新たな日本代表が結成され、記者会見を行なった数日後、いよいよ今日からアメリカW杯のアジア予選大会が開幕する。
予選はリーグ戦形式で行われ、上位2チームが本大会に駒を進める。
今日は日本代表の最初の試合、日本vsベトナムの試合が行われる。試合が行われる、神奈川にある横浜サッカースタジアムには大観衆が詰め掛けていた。
王将『お聞きくださいこの歓声を! いよいよアメリカW杯アジア地区予選大会の日本代表の初戦が始まろうとしています! 森島監督の選んだメンバーが、果たしてプロの世界にどれだけ通用するのか!? 注目したいところです!!』
解説「そうですね…おっと、今両チームスターティングメンバーが発表されました!!」
スターティングメンバー
ベトナム
GK アルマ
DF ハルクス
DF カエリ ザナ ナハトゥ
DMF セリ アイル
OMF リーマ レマ
FW ミーセル カトゥム
日本
FW 豪炎寺 堂峯
OMF 不動 果南
DMF 吉川 鬼道
DF 三河 聖良 綱海 風丸
GK 権代
バックスクリーンに選手の名前とポジションが表示され、選手が審判団とエスコートキッズと共にフィールドに出てくる。
そして横一列に並び、試合前に両国の国歌を斉唱する。
そして一連の流れが終わり、スターティングメンバーがフィールドでポジションに着く。
豪炎寺と堂峯さんがセンターサークルに入ると、審判の笛が鳴った。
審判「キックオフ!!」
ピィイイイィーーーッ!!
試合開始の笛がなり、日本ボールのキックオフから試合開始。ボールはまずは吉川さんに渡り、ボールを回してチャンスを伺う。
吉川「不動!!」
不動にボールが渡った所に、リーマが止めに入る。その後ろにはセリがすぐにフォローに行ける位置に陣取っている。
不動「このくらい!!」
不動は細かいボールタッチのフェイントを仕掛けてリーマを抜き去る。しかし当然セリがフォローに来る。
不動「(ここは戻すか……)吉川さん!!」
ここで不動はボールを横に出すと、上がってきた吉川さんが受け取りドリブルで上がっていく。
吉川「よく見てたな!! 松浦!!」
今度は吉川さんから逆サイドの果南に
果南「ここはキープだね……」
果南は2人を相手にボールをキープすることを優先する。ベトナムディフェンスは果南から中々ボールを奪えない。
ミーセル「速く奪え!!右サイドもっと中に絞れ!」
ベトナムの右サイドの選手が中央に寄ってくる。
果南(そろそろかな?)パスッ!
果南はここでサイドライン目掛けてバックパス。ボールが外に出る寸前で……、
風丸「ナイス!」
ディフェンスラインからオーバーラップしてきた風丸がボールを受け取りそのまま上がる。ナハトゥは急いで風丸を追いかけるが風丸の俊足に振り切られる。
ハルクス「くそっ!!」
ベトナムの最終ラインのハルクスが止めに入るが、ここで風丸はパスを選択。中に
豪炎寺「ナイスだ風丸!!」
豪炎寺が炎を纏いながら跳躍する。そしてスピンと爆炎を纏わせ、必殺の
豪炎寺「[超・ファイアトルネード]!!」ドゴォおおおっ!!
豪炎寺のシュートが至近距離でベトナムのキーパーに襲い掛かる。
アルマ「止めてやる! [爆・ジャングルガーデン]!!」
アルマの必殺技で背後に密林が出現。その中にシュートが吸い込まれると、入り口が閉じてシュートは閉じ込められる。そして森が晴れると、シュートはキーパーの手に収まっていた。
王将『止めたぁっ! キーパーナイスセーブ!!』
豪炎寺「(やはりファイアトルネードではダメか……)スマン! 次は決める!!」
そしてキーパーのゴールキックからボールはレマに飛ぶ。しかし鬼道がすぐに落下地点に駆け付けて身体をぶつけ合って競り合う。
ドガァアアッ!
鬼道「よしっ!」
ボールを確保した鬼道は果南にパスを出す。すると果南にナハトゥが止めに入る。
果南「抜く! [マーメイドダイブ・S]!!」
果南とナハトゥの周囲が海の中に変わり、果南はボールを足で挟んでドルフィンキックの高速機動を展開。ナハトゥを抜き去った。
ハルクス「この!!」
ザナ「止める!!」
ザナとハルクスの2人が果南に向かってくる。しかしここで果南は、
果南「……堂峯さん!!」
果南は豪炎寺ではなく堂峯さんにパスを出す。マークを振り切って上がって来ていた堂峯さんは完全にフリー。大チャンスだ。
堂峯「よく見てた!!」ドガァアアンッ!!
果南のパスに合わせた、堂峯さんの必殺シュート並みの威力の
アルム「クソっ!」バッ!!
バチィンっ!!!
技を出す暇など無かったキーパーは横っ飛びして何とかボールに触るが、余りの威力に弾かれてボールはゴールに突き刺さった。
その瞬間、日本サポーターからの大歓声がスタジアム中に沸き起こる。
王将『ご、ゴーーーール!! 日本先制ーーーっ!!』
解説「松浦もよく見えてましたね……背後から来ていた堂峯に素晴らしいタイミングでパスを出しました」
王将「さぁ、ベトナムのキックから試合再開です!!」
ミーセル「まずは1点返していくぞ!!」
ベトナム『おう!!』
ピィイイイーーーーッ!!
そして再開のホイッスルが鳴り、ベトナムはボールを中盤のセリに戻すと様子を伺いながらパスを繋いで着実に攻め込んでくる。
リーマ「ミーセル!!」
リーマからミーセルへの縦のパスが転がる。すると、
不動「甘めぇ!!
不動がボールを受け取ったミーセルに
三河「よく見てたな!!」パシッ!!
不動の背後からオーバーラップしてきていた三河さんがボールをトラップし、得意のドリブルで駆け上がる。一気にトップスピードに乗りベトナム陣地に切り込んでいく。
カエリ「止めるぞ!」
ザナ「おう!!」
ベトナムディフェンスの2人が、連携して三河さんにプレッシャーを掛けるが、三河さんの細かいタッチとドリブルリズムの緩急、そして巧みな
これがプロの世界レベルのドリブルか!!
三河「決めろよ!!」ドガアッ!
三河さんから中へのセンタリング。豪炎寺がそれに合わせて回転し、炎を纏いながら跳躍する。しかし先程とは熱量も回転数も比べ物にならない。
豪炎寺「[超・爆熱スクリュー]!!」ドガァアアンッ!!
FFIの頃とは明らかにパワーの桁が上がっている豪炎寺の"
アルマ「[爆・ジャングルガーデン]!!」
アルマの必殺技で再び密林が出現。シュートは中に突入すると密林の入り口が閉じる。
だが……、
ボォオオアアアッ!!
密林が森林火災を起こしたように燃え上がると、豪炎寺のシュートはアルマを弾き飛ばしてベトナムゴールに突き刺さった。
日本 2 ー 0 ベトナム
ー 続く ー
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