青薔薇の歌姫と白き聖騎士   作:OSTO文明

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長い間本当にお待たせしました(^^;;
コロナで休みをもらえたのにやることを終わらせてなくてこの有様です…
とりま最新話がやっと出来上がったので、どうぞ!


第五話 世界で2番目にかっこいい闇(?)のドラマー降臨!

「ライブ……ハウス……?」

 

 私はあこちゃんに連れられてライブハウスの前にあるカフェに来ていた。

 

「うん! このカフェの横、ライブハウスなの!あこ最近、ライブハウス通いにハマっててね一知る人ぞ知る、自分だけのバンドを見つける……それってカッコよくないっ?」

「…うん、そうだね……」

「でしょっ?でね、ついに見つけたの。あこだけの、超っカッコイイ人!」

「そうなんだ…あこちゃん……カッコイイもの……好きだもんね……ならとっても、よかったね…」

 

 あこちゃんはゲームをしてる時みたいに目を輝かせている。

 

「ありがとーっ。りんりんは、あこのカッコイイもの探しの相方だもんねっ。ネトゲでいつも助けてくれて、すっごい感謝してるんだ。この前も新しいクエスト手伝ってくれたし、そのおかげであこは新しい武器作れたし………ってそれはともかく! だからりんりん、ライブハウス行こ?」

「……え?…えっ、ライブ…ハウス……って、え…ひ、人……たくさん……!」

 

 行こうという言葉を聞いた瞬間動揺してしまった。ライブハウスという単語を聞いた瞬間少しばかり嫌な予感はしていたけど、まさか誘われるなんて思いもしなかった。昔から苦手だった。人が沢山いるところはなんだかくらくらしてくる。そして何より怖い。一時期は彼がいてくれたけど、もう何年もいない。それ以来人がたくさんいるところはあまり行かなくなった。

 

「一あ、そうそう。人は多いけど、ドリンクカウンターの近くなら空いてるし、平気だよ!」

「…む、むり……こわい…! わたし、帰る……!」

「大丈夫だよっ。りんりん騒がしいの苦手だから、今日は、その人の出番だけ見て帰ろう!……ね、お願い!」

 

 あこちゃんの頼みでも流石にそれは無理がある。とても断りづらかったが勇気を振り絞って断ろうとする。

 

「で、でも……!」

「じゃあ時間だから、行こっ!」

「わ、わたし……」

「心配いらないよ。あこがついてるからっ。それに……あこをいつも助けてくれるりんりんに、いつかちゃんと、恩返ししたいって思ってたの」

「……あこちゃん……」

(私はただ手伝っていただけなのに、そこまでしてくれるなんて…)

 

 そう言われて断れなくなった私はその小さな手に引かれてライブハウスに入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「お嬢様、今日は何の曲にしますか?」

 

 僕とお嬢様は今回やる曲について話していた。普段ならばセトリ(セットリスト)を提出しているのだが、今日のように出さない日もある。そういう日は毎回僕が演奏し、お嬢様が歌う時だ。楽器は基本的にヴァイオリンしか出来ないのだが、どの曲もカバー出来る様に他の楽器でもいつも練習している。

 

「そうね…あの曲いけるかしら?」

「…あの曲と言いますと?」

「えっと…これよ。…〜〜〜♪」

「あの曲ですね。勿論いけますよ」

「あとはあの曲とあれね」

「わかりました、頑張ります」

 

 このように時々曲名が出てこない時もあるのだが、フォローしてなんとかしている。もうそろそろステージの時間だ。いつものように自分だとバレないように仮面をつけて準備する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「でね、その超力ッコイイ人、友希那っていうんだけどほんと超一一カッコイイから!りんりんも聴いたら、絶対ハマっちやうと思うよ!」

「……」

「友希那……!」

(すごい熱気。こんなにファンがいるの?しかも、押してるのに全然騒がない。……みんな、あの子の歌を待ってるみたい……。それに…あの仮面の人は誰?さっきまでいた人は何か違うような気もするし…)

「ほら。ここがドリンクカウンター。ステージから一番遠いから、ここに居れは押されないからね。……って。 りっ、 りんりん!?わわわわわわ~! り、りんりんの顔が青い--!」

 

 引かれてやってきたは良いものの、やっぱり人混みは駄目みたいだ。学校でさえ少し辛いのに、こんな狭い場所にこんな人の数が入るなんて思えない。あまりの人の数に倒れてしまいそうになる。

 

