◆イアイドー重点◆ニンジャスレイヤー ラオモト撃破RTA◆ガバはない◆   作:いらえ丸

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ノンケスレイヤー Part8(終)

 ここがお前のオブツダンなRTAはーじまーるよー。

 今回が最終回になります。

 

 前回の続きから、体力よしスタミナよしスキルよしで準備万端。今日という日はラオモト殺しにもってこいの日だ。

 ここまできて不安要素はあんまりありません。あとは私の集中力が切れてイクサ中にガバらない限り8割9分3厘の確立で走りきる事ができるでしょう。

 ここまで来て道中事故って死ぬとかラオモトに負けるとかはマジで勘弁なので、気合い、入れて、イきます!

 完走めざしてガンバルゾー!

 

 と、おうちを出ようとしたら何故か玄関先にダークニンジャ=サンがいてお出迎えしてくれました。

 

 玄関先でダークニンジャ=サンがお出迎えしてくれました。

 

 ?????????????(音割れニンジャスレイヤー)

 

 アー、その……エート。

 ナンデ?(思考停止)

 

 いやいや、いやいやいや……(ニンジャアドレナリン全開)

 

 いやいやいやいや……。

 なにこれ?

 

 ヘイト買い過ぎてラオモト=サンから私の暗殺指令でも受けてきたんですかね?

 いやでも、いくら私へのヘイトが高まりきっていても抗争直後に拠点に直接カチコミかけてくるなんて前例がありません。例え来るとしても六門の誰かかドミナント=サンか、そうでなくても原作にいない自動生成ニンジャくんでしょ。なんでフジオくんがここに!?

 

 常時展開中のウィキで軽く検索かけても……ダメみたいですね。

 一応、抗争直後のダークニンジャ=サン襲来イベントというもの自体はあるにゃああるらしいですけど、超低確率かつ条件付きのイベントらしく、バレてない拠点に彼氏面して上がり込んでくるなんて載ってません。

 

 はぁあ~(クソデカため息)

 まあ、いいです(マインドセット)

 これもウィキ発展の為、リセットしようとは言うまいな。参考資料として報告します。

 

 今は! とにかくラオモトを殺す事だけ考えましょう。邪魔する奴は指先ひとつでダウンさせてやりますよ。なんだかんだ、今回もカラテがすべてを解決します。

 せっかくほぼ完ぺきな状態で戦えるというのに、本番前に無用な消耗などゴーメンです。ちゃっちゃと片付けましょう。

 

 何だこの投稿者いつにも増してイキってんなって思った視聴者諸兄の中に「ニンジャスレイヤー フロムアクシヨンゲーム」に詳しい方がいれば、今の私の自信の理由が分かる事でしょう。

 今の私は阿修羅すら凌駕する存在です。でなくてもダークニンジャ=サンに対しては絶対的に有利な状態にあります。

 

 つまりはカラテです(ニンジャアドレナリン分泌低下)

 

 さて、時間間隔が戻ったところでイクサ開始です。

まずは先攻でアイサツしましょう。はい勝ち確。ドーモ、ダークニンジャ=サン、ゴブサタしています。ノンケスレイヤーです。

 やり方は簡単。ダークニンジャ=サンがアイサツ返ししてる途中に近づいてザンテツ入れるだけです。ザンテツ・キリ、イヤーッ!

 はい、バッチリ! ザンテツをガードしたベッピンが真っ二つに折れちゃいましたね。フジオくん目ぇ真ん丸にして存外かわいい反応してくれますね。先輩、隙っす!(ケリ・キック)

 ついでに折れた刀身を拾って遠~くにあるゴミ捨て場の方に投げちゃいましょう。森へお帰り!(書記)

 

 愛刀ベッピンが折れてカカオくんかわいそう、ツチノコかわいそう。私がカイシャクしてやろうか? まぁそんな暇ないですけどね。

 カタナが折れると心も折れる彼は半べそかいて逃げていくので実質勝利です。彼の事は放っておいてラオモト=サンのもとへ急ぎましょう。じゃ、俺ギャラ貰って帰るから。

 

 な、なんたる卑劣非道か! ノンケスレイヤーはあろうことかアイサツ中に攻撃をしかけたのである! もはや言葉も出ぬほどのスゴイ・シツレイだ!

 

 ……というナレーション=サンおよび視聴者の皆さんからのお言葉が飛んできそうですが、私はこれがいちばんはやいと思います。なので私が正義です。わかったか!

