一つはこれから更新する時間は基本的に23;30になると思います。曜日は何もなければ今まで通り金曜になります。
二つ目はUAが一万を超えました!読んでくださっている皆さんありがとうございます!ほんとに感謝しかありません。とりあえず次はお気に入り数が50を超えられる様に頑張ります!これからも皆さんよろしくお願いします!
それでは本編どうぞ!
私は今日もcircleへと足を運んでいた。勿論自主練習するためだ。今日はいつもと違い朝から新一の姿はない。前から言われていたが今日は一日休日にするらしい。去年の頃もそうだった。二週間前から休むことは告げているが内容自体は明らかになっていない。私自身、それに関しては気にも留めていなかった。しかしそれはついこの間まではだ。このあいだの男の人たちとの演奏、そしてこのあいだの合宿での演奏を聴いて以来不思議と気になる様になった。
受付を終わらせて部屋に向かおうとすると紗夜の姿を見かける。向こうもこちらに気づいたのか声をかけてくる。
「湊さん」
「あら紗夜、あなたも自主練?」
「ええ、そうですが……名護さんは一緒ではないんですね」
「ええ。新一は今日休みよ」
「体調でも崩されたんですか?そういう方には見えませんが………」
「いいえ、彼は元気だったわ。何をしに行ったのかはわからないけど」
「主人である湊さんも知らないんですか?」
「そうよ。去年も丁度この頃に一度休みを取っていたけど……」
本当に、あの人は一体何をしているのかしら………。
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今日は前日にお嬢様から許可をいただき、一日だけ休みを貰った。季節はお盆前、去年も同じ時期に暇をもらって外出をした。行き先は決まっている。しかし去年と違うのはりんりんが同伴しているということだ。朝家を出て家まで迎えに行き、今バスに乗っている。そしてバスは最終停留所である山の麓に向かって走っていく。
「…でも新君……私から……言ったけど……本当に…着いてきて良かったの……?」
「うん、僕自身は反対はしないよ。りんりんが行きたいと思ったんでしょ?」
「うん……」
「ならいいんじゃないかな」
どうやらりんりんは今になって緊張しているみたいだ。当然だよね。数日前にりんりんに誘われた時に用事があるって言って、そしたら一緒に来るって突然言いだしたんだもの。聞いた僕も驚いてるけど、多分言い出しっぺが一番緊張していると思う。会うものは人ではないんだけどね。やがて時間が経っていきバスは最終停留所に停まり、僕たちはバスを降りた。目の前にある大きな階段、これを途中まで登りある踊り場で曲がっていくと目的地に着く。なんだか裏技みたいだけど特にレアアイテム的なのは無い。あるものはただの石だけなんだから。階段を登っている最中、元々体力のないりんりんは音をあげそうになっていた。手を差し伸ばすと掴まり、そのまま階段を登っていくこととなった。踊り場について木々の中へ入っていく。しばらく歩いていくと、見晴らしのいい場所へと辿り着く。その景色を見て感じる。都会にいたらまずこんな景色を見ることは出来ないだろう。見渡す辺りの緑。見える景色の中心には広そうで古そうな屋敷が一つ。それ以外に建物は見えない。
りんりんはその景色に心を奪われている様だが僕は振り向いて行き止まりに近づいていく。そしてしゃがみこんで持ってきた花を添える。そう、そこにあるのは一つの大きな墓石。といってもここはちゃんとした墓地ではない。僕が名護家にいた頃に作ったたった一つの墓。墓の前で僕が手を合わせているとこちらに気付いたのか声をかけてくる。
「新君…このお墓って……」
「うん、父さんと母さん、そして妹の墓だよ」
「やっぱり………」
「うん、前に話したとおり皆あの時死んじゃったからね。ここにあるのはただの墓標だよ」
「……お骨……とかは……?」
「海で散骨したよ。そこに関しては家の仕来りとかなかったから、海に撒いたんだ。だって、その方がお盆の時とかに『戻ってきたら土の中です』、なんて嫌だろうしね」
「そっか………」
俯いているりんりんの前でしゃがみ込み、僕は墓石の上に乗っている土などを軽く払う。
「…ほんとはね、お線香とかもあげたいんだけどここ、山だから」
「………」
「さて、りんりんはどうする?」
「…私も手合わせていい?」
「いいよ」
