あれから1週間が過ぎ、いよいよ決勝戦の日を迎えた。皆必死に練習していたのだが、結局円堂の新技は完成しなかった。
~ FBフロンティアスタジアム ~
実況:「お聞きくださいこの大歓声を!! いよいよFFIアジア地区Aブロック予選、決勝戦がはじまります!!!」
解説:「先に行われたアジアB、C、Dブロック予選はそれぞれウズベキスタン代表[ストームウルフ]、イラン代表[蹴球革命軍]、UAE代表[アラブキングス]が世界大会出場を決めています。アジアの残りの一枠は日本代表[イナズマジャパン]か、韓国代表[ファイアードラゴン]か、注目の一戦ですね。」
円堂:「絶対勝って、世界に行くぞ!!」
イナズマジャパン:『『『オォオオォォオオオオオーーーーッ!!!』』』
俺達が試合に向けて気合を入れていると―――、
?:「久し振りだね……円堂くん」
韓国のユニフォームを着た長いプラチナブロンドの奴がやって来た。
円堂:「あーっ!? お前は………「アフロディ」!!」
龍也(円堂の知り合い?)
知っているような口調で驚く円堂に"?"マークを浮かべる俺。すると、
?:「やっと会えたね」
?:「長くて退屈したぜ。決勝戦への道のりは」
ソイツの背後から、真っ赤な髪をした男と白い髪をした男が現れる。
鬼道:「「バーン」!? 「ガゼル」まで!!」
鬼道も知ってるって事は、雷門の知り合いか?
龍也:「誰?」
豪炎寺:「最初の奴は俺達雷門メンバーが中学二年の時の全国大会決勝で戦った世宇子(ぜうす)中のキャプテン
龍也:「ふーん………」
過去のライバルなわけね。
風丸:「何でお前らがここに?」
アフロディ:「不思議ではないだろう? 僕が母国の代表にえらばれても」
は? コイツ韓国人なの? 照美って完全に日本人の名前だけど………。
アフロディ:「そしてガゼルこと
マジか。まあ、この大会の規定では………
マネージャー:「確かにこの大会は、本人と代表の意思の一致があれば必ずしも代表となる国と自分の国籍が同じである必要はない。だから日本人の涼野さんと南雲さんが韓国に………」
アフロディ:「そしてこのチームにはチェ・チャンスウがいる」
鬼道:「なっ!? チェ・チャンスウだと!!」
果南:「誰?」
龍也「俺も知らん」
鬼道:「知らないのか? 奴の編み出す戦術は一切の無駄が無く〈完全なる戦術〉と呼ばれている稀代の天才ゲームメイカーだ」
鬼道が教えてくれる。すると、後からアフロヘアににゴーグルを頭にかけた糸目の男がやってくる。
チャンスウ:「初めまして、日本の皆さん。今日はお互いに全力で戦いましょう」
円堂:「ああ!! もちろん!!!」
チャンスウ:「ふっ、ですが気をつけて下さい。フィールドには……「 龍 」がいますので」
韓国チームは訳のわからない中二発言を残して自分たちのベンチに戻っていった。
そして間もなく試合開始と言うときに久遠監督は円堂を呼んだ。
久遠:「………円堂!! この試合、イナズマジャパンは勝てると思うか?」
円堂:「へ? 勿論です監督!! 皆、この日の為にレベルアップして来ました。絶対勝てます!!」
久遠:「………お前には、何も見えていない様だな。キャプテンでありながら」
円堂:「へ?」
久遠:「今のままでは、イナズマジャパンは勝てない。大海、立向居!! 来い」
龍也・立向居:「「はい?」」
久遠:「立向居、今日の試合キーパーはお前だ。キャプテンは大海!! お前に任せる」
イナズマジャパン:『『『ええっ!?』』』
驚くみんな。雷門メンバーは監督に抗議する。
風丸:「何で大海がキャプテンなんですか!?」
久遠:「少しでも勝率を上げるための判断だ。この試合、円堂は出さない」
鬼道:「なっ!!」
豪炎寺:「円堂………」
久遠:「スターティングメンバーを発表する!!
GK 立向居
DF 風丸 優木 綱海 鹿角
MF 矢澤 松浦 鬼道 高海
FW ☆大海 高坂
以上だ」
審判:「それでは、試合を始めます!!
韓国スタートメンバー
4ー3ー3
男女比 8:3
GK ジョンス(男)
くウミャン(男) ヨナ(女) ミラ(女) ソンジョ(男)
MF ウンヨン(男) チャンスウ(男)★ ソヨン(女)
FW ガゼル(男) アフロディ(男) バーン(男)
日本スタートメンバー
4ー4ー2
男女比 5:6
FW 高坂(女) 大海(男)
MF 高海(女) 鬼道(男) 松浦(女) 矢澤(女)
DF 鹿角(女) 綱海(男) 優木(女) 風丸(男)
GK 立向居(男)
ピィイイイーーーッ!!!
―
そして、試合開始のホイッスルが鳴った。
― 続く ―
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