 

 真面目に解説すると、本作におけるアイサツ中アンブッシュというのは「奥ゆかしさ」ががくっと減少し、「ニンジャ邪悪さ」がぐーんと増す上、それを行ったイクサでの経験値は強制的にゼロになるという事もあり通常プレイにおいては全くお勧めできない行為ではあります。

 ですが、ことRTAにおいてはそうでもありません。

 何より速さと効率を重点するRTAでは、前述のデメリットを加味してもなおアイサツ・カラテは立派な戦法として認知されています。実際、現時点でのランカー兄貴の中にはこの戦法を多用してラオモト撃破RTAを完走した猛者もいるくらいです。

 なので私は正しい行いをしたという事。間違っているのは俺じゃない! 世界の方だ!(反逆者並みの感想)

 

 さて、そうこうしてるうちに駐車場にやってきました。今回もマルノウチの時と同じトラック運輸を使います。

 駐車場の奥の方、ひときわ大きなトラックがお目当て、こちら、トコロザワ・ピラー充ての荷物が入ったトラックになっております。

 このトラックは抗争直後のみに出現するレアトラックなので、実際これは開発陣の手のひらの上の行為ですが、好意的に解釈して使わせてもらいましょう。

 カラテの位階が上がって野伏力も増したノンケスレイヤーなら特に問題なく入り込めます。さっそく乗り込みましょう。お邪魔しまーす。

 ちなみに、積み荷の中は人食いズワイガニがいるのでここで回復したい場合は食べちゃうのもアリです。今回はちゃんと体力もスタミナも満タンなので大丈夫です、

 

 目的地に着くまでやる事がないので、ノンケスレイヤーくんはここでやっと眠れます。寝ると強制で時間が倍速になるので上手に時間ピッタリになるよう操作しましょう。

 癒されや~。

 

(ニンジャ睡眠中……)

 

 おっと、少し寝過ごしちゃいましたね。さすがに時間ピッタリとはいかなかったみたいです。熟練した人はこのタイミングもバッチリなんですが、まぁこんなの誤差ですよ誤差。

 

 あっ……!(警備員に発見される)

 イヤーッ!(イアイド斬撃)

 

 ふぅ、危ない危ない。すんでのところで通報される前に無力化できました。びっくりしてカラテしちゃったよ。

 少なくともまだ見つかってはいけません。ここからが本番なんだよ(士気高揚)

 

 さて、ニンジャ宅急便で運ばれてきたのはトコロザワ・ピラーの地下駐車場。各種倉庫にほど近いエリアですね。

 ここからは忍殺のゲームなのにステルスを重点して進まなくてはなりません。なんたってピラー内で見つかると強弱様々なニンジャがいっぱいいっぱい雄一郎してきますからね。

 そのうえ発見後は強制的に各所のドアが閉まっちゃうので、ハッカーではないノンスレの場合その時点で詰みです。原作で大活躍だったナンシー=サンは神的に良い人だから。

 とにかく、油断せずに行こう(肘怪我先輩)

 

 道中、ザコ敵は見つけ次第スレイな。死人に口なしです。死体を隠すとかそんなバーコードハゲめいた工作などフヨウラ! ノーアラート重点&リリカル・トカレフ・キルゼムオールな。

 邪魔な警備員やらをちょんぱしつつ、まずは荷物搬入用エレベーターに向かいます。従業員でもハッカーでもないノンケスレイヤーくんではエレベーターを動かす事はできませんが、人力で登る事はできます。普通に壁キックで登る事もできますが、今回はフックロープを使います。ドウグ社マジ人の手足な。

 この時、エレベーターエリア内の監視カメラに見つからないよう気を付けましょう。この時期のトコロザワは感度3000倍の警戒態勢なのでカメラに映っただけでも量産型ソウカイ・ニンジャがやってきます。走る前にカメラの位置は把握しておきましょうね。

 

 地上階まで着いたら移動です。ささっと移動して次のエレベーターに行きます。ここに入ると操作盤フェイズに移行するので普通に入ってOK。番号は「893」を3回です。これは淫夢由来の数字ではなく、原作由来の数字だ。

 

 入力を終えると強制ムービー。スキップできないので黙って待ちます。暗転後は全速力で駆け抜けましょう。道順はあらかじめ覚えておいて下さい。次のエリアもフックロープがあれば余裕なのでタイム重点GO IS GOD!