墓の前を譲るとりんりんは手を合わせて静かになる。しばらくしてその場から離れる。この場を離れる前にもう一度きちんと挨拶をしておく。この一年であったこと、今何をしているか、そちらは元気でやっているかなど、全て話してから礼をする。それじゃ、行ってきますと内心で言った後、ここを立ち去ろうとした瞬間だった。
「新一君?」
後ろから声をかけられる。その姿を見ると花を持った霧切さんの姿があった。
「お久しぶりです。霧切さんいえ、現名護家当主様」
「久しぶりだね。その様子だとその子には話したのかな」
「ええ、彼女は僕が名護の人間だったことを知っています」
「(あの言い方は…まだ知らない事があるのか。まぁその方がいいだろうし黙っておくか)そうか。初めまして、先程申されましたが名護家現当主、霧切仁です。以後お見知り置きを」
「よ、よろしくお願い‥します………」
「時に新一君、少し話があるんだ、寄っていきたまえ」
一瞬断ろうとしたがこの炎天下の中を歩いてきたのだ、少しでもりんりんを涼しい場所に連れて行くべきだろう。何より霧切さんが話がある時の合図を送ってくる。花束を抱えている方の手の真ん中指で襟元を引っ張っている。真ん中指で襟元を引っ張る、それは霧切さんの話がある時の合図だった。普段はそういったことはなかったのだが二人だけで話したい時は使われていた。
「わかりました、少しばかりお邪魔させて頂きます。りんりんもそれでいい?」
「うん……いいよ………」
「大丈夫、あの人は信用出来る人だから」
「うん………」
霧切さんが墓前で手を合わせ終わると僕たちを連れていく。森の中をしばらく歩いていくと大きな石階段の前に出る。さっきのと似ているが大きさが違っていた。さらには段ごとに朱い灯籠まで立てられている。その階段を登っていくと、大きな門が見えてくる。霧切さんは門の手をかける部分にカードキーをかけると門は静かに開いていった。その光景に驚いたのかりんりんは動揺を隠せないでいる。門をくぐり抜け、目の前に見える屋敷の中へと足を運んでいく。あの頃から何も変わっていない。僕が出て行ったあの頃からこの屋敷は変わっていなかった。
「言い忘れていたね、ようこそ名護家へ」
「今更言われてもですね…」
「そう言わないでくれ。おっと、お嬢さんはこの部屋で構わないかな?」
そう言って指さした部屋は客間だった。どれくらい長くなるか分からないのでそうして貰うようにした。ついでに接客する人は女性でお願いしておいた。なぜと聞かれたがここの男は怖い人ばかりだから彼女を怖がらせたくないと言うと素直に受け入れてくれた。りんりんに一言告げて客間を出て行く。そして僕が連れて行かれたのは当主の部屋、最奥の執務室だった。そして部屋に入るなり座ってくれと言われたので大人しく座る。
「久しぶりのこの部屋はどうだい?」
「そうですね、気分はあまりよくないかと」
「まあ、そうだろうね………申し訳ないが早速本題に入ろうか」
「お願いします」
「まずこの間の件だ。君が言っていた通り弦巻家と連絡を取ったのだがこちらの情報を提供することを条件に同盟を結ぶことになった。故にこれから君にも世話になる事があるかもしれない。名護家当主としてその時はよろしく頼む。
次は現在の園崎の所在だ。現時点で園崎は行方不明。しかし、生きていることは断定できる。まずはガイアメモリによる被害が現在続いていること、さらに先日我々の暗殺部隊が赴いたところ既にもぬけの殻ではあったが生活していた痕跡が見られた。なお現在捜査は続行中だ」
「生活していた痕跡というのは?」
「食料のゴミなどはあったがそれ以外に一つ重要なものがあった。このメモリが発見された」
そう言って出されたものは小さいビニール袋だった。中身を見てみるとMasqueradeのメモリが入っている。なるほど、ただの廃墟とかだったらそんなものは落ちているはずないよな。しかし誘っているようで怪しい気もするが………。
「向こうが勘付いたのか、それともまだこちらに裏切り者がいるのかは判断はついていない。裏切り者に関しては現在洗い出している最中だ。そして君にお願いしたいのは一つだ。メモリに関する情報を手に入れ次第報告してほしい。例え弦巻家と同じ情報でもそことは別に君の意見が欲しい」
「個人としては構いませんがそれは誰に対しての要望ですか?執事の名護新一ですか?朱雪の執行者の名護新一ですか?それとも仮面ライダーイクサの名護新一ですか?」
