ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~   作:松兄

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第10話:vsカタール代表[デザートライオン]!

 

 

 ついにアジア予選準決勝当日。しかし今日………メチャクチャ暑い!!!

 

実況:『さぁ、日本の皆さんお待たせしました!! いよいよFFIアジア地区Aブロック予選準決勝第1試合、日本代表[イナズマジャパン]対、カタール代表[デザートライオン]まもなくキックオフです!!!』

 

円堂:「暑ちー……気温何℃だ?」

 

マネージャー:「35℃です」

 

龍也:「これ………北海道組にはキツいんじゃね?」

 

 一年間寒いか涼しい気温がほとんどの北海道組はこの暑さはなれてないだろ……沖縄出身の綱海も暑いって言ってるぞ………。

 

聖良:「大丈夫です」

 

吹雪:「問題ないよ」

 

 汗を描きながらも返事する聖良と吹雪。この試合、天候にスタミナを削られそうだな。

 

 

久遠:「では、スターティングメンバーを発表する。

    GK       円堂

    DF 優木  綱海  鹿角  風丸

    MF 高海  鬼道  高坂  矢澤

    FW    豪炎寺  吹雪

               以上だ」

 

 

日本:『『『はい!!!!!』』』

 

 

 日本が試合の準備を進めていると、カタール代表のキャプテン〈ビヨン・カイル〉選手が挨拶に来た。

 

ビヨン:「日本の皆さん、オーストラリア戦拝見しました。今日はお互い、全力で戦いましょう」

 

 握手に手を差し出してくるビヨン。

 

円堂:「ああ!! 俺達も敗けないぜ?」

 

 円堂は手を握り返して握手する。

 

ビヨン:「ふっ……それでは」

 

 自分たちのベンチに戻っていくビヨン。

 

円堂「感じの良い奴だな」

 

吹雪:「そろそろ時間だよ?」

 

 そうしてスタートメンバーはフィールドへ。……だが鹿角は、

 

聖良:「………………………」

 

 いま来たビヨンを見て、何かに引っ掛かっていた。

 

龍也:「どうしました?」

 

聖良:「あの人、汗一つかいてなかった。こんなに暑いのに………何で?」

 

龍也:「気づきましたか?」

 

 鹿角さん、中々の観察眼だな。

 

聖良:「とりあえず行ってきます」

 

そして両チームがスタートポジションにつき、

 

 

STARTING MEMBER!!

デザートライオン

 

GK         ナセル

 

DF ムサ   ジャメル ビヨン  ファル

 

MF セイド  メッサー スライ  ユスフ

 

FW       ザック マジディ

 

イナズマジャパン

 

FW       吹雪   豪炎寺

 

OMF にこ(女)  穂乃果(女)  千歌(女)

 

DMF         鬼道

 

DF 風丸  聖良(女)  綱海  あんじゅ(女)

 

GK          円堂

 

豪炎寺と吹雪がセンターサークルに入る。

 

 

 

審判「試合開始!!」

 

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 

 ホイッスルが鳴り、日本ボールで試合開始。ボールは鬼道に戻されてパスを繋ぐ日本。ボールは高海に渡る。

 

 ――すると、

 

 

MATCH UP!!

千歌 vs マジディ

 

 

マジディ:「ボールをよこせぇっ!!」

 

 ドカッ!!

 

千歌:「ッ!!」

 

 相手FWの高海への激しいチャージング。おいおい………相手女の子だぞ?

 

千歌:「(女の子に遠慮も無し!?)くっ、鬼道君!!」パスッ!

 

 千歌さんはなんとか鬼道にパスを戻し、受け取った鬼道がゲームを組み立てる。

 

鬼道:「よし…「こっちよ鬼道!!」! 行け矢澤!!」ドッ!

 

 左サイドラインギリギリを、矢澤が走ってくる。鬼道は矢澤に内回転(インサイドスピン)での高速パスを放ち、矢澤に繋げる。

 

にこ:「任せなさい!!」トッ!

 

 矢澤がパスを難なくトラップ。しかし直ぐ様相手がディフェンスに入る。

 

 

MATCH UP!!

にこ vs セイド

 

 

セイド:「行かせるか!!」

 

 ドガァッ!!