 ちなみにですが、こ↑こ↑は常時ダッシュして進んで下さい。少しでも立ち止まるとアラートが鳴ってお邪魔ギミックが発動する仕様になっています。ここをダッシュで駆け抜けられない走者はRTAやめてください(ダクソ芸人)

 

 ダッシュダァッシュダッシュ! で進むと一部罠を起動しながら進む事になりますが、無視してOKです。まるでハリウッド映画のラストシーンみたいだぁ(適当)

 

 バトルエリアに入っても特にやる事はないですが、前述の理由でタタミ一畳スペースをダッシュし続けましょう。あみあみエレベーターくんがある程度の高さまで上がったら時短でロープを投げて先を行きます。

 ここは原作でいつもの復讐者のおっさん(フジキド)と先日メールくれたカラテ好きのトコロテンの兄ちゃん(ダークニンジャ)と兵士(サワタリ)が盛り合ってたところですが、今はいません。ドクロくんもいません。

 原作スマブラメンバーと血まみれでやりたい兄貴は原作沿いで進める事をお勧めします。

 

 続いてシックスゲイツのエリアに辿り着きました。もう逃げ隠れする必要はありません。ここまで来るともう普通に気付かれているので、援軍が来る前に走り切りましょう。援軍タイマーが表示されてるので、それまでにラオモト=サンのとこまで行かないとロスです。

 

 さて、対シックスゲイツの連戦ですが……。

 

 ないです。

 

 マジでイクサはありません。なので無人の戦場を駆け抜けて最上階を目指します。

 一応、乱数次第でドミナント=サンがいたりいなかったりするそうですが、今回はいないパターンのようです。ラオモト戦の前に無駄な消耗をしなくて済むので、カチコミ直前には六門は減らしておいて損はありません。

 

 さて、ここから先は単調なニンジャ走り映像が続き、3章めいた神話系虚無動画になってしまうので……。

 皆様のためにぃ、現状の解説をしたいと思います。

 

 六門不在のトコロザワ・ピラー、実はこれには理由があります。

 第一に、つい数日前に私がシックスゲイツメンバーの約半数を屠っている事で抗争直後のゴタゴタも相まってアンダーカード選出に遅れが生じているという事。

 第二に、現在残るシックスゲイツは怪我って療養中か、あるいは他所で仕事している関係で本拠地の防衛に回せる余力がないという事。

 そして第三に、本拠地の守りはゲイトキーパー=サン1人で十分という事。まぁ設定的に多少はね?

 以上の理由により、今現在トコロザワ・ピラーにはまともなニンジャが少ないんですね。

 

 本拠地防衛にニンジャ1人だって? オイオイオイ、死ぬわソウカイヤ……って思う兄貴たちもいるかもしれませんが、そういう事にはなりません。

 そもそもラオモト1人いればソウカイヤが潰れる事などありえませんし、ラオモトを倒せるニンジャなんて原作主人公レベルのイレギュラーでもないと務まりません。それ以前にゲイトキーパー=サンは本作においてもかーなーり強いニンジャに仕上がっております故、六門管理は開かぬ門です。

 

 実際ゲイトキーパー=サンは序盤中盤終盤と攻防一体の戦法で隙がなく、各種数値も総じて高く弱点らしい弱点がありません。なので普通にやって普通に勝つしかない通常プレイでもRTAでもめちゃんこ厄介な存在です。

 PVPでもゲイトキーパー=サンはコアな人気を維持しており、プレイヤーのワザマエがそのまま反映されるこのキャラは常に使用率の上位に食い込み続けています。発売後のアップデートで一度も調整を受けていないというのも何気にヤバイです。それだけ巧く作りこんである訳ですね。

 余談ですが、つい先日行われた公式大会でベスト8にゲイトキーパー使いの兄貴がいらっしゃいましたね。対戦相手の師父使い兄貴との試合はほんへさながらの激熱イクサでした。え、私? ベトコン使ってチキン戦法しても予選通過すらできませんでした(隙自語)

 

 閑話休題。

 これからそんな彼と六門ありなし関係なしにバトらないといけない訳ですね。

 

 さて、とうとう件の彼のお部屋に到着しました。

 はいムービー開始です。お邪魔しまーす。ゲイトキーパー=サン、オッスオッス! 相変わらずカッコいいわねアータ! はいムービー終了。短くていいですね。

 

 ドーモ、アイサツはしませんイヤーッ! ガードされましたが削りで初ダメはいただきました。このままイク!