「それは………」
「答えによっては僕は協力しかねます」
当然の事だ。僕がここにきたのはあくまで情報収集。協力を強制される言われはない。
「私たちが依頼するのは朱雪の執行者である名護新一だ。依頼をこなし、契約を守り通す彼だ」
「……畏まりました。ではその依頼は引き受けましょう」
「ありがとう、後日契約書を送らせてもらう。報酬なども書面に記載しておこう。何かあったら連絡してくれ」
「わかりました。今日は貴重な情報ありがとうございました」
「もう帰るのかい?」
椅子から立ち上がりドアに手を掛けると声をかけられる。
「はい。暇を頂いたのは今日だけですので」
「君も、大変だな」
「いえ、今の僕の居場所はあそこですので。それに早く帰らないと彼女のご両親が心配されます」
「まったく、人がいいな君は。ついでに一つ教えておこう。近頃面白い事が起きる、楽しみにしていたまえ」
その言葉を聞いて正直ピンと来なかったが礼だけ言って部屋を後にした。長い廊下を暫く歩いていると一条さんに出くわした。
「お久しぶりです新一様」
「お久しぶりです、といっても一ヶ月くらいですけど」
「そうですね」
「今お時間ありますか?この間言っていた相談事を聞きたいと思うのですが」
「覚えていらっしゃったんですか!?……感謝します」
当然だ。恩人であり、一番近くにいた部下のお願いを忘れるはずがない。僕達はその場から離れて庭が見える場所まで移動する。中にあった自販機でアイスコーヒーを買ってきた一条さんは僕に一本くれた。金は払わなくいていいと言われありがたく頂くことにした。
「それで相談というのは?」
「はい、実は新一様と再会する少し前からある女の人からアプローチを受けてまして………どうしました?」
まさか色恋沙汰だとは思いもしなかった。少なくともこの人は僕の事情を知っていると思うのだが何故聞いてきたのだろうか。
「いえ、気にしないでください」
「はい。それでですね、向こうはこちらに好意を抱いているみたいなのですが私は彼女のことを全く存じ上げておらずでですね」
「なるほど、それでどうするべきなのかということですか」
「はい……何処かの御令嬢のようなのですがそこのあたりも知らず、『歳も歳なんだから早く結婚しちまえよ』って伊達などにも言われてまして………」
つまりは見た目だけしか知らない相手に好意を寄せられ、周りからは結婚してしまえと言われている。だけど一条さんはそんなことでいいのかどうか悩んでいるのだ。しかしまぁ、そんなこと言っておいて伊達さんも独身のはずなんだけどな………。
「あ、存じていると思いますが伊達は独り身です」
「そうですよね」
感じ取られたか。まあいいんだけど。でも、一条さんは身長はあるし、顔もきちんと整っているから相当モテるはずなんだけどな。それに色んな事が出来るから大丈夫なはずなのにどうしてかこういうことも真剣に考えてしまうんだよな。真剣に物事を考えるのは性格の問題かもしれないけど。ちなみにだが一条さんは僕の十上、つまりは現在二十七歳だ。
「一体どうするべきなのでしょうか」
「そうですね……僕がとやかく言えた問題ではありませんが、とにかく気持ちが大事なんじゃないですか?」
「気持ち………ですか?」
「はい。多分一条さんは相手を知らないからこそ怖いんだと思います。ですから少しだけ、相手を知る機会を作っては如何でしょうか。デートをしろというわけではありません。相手の方と少し話してみるだけでもいいんです。そうすればきっと問題は解決できるはずです」
「なるほど。確かにその通りかもしれません。実践してみようと思います。ありがとうございました」
礼を告げた瞬間一条さんは姿を消した。そういえばあの人行動力の化身みたいなところあったな。すぐに行動するときはサイヤ人みたいな動きしてたっけ。
とりあえず用事も終えたことなので客間に向かっていく。相変わらずこの屋敷は広い。僕は覚えていたからよかったものの忘れていたら完全に迷っていたぞ。順調に客間に着くとりんりんが正座で待っていた。部屋の中を見渡すと黒服の女の人が立って部屋の隅に待機している。この環境に緊張しているのかりんりんはずっと動けずにいたみたいだ。
「りんりんお待たせ、帰ろっか」
「う、うん……!」
「すみません、お世話になりました。この子のこと、ありがとうございました」
