ではどうぞ!!
果南が一段回上のステージへと上りゴールを叩き込み同点に追いついた日本。ここで前半戦終了のホイッスルが鳴り、両チームベンチに戻る。
豪炎寺「ナイスシュート松浦。凄かったぞ……」
不動「風丸となにか話してたけど、何話してたんだ?」
果南「ん……、オーストラリアのディフェンスをぶち抜くのに、私に足り無い武器を持ってるのが風丸くんだったからその武器を扱うコツを聞いただけだよ」
風丸「重心を動かさないってやつか? それだけであんなヤバいドリブルできたのかお前……」
日本の雰囲気はかなり良い。ここで監督が口を挟む。
森島「松浦のように、自分の持ちうる武器を掛け合わせて突出させる。それは世界を戦う上での最低条件だ。では、後半戦の戦い方を伝える。ツバサ、大海と交代だ。キーパーも円堂、権代と交代する」
日本『はい!!』
審判「それでは、後半戦を始めます!!」
日本メンバーチェンジ
ツバサ out → in 龍也
円堂 out → in 権代
龍也「さぁ、行こうか!!」
日本『おう!!!』
そして、両チームフィールドに出る。
王将『両チームポジションに着きました。日本は2人メンバーを代えてきた様です。これが果たしてどう影響するのか!!』
龍也「やることは変わらん……」
そして審判の右手が上り……、
ピィイイイーーーッ!!
笛と共にオーストラリアボールのキックオフから後半戦開始。ボールはフライに渡り、そこに鬼道が止めに入る。
フライ(どうしよっかな……)チラッ
前線にはハミラスとジョーズの2人、中にはアングルが入ってきていた。FW2人にはそれぞれ吉川さんとにこが、アングルには果南がピッタリとマークに付き、吹雪がパスコースのケアに入る。
フライ(うげっ……コース無ぇじゃん……なら、突破だ!!)
フライはそのままドリブルで鬼道の突破を図る。しかし鬼道も距離を詰めて迎え撃つ。
フライ「(時間は掛けらんないな……)[ウォーターベール・V4]!!」バシャァアアッ!
鬼道「くっ!」
フライが必殺技で鬼道を抜く。すると吉川さんがハミラスのマークを解いてヘルプに入る。
フライ「(よしマーク解けた!)ハミラスさ……!?」
龍也「読めてんだよ!!
フライの背後から迫った龍也が、ボールとフライの間に自身の身体を割り込ませて背中でフライを押さえつけて奪い取る。
王将『大海の
フライ「うげっ!?(どっから湧いた!?)」
大海「甘めぇぞオーストラリア!!」
鬼道(大海……フライが後ろを気にして無かったから、味方の位置が把握できてないと踏んで後ろへのパスは無いと考えたな……)
ボールを奪った龍也がそのままドリブルで上がる。
オーシャン「舐めるな若造!!」
オーシャンが龍也にプレスを掛けるしかし、
鬼道「こっちだ!!」
にこ「大海こっち!!」
二人が龍也の脇から駆け上がりパスを要求する。するとディフェンスの意識が二人に向き、吹雪のマークが一瞬手薄になる。
龍也(!!)ドッ!!
龍也はゴール前右サイドに斜め後方から
吹雪「任せて!! ……?」
吹雪は、蹴られたボールに何か違和感を感じた。
ビーチ「クソっ! 「大丈夫だ俺が間に合う!!」っ、頼むアクア!!」
深く守っていたアクアが落下予測点に入る。が、ここで吹雪が感じた違和感に気づく。
アクア(? ……っ! デカ過ぎる! コレは吹雪へのパスじゃない!!)
龍也の蹴ったボールはアクアの頭上も素通りしてライン際に。当然待つのは……、
果南「私だよね!!」パシッ!
果南がダッシュで駆け上がりフリーでトラップする。瞬間、上げられるであろうクロスボールを叩き込むためにオーストラリアゴール前になだれ込むように攻め込む日本。
一方で、不意を突かれたオーストラリアは慌ててゴール前を固め、果南に対してアクアがプレッシングを掛ける。
アクア(クソっ! 間に合え!!)
アクアが急いで走る。が……、
果南「残念。その距離じゃあ間に合わないよ!!」ドッ!!
果南の中へのセンタリング返し。
アクア「タダで通すかぁっ!!」バッ!
チッ!!
何とアクアは全力で跳躍し果南の蹴ったボールにかろうじて頭で触れた。接触したボールは上空へと浮き上がり、龍也の方へと落ちる。
ケイン「ナイスだアクア!!(落ちてきたボールを処理すれば!!)」
オーシャン(クリアだ!!)
オーストラリアのディフェンスがボールを包囲するように、距離を保ちながら殺到する。が、
龍也「オッケーだ!!」
コール「何がオッケーだ! 背面でしか取れない。貰った!!」
オーシャン「囲め!!」
ケイン「了解!!」
今龍也は、背中をゴールに向けた状態で、更にコールを後ろに背負った状態でボールを待っている。
更にそこに殺到するオーストラリアディフェンス。トラップして止めれば即座に取られるし、仮に取られなかったとしても振り向くこともできない状態で、全員がダイレクトでのパスだと考える。
ドルフィン「シュートは無理だ! パスを警戒しろ!!」
龍也は「はぁ、無理? それは誰が決めた……」
すると龍也は跳躍し後方に一回転。そして
龍也「不可能だ!!〈
ドッガァアァアアアンッ!!
何と龍也は背面からのオーバーヘッドキック一閃!!
オーストラリアは完全に不意を突かれた。
ジンベイ(何っだよ……それ!?)
ジンベイは反応できず、ただボールを見送る事しかできなかった。
ザシュウッ!!
龍也の放ったシュートは、ゴールに叩き込まれた。
会場が静まり返る。だが、ポツポツと誰かが口を開き、
ドワァアァアアァアアアアッ!!!!
王将『ご、ゴォオオオォオオオオルッ!! 日本、大海龍也のスーパーゴールで勝ち越したぁっ!!』
会場が大歓声に変わる。スーパーゴールを決めた龍也に日本の選手が駆け寄り喜びを上げる。一方、決められてしまったオーストラリアは……、
ケイン「何だよアレ……」
オーシャン「あんな……
ドルフィン(FFIの時とは次元が違う……!! 後半、こんなのを相手にしないといけないのか?)
日本 3 ー 2 オーストラリア
ー 続く ー
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