青薔薇の歌姫と白き聖騎士   作:OSTO文明

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お久しぶりです!←何回目だ?
最近はコロナのせいで書けるだろ!と思った方も沢山いますでしょうが、課題が多いのです…すみません<(_ _)>
まぁ、そんなことは置いといてと。今回はね…説明するの面倒いな_(┐「ε:)_とりあえず最新話どうぞ!


第六話 ボロボロのスコア

 紗夜さんと出会ってから、女の子が毎日一人でやって来た。やって来るなりその子はお嬢様達に「バンドに入れさせて!」と言い、またお嬢様と紗夜さんは「諦めて」と言い追い返す。何度もやって来て諦めが悪いので、追い返された後でこっそり名前を聞いてみた。名前は『宇田川あこ』というらしい。本人いわく、世界で二番目に上手いドラマーだとか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ただいま~。はあ……。もうやんなっちゃうよぉ。りんりんに話聞いて貰おう……」

 

 あこは家に帰ってくるなり自分のパソコンを開き、チャット画面を起動した。そして親友であるりんりんにメールを送った。一番話をしているりんりんにアドバイスが貰えるかもと思ったのだ。時間が掛かるかと思ったけどすぐに帰ってきた。

 

(あ。あこちゃんから……チャット……あ……また……断られちゃったんだ……)

『言葉だけじゃ、伝わらないのかもしれないね』

『? じゃあどうしよ?』

『あこちゃんや私が、友希那さんの歌を好きになった瞬間みたいに、音で伝えられたら、いいのになって思った』

「……音、で……」

『私も、あの歌を聴いた時、すごいと思ったからあの感覚は、言葉だけじゃ上手く現せないと思う。バンドって、そういう感覚で繋かるってことかなって』

「……あ……。なんかちょっと……わかった……かも!」

 

 りんりんとのチャットが終わってあこは燐子の言葉に出来ることを探し始めると、おねーちゃんが帰ってきた。

 

「ただいま~……ってあこ、その顔。今日も不発だったみたいだな。『あこだけのカッコイイ人とバンドやる作戦 』は」

「あっ、おねーちゃーんっ、おかえり!そーなのっ。とくに、ギターの紗夜……さんがすっごい防御力なんだけど、認めてもらえるまで頑張るんだ!」

「そうかそうか、頑張れよ……って紗夜さん?まさか、湊さんとバンド組んだっていう紗夜さんのことか?」

 

 紗夜という単語を聞いて、おねーちゃんは首を傾げた。そして何やら考えてる様子でむむむと唸り出した。少し経ったあと整理がついたのか納得した様子を見せる。

 

「え?おねーちゃん知り合いなの?」

「ははは。知り合いもなにも、あの人はうちの学校の高等部。よく校内でもすれ違うよ、あこのカッコイイ人って、湊さんか」

「そうなの! ライブで見たときにビビビッて来ちゃって!すっごくすっごくカッコイイんだ~」

「湊さんなぁ……手強いだろうけど、応援してるぞ。そういえば、知ってるか?湊さんはうちのダンス部のリサさんの親友だ」

「…ええ一一っ!!!リサ姉の『親友』の話、あこ、よく聞いてるよ一っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「え!? 友希那、今の話ってマジ!?」

「本当よ。バンドを組んだわ、紗夜って子と。まだギターとボーカルだけだけど、コンテストに向けて、新しい曲で出来上がってきてるわ」

 

 お嬢様がリサにバンドのことを話すと驚きの声が上がった。無理もないだろう。あまり他人に興味を持たないお嬢様に仲間が出来たのだ。一番近くにいたリサが驚くのも無理は無い。

 

「そっか…あははっ、なーんだ☆教えてくれなかったからびっくりしたじゃん!」

(いつか、こんな日が来るのかなとは思ってたけど……そっか。本当に、来ちゃったか)

「友希那がついにバンドか~。アタシと新一以外とつるまないでひとりでいるからさ」

 

 リサは明るめに言っているが何だか言葉とは裏に何かを感じる気がする…。

 

「リサ……でも私は……本気だから。私もその子も、FUTURE WORLD FES.に出たい、目標が一致したから組んだだけよ。それにこれは、お父さんの……」

「ん……わかってる。目的は置いておいて……アタシは嬉しいよ。友希那と一緒に、練習してくれる仲間ができたってことだし♪でもさ、どーすんの?FUTURE WORLD FES.のコンテストって三人以上が条件じゃなかった?」

