ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~   作:松兄

133 / 213
After story:ベトナム戦 後半戦

前半を終了し、3ー1と日本が2点差でリードでいよいよ後半戦が始まる。両チームプレイヤーはフィールドに出る。

 

龍也「よし……「龍也!」果南……」

 

果南「……頑張ろうね!!」

 

龍也「………おう!!」

 

選手がそれぞれ位置に付き、審判が笛に口を当てる。

 

審判「後半戦開始!!」

 

ピィイイイーーーッ!!

 

ベトナムボールで後半戦の開始。ボールはリーマに渡り、リーマは大きくボールを前線に蹴り出す。

 

リーマ「行けっ!!」ドッ!

 

ボールは大きな放物線を描き、聖良と綱海の間辺りに落ちてくる。

 

綱海「俺が行く! 鹿角はフォロー頼む!!」

 

聖良「分かりました!!」

 

センターバックの2人がキチンと声を掛け合ってどちらが行くかの意志を伝え合う。そして綱海とカトゥムが競り合う。

 

カトゥム「っ! おらっ!」

 

ガッ!

 

綱海「くっ!」

 

しかし綱海は競り負けてしまい、カトゥムはヘディングでボールを下に落とす。そこにレマが走ってきてボールを受け取る。

 

レマ「よし…「させん!!」っ!」

 

鬼道がレマの後ろからプレッシングを掛けに行く。レマが辺りを見回してパスターゲットを探すが、全員ピッタリとマークされていた。

 

レマ(っ! パスは出せないか……なら自分で突破だ!!)

 

レマがドリブルで攻め上がる。その間に鬼道が後ろから前に回り込んで対峙する。

 

レマ「抜く!」

 

レマはシザースやダブルダッチ等のフェイントを仕掛けて抜きに掛かる。しかし鬼道のディフェンスは一向に崩れない。

 

レマ(くっ、抜けない!!)

 

すると、

 

吉川「そこっ!!」バチィンっ!!

 

吉川さんが駆け付けてボールを弾き、こぼれ球を綱海が抑える。

 

綱海「よし……東野さん!!」ドッ!

 

綱海がボールをカウンターで大きく前線へと蹴り出す。ボールはサイドを駆け上がった東野さんに飛び、ライン際で柔らかいキルトラップでボールの勢いを殺して足元にも収める東野さん。

 

東野「よしっ!! 行くぞ!!」

 

その瞬間、龍也は走り出す。ディフェンダーのカエリが並走して追い掛けるが、やはりボールの位置は確認しなければならない。

 

龍也(ここっ!)

 

龍也は果南と同様に相手の死角に回り込む。相手が龍也に視線を戻したときにはそちら側にはおらず……

 

カエリ「っ! 反対側か!」

 

カエリが逆方向に視線を向けると、

 

龍也「(今だ!)ヘイ!!」

 

龍也が相手を完全に振り切ってフリーでボールを要求する。東野さんは迷わずに龍也にパスを出す。

 

東野「いい動きだ大海!!」ドッ!!

 

パスを受け取った龍也。しかしハルクスが止めに入る。

 

ハルクス「(ゴールまでは30メートル近くある。まだ撃てないハズ……)止める!!」

 

だが、

 

龍也「おらぁああっ!!」

 

ドゴォオオオンッ!!

 

ゴール前30メートル付近からの右足の豪快なミドルシュート。ボールは凄まじい威力と速度でベトナムゴール右上隅に飛んでいく。

 

アルマ「っ!? このっ!!」バッ!

 

キーパーのアルマは龍也のシュートを止めようと手を伸ばして跳躍するが、緩やかなカーブを描いて飛んできた龍也のシュートは撃ってからゴールまでに殆ど速度も衰えずに、キーパーの手を素通りしゴールネットに突き刺さった。

 

王将『………っ! ゴ、ゴォオオォオオオルッ!! 30メートル近い距離をミドルシュート一閃!! 凄まじい威力でベトナムゴールをこじ開けたぁっ!!!』

 

解説「何ですかね今のシュート? ノーマルシュートであんなの世界でも数えるほどしかいませんよ?(苦笑)」

 

解説の方もあまりの弾丸っぷりに逆に言葉が出なかった。

 

