青薔薇の歌姫と白き聖騎士   作:OSTO文明

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どうも、先月の3回投稿で疲れてます_:(´ཀ`」 ∠):まぁ、楽しいからいいんだけどね☆
さて、前回のラブラ(((殴、あらすじは!
・お嬢様と紗夜さんが誘拐されたので救出に出た(ファンガイアも倒した)
・白金燐子のオーディション(無事合格)
とまぁ、こんな感じだけど………突然燐子にあだ名で呼ばれた新一!一体どういうことなのか!


第十話 再会(前編)

「…もしかして………新…君……?」

「………え?」

 

 何故その呼び方を知っている?知っている人は…待てよ、白金燐子って………

疑問を抱き、僕は記憶の全てを探った。幼い頃からここ最近まで思い出せる限りの記憶全てを探った。すると一つの面影があった。幼い頃、一緒にいた黒髪の少女の姿。目の前にいる彼女はその少女と似ている。ということは、まさか………

 

「…!あっ、……あ…あの、………人違い……かも………しれ」

「待って……もしかして…本当にりんりん?」

「!…う…うん………」

「小さい頃、家の隣に…」

「……住んでた」

「ピアノを…」

「習ってた………」

 

 ふむ………僕の記憶と同じだ…。ならば質問の内容を変えてみよう。同じ人であるならば答えられるはず。

 

「私の習ってたものは?」

「えっと……ヴァイオ…リン……?」

「私の好きな料理は?」

「…肉…じゃが……?」

 

 !自分の好きなものを知ってるのは家族と幼馴染だけ…つまり………。

 

「つまり、そういうことなんだね?」

「………え?」

「君は……やっぱり、りんりんなんだね。昔と…全然変わらない」

 

 そう言って微笑むとりんりんは驚いた表情をとった。

 

「ほ、ほん…とうに……新君……なの?」

「うん、名護新一。君の幼馴染みだよ」

「あ、あの…」

「うーん?何かあったのー?」

 

 りんりんが何かを言いたそうにしてたが、リサがやってきたことによりそれは閉ざされてしまった。りんりんは何を言いたかったのだろう?でもまあ、近頃聞けるような気がするので何も言わずに黙っておくことにしよう。

 

「いや、特には」

「ホントかな〜?燐子の様子から見てそうとは思えないんだけどな〜」

 

 リサがそう言ってりんりんの方を見るのでそちらを見てみる。するとりんりんが少しばかり微笑んでいた。その後すぐにリサがこちらを見てきたため、誤魔化せそうにも出来なさそうなので真実を話した。今日この日、偶然にも再開できたことを。

 

「ウソ〜、アンタたち幼馴染みだったの!?」

「…は、はい………」

「まぁね、そういうこと」

「えー!じゃあ小さい頃の新一のこと知ってるんだ?」

「え?…あ、はい……」

「じゃあ、少しだけ聞いちゃおっかな〜?」

 

 そう言いながらリサがこちらを見てくる。すごくニマニマしているが、まあ良いだろう。だがしかし、今は叶えることが出来なかった。

 

「別に良いけど、リサ、りんりん。」

「「…あ」」

「そこの三人、何してるんですか?練習再会しますよ」

 

 二人は同意して練習に戻った。自分も特にすることがないので大人しく練習の音を聞くことにする。しかし、ここでの再開は予想していなかった。そもそも何故名前を聞いたときに思い出せなかったのだろう。…仕方のないことか。あの事故が起きてからここまで色んなことがあった。思い出す暇もなかった忙しい日々だったのだから。そんなことを考えているうちに練習の時間は過ぎていった。

 

「…今日の練習はここまで。各自出来なかったところなどを確認しておくこと」

「ふぅー疲れた〜」

「ねーでも、燐子が入ったお陰でもっと良くなってない?」

「確かにそうですね。これからもよろしくお願いします、白金さん」

「は……はい……!」

 

 練習が終わりみんなが疲れていた。かと言って自分はここでは何もしていなかったが、午前中のこともあって精神的に疲れていた。だがここで休んでいる暇もなく、スタジオの片付けに入った。予約の時間もあるため、借りたものは迅速に片付けた。その後全員の予定を確認し、次のスタジオの予約を入れた。ここでのやることを全て終わらせ、バイクを取りに行こうとした時りんりんに服の袖を掴まれた。

 

「…あ……あの………」

「ん?どうしたのりんりん?」

「そ…その………しばらく…会ってなかった……から………」

「あーなるほどね。話すこともあるし、いいよ」

 

