

「私は三年の柚村貴枝。あんたは?」

「に、二年の祠堂圭です。」

「とりあえず、無事で良かったよ。…噛まれていないか?」

「だ、大丈夫です!でも足をくじいちゃって…。」

「うーん、簡単な処置なら出来るけど…やっぱり学校に戻った方が良さそうだな。」

 

「あの…ここには一人で来たんですか?」

「いや、2人で来たんだけど…何て説明しようかな…。まぁ、見た目があれだけど、悪い奴じゃないから安心してくれ。」

 

 見た目があれとはどういう意味なのだろうか。よくわからないけど、悪い人ではないのなら大丈夫だろう。

 そのあと、ある程度の情報を交換した。数人で学校に集まっていること、私はついこの前まで友達と一緒にショッピングモールに籠っていたこと。

 そして、私は学校に付いていくことに決めた。どっち道一人で歩けないし、柚村先輩たちに付いていった方が良さそうだから。

 モールに残した親友が気になるけど、流石にこのタイミングでは言い出せなかった。

 

「そろそろ、外が終わったみたいだな。早く出よう。肩貸すよ。」

「あ、ありがとうございます。」

 

「おーい、ドクロ。大丈夫かー?」

『問題ナイ。』

 

(うぇ!?)

 

 そこにいたのは……標識を手に持った骸骨頭の大男だった。

 

 

 

 

(いや、見た目があれってレベルじゃないよ!!!?)

 




明けましておめでとうございます。
何か久しぶりの更新になりましたね。
すいません、正月は完全にだらけてました。お餅おいしい。

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