 

 さてさてさて、ゲイトキーパー戦ですが、ガチでいくしかありません。先手必勝で切りかかって、あとは流れで。一本橋のこのお部屋は足場が悪すぎるので落下には気を付けて下さい。とはいえ立ち止まってやり合うとジリジリ押し込まれるので足元に注意しつつ激しく前後に動いて立ち回りましょう。

 対ゲイのコツとしては、片方のトンファーが回ってる時は逆側から強攻撃して、両方止まってる時は連撃重点でやれば結構いい感じに戦えると思います。イアイドー以外での攻略解説は別の兄貴がやってくれるでしょう。

 

 ま、軽くひねってあげますよ。ホラホラホラホラ!(猛攻)

 

 グワーッ足払い! 追い打ちグワーッ! カスが効かねぇんだよ!(復帰)

 もう許さねぇからなぁ!?(豹変)

 

 エート、たまに足払いとかもしてくるのでジャンプ回避の用意も忘れずに。小ジャンで避けたらすぐ着地しないと狩られるのでそこも注意な。ほんとこの爺ちゃん隙がねぇわ。

 

 原作と同じ場所なんだから原作通りやればいいじゃんアゼルバイジャンと仰るヘッズ兄貴たちがいそうですが、本作はそう簡単に原作再現させてくれんのです。

 そもそも原作の例のシーンは各種能力値がクッソ高いフジキドがやったから成功するフーリンカザンであって、カタナを振り回すしか能がないノンケスレイヤーくんには同じ事ができようはずもございません。

 故にイアイドーだ。1000発のスリケンで倒せないなら1001発投げれば良いのです。とにもかくにもイアイド斬撃だ。

 そもそも憑依ソウルがリシンの時点で攻める以外の選択肢がないんですよね。他のイアイド系ソウルならまだフーリンカザンのしようがあるのですが、親の顔より見たディセンションはしばらく見たくありません。もうリセマラはこりごりだよォーッ!(昭和アニメ主人公)

 ついでについさっきフジオにやったようなアイサツ・ザンテツも無意味なのでやりませんでした。イクサ開始地点の距離が不意打ち向きではなかったのもありますが、エンハンス持ちのゲイトキーパー=サン相手に武器破壊技は効果的ではないからです。だったらもう、普通に殴って押し切る方がまだ効率的です。

 

 はい。てなわけで勝ちました。

 タイムはどう? 伸びた? 伸びない? アー、思ったより時間がかかってしまいましたねぇ……。ノンスレくんの紙っぷりにビビって回避を重点し過ぎたかもしれませんね。その割に何発か食らってるのは自身の不徳の致すところ、さらに精進せねば。

 

 もらったダメージはお弁当のスシを食べてリジェネ効果で何とかします。ニンジャに休息などフヨウラッ! イクゾー!

 ここからの移動も通常ダッシュで行きます。トビ・タテやコバシリは使わずに、できるだけスタミナを残していかないと本番でぐったりしちゃうからね。

 

 天守閣に着いたらイベントムービーです。原作再現連続障子戸はもう何度見たかわかりません。もう十分堪能したよ……。

 ラストの障子戸が開いたらわざわざラオモト=サンがアイサツしてくれます。ここに来ると絶対いてくれるラオモト=サンは帝王の鑑、故に反ブッダ。そんな時だからこそ今すぐ政権交代だ! 健全化! 健全化!

 アイサツが長いので聞いてませんでした。ドーモ、ノンケスレイヤーです。

 

 アイサツが終わったら戦闘開始です。金髪コーカソイドお姉さんズが攻撃してきますが無視して天井に張り付いてる蜘蛛男にジャンプ攻撃を入れましょう。そしたら落ちてくるので後は殴るだけで勝てます。イヤーッ! ここもスリケンがあると楽なんですケドネー。

 

 前座が終わったらまたもイベントムービーです。無駄にクオリティの高い鎧装着シーンですが、変身中に攻撃したくなっちゃうのは私がホモでせっかちだから? つまり変身中に攻撃する一部オメーンライダー怪人はホモ? わからない! アー!

 

 ラオモト=サンが二刀流になったらさっきと同じくシームレスに戦闘です。神イントロが流れてずるずるして気持ちがいい! 最終決戦ほらいくどー!

 

 いよいよラオモト戦です。この天守閣のタタミは幾人もの先駆者兄貴達の血を啜ってきた魔のタタミですが、今回はそうはいきません。ガチで行きます。

 

 まず戦闘開始直後の一手ですが、初期位置からだと欲しい攻撃が来ないのであえてバック宙で距離を取ります。するとラオモト=サンは高確率でナンバン&カロウシを飛ばしてくるので恐れず前ダッシュします。

 ナンバンはスリアシで避けて、カロウシはスライディングで対処します。カタナを掻い潜ったらコバシリで近づいて上段強を溜めましょう。したらすぐにラオモトのケリ・キックが飛んでくるので溜めキャン回避からの上段弱を“頭”に当てましょう。

