果南と二人で遊びに行った日から数日後、今日は韓国戦の前日。
チーム練習で連携力を高める練習でをしていた。
なにやら、今の韓国はFFIの時の〈パーフェクトゾーンプレス〉とは別の……、同じくらいヤバいディフェンスフォーメーションがあるらしい。
タクティクスでは無いらしいが、それでもここまで韓国の失点数は0だ。
龍也「つーかデータ無いのかよ……」
ボールを足で弄りながら龍也がボヤく。
鬼道「ああ。これまでの試合、韓国はそれらしいプレーを見せなかった。もしかしたら一度や二度はやっていたのかもしれんが、それがそうだと気付かないくらい意図して劣化させて使っていたか、ただ単に使った回数が少なすぎてそうだと思わなかったか……」
龍也「なるほどね……」
確かにそんな使い方をしていれば多くのチームには気付かれないか。
龍也「でも、じゃあなんでそんなフォーメーションがあるってウチは知ってるんだ?」
龍也が疑問をぶつけると、
鬼道「それらしい動きのパターンが数通り見受けられたんだが、どれがそうなのか分からなかったんだ。たまたま良いところにいた味方がフォローに入っただけに見えたり、近くにいたメンバー同士で、多対一で潰して奪っただけに見えたり、ただパスカットしただけだったり……」
龍也「なるほどね……。強力だけどやってることは凄く地味とか、基本的な事の可能性がある訳か」
鬼道「恐らくな……」
ふむ、どんなフォーメーションなんだろうな………。
森島「交代だ! 次、大海と鬼道、不動と矢澤に代わって入れ!」
あっ、順番来たか…
龍也「行くか……」
鬼道「ああ………」
そしてメンバー交代。にこと不動は休憩に入る。
にこ「あ〜……っん!」ゴクッ
にこがボトルに入った水を飲むと、それを不動に渡す。
にこ「はい不動……」
不動「サンキュ……。んん…」グビッ
にこ「にしても、相変わらず大海はいい動きね。大会始まってからどんどん
不動「まぁアイツだからな……」
二人が話していると、果南が寄って来た。
果南「不動くんは龍也と幼馴染なんだよね? 昔の龍也もこんなだったの?」
不動「ああ……昔からアイツは周りとは別格の強さだったぜ? それでアイツは孤立してたが、あれだけ上手いやつに喰らいついてればそれを辞めた奴らとは俺もいい方向に差をつけられると思ったからな。アイツと一緒に練習してたんだ。俺は損得感情ありきの打算だったんだが、アイツは気にしてなかったみたいだしな」
果南「まぁ昔の龍也なら一緒にやってくれるだけで有り難かっただろうしね。利用されてても利害は一致してたわけか」
にこ「随分歪な関係ね……」
不動「まぁ昔は俺も荒れてたからな……。円堂たちと出会ってしばらく経つまでは」
不動は昔を思い出して感慨に拭ける。果南とにこは「きっと色々あって変われたんだろうな……」と、不動を優しく見つめていた。
にこ「あっ、大海が決めたわ」
龍也が権代さんからゴールを奪い取りここで監督が集合を掛ける。
森島「よし、今日は練習終了。明日の韓国線に向けてゆっくりと休む様に!」
日本『はい!!』
そして片付けをした後、夕飯を食べて皆早めに就寝した。
明日、いよいよ韓国戦!!
ー 続く ー
"評価点・お気に入り・感想"募集中です!!