青薔薇の歌姫と白き聖騎士   作:OSTO文明

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今月も終わりですね~夏休みあとなんか出せるんだろうな~


第求話 決意の先に

 あれからお嬢様達は五日後のライブに向けて練習に励んでいる。現在ある曲に加え、旦那様の曲であるLouderを演るらしい。そんな忙しい最中僕は………今日も戦場に来ていた。

 

「なんで今日に限ってファンガイア1にドーパント2なのさ!」

「イクサ、加勢します!」

「いや、来なくて良い!一対一ずつでやってった方が効率的だ!スカルも同様で!」

「わかってらぁ!」

 

 あれから三人で戦っているが仲は悪いままなのだが戦闘のコンビネーションだけは良い。偶にミスをするのかそれともワザとなのかお互いサポートで投げる(もしくは撃つ)物が互いの体をスレスレで行き交う。その度に喧嘩するのだが、戦闘中なのですぐに戻る。だが、今日に限っては話が違った。近くで戦っているからなのか互いの動きを邪魔する様になっている。

 

「テメェ邪魔すんじゃねぇ!」

「それはこっちのセリフだ!」

「二人とも喧嘩は終わってからにして!」

「「じゃあ今終わらせる!」」

 

 怒号を含み、息ピッタリ叫んだ瞬間二人は互いの視線の方向に快斗君はユニコーンメモリを装填したナイフを投げ、京君はスカルメモリを装填してエネルギー弾を撃ち込んだ。ドーパントはそれぞれ爆発し、メモリも砕ける音が聞こええた。人がその場に倒れたが二人はお構いなしに喧嘩を続ける。互いに睨み合う様に距離をとっている。

 

「お前さ、そろそろ目障りなんだよ。そんなものを本来お前如きが持って良いはずがないんだ………だからそれをよこせ(・・・)

「渡すわけねぇだろ?それに渡すのはテメェだ」

 

 目の前のファンガイアと鍔迫り合いになりつつも二人の様子を見ると互いに武器を向け合っていた。

 

「何してるんだ二人とも、そんな事は辞めなさい!」

「黙ってろ新一!俺は痺れを切らした。俺は………コイツを叩きのめす!」

「笑わせんなよ…俺がぶっ潰してやる!」

 

 今度こそ二人が本気で戦おうとしている。今止めなきゃ絶対危険だって分かっている……なのに目の前のやつが邪魔をする。今優先順位はコイツを倒してから二人を止める事。けれど二人の方は一秒でも早くしなきゃいけない。どうしてこういう時に面倒ごとが重なるのかな!

 ………………少しだけなら制限解除しても大丈夫だよね………?

 目の前のファンガイアとの距離をとり、一瞬だけ力を抜いて意識を入れ替える。普段の感情を全部捨てて非情になる。そして力を込める。挑発するサインを取るとファンガイアは思い通りに距離を詰めてくる。そう、それで良い。ゆっくり歩いてファンガイアに近づく。距離が数歩の所でイクサカリバーを振り下ろす。その瞬間ファンガイアの動きが止まり爆発四散する。今奴に構っている暇はない。すぐに気持ちを入れ替えて二人のところに向かう。

 二人のところに向かうと遠慮なく戦っていた。背負い投げに受け身からの投げナイフ、メモリの加減なしで繰り出される技。もはや街を破壊するレベルで暴れ回っていた。流石にここまでくると頭にくる。二人がゼロ距離になった瞬間、ナックルを取り出してブロウクンファングを撃ち込んだ。同時に命中させ、二人を一度に変身解除にまで追い込んだ。倒れ込んだ二人は痛そうにしている。いつもなら心配して駆け寄るが今日はそんなことしない。二人に近付いてそれぞれの胸ぐらを掴む。

 

「グッ……!」

「カハッ………!」

「君たちさ、喧嘩はしてもいいけど街を破壊するっていうのはどういうつもり?」

「「そっ、それは」」

「言い訳は聞かない、やるなら節度を弁えろ。それもわからないぐらいだったら二人のソレ(・・)を僕が破壊する。今ここで」

「わっ、悪かった。それだけはやめてくれ………そんな事したら、俺はアイツに………!」

「すみませんでした………自分も、それだけはやめて欲しいっす………」

 

 二人の謝罪の言葉を聞いた瞬間二人をその場に落とす。前の僕だったらこの場で聞かずに破壊していただろう。今まで少しばかり甘やかしすぎていたのかもしれない。その場で変身を解除して二人を見る。二人はバツが悪そうに目を背けるがそれでも見続ける。もういいだろうか。二人に背を向けて来た道を帰すことにする。僕は本当はどうするべきだったのだろうか。二人の思惑は知っている。それでもどうする事はできない。だからこそどうサポートするべきだったのだろうか………。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「おい、ボウズ」

「なんだよ、骸骨」

「どうやら俺らは怒らせちゃいけない奴を怒らせたっぽいぜ」

「…みたいだな」

 

 二人は互いに顔を見合わせずに話している。自分たちの過ちを反省する色が見えた。しかしそれは街を破壊しかけた事に対してであり、喧嘩についてではない。

 

「俺はずっと前からお前に言いたいことがある」

「奇遇だな、俺もだよ」

「「俺はお前(アンタ)にタイマン張らさせてもらう………⁉︎」」

 

 言った瞬間二人は顔を見合わせる。それぞれが互いに睨み、言葉を続けていく。

 

「ここまで思考が同じだと頭がいてぇな」

「ああ、だがその喧嘩買わせて貰うぜ」

「じゃあ場所は近くの港でいいな?」

「ああ、E-06倉庫の前にしよう。時刻は午前零時、そこでアンタとの決着をつけてやる」

「こっちがテメェを潰してやる。完膚なきまでにな」

 

 各々の道に戻る瞬間二人は声を揃えて言った。

 

「「楽しみにしてるぜ………逃げんなよ」」

 

 




意外と短く終わりましたね。
次回はとうとう決闘らしいですよ!どっちが勝ってどっちが負けるのか。とりあえず死なないで城ノ内!
次回城ノ内しsゲフンゲフン、失礼しました。

次回「夜闇、雨滴る武器()を向けてー黒/白ー」

追記
次話は2人分分けて出します!

壁の色を変えるとしたら?

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