ジャンプワールドオールスターズ 鬼滅の刃編   作:犬原もとき

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今更ですけどファンブック買ってないんで所々想像による保管という名のオリジナル設定があります


(煉獄と良い感じに連携できているから)俺は嫌われていない 鬼殺隊の水柱

炭治郎視点

 

「ふんっ!」

「ぐっふ!」

「炭治郎!」

「余所見をするな!冨岡!」

ぐっ…不甲斐ない!

だけど押している!確実に!

俺のヒノカミ神楽はどうか分からないけど、少なくとも義勇さんと煉獄さんは、猗窩座の力量を超えている!

「流石だな!柱ともなればこうともなるか!」

「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮」

「炎の呼吸 壱ノ型 不知火」

「やはり素晴らしい!!」

だけど中々当たらない!

クソ!どうしてなんだ!

見えない方向からでもなんともないかのように避けてくる!

考えろ炭治郎!考えろ!

こんな時アイリスさんなら…どうする!

『動きが早くて避けられる?それより早く動けばいいのさ!』

駄目だ!参考にならない!

そんな事できるのは貴方くらいです!

だが本当にそうだろうか?

なにか、なにか手掛かりはあるはずだ。

なにか…!なにか!

『ヒノカミ神楽は舞』

『無駄が無くなって透き通った世界に』

『弱いから感じられねぇ』

………舞。

そうだ!それだ!

舞うんだ!俺も!父さんのように!

ヒノカミ神楽を!!

一心不乱に!誰も感じられない程に真っ直ぐに!

頑張れ炭治郎!頑張るのはお前の十八番だ!!

猗窩座の首を取りつつ、ヒノカミ神楽を舞う!

一心不乱に、無我夢中に!やるぞ炭治郎!

 

杏寿郎視点

 

「やはり至高の領域に至った者達は素晴らしい。故に惜しいな。何故鬼になろうとしない」

「愚問だな。俺達は君の様な鬼が嫌いだからだ」

俺はきっぱりとそう言い放つ。

「無限列車であった時から言っているだろう。今更答えは変わらない」

「そうか。それは残念だ」

分かっていただろうに。

白々しい奴だな。

「無限列車と言えば…」

「参ノ型 流流舞」

猗窩座が何か言おうとするが、隙きと見た冨岡が技を放つ。

俺も続こう!

「参ノ型!垂れ火花!!」

垂れ火花とは上から強襲する技だ。

また火花の名のとおり、技を繋いだりする時にも使われる。

つまり

「ふっ、その程度」

たとえ避けられたとしても

「弐ノ型!昇り炎天!!」

「むっ!」

こうして間髪入れずに技を放てる!

更に!

「壱ノ型 水面斬り」

「くっ!」

意思を汲み取ってくれた冨岡との連撃!

良いぞ!このまま…

「あの男は死んだのか?」

あの男?誰の事だ?

いきなりなんだこいつは。

「肆ノ型 盛炎のうねり!」

「おっと。あの男だ。至高の領域に不作法な手で入り込んだ女童だ」

「…………薬膳殿の事か」

「そうだ。あの男は我らの至高の領域に土足で入り込み、剰えその力を存分に振るおうとしない。実に軟弱でみっともない蛆虫だ。動かなくなったことは聞いたが死んだのか?」

薬膳殿を語る猗窩座は心底忌々しいと言った顔だが

「そこまでにしておけ」

「ほぅ?」

「彼は生きている。そしてみっともないと言うのなら猗窩座。お前はより一層みっともない」

胡蝶から聞いた。

彼は生まれつき鍛えれば鍛えるほど衰えてしまう身体だと。

「お前に彼の何が分かる」

悔しかっただろう。他の人と同じ事ができずに。

悲しかっただろう。普通の暮らしが送れずに。

彼はともすれば鬼にもなったかも知れない。

この場にこうして相対していたかも知れない。

それほどの不幸だ。

だが!

「人として生きる事を諦めず!その手の限りを尽くし!人間で有り続けた彼を貴様が冒涜出来ると思うな!!」

「だからなんだというのだ!死ねばそんなものは意味がない!」

「意味はある!」

「なにっ!?」

「竃門少年!?」

いつの間にそんなところにまで!!

猗窩座の頸に日輪刀が迫っているじゃないか!

「お前がアイリスさんを…人間をバカにするな!!」

「(そうだ!行くぞ!炭治郎!)水の呼吸…!」

「ヒノカミ神楽!!」

おぉ!冨岡!いつの間に!

こうしてはおれん!

「炎の呼吸 壱ノ型 不知火!」

「拾ノ型 生々流転!」

「日暈の龍!頭舞い!」

 


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