 この程度で怯んでくれるラオモトではありませんが、頭部への攻撃は絶対当てて下さい。意味はあります。外すと大ガバ大ロス大再走です。

 ヒット後は追撃せずバック宙して戻ってくるカタナを避けます。最速入力だと狩られるのでワンクッション挟んで下さい。この流れは指に覚えさせて下さい。

 

 頭部へのヒット直後かつプレイヤー位置が中距離だと、ラオモトはこの後確定でジャンプ攻撃をしてきます。来ました。ガー不なので回避しましょう。決して受け止めぬように。次の攻撃パターンは回転凪ぎ払いか乱舞のどっちかです。

 

乱舞が来ましたね。あまり好ましい状況ではありませんが、やるしかありません。

 この乱舞攻撃は計11連まであり、そのうち3、6、9、10、11発目にはガード崩しが付いてるので絶対避けましょう。タイミングは某シレンのレベルアップ音を聴けば大体分かります。

 最終段まで凌いだらすかさず頭部に弱を入れてバックステップで退避しましょう。恐らく回転薙ぎ払いが来ます。当たりです、これもガード崩しなのでジャンプで避けましょう。避けたら頭部に空弱を当てて大きく距離を取ります。

 

 頭部に三発。距離は遠。この場合は高確率でマキアゲ突進攻撃かまたカタナ投げのどっちかが飛んできます。どうやらマキアゲの方ですね、予備動作で丸わかりなのでニューロンに優しい。

 マキアゲ後のラオモト=サンは数秒間ガー不技を連発してくるので全部避けましょう。ここは出し惜しみせずにスリ・アシ連打で何としても凌ぎきります。でないと死にます。

 マキアゲ突進はクロス斬撃、回転斬りからのケリ・キックなので全部範囲外に逃れる感じで回避しましょう。特に二段目の回転はさっきと違ってジャンプ回避なんてしようものなら決断的サマソで狩られるので注意な。

 キックまで避けたらまた反撃せずに様子を見ます。まだマキアゲタイムは終了してないので警戒はし過ぎって事はないです。不用意に攻撃するとばちこり反撃もらって死にます。

 

 真正面からの選択肢は複数ありますが、頭部にもう3発も入れてんだからそろそろ来てほしい技があるんですけど……。

 

 はい来ました、

 

 シャウトからの3連撃。1,2、はガー不で、3発目は高威力の“突き攻撃”が飛んできます、きました。なので、これをグレーター・ケンドー・サークルガードで受けます。

 すると、おお! 見よ! グレーター・ケンドー・サークルガードで受けた結果、ラオモトの愛刀ナンバンが頭上高く弾け飛んでいきました。

 ぽかーん。帝王ラオモトに隙、今こそ奴の頭にザンテツを入れる時、今です!(名采配)

 

 イヤーッ!(ザンテツ・キリ)

 

 決まりました、ラオモト=サンの自慢の兜が割れて頭部部位破壊成功です。

 

 続いて落ちて来るナンバンをキャッチしてすぐに武器を持ち替え、再びザンテツを入れます。ガードされますがそれが狙いなのでご安心。ザンテツ・キリ、イヤーッ!

 ゴウランガ! なんたる魔技! なんたるイアイドーか!

 真正面からザンテツを受けたラオモトの愛刀カロウシが折れました。これによって今のラオモト=サンはカタナを持たない素手状態になっちゃいましたね。

 一連の流れが上手くいったら後退して反撃を封じます。上手くいかなかった場合はリセットしてください。

 

 キレ散らかすラオモト=サンを背景に少しだけ今の技を解説します。

 

 グレーター・ケンドー・サークルガード。通称「グレ性」

 この技はプレイヤーがイアイドー系ソウル憑依者であり、かつソウルの同調率が最大であり、かつ「木刀」「木剣」「シナイ」「ケンドー・ケン・ブレード」等一部のカタナ系武器を使って一定以上の経験値を獲得した上で上記武器使用中にのみ使えるようになる隠しスキルです。

 効果は単純。このスキルで相手のカタナ系武器の刺突属性の技を受けた場合、相手側のカタナ系武器を“巻き上げ”てファンブル状態にさせる事ができるというモノです。

 ゲーム発売後、わりと早い段階で見つかった隠しスキルのひとつで他のと違い比較的解放条件が緩かったのもあってすぐに認知されるようになったスキルですが、対イアイド戦でしか使えないという汎用性の低さ故、PVPでもPVEでもあまり使う価値のないスキルとされています。