 

 相手のMFとの激しい衝突(クラッシュ)。しかしにこさんは負けじと踏ん張り、吹雪にパスを出す。

 

にこ:「くっ、吹雪!!!」

 

 にこさんから吹雪にパスが繋がる。吹雪はシュート体勢に入る。

 

吹雪:「ナイス矢澤さん!! 行くよ!! [ウルフレジェンド・G3]!!」ドゴォオォオォオオォンッ!!!

 

 狼の遠吠えと共に、鋭い爪のようなシュートがカタールゴールに迫る。

 

ナセル:「止めてやる!! [ストームライダー・V2]!!」

 

 相手GKも負けじと必殺技。

 アクロバティックな動きで砂嵐を巻き起こし、吹雪のシュートを飲み込んだ。

 

 しかし吹雪のシュートは砂嵐を突き破り、ゴールに突き刺さった。

 

 バシュウンッ!

 

 

GOOOAL!!!

日本 1 ー 0 カタール

 

 

吹雪:「あ、あれ? 入った………?」

 

豪炎寺:「ナイスシュート」

 

吹雪:「う、うん………」

 

 

 気を取り直し、カタールボールで試合再開する。

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 

 FWのザックが、キックと共にドリブル。力任せのドリブルで、強引に中盤を突破してくる。

 

ザック:「どけぇっ!!!」

 

 

ドカッ!

 

 

鬼道「くっ、鹿角頼んだ!!」

 

 

MATCH UP!!

聖良 vs ザック

 

 

聖良:「はいっ! 奪取(ジャッカル)!!!」

 

 ドガァアアッ!!

 

 しかし、ディフェンスに入った聖良さんはボールと選手の間に身体を滑り込ませて背中越しにブロックする。

 見事な背肩奪取(ショルダーチャージ)だ。

 

ザック:「ぐっ!!」

 

聖良:「今度はこっちの番です!! [氷の矢・改]!!」

 

 バシュゥウン

 

 "改"に進化して飛距離とキレを増した聖良さんの必殺パス。ロングフィードからボールは、綺麗なアーチを描き前線の豪炎寺へ。

 

豪炎寺:「ナイスだ鹿角!これなら直接(ダイレクトで)撃てる!! [爆熱スクリュー]!!」

 

 豪炎寺は跳躍すると、爆炎と高回転力の直蹴撃弾(ダイレクトシュート)を、カタールゴールに撃ち落とす。

 

ナセル:「今度こそ!! [ストームライダー・V2]!!」ゴォォオォおおおっ!

 

 砂嵐を巻き起こすナセル。だが、、シュートはあっさり砂嵐を突き破った。

 

 バシュウンッ!!

 

ナセル「くっ!」

 

 

GOOOAL!!!

日本 2 ー 0 カタール

 

 

 

 日本が立て続けに点を取り2点のリード。――だが、

 

龍也「嫌な感じだな………」

 

 アイツらの動き………。すると、

 

立向居:「? 何か皆さんの動き鈍くなってませんか?」

 

ツバサ:「この暑さだからね。まぁ[デザートライオン]もよく走るけど…………」

 

 立向居は気づいたか。綺羅さんも気づいてるけど……

 

龍也(暑さのせいだけじゃないんだよなあ………)

 

 

 試合を見ていると、

 

バシュゥウン

 

GOOOAL!!!

日本 3 ー 0 カタール

 

 話してる間に高坂さんが3点目を入れた。

 

 

 スタジアムは完全に日本の行け押せムード。―――でも、ここからが本当の戦いだったんだ。

 

ビヨン:「そろそろだな。さあ獅子たちよ!! 狩りの時間だ!!」

 

デザートライオン:『『『おう!!!』』』

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 カタールボールのキックで試合再開。それと同時に相手FWのザックがドリブルで攻め上がってくる。

 

穂乃果「何度やっても同じだよ!!」

 

 

MATCH UP!!

穂乃果 vs ザック

 

 

 高坂がすぐに前線からプレスをかける。――だが、

 

ザック:「オラァアアッ!!」

 

ドカァアァアアッ!!!

 

穂乃果:「キャアッ!!」

 

 高坂さんを容赦のないタックルで吹き飛ばす相手。尚もドリブルで進む。

 

綱海:「高坂!! 野郎!!!」

 

 

MATCH UP!!

綱海 vs ザック

 

 

 しかし仲間をやられて綱海が怒り、ボールを奪おうとディフェンスを仕掛ける。しかし………

 

ザック:「どけぇっ!!」

 

ドガアァッ!!