「いえ、お気になさらず。それに
「僕のことはもうその様に呼ぶのはやめてください。僕はもう貴女たちの主人ではありませんので」
「失礼しました。麓までお送りさせていただきます」
「わかりました。じゃあ行こっか」
名護家の屋敷を出て階段を降りていく。夕方になりかけているせいか陽が沈む方を背にしている屋敷側ではもうほとんど暗い。段ごとにある灯籠は火を灯しているかのように淡く光っている。その景色をはじめて見るりんりんはずっと見惚れている。階段の麓まで着くとちょうどのタイミングでバスが来る。その場で黒服の人にお礼を言ってバスに乗る。これから数時間ほどかけて家に帰る。昼食は山道の最中に軽く取っていたが帰りのご飯は用意しておらず大丈夫かと心配したところ大丈夫だと言われたので大人しく座って外の景色を見ることにした。相変わらずここら辺は自然が豊かだと思うとりんりんから声をかけられる。
「どんな話……してきたの?」
「うーん……内緒、かな?あまり面白いものでもないし」
「……そっか……でもあまり……無理しないでね………?」
「大丈夫だよ、僕は。これからも皆を守っていかないといけないしね」
「うん………新君って……いろんな人から…慕われてる…よね………」
「そう…みたいだね。あそこで何か聞いた?」
「うん…最初に新君のこと……聞かれて……その後に………」
「そっか。どうだった?他の人から見た僕の感想は」
「かっこいいな‥って思った……」
「そう、なの?」
「うん……皆新君のこと大切にしてて……それでもって新君も…皆を大切にしてるから………」
「当たり前のことをしてるだけなのにね」
「え……?」
「あそこにいた時、部下は絶対大事にしなきゃいけないって思ったんだ。主人になるのなら部下は一人一人大切にしなくちゃいけない、そうじゃないと部下はついてこないって思ってたから」
「なんか……かっこいいね………」
「そんなことないよ。それよりどうだった?あの場所に行ってみて」
これ以上僕の話はしたくないと思い、話題を逸らすとりんりんは俯いてしまった。
「ほんとに…もういないんだって…思った……最初は信じられなかったけど、手を合わせてみて……わかった……」
「そっか」
「でも…ほんとに悲しいのは…新君だよね………」
「え?」
「だって………もう二度と……家族に会えないんだよ…?」
「そうだね。でも止まってはいられないんだよ」
「?」
「悲しくてもね、辛くてもね進まなきゃ行けない時はあるんだよ。だから僕は進んだ。進んだ先に何があろうとも自分のやるべきことを果たすために」
「そっか………新君は強いね」
「そんなことはないよ」
「………そういえば、なんだけど………」
「?何か忘れ物?」
「ううん………お兄さんは…どうしたの………?」
「………」
「新…君………?」
「あの人はずっと前に行方不明になったんだ。だからわからない」
「そっか………生きてると……いいね………」
そうだね、と返しつつ窓の外を改めて見直す。やがて入ったトンネルの中で窓に僕の顔がうっすらと映る。その顔を見ると目に光はなく、顔は笑っていなかった。
京「『〇〇をなんちゃらにしてみた』企画第一弾の続きだ」
新「今回で一応今弾は終わりかな?」
快「そうっすね、とりあえずはライダー組をやろう的なあれだったんで」
京「そうだな。そして最後は俺だ、どん」
真名 鳴海 京
クラス アーチャー
カード BBAQQ
スキル 『ライダーシステム(スカル) 』
攻撃力&防御力アップ付与(3ターン)
&ガッツ(一回)
『北の名探偵』
クリティカル威力&
スター集中率&
必中付与(3ターン)
『???』
弱体無効(三回)付与&
相手にバスター体制ダウン(1ターン)付与
宝具 「
対人宝具 Buster
敵単体に超強力な防御力無視攻撃をする。
その後、自身に攻撃力アップ(5ターン)
&毎ターン防御力アップ(3ターン)
京「ほーん」
快「お前の『???』は記憶にあるのか?」
京「あるがこれはパッシブスキルだと思ってたんだよなぁ。やっぱりうまくはいかないか」
新「だとしたらやばくない?ちなみにこちらも前回まで同様らしいですので期待ですね。次回は章は変わりませんがお話が進んでいきます!お楽しみに!」
壁の色を変えるとしたら?
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