「この世界もこれで終わりかぁ」
鬼殺隊が無惨撃破で湧く中、僕はロッキーの前にいた。
お祝い用の料理は作り終わったし、厨房には誰もいない。
誰も僕がいない事には気付かない。
このままこっそり出ていこう。
「そう思っていたんだけどなぁ」
後ろを振り返ると、そこには怒った顔をしたしのぶちゃんがいた。
うーん。キューティ。
「どこに行くんですか?」
「……散歩?」
「なら私も行きます」
「え?いや、ほら駄目だよ。あれだ。他の星に行くから…」
「グルメ界なんかに連れて行っておいて今更ですよ」
うーむ困った。
「言っておきますけど私は諦めませんよ?」
「へ?な、なにが?」
本当に何が?
「貴方の事ですよ。私と貴方は確かに次元1つ違います。けれど前例が無いわけではありません」
強さの事…なわけないよね。
「色々教えてくれましたよ。エルガルドさんが」
「あんにゃろう!!」
本当にあんちくしょう!
「2次元と結婚する人が居るんですから、私だって良いはずですよね?貴方が私をそこまで思ってくれる様に頑張りますから、着いてくるな!なんて言葉は聞きませんからね」
グイグイ来るなぁ…。
でもそう言うの嫌いじゃない。
「でも」
「ほへ?」
押し倒された。
ん?あれ?心做しか表情がエロい様な…はっ!?
あそこの木陰に何人かいるぞ!?
「きゃー!きゃー!しのぶちゃんったら大胆だわ!」キュンキュン
「全く破廉恥な……まぁ今日くらいは良いだろう。やれ胡蝶そのまま既成事実を作ってしまえ。そうすればそいつも甘露寺に手を出そうなどと…」ネチネチ
「伊黒さん煩いよ。見つかっちゃうよ」
「うむ!よもやよもやだ!二人の仲がここまでとはな!」
「頑張れしのぶ!そのまま一気よ!一気!」フンフン!
「おぉ…なんとめでたきかな…2人のこの先に幸多からん事を…」ジャラジャラ
「あいつは派手に俺と同じ匂いがすんだよな」
「(そう言えばアイリスの友人も5人いたな)5人の嫁か」
「よく見とけよ玄弥ァ。男は女にゃ勝てねェって良い見本だァ」
「に、ににににに兄ちゃん!?止めなくていいのかな!?」アワアワ
「なんだ!?取っ組み合いか!?」フンガフンガ
「伊之助、今は駄目だよ。私と炭治郎の参考にしたいから」シンケンッ
「カ、カナヲ!?」
「お、俺も禰豆子ちゃんとの将来の参考に…!」エヘエヘ
「ナンダって?」ズモモモ…
「ひょええええぇぇぇぇぇ!!!???(汚い高音)」
「見てご覧あまね。いや若いねぇ」
「ふふ。そうですね輝哉様」
全員集合!!??
誰も助ける気がねぇ!?
「うふふ……先ずはこの昂りを鎮めましょうか…お互いに♪」
「ま、まって!?昂ぶってるのはしのぶちゃんだけだから!僕は全然普通だか」
「うるせェ!媚薬どーーーん!!!」
ガボゴボガボ!!!???
あ、甘い……ふにゃふにゃするぅ……。
「うふふ……私なしじゃ生きられない様にしてあげますね♡だ・ん・な・さ・ま♡」
や……優しくしてぇ…♡
鬼滅の刃〜珍味街道〜
これにて終幕