こっちは黒…京君sideとなっておりますので先に快斗君side見たいよって人は次の話を見て頂きますと快斗君側になりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
それではどうぞ!
時刻は午前零時前、俺は雨の中暗い道を歩いていた。理由はただ一つ、奴との決着をつけるためだ。これから俺は奴を徹底的に叩き潰す。二度とライダーにならない様にさせるために戦わなきゃいけない。本当なら新一の奴にも同じことをするのかもしれない。けどあいつにはちゃんと理由があって、それでちゃんと戦っている。俺は奴の私情なんて知らない。だけど同じものを使っている以上俺は奴を許すわけにはいかない。
「よぉ、逃げずに来たんだな」
「そっちこそ。良かったのか、尻尾巻いて逃げなくて」
「それはお前がだろ?とっとと始めようぜ、そのために来たんだからよ」
そう言ってスカルメモリを見せるとあっちも答える様に白いメモリを見せつけてくる。
「ヤる前に一つだけ聞いときたい。アンタ、なんで戦ってる?」
「そうだな、この街を守るため、だな。お前は?」
「あーあ、ここまで同じだとなんか気まずいわ。まぁ、これ以上犠牲を出さないためにもアンタにはここで退場してもらうぜ」
「その言葉そのまま返してやるよ」
言葉が終わると同時に傘を上に投げると鏡合わせの様に向こうも傘を投げて、同時にベルトをセットしてメモリを構える。
『スカル』『エターナル』
「「変身!」」
『スカル』『エターナル』
同時に変身が終わると互いの
「仮面ライダースカル、真名 鳴海京」
「仮面ライダーエターナル、真名 大道快斗」
雨が強くなる。覚悟を決めて引き金を引く。
「さぁ、お前の罪を数えろ!!」
「地獄を楽しみな!」
数発の銃弾が飛んでいく。だが奴はそれを避けてこっちに向かってくる。構わずに銃撃を続ける。それでも奴は進軍してくる。間合いが奴のものになった瞬間、奴はナイフを振り下ろしてくる。いくら武器が銃だけだからといって近接が出来ないわけじゃない。振りかざされるナイフを避けて腹に拳を撃ち込む。拳が遅かったのかそれとも偶然か、鳩尾に入る事は奴の左手で防がれてしまった。だが、よろけた瞬間を見逃さずに回し蹴りを喰らわせようとすると足を掴まれ、倉庫の方に投げ飛ばされる。受け身を取ることが敵わず、倉庫の壁を突き破って倉庫内へ入った。瓦礫の中から見上げるとそこにはマントの中から
『バード』
「嘘だろ…ッ!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
足を掴まれながら引き摺られていく。倉庫の中の物が体にぶつかってくる。このままじゃ埒があかねぇ!銃を今足を掴んでる鳥に向けて撃つと鳥は足を離し墜落していく。とかいう俺も墜落していく。落ちた瞬間に体勢を直して銃を構えると奴はまたおかしな事をしていた。
『ヒート』『アイスエイジ』
『マキシマムドライブ』
二つのメモリを同時に肩につけているホルダーに入れていく。おかしい、本来ガイアメモリは一度に一本しか使えない筈、もとい一本だけで精一杯の筈なのに複数乱用してやがる。あいつおかしいんじゃねぇの!?どんだけ使い慣れてんだよ。とか思っていると奴は拳に炎と氷を合わせてこっちに放ってくる。反属性同士で合わせるとかどんだけ反則だよ!こんな奴に使うハメになるとは思いもしなかったが使うしかない。銃を捨てて胸部にエネルギーを集中させて骸骨の形を取る。それを前に突き出して防ぐ。
「
俺が今まで戦ってきた中で編み出した技の一つ。スカルの特徴である骨の硬度の上昇をエネルギーに変換し盾として利用する。これで防げないものは無い、だから今それを顕現させる!左手で右腕を押さえて右手を前に突き出す。最初は衝撃に耐える。そしてある程度受けて耐え切れることが分かったので不意打ちを込めて盾骸骨に向かって右手で正拳突きをする。拳を受けた骸骨は衝撃と共に奴の元へと向かっていく。
「何ッ!?」
「喰らえ!」
自分の攻撃の中から他人の攻撃がくるとは思わなかったんだろうな、奴はそれを受けて後ろの方へ飛んでいった。