 OKのサインを出すなりりんりんがスマホを取り出してくる。そのまま待機してくるので何をしたいのかを考えてみる。スマホを持って、こちらを見てくる…でも視線が合うと目を逸らしてくる。正直に言うと何をしたいのか分からない。悪意はないのだが、さっぱりわからない。考えてもわからないので聞いてみることにする。

 

「………」

「えーっと……」

「…!れ…連絡……先………」

 

 あーそういうことか!全く持って頭の中になかった。申し訳ないと謝りながらりんりんと連絡先を交換する。しかし何故こういうときに頭が働かないのだろう。自分で言うのもなんだがこういうことは本当に困ったものだ。その後少しばかり話、明日の練習後になった。どうせならもう少し話していたかったのだが、お嬢様を連れて行かなけれなならないのでcircleの前で解散した。話していたせいで忘れていたが、バイクを取りに行かなければならなかったので急いで取りに行った。正直ここら辺はバイクを置くところが少し離れたところにあるので取りに行くのがめんどくさい。まぁ、そんなことも言ってられないのだが。その後、家に帰るなり家事を急いで終わらせ、お嬢様に明日の予定を説明した。少しばかり嫌そうな顔をしていたが、なんとか許しを得た。お詫びとして、明日の夕食は何がいいか聴くと「苦くなければいい」という返答が返ってきたので、それを踏まえてメニューを考える。あとの時間を残ったものを終わらせることにし、日が変わらないうちに寝た。

 そして翌日、休日なので朝からcircleに向かい練習を始めた。みんなちゃんと、お昼になれば昼食をとり、休憩の時はしっかり休んでいた。僕はただ見ていて、たまにアドバイスするだけで特にすることはなかった。アドバイスの時に紗夜さんから「本当は出来るのでは?」という目線を送られたが、気づかないフリをして誤魔化した。正直に言えば、一点集中すれば出来るものもある。弦楽器であればほぼ出来るのだが、自分には成すべき仕事があるのでそちらを優先させた。いつ奴らが現れるか分からない。もしライブ中に出たらせっかくのライブを壊してしまう。だからやれない。………いつかこのことを話す時が来るのだろうか。来たら来たで腹を括るしかないけど………。そんなことを考えているとあっという間に時間は経ってしまう。メンバー全員が片付けを始めていた。慌てて手伝いに行く。片付けが終わると本日のメインイベントの手前の段階に入る。circleの前のカフェにてミーティングを行う。各々が反省点などを話し、課題を見つける時だ。まぁ結局見てるしか出来ないんだけどね。そしてミーティングが終わり、お嬢様も元へ行く。

 

「お嬢様、お疲れ様でした。僕はこれから用事がありますので、リサと共に…」

「分かっているわ……気をつけなさい」

「その御言葉に感謝を。あ、夕食は冷蔵庫の中に入っておりますのでレンジでチンして下さいね」

「わかったわ」

「あれ?新一、今日は一緒に帰らないの?」

「うん、少し用事があるからね、お嬢様を頼んだよ」

「オッケー、じゃあね〜」

 

 お嬢様達と別れ、りんりんのもとへ向かう。すると、りんりんはあこちゃんと話していた。

 

「ねぇ、りんりん!今日空いてる?」

「あっ…ごめんね………あこちゃん………今日用事が………」

「そっかー残念。じゃあまた今度やろ!」

「…うん………!」

「じゃあねー!」

「お待たせ、りんりん」

「…ううん………大丈夫………」

「じゃあ行こっか……って言ってもどこに行くか知らないんだけどね」

「大……丈夫………任せて………」

 

 そう言ったりんりんについて行くことにした。しかし歩いているとわかる。ここら辺は懐かしい。昔住んでいた時とあまり変わっていない。今更ながら戻ってきたような感覚がある。道を歩いていくと懐かしいものが見える。昔よく通っていた道、昔よく行っていたスーパー。様々なものがある。やはり変わっていないことを感じていると、目の間にいたりんりんが止まった。こちらに振り返るなりあることを言った。

 

「今日…連れてきたかったとこ………ここだよ」

「ここって………」

 

 りんりんが指差す建物は、昔住んでいた隣の家………りんりんの家だった。




次回予告の台詞が思いつかなかったので、ここで終わらせます。
次回 再会(後編)
(決して思いつかなかったわけではありません)

壁の色を変えるとしたら?

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