 ですが、ことラオモト撃破RTAイアイドーチャートにおいては、このスキルはピッカピカに光ります。

 なんたって、さっきみたく上手いこと使えば特にダメージを与えていないにも拘わらず、「ナンバン&カロウシ使用不能」「兜破壊」という条件を満たせるので、はやばや彼に第3形態になってもらえるという時短ができる訳ですからね。

 

 そして、第3形態になったらほぼ勝ち確です。

 何故ならば、キレたラオモト=サンが今から繰り出してくる攻撃は全部原作にあった動き、つまりは連続ソウル消費技な訳ですからね。対処法も原作とほぼ一緒なのでもうあとは実質処刑ムービーです。

 

 じゃあ、今からラオモト解体ショーを始めるから、見とけよ見とけよ~。処刑用BGM、オォン!

 

 オーラ出して第3形態になったラオモト=サン。各種能力値が爆上がりして意味不明な数値を叩き出しています。だが無意味だ(暗黒微笑)

 

 第3形態変身後、初手はランダムですが、距離があるのでビッグかモズかタナカのどれかです。飛びました、モズですね。キックに突き強攻撃を合わせます。タイミングは覚えて下さい。

 上手くいなせたらモズの後は確定で目からビームです。原作リスペクトでムーンウォークで近づいて蹴りを叩き込みましょう。大した威力は出ませんがノックバックが目的なので大丈夫です。

 距離が空くのでビッグかタナカの二択が来ます。突っ込んできました、ビッグです。したら頭突きをコテツで受けましょう。ナンバンが壊れますが計算通りです。

 双方ノックバックでまたも距離が空くので、次は確定でタナカです。例のモワモワ攻撃をされるとロスいので折れたナンバンを投げて阻止します。ナンバンなら確定でひるんでくれるラオモト=サンはほとんどブッダ。

 投げたらすぐジャンプして攻撃モーションを取ります。プレイヤーが空中にいると対空サソリをしてくるのでキャンセルして持ってたシージュエリー包丁を投げて妨害します。

 着地したら木刀を持ち直し、コバシリで一気に近づきます。ラオモト=サンは接近に合わせてイタミで受けようとするので、イタミのモーションが確定したら一旦止まります。

 

 さて、ここからがマグマなんです。

 

 憑いてるソウルはリシン。カラテはイアイ。持ってる武器は木刀。

 そんな貧弱武器で、作中最強のニンジャを殺す事ができるのか?

 できる、できるのだ!

 

 まず木刀にキク・エンハンスをかけて、「イアイド攻撃力上昇」と「クリティカル威力上昇」のバフを入れます。

 続いてマキアゲをします。カタナを大きく頭上に放り投げ、コンパクトなカラテ演舞を行い「攻撃力上昇」「イアイドー攻撃力上昇」「各種属性攻撃力上昇」「クリティカル威力上昇」「与ダメージ上昇」「イアイドー与ダメージ上昇」のバフを入れます。

 演舞後、即ミカ・ヅキとトビ・タテを同時に入力し予備動作に入り、溜めます。トビ・タテには使用時に攻撃力が高まる効果があり、ミカ・ヅキはご存じ超火力技となっています。その二つの技を最大まで溜めます。

 溜めて溜めて溜めて……最大まで溜め切ったところで。

 

 ラオモト=サンのイタミが解けました。

 解けたタイミングで最大溜めトビ・ミカをぶち込みましょう。

 

 イィヤァァァーッ!

 

 じゃあな!(死の宣告)

 

 

 

 はいここでタイマーストップ。ラオモト=サンは死にました。ぬわ疲。ビールでも飲んでリラックスしな。

 さて、完走した感想ですが(激うまギャグ)

 

 くぅ~疲れましたw

 

 ところでタイムはどう? 伸びた? 伸びない?

 あぁ……落ちたねぇ(ランキング県外)

 試走の時はもっと速かったんですよ、マジで、ええ。

 でも、本走の方がラオモト戦は段違いに速かったですね。ていうかラストバトルの私ちょっと上手すぎません?(自画自賛)

 ……いや、それを言うなら試走の時はゲイトキーパー戦でガバってなかったので何とも言えませんが。

 それというのも、試走時は対ゲイトキーパー戦用のスキルを引っ提げてたのが大きいんでしょうね。

 たとえリシンであっても本来のチャート通り進めばソレ用のスキルとかカタナとかを持ってるはずだったんですよ。

 ああ、あそこでダークカカオが邪魔してきたから何もかもおかしくなったんでい! もう許せるぞオイ!