「たった一つのメモリでここまでやるとは………アンタ中々やるなぁ!」
「そういうお前こそあんなにメモリ使っているくせにここまでやるとは、大したもんだな」
「ハハッ、だけどまだ終わってねぇぞ!」
そう言って奴は間合いを詰める。手にはナイフは持っておらず、拳を突き出してくる。俺はそれを避けてカウンターを出すがそれを避けられる。ここからずっとそれが繰り返される。拳や蹴りを出しては避けられ殴られ、奴に当てては当てられての繰り返しである。投げては追撃に向かうものの確実な一撃は与えられず、ある瞬間、互いに距離を取ると互いに呼吸を整える。だが、すぐに肉弾戦が始まる。
「なぁ、アンタここまでやれるんだな」
「意外だな、俺もお前に同じことを思ってた」
「俺たち意外と似たもの同士なのかもな」
「…ああ、皮肉なものだな。俺は塩派でお前は味噌派なのに」
「ハハハッ、確かにな!」
奴は笑った瞬間大きく後ろに飛ぶ。そして敵対の意思がなくなったかの様に構えを取らなかった。
「なぁ、俺たち組めば強いんじゃねぇか?」
「そうだな、でも俺には」
「ああ、俺も同じだ」
「………多分俺たちは同じ理由でぶつかり合ってる」
「それはなんでそう思うんだ?」
「探偵としての感だ」
「探偵、ねぇ………」
「だが俺は、俺の意思を突き通す。だからこそ、お前には申し訳ないがここで退場してもらう!」
探偵だからなんていうのはただの後付けだ。戦って解っていた。アイツと俺は似たもの同士で、同じ思いで戦っていた事。拳が交わるたびに伝わってきた。コイツは俺と同じなんだって、似たような経験をしたからもう誰も同じ様な目にあって欲しくないからって。だけどそれは俺も同じだ。だからこそ俺はアイツに勝たなくちゃいけない。………はは、笑えてくるぜ。最初はあんなに敵意出してたのに、今は同情して少しだけ躊躇ってやがる。自分が情けねぇ。だけど今この一瞬だけは譲れないから、勝たせてもらう。ドライバーからメモリを抜き取ると奴もわかった様にメモリを取り出して同時に横のスロットに差し込む。
「そうだよな、そうこなくっちゃな!」
『スカル』『エターナル』
『『マキシマムドライブ』』
「これで終わりにしようぜ、快斗!」
「ああ、これで終わりだ、京!」
互いにライダーキックをぶつけ合う。今までにない全力をぶつけ合っている。次第に威力は増していき辺りは白く染まっていく。爆発が終わると同時に俺たちは変身を解除させられて地面に仰向けに倒れていた。
「………なぁ、生きてるか」
「………ああ、生きてる」
「まだ、続けるか?」
「いや、流石に疲れたから無理」
「だな、俺もアンタもそこまでもう動けねぇしな」
互いに全力を出し合った所為で多少は動けるが戦えるっていうレベルではない。
「……なんかバカらしくなってきたな」
「ああ、俺たち協力すればめっちゃ強いんじゃね?」
それは思った。これだけ互角ならばアイツは俺と同じくらい強いことになるわけだし、一人分の戦力が二倍になるわけだから今まで以上に戦闘は楽になるだろう。
「なぁアンタ、今更言うのもなんだけどさ、一緒に戦わないか?」
「………そうだな、互いにレベルはわかったし、これなら協力しても良い。だがもしお前が俺に置いてかれる様になったらその時は覚悟しとけ」
「ハッ、その言葉そっくり返してやるよ」
そしていつまでも転がっているわけにもいかないので立ち上がって今日のところは解散した。最後に顔を見合わせた時、アイツは今まで見た中でいい顔をしていた気がする。俺自身もだろうが色々と吹っ切ることが出来たんだろう。これからメモリ使いは二人か。どうせならたまにアイツから少しメモリ借りるかな。
書いてる最中にこれ二人の色で分けたら完全にポケモン映画じゃんと思ってましたw
さて、決着がつきましたね。次の話では快斗君sideになります!まだ読んでないよって人は是非読んでください♪
もう読んだって人は次を楽しみにして頂けたらなって思います!
次回「思いを繋げて/私なりの答え」
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