「…あれ?リサ、バンドを組むこと、止めないの?」

 

 前は止めようとしていたリサが、今回は何故か止めようとしなかった。疑問を抱き、質問してみる。

 

「えー、新一ー?だって友希那は、アタシが止めたら、やめるの?」

「リサ……」

 

 全く、この子は………どれだけお嬢様のことを解っているのやら。この子の人の事をしっかり見るところは尊敬に値するよ。

 

「ゆ、友希那さん、お願いしますっ!」

 

 リサと話しながら三人で校門まで歩いてくると、一人の女の子が声をかけてきた。その姿を見てみるとここのところお嬢様のとこにやって来る少女だった。

 

「 ん?あれ? あこじゃん。どしたの?」

「…リサ、知り合いなの?」

「お願い! お願いお願いお願いしますっ!絶対いいドラム叩きます! お願いします!」

「……ちょっとちょっと、話が見えないんだけどっ。あこ、ドラムやってるんだっけ?友希那のバンドに入れてもらいたいの?」

 

 あこちゃんがいつも以上の調子でやって来ているせいか、リサはすぐに状況に追いつくことが出来なかった。だか、すぐに整理するところに入った。

 

「うん! でも、何度も断られちゃって………どうしたらあこの本気が伝わるかなって考えてそれで…えっと……!友希那さんの歌う曲、全部叩けるようになって来ました!いっぱい、いっぱい練習して……!その……お願いです! 一回だけ!一回だけでいいから一緒に演奏させてください!それで……それでダメだったらもう諦めるから!」

「何度も言ってるけど……、遊びじゃないの」

(あっ…)

「まぁまぁ、友希那。いいじゃん、一回くらい一緒にやってあげなよ☆……ほら…」

「わわわっ」

「……?」

 

 リサはお嬢様を連れて行くや、あこのフォローに入ってるようだ。流石はお嬢様の幼馴染みだ。恐らくこういう時のお嬢様の扱い方を知ってる…参考にさせて貰おうφ(._.)メモメモ

 

「あこの使ってるスコア……こんなにボロボロになるくらい、何度も何度も練習してるってことでしょ?」

「……っ!」

「ね? 友希那。あこのことは同じ部活だし知ってるけど、やるときはやる子だよ?」

(メンバーが揃うのは、いいことかわかんない。でも、こんな本気になってるあこ、初めて見たから。応援してあげたくなっちゃうよ…)

「……はあ、……わかったわ。一曲セッションするだけよ」

「ほ、本当ですか!!……本当!? やったあ……っ!リサ姉、ありがとう!」

 

 リサの説得に妥協したのか、お嬢様は一度だけあこにチャンスを与えた。凄いな…リサは…。とても良いことだが、嬉しさが来る前に悪寒が走った。少し離れたところで何かが起きてる…様な気がする。調べなきゃいけない。

 

「やったーっ☆よしっ。ねえ、友希那!アタシもセッション見学していい?」

「別に……いいけど。どうしたの急に。スタジオなんて、随分来てないのに」

「えっ。ど、どうって……別に~?ライブハウス以外で歌ってる友希那も、たまには見たいじゃんっ?そ、それに、紗夜って子がどんな子なのかも気になるしさ~」

「そう…好きにしたら」

「やったっ♪」

 

 リサが見学の許しを得て喜んでいるところ、お嬢様に話しかけに行く。

 

「…お嬢様」

「…何かしら?」

「すみません、急用が出来たので先に行って貰えますか?」

「…何かあっ……何でもないわ、先に行ってるわね」

「ありがとうございます」

「んー?新一、何かあったの?」

「急用が出来たらしいわ」

 

 礼を告げると、お嬢様達とは反対の方向に歩き出した。何か…何かやばい気がする。急がねば…。

 

(なんだろ? アタシ……今までは遠くから見るだけでよかったのに、なんでこんなに友希那のバンドが気になるんだろ……)




あ「やったぁ!やっとチャンスがきた!」
リ「おめでとう、あこ!あれ?新一は…?」
新(急がないと…少なくとも大きくならないうちに!)
友(あの人…いつも何してるのかしら)
リ「なんか友希那が考え事してるけど…次回予告しちゃおっか

「次回 バンドのキセキ」

楽しみにしててね♪」

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