 

 まあ、適当こくのはこれくらいにして、そろそろ終わりにしましょうかね。

 

 本動画シリーズはラオモト撃破までのRTAなので、ラオモト亡き後のネオサイタマを知りたい方は是非本作を購入し、プレイして頂ければと思います。

 そしていずれ忍殺RTAを走ってほしいなって。俺もやったんだからさ(同調圧力先輩)

 それと、忍殺ほんへ未読の兄貴はこれを機に是非とも公式ツイッターアカウントをフォローし、物理書籍版を買い、コミックとかシヨンとかも読んだり観たりしてほしいですね! 忍殺はいいぞ(ダイマ)

 

 それじゃ、ラオモト死亡ムービーを背景に皆さまサヨナラ!

 ご視聴ありがとうございました! オタッシャデー!

 

 010101010101010101010101010101――

 

 ――010101010101010101010100101001010100101010101010101

 

 ネオサイタマの支配者が死んだ。

 

 同時刻、帝王の死は如何なる情報発信手段よりも迅速にネオサイタマのニンジャ達に知れ渡った。それはモータルでは決してあり得ぬ、より動物的な感覚器官――ニンジャ感覚によって齎された報である。

 

 カスミガセキ・ジグラットにて、スーツ姿のニンジャは雷を宿す瞳を瞬かせ、速やかに計画の修正を案じた。

 

 とあるビルのトレーニングルームにて、カラテ狂いのニンジャは新たな猛者の誕生を胸中で寿いだ。

 

 ヨロシサン製薬本社にて、彫像めいたクリスタル・ニンジャは沈思黙考し、かつてのアプレンティスの事を想った。

 

 そして、そのニンジャ的感覚波動はネオサイタマに留まらず、遠くキョート・リパブリックにまで波及した。

 

 キョート城にて、蛇は嗤い、竜は猛り、暗黒の使者は静かにチャを啜った。高貴なる陣営は更なる策謀を巡らせ、預言者は誰に看取られる事もなく孤独に爆発四散した。

 

 やがて帝王陥落の報はマッポー・カリプスの鐘となり、振れ得ざる死神のソウルを共振させた。ひとつの支配時代の終焉と共に、パンドラの箱は解き放たれたのだ。

 

 鋼と刃、赤と黒。惑う者と惑わぬ者。ケオスの中心やや外れ、ふたりの復讐者は邂逅した。「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、ダークニンジャです」光なき影の奥、因果の鎖はどこまでも伸びていく。

 

 

 

 01010101011010101――

 

 フー・キルド・ノンケスレイヤー?

 

 ――01010101010101010

 

 

 

 トコロザワ・ピラー最上階、黄金シャチホコの座す瓦屋根の上に二人のニンジャの姿があった。一人は身の丈ほどもある巨大な絵筆を肩にかけ、もう一人のニンジャに従者めいて傅いている。

 

 傅かれているのは、アサギ色の羽織を身に纏う黒装束のニンジャである。血濡れの木刀を手に、呆然とネオサイタマの月を眺め、静かに佇んでいた。

 

 二人の周囲にはいくつもの爆発四散跡があった。その数は両手の指ではまず足りない。イコールが死者の数となれば如何な自我の持ち主とて正確な数を導き出す事は困難であろう。

 

 ずるり、と。死と静寂が支配する空間に、怨嗟の汚泥に塗れた来訪者が現れる。血だまりを介して這い出てきたのは、あまりにも脆弱なカラテ弱者の半死人だった。

 

 蘇りを果たし、餓死者めいた体躯のニンジャは周囲の惨状を見渡した。やがて二人の背を認め、瞠目した。その距離はタタミ10畳。イクサをするには十分な間合いである。

 

 ゼンの静寂を破る存在を察知し、ケブラーコートのニンジャは憤りの念を込めて立ち上がると、巨大絵筆を握り力強くアイサツした。「ドーモ、イエローパンダ=サン、グレートウェーブです」「ド、ドーモ、グレートウェーブ=サン、イエローパンダです」アイサツ終了後コンマ以下秒、走り出そうとしたグレートウェーブを黒装束ニンジャは片手を水平にして制した。

 

 一手遅れ、イエローパンダはドス・ダガーを引き抜き、努めて強者めいて構えた。あまりにも脆いカラテである。それこそ、ニンジャを前にしたモータルめいて儚い。

 

 怨敵を前にしたイエローパンダだったが、彼のニューロンは過剰なストレスによって実際限界だった。カラテ集中力は風前の灯火めいて途切れかけ、息が荒く、視線の先が定まらない。

 