「…うち……に……わたし……帰……」

「りんりんしっかりしてぇ~っ。友希那を観るまで死んじゃだめだよぉ~~~っ」

(あの人……確か同じクラスの白金さん?彼女もファンなの?それにしても隣の子、騒がしい……)

「ちよっと、あなた達静かに……」

『___♪』

「!」

 

 女の人の歌声が聞こえた瞬間、会場が静かになった。彼女の歌声は普通の歌声とは違う…一つ一つが透明で透き通るような歌声だった。その声は今まで聞いたことのなかった声。

 

「……!やっぱ……カッコイイ……!」

(!? ……なに……この声……? ……こんなの……こんなの…聴いたことかない。言葉ひとつひとつが……音にのって、情景にかわる……色になって、香りになって……会場が包まれていく……)

「……本物……だわ……やっと……見つけた……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ステージを終えたお嬢様は楽屋に戻り、すぐに荷物をまとめるとラウンジに向かった。ラウンジでは紗夜さんがソファに座って待っていた。

 

「どうだった? 私の歌」

「なにも……言うことはないわ。私が今まで聴いたどの音楽よりも……あなたの歌声は素晴らしかった一あなたと組ませて欲しい。そして……FUTURE WORLD FESに出たい。あなたとなら、私の理想……頂点を目指せる……」

 

 どうやら紗夜は、お嬢様の実力に驚いてるらしい。それもそうだろう、あんな歌声聴いたこともなければ驚くのも必然んだ。事実僕も最初聴いた時はそれにしか耳を貸さなかった。

 

「あなたと組めることになってよかったわ。もうスタジオの予約、入れていい?私、時間を無駄にしたくないの」

「同感だわ」

「それじゃあ新一、予約頼めるかしら?」

「構いませんが、その紗夜…さんの予定とかは…えっ?」

 

 紗夜の予定を確認しようとすると紗夜は鞄の中から手帳を取り出し、一枚千切って渡してきた。

 

「今月の分はここに書いてありますので、合わせていただけると助かります」

「あ、了解です。それでは行ってきます」

 

 紗夜の予定をもらい、席を立ってお嬢様の予定を見比べながらカウンターへ向かって行った。あの二人は似てるところが多いからおそらく、仲良くやっていけるだろう。とにかく今はこっちの仕事をやってしまいますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「他に決まっているメンバーは?」

 

 この人の事だから他のメンバーも集めているのだろう。そう思い、私は聞いてみることにした。すると、どうやら私以外の楽器は集まっていないらしい。時間も少ないので急がなければ。

 

「あと3人……急ぎましょう。実力と向上心のあるメンバーを見つけ、少しでも練習時間を確保し……」

「最高の曲をつくり、最高のコンデイションで、コンテストに挑む」

「……本当にあなたとは、いい音楽が作れそう…」

「…そうね。メロディはさっき聴いて貰った時のを、私の方で詰めてみるわ」

「では私は、そのあとのパートのベース……!?」

 

 誰…?先ほどからこちらを見ているけど…あれは…先程いた白金さん達?どうしてこんなところにいるのかしら。

 

「ゆ、ゆ、友希那だ………、友希那だよりんりん……!ど、どうしよう、ここで待ってたら会えるかもって言ったら本当に……、本当に会え……っ」

「あ……あこちゃん……私、もう……帰……!」

「…あのっ。あの…さっきの話って……本当ですかっ?友希那……さん、バンド組むんですか?」

「そうね。その予定よ」

「……! ……バンド……! !あ、あこっ、ずっと友希那さんのファンでした……っ!……だ…だからお願いっ、あこも入れてっ!」

「!? ……あこ……ちゃん……?」

「…あこ、世界で白番目に上手いドラマーですっ!1番はおねーちやんなんですけど!だから……もし、もし……一緒に組めたら……!」

「ちょっとあなた。私達は本気でバンドを……」

「遊びはよそでやって。私は2番であることを自慢するような人間とは組まない行くわよ、紗夜」

「ええ」

「あ……」

(遊びは要らない……この子と私の意識は限りなく近いところにありそう。もしかしたら本当にいいバンドが作れるかもしれない……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あ「ん〜残念だったなぁ………」
新「?何かあったんですか?」
あ「まぁね…」
新「何かは僕にはわからないけど、頑張ってね!」
あ「うん!ありがとう!…ってお兄さん誰?」
新「おっと次回予告の時間だ
 次回 ボロボロのスコア 
 お楽しみに!この際にお気に入り登録もお願いします」
あ「コメントもね〜」

壁の色を変えるとしたら?

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