龍也「おっしゃぁあぁああぁあああっ!!!」

 

果南「龍也ナイスシュート!!」

 

鬼道「さすがだな大海」

 

 

 

堂峯さんたちは……、

 

 

堂峯「なんだよ今の……」

 

三河「堂峯のノーマルシュートと同じくらいの威力…いやそれ以上か?」

 

東野「驚いたな……」

 

日本代表の反応も様々だったが、やられたベトナムはそれどころではない。

 

ミーセル「なんだよ今のシュート……」

 

カトゥム「狂ってる…。あれでノーマルシュートだと……?」

 

カエリ「悪い……アイツを見失っちまった」

 

ミーセル「松浦のときのアイルもそうだが、アイツらひょっとしてコチラのディフェンスの死角を狙って?」

 

カエリ「ああ。ボールの位置を確認しようと視線をずらした間に逆方向に回り込まれた」

 

アイル「松浦もそうだ。俺もそれでやられたんだ……」

 

ミーセル「とにかく、ボールを持っていないときの動き出しを警戒すること。油断してるとまだ死角を突かれるぞ!」

 

ベトナム『ああ(おう)……』

 

そしてベトナムボールで試合再開。ボールはアイルに渡り、堂峯さんが前線からディフェンスを掛ける。

 

レマ「アイル!!」

 

アイルが走る。しかし果南はピッタリとマークについて並走する。

 

果南「出させないよっ!!」

 

果南がボールの位置を把握するために視線を外す。

 

アイル(今だっ!)

 

アイルはお返しとばかりに反対側に回り込む。しかし、

 

果南「ジーーッ」

 

アイル(っ!? ボールから視線を外さない!?)

 

なかなかボールから視線を戻さない果南。そのせいで折角死角に入った…と思ったのだが、自分からまた視線の範囲に入ってしまった。

 

しかも最悪なことにレマは、アイルがマークを外せたと早とちりし、ボールを蹴り出してしまう。

 

アイル「くっ!!」

 

果南「貰ったぁ!!」パシッ!

 

ボールをカットした果南。果南はボールを龍也にパスする。

 

龍也「ナイス!」

 

その瞬間ベトナムディフェンスは警戒レベルをMAXまで引き上げる。

 

カエリ「止める!!」

 

龍也とカエリの1vs1。しかし龍也の三河さんにも劣らない練度のドリブルテクニックにカエリは抜かれてしまった。

 

カエリ「くそっ!! 止めてくれぇっ!!」

 

必死に止めようと、ザナとハルクスが2人で止めに入る。

 

ザナ「止めるっ!」

 

ハルクス「撃たせんっ!!」

 

2人がディフェンスに入るが、

 

龍也「甘いな……」トッ

 

龍也は二人の間に軽くボールを蹴って転がした。そこに走り込んできたのは……

 

果南「ナイスパスっ!」

 

果南が前半のお返しとばかりのダイアゴナルランで走り込んできた。完全にフリーだ。

 

果南「行くよっ!!」

 

果南が必殺シュートの体勢に入る。果南の周囲が嵐で大荒れの海に変わり、暴風(サイクロン)が渦を巻く。果南はボールと共にその中に跳躍し、ありったけの暴風と海のエネルギーを根こそぎ吸い上げてボールに凝縮する。

 

果南「決める!! [海神の裁き・V2]!!」

 

ドッガァアァアアアンッ!!

 

果南は、膨大なエネルギーが込められたボールを渾身の力で蹴り落とした。

 

アルマ「くっ! [爆・ジャングルg……ぐぁああぁあああっ?!」

 

シュートは…アルマを吹き飛ばして轟音と共にゴールに突き刺さった。

 

王将「ゴーーールッ!! 松浦の必殺シュートが、ベトナムゴールに突き刺さった! 日本追加点!! 5ー1!!」

 

解説「大海と松浦…本当にJ3何ですか? 海外リーグでも普通に主力になれるレベルの気がするんですが……(汗)」

 

龍也が入ったことで、更に決定力を増した日本。果たして何点取れるのか?また、取られるのか?

 

 

日本 5 ー 1 ベトナム

 

ー 続く ー




"評価点・お気に入り・感想"募集中です!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。