青薔薇の歌姫と白き聖騎士   作:OSTO文明

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はい八月最初ですね。いよいよ決着つけます。
こっちは白…快斗君sideとなっておりますので先に京君side見たいよって人は前の話を見て頂きますと京君側になりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
それではどうぞ!


第縦話 夜闇、雨滴る武器()を向けて ー白ー

 時間は午前零時前、俺は雨が降る暗い道を一人で歩いていた。数時間後、俺は奴を倒しているだろうか。いや、そうじゃなきゃいけない。俺はこれ以上犠牲を出させちゃいけないんだ。奴の目的なんて知らない。いや、知ったところでどうといった事はない。完全に潰して二度とライダーできない様にしなきゃいけない。メモリ(こんなもの)一般人が使うべきじゃないのは俺が身を持って知っている。だからこそ止めてみせる。完全に叩きのめす。午前零時、ちょうどに着くとそこには帽子を被って傘をさした奴の姿があった。

 

「よぉ、逃げずに来たんだな」

「そっちこそ。良かったのか、尻尾巻いて逃げなくて」

「それはお前がだろ?とっとと始めようぜ、そのために来たんだからよ」

 

 そう言ってエターナルメモリを見せるとあっちも答える様に黒いメモリを見せつけてくる。

 

「ヤる前に一つだけ聞いときたい。アンタ、なんで戦ってる?」

「そうだな、この街を守るため、だな。お前は?」

「あーあ、ここまで同じだとなんか気まずいわ。まぁ、これ以上犠牲を出さないためにもアンタにはここで退場してもらうぜ」

「その言葉そのまま返してやるよ」

 

 言葉が終わると同時に傘を上に投げると鏡合わせの様に向こうも傘を投げて、同時にベルトをセットしてメモリを構える。

 

『スカル』『エターナル』

「「変身!」」

『スカル』『エターナル』

 

 同時に変身が終わると互いの武器()を向け合う。夜という闇の中、奴の姿は雨に濡れた黒い死神の様にも見える。だが、相手が死神だろうが関係ない。今日ここで俺はアイツを叩き潰す。その目的を忘れはしない。

 

「仮面ライダースカル、真名 鳴海京」

「仮面ライダーエターナル、真名 大道快斗」

 

 雨が強くなる。覚悟を決めてナイフを構えて走り出す。

 

「地獄を楽しみな!」

「さぁ、お前の罪を数えろ!!」

 

 数発の銃弾が飛んで来る。だけどこれくらいなら簡単に避けられる。アイツは連射を続けてくるが関係ない。俺は進軍を止めずに進む。間合いが俺のものになった瞬間ナイフを振り下ろす。奴が銃撃しか出来ないなら都合が良かったのがナイフは交わされて代わりに拳が腹を抉ってくる。だが、反応が間に合ったおかげで鳩尾だけは避けることが出来た。だけどやっぱり痛く、よろけた瞬間を狙われる。しかし経験から予想していた事もあってその足を掴んで倉庫の方へ放り投げた。追撃するために走って追いかける。そして走りながらBird(バード)のメモリを肩のホルダーに差し込む。すると羽が生えて空を飛べる様になり、瓦礫に埋もれている奴の前に姿を見せる。

 

『バード』

「嘘だろ…ッ!」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

奴の足を掴んで低空飛行を行なって奴を倉庫の物にぶつけていく。そろそろ曲がって角にぶつけてやろうと思った瞬間羽を撃たれる。急な衝撃に耐えきれず足を離して墜落する。体勢を立て直しながらすぐに攻撃に移れる様にHeat(ヒート)Iceage(アイスエイジ)のメモリを肩のホルダーにセットする。

 

『ヒート』『アイスエイジ』

『マキシマムドライブ』

 

ガイアメモリの複数操作は基本的に複雑で難しいのだが俺には関係ない。何故なら俺はこういう事(・・・・・)が出来る様に訓練されてきたんだからな。それぞれの属性を片腕ずつに纏わせて螺旋を作る様に前に突き出す。反属性同士をかき混ぜた攻撃だ、これで終わらせられる。そう思った瞬間奴は胸の前に半身ぐらいの骸骨を作って構えていた。

 

盾骸骨(スカル・フェイス)!!」

 

