青春ブタ野郎は、世界を変えてしまう妹の夢を見ない。 作:とにかく帰りたい
だからこそ自分で書いて後で見るんだ……
青春は、1度きりだと…(日常編)
○月○日……
ーーなぁ、双葉…夢の中で不思議な事が起こったんだが、
花楓が少しばかり、変なんだ。
なんと言うか、不思議だ…
僕はいつもの様に、双葉の化学部の部室でフラスコでコーヒーを作る双葉に話しかける。
コポコポと、軽快な音で2人分作っているのは、話を聞いてくれるんだろう。
「なに…妹の事が気になり過ぎて夢の中で何したの?
流石梓川、最低のシスコン豚野郎だね。」
そう言いながら、出来たコーヒーを容器に注ぎ差し出してくれる。
砂糖は、いつも変わらない不穏な瓶ラベルを渡す。
僕はそれを受け取り言葉を続ける。
「そんな事はない。
誰しも、妹が変になったり不思議になった事に不安になるのは、正常なお兄ちゃんだ。」
「そこは放っておこうっていうのが、現実的な兄の考えなんだけど……まぁ、話だけは聞いてあげるよ。」
そう話を始めようとすると、彼も窓から覗くように…
暑さをだいぶアピールするように窓に凭れる
「おーう、咲太に双葉!
アチー…今日外あちぃーわ…仰いでくれぇ〜」
「これからってのにお前が来るのか…国見
まぁ、いい。
取り敢えず、なんか最近の花楓が2人いる夢を見たんだ。
ーーしかも起きてからずっと、その感覚が今でもある。」
俺は、国見を近くの下敷きで扇ぎ双葉に内容を伝える
「ふぃ〜…涼しいぃ。」
「よく分からないけど、とりあえず梓川がブタ野郎って事がよく分かったよ。」
「俺は大真面目だぞ、双葉。」
「分かってるよ梓川、さすがに量子物理学でも言えることなら、前に話した牧之原さんの時と高いものじゃない?」
「確か…観測理論とかだったか?誰かに観測される事によって、僕らは観測されるって言う。」
双葉と麻衣さんも同じだったはず…
だけどそれとはなんか違う…だけど双葉が言うならば、そんなものもあるのだろうか…
そう一考するように頭を使う
「まぁ、梓川の言うので合ってるけど少し事象が複雑にってるから観測問題にされるね。
それなら量子もつれだって起こる可能性もあると思うけど、どこかしらで観測されているなら
もしかするとだけど、どこかでシュレディンガーの猫像として出されて、状態が不味いことになるかもだけど、
今のところ、夢でしかないから大丈夫だよ梓川。」
色々な単語で簡単に説明をつけているだろう。
だが、調べきれていない単語ばかりで僕は辛うじて分かるが、国見はどういう事だと頭を悩ませるが…
「聞いててよく分からない単語ばっかだなぁ…咲太、分かるのか?」
案の定、僕に聞いてきたがそこまで簡単に説明してやれるほど詳しく調べきれてない。
やれやれと言いながら僕は言ってやった。
「僕は、調べている途中で詳しくなったようなものだからな。
そんな詳しくは知らない…。」
「やれやれ二人とも…簡単な説明をするなら、
梓川を見ている人が梓川をどこかで見た事があるならば、
もう1人の梓川がいても時間はそのままだけど状態だけが変わって悪くなったり良くなったりするって事。」
「すごくわかりやすいな。」
「今はどちらか分からないけど、悪くなる可能性もあるなら梓川は、
どちらかを選択しなきゃいけないね。」
「……選択かぁ。」
そう考え込む、自分は選択をして死ぬほどの後悔をしているが、選んだ選択が間違っていることは無い。
実際問題、自分の善意で結果が変わる事だって多々あるって理解しているから僕はここに僕としていれる。
「そうだよ。
人はどこかしらを否定しておかないと不安に襲われて、脅迫観念に唆されてしまうから」
双葉の言葉にスっと心に入ってきて理解は出来る。
しかし…なんでなんだ?
違和感が拭えない……人の言葉を聞いて人はそうなのだろうと、違和感を押し込んでしまう事が出来るはずなのに、理解しても違和感だけがどこうとしない。
まるで、それは絶対に違うと言う程に……
「どうしたの、梓川?
なにか気づいたことでもあるの。
あるなら、先に行って欲しかったね。」
双葉に、何となくでしか言えないこの言葉を出すのには、少しだけ憚れるから言わないと思っていたが
この心のしこりは、言わないといけないと思い発言した次第である。
「悪い…双葉、何となくそれがそうだと思うんだが
違うとも思えてしまってな。」
言った…なんの論理もなく、ただただの感覚のようなものを言った。
そんな僕の言葉に双葉は、少し驚いたような瞬きを数度すれば……
「驚いた…梓川もたまには私も言ったことにコレは違うって思ってたほどだものの事を言い当てるんだね。」
驚いた、、、自分と同じ事を双葉も思ってたなんて、
「なんだなんだ…俺にはさっぱりだ。」
話について行けなくなったとあおぎ忘れていた国見にそろそろ時間じゃないかと、時計を指さし
「あぁ、気にしなくていいぞ国見。
あと、そろそろ行った方がいいんじゃないか?」
「おっと!そうだった…行かないとどやされちまう。
またな!双葉もまたなー。」
国見はそう笑って戻っていった。
双葉はコーヒーを飲み、僕らのこの胸に感じた
このしこりの様な違和感にやきもきしている。
「違和感の正体が分からないのがなんとも言えないな…、双葉は分かるか?」
「あのね……私はなんでも分かったり何か出せたりする何えもんなんかじゃないから、そう簡単に答えなんて出せるわけないよ。
梓川の方がいい答えを出せるさ…」
20何世紀から来た不思議ロボットか、懐かしいな例えるものがこれは乗っておこう。
「確かに、頼りすぎた。
スマン双葉えもん。」
「はいはい、むしろ梓川なら桜島先輩を頼ったら、
こう言う話は、2人で共有したらそっちの方が案が出るんじゃないの?」
なるほど一理ある。
しかし麻衣さんは、忙しいから相談とか時間はあるのだろうか?……などと考えながら某勉強できない眼鏡の男の子みたいに麻衣さんにやってみる所を考えてみる。
「まいさん…まいえもん、悪くない。
麻衣さんに、合法的に抱きつけてしまうじゃないか…」
いい事考えたなっと双葉をほめてやりたい。
そんなことを考えながら双葉を見ると、うわぁ…としたなんとも言えない表情をしている。
「……梓川、取り敢えず桜島先輩にその事も含めて言っておいたから、後はそちらでやっておいて」
考えている間に双葉はスマホで麻衣さんに言ったらしい。
ーーん?その事を含めて……
ツカツカと廊下の方から足音が聞こえる。
麻衣さんが来たのか?
僕は取り敢えず、双葉が何を話したのか気になって考えていた。