 

綱海:「ぐわあっ!?」

 

 フィジカル任せの乱暴なタックルに綱海までもが吹き飛ばされ、ザックはシュート体勢に入る。

 

 ザックがボールを足元で激しくスピンさせて小さな砂嵐を巻き起こして陽炎を生み出す。そして渾身の力でシュートした。

 

ザック:「喰らえ!! [ミラージュシュート・改]!!」

 

 陽炎でボールが2つになったように見えるシュートか……。あれじゃあどちらが本物か分からんぞ………。

 

円堂:「止めてやる!!」

 

 円堂は左足を振り上げ、右腕を体の後ろに振りかぶる。そして左足を思い切り踏み込むと、腰から上体の動きを連動させて右腕を前に突き出す。

 

円堂「[正義の鉄拳・G4]!!」

 

 ダンッ ギュウゥゥウウウン!!

 

 円堂の背後から、金色の、オーラの巨大な鉄拳が、シュートを真正面から迎え撃つ。

 幸い円堂の技は守備範囲の広い技だったため両方止めた。

 

 ドゴォオォオォオオオッ!!

 

 しかし……、

 

円堂「ぐぅううぅうううっ!!」

 

 ビッグウェイブスの[メガロドン]よりも明らかにパワーの無いシュート。にも関わらず、円堂は押されている。――そして、

 

円堂:「ぐわあぁああぁあああっ!?」

 

 円堂は弾き飛ばされ、シュートは日本ゴールに突き刺さった。

 

 

 

 バシュウンッ

 

GOOOAL!!!

日本 3 ー 1 カタール

 

 

実況:『ゴォォオオオルッ!! カタールが1点を返しました!!』

 

龍也(いや、それ以前に………)

 

鬼道:「まさか!? 奴らの動きは、全く衰えていないのか!!」

 

 実際にフィールドにいる鬼道は今のワンプレーで気づいたようだ。

 

ザック:「当たり前だ。赤道近くの俺達の国、更に砂漠でサッカーして足腰を鍛えてきた俺たちにとって、この程度の暑さはむしろ当たり前!!!」

 

マジディ:「更に俺達のラフプレーで、お前たちは更に体力を奪われた。もはや虫の息同然!!!」

 

龍也(なるほど。さっきまでのラフプレーはその為か。こっちの体力を削る事が目的だったわけか)

 

 フィールドのメンバー全員、『2点リードしてるから大丈夫』などと言う甘い考えは持ってない。むしろ本気で不味いと思っているだろう。

 

ビヨン:「さぁ、もっと暑くなれ!! そして砂漠に迷い混んだ者達に、哀れな敗北を!!」

 

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 そして日本ボールでの再開。ボールは千歌に渡るが、

 

ユスフ「奪う」

 

ファル「よこせ!」

 

千歌「つ!」

 

ドカッ!

 

千歌「あぐっ!!」

 

 直後にボールを奪われ、そのままパスを繋いで攻め上がるカタール。日本もディフェンスを仕掛けようと動くが、暑さと先ほどのラフプレーのせいで動きが遅い。体力が減ってきてるんだ。

 

 ―――そして、FWのマジディがシュート体勢に入る。

 

マジディ:「もう1点いただきだ!! [ミラージュシュート]!!」

 

 マジディの必殺シュート。分身したボールがゴールに迫る。

 

円堂:「やらせるか!! [正義の鉄拳・G4]!!!」

 

 円堂が左足を振り上げ、踏み込みと同時に腰を入れて上体の動きと連動させて思い切り右拳を前に突き出す。

 

 ダンッ ギュウゥウゥウウンッ!!

 

 すると背後から、巨大な黄金色の拳が高速回転しながらシュートに激突。[ミラージュシュート]を迎え撃つ。

 

 

ドゴォオォオォオオオォォォンッ!!

 

円堂:「ぐうぅぅううううっ!!!」

 

 [ミラージュシュート]の威力を、必死に耐える円堂。しかし――、

 

円堂:「ぐっ、おわぁぁあああっ!!?」

 

 今の円堂に残された体力ではカタールの強靭な足腰から放たれたシュートを止めきれず、[ミラージュシュート]は[正義の鉄拳]を粉々に粉砕。ゴールに突き刺さった。 

 

 

GOOOAL!!!

日本 3 ー 2 カタール

 

 

 そして、

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了!!―

 

 ここで、前半終了のホイッスルが鳴った。

 

 

『日本 3 ー 2 カタール』で後半戦へ。

 

 

ー 続く ー




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