 まどろんでいたニンジャソウルがのっしりと鎌首をもたげ、宿主の自我を侵食する。自我が震え、ニューロンが悲鳴を上げる。セイシンテキが、致命的に乱れた。

 

(((インガオホーせよ……)))内なるソウルが嘯く。(((真なるジツを使え。死者共を蘇らせろ。ジョルリを操り、敵を囲んで棒で叩け)))ソンケイが軋む。耳鳴りがして、ソーマト・リコールが多重再生された。

 

 路地裏、事務所、バー、倉庫、スシ屋……。「おい。サカモト」耳障りな声がする。「おい、サカモト」静かにしてくれ。「おい、サカモト」お前は、俺は、どこの誰だ!?「起きろ、リュウジ」

 

 ヤクザ、ソンケイ、声、過去、ニンジャ……。かつて愛した人たち。憎い敵。かつて愛してくれた人たち。痛み、苦しみ、怒り、悲しみ……別れ。

 

 乱回転する思考の果て、復讐者イエローパンダは。

 

「スッゾ、オラァァァーッ!」

 

 イエローパンダはドス・ダガーを投げ捨て、カラテを解いて古式ヤクザのアイサツを吟じる構えを取った。目をつむる、息を吸う、乱れたセイシンテキを燃やし、己の中のちっぽけなソンケイに従った。

 

 何がニンジャだ、何が復讐だ。インガオホーだのソウルだの、不自由なだけで下らねぇ! 俺のソンケイを縛るモノ全部、なにもかもクソッタレだ!

 

「オヒカエ・ナスッテ! オヒカエ・ナスッテ!

 手前、路地裏生まれの粗忽者ゆえ、ニンジャの方のアイサツには馴染みがなく、

 シツレイましたる節はマッピラご容赦願います。

 手前、ネオサイタマはトコロザワ・ピラーに住まいを構えますソウカイヤ。

 ソウカイ・ヤクザは大オヤブン、ラオモト・カンに従います新参者でございます。

 姓はサカモト、名はリュウジ。

 稼業、縁もちまして今も昔もヤクザにございます。

 今宵、菓子折りもなしにはせ参じますはマッタキ手前勝手の極みにてございます。

 されど、手前この場を持ちましてはヤクザのソンケイに従うべく、

 下手を握りまして亡きオヤブンに報いる覚悟にございます。

 向かいましたるお兄さんにはシツレイさんにございますが、どうか。

 どうか、イクサお相手仕る事、承って頂きたく!

 さぁドーゾ! オヒカエ・ナスッテくだせぇ!」

 

 サカモト・リュウジはヤクザ・カラテを構えた。ヤクザ・スラングを飲み込み、奥ゆかしく沈黙し、時代錯誤な旧きヤクザのソンケイを薪に燃え盛る。

 元イエローパンダ・ヤクザクラン構成員サカモト・リュウジは、ソウカイヤの紋を背に、誰あろう己がソンケイの為だけに拳を握った。

 

 静寂が戻る。カラテを解いたグレートウェーブは、奥ゆかしく半歩引いて黒装束のニンジャに跪いた。このイクサ場を、復讐劇の一幕にしてはならない。

 

 天守閣に風が吹いた。月を見上げていた黒ニンジャは、無造作に頭巾とメンポを外し、放り捨てた。露になった髪がなびき、呼気をひとつ。傷だらけの木刀をひと振りして。こびりついた血を払った。

 

 メンポなきニンジャが振り返る。月明かりの逆光により、その素顔をうかがい知る事はできない。しかし、暗き夜色の影にあって尚、その黄金の双眸は剣呑な光を讃えていた。

 

 瞬間、木刀使いの痩身から膨大なカラテが解き放たれた。ぶわりと羽織の裾が翻り、制御下にないキリング・オーラが瓦屋根の一部を寸断し、舞い上がった破片一つ一つに「誠」のカンジを刻み込む。これはイクサの開始を意味しない。イアイの化け物にとっては、何という事もないアイサツの一端に過ぎなかった。

 

 ゆらり。黒装束のニンジャは古流のイアイを解き、静かに口を開いた。「ドーモ。イエローパンダ=サン……」金の輝きが狭まり、わずかに口角を上げた。ベイン・オブ・ソウカイヤが牙を剥いたのだ。「私の名前は……」やがて、何者でもなかったニンジャは。歓喜と共に産声を上げた。

 

 

 

「リシン・ニンジャです」




 ノンケスレイヤー:ネヴァーダイズ

ネオサイタマの月は……

  • 「インガオホー」と呟いた。
  • ただ黙して語らなかった。

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