その骸骨を盾の様に使って嫌がる。なんちゅーバケモンだよ、メモリ一本の力でここまで作るとかただの化け物か!だが、負けるわけにはいかない。ヒートとアイスエイジの力を引き上げていくが、防がれているはずなのに威力が押し返されている感覚になる。負けまいとさらに引き上げていくと目の前にさっきの骸骨が現れた。

 

「何ッ!?」

「喰らえ!」

 

予想外の攻撃に反応出来ずに攻撃を喰らう。まさかあの攻撃の中を押し返しながらここまで吹っ飛ばしてきたのか?だとしたら相当強いぞコイツ………。

 

「たった一つのメモリでここまでやるとは………アンタ中々やるなぁ!」

「そういうお前こそあんなにメモリ使っているくせにここまでやるとは、大したもんだな」

「ハハッ、だけどまだ終わってねぇぞ!」

 

そう言って俺は間合いを詰める。ナイフは持たずに拳を突き出す。避けられてカウンターを繰り出されるがそれをそのままやり返す。ここからずっとそれが繰り返された。拳や蹴りを出しては避けられ殴られ、奴に当てては当てられての繰り返しである。投げては追撃に向かうものの確実な一撃は与えられず、ある瞬間、互いに距離を取ると互いに呼吸を整える。だが、すぐに肉弾戦が始まる。

 

「なぁ、アンタここまでやれるんだな」

「意外だな、俺もお前に同じことを思ってた」

「俺たち意外と似たもの同士なのかもな」

「…ああ、皮肉なものだな。俺は塩派でお前は味噌派なのに」

「ハハハッ、確かにな!」

 

笑いながらも距離を取る。そして構えを取ろうとするが体が言うことを聞かなかった。というよりかは俺自身がそうさせなかった。もし、コイツと新一さんみたいに協力出来たら、なんて事を考えてしまったからだ。その瞬間、俺はつい言葉にしてしまっていた。

 

「なぁ、俺たち組めば強いんじゃねぇか?」

「そうだな、でも俺には」

「ああ、俺も同じだ」

「………多分俺たちは同じ理由でぶつかり合ってる」

「それはなんでそう思うんだ?」

「探偵としての感だ」

「探偵、ねぇ………」

 

 戦って解っていた。アイツと俺は似たもの同士で、同じ思いで戦っていた事。拳が交わるたびに伝わってきた。コイツは俺と同じなんだって、似たような経験をしたからもう誰も同じ様な目にあって欲しくないからって。だけどそれは俺も同じだ。だからこそ俺はアイツに勝たなくちゃいけない。覚悟をもう一度決めた瞬間、奴は声を張る。

 

「だが俺は、俺の意思を突き通す。だからこそ、お前には申し訳ないがここで退場してもらう!」

「そうだよな、そうこなくっちゃな!」

『スカル』『エターナル』

『『マキシマムドライブ』』

「これで終わりにしようぜ、快斗!」

「ああ、これで終わりだ、京!」

 

 互いにライダーキックをぶつけ合う。今までにない全力をぶつけ合う。次第に威力は増していき辺りは白く染まっていく。爆発が終わると同時に俺たちは変身を解除させられて地面に仰向けに倒れていた。

 

「………なぁ、生きてるか」

「………ああ、生きてる」

「まだ、続けるか?」

「いや、流石に疲れたから無理」

「だな、俺もアンタもそこまでもう動けねぇしな」

 

 互いに全力を出し合った所為で多少は動けるが戦えるっていうレベルではない。

 

「……なんかバカらしくなってきたな」

「ああ、俺たち協力すればめっちゃ強いんじゃね?」

 

「なぁアンタ、今更言うのもなんだけどさ、一緒に戦わないか?」

「………そうだな、互いにレベルはわかったし、これなら協力しても良い。だがもしお前が俺に置いてかれる様になったらその時は覚悟しとけ」

「ハッ、その言葉そっくり返してやるよ」

 

 そしていつまでも転がっているわけにもいかないので立ち上がって今日のところは解散した。




一方その頃新一君は、お布団でぐっすり寝ていたという………

さて、決着がつきましたね。前の話では京君sideになります!まだ読んでないよって人は是非読んでください♪
もう読んだって人は次を楽しみにして頂けたらなって思います!

次回「思いを繋げて/私なりの答え」

壁の色を変えるとしたら?

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