始まります。
FFI世界大会が終わり年が明け今日は2月10日。俺の愛しの彼女の誕生日なので俺は現在実家のある神奈川から彼女の家がある静岡県沼津市に電車で向かっていた。
彼女は日本代表候補に選ばれ雷門高校に行った時に出会い、俺のつらい過去を優しく包み込んでくれて、世界の強豪達との激しい闘いや苦楽を共にした戦友でもある。
今では彼氏彼女の関係になり、神奈川と静岡の遠距離恋愛だが彼女以上の女はいないと俺は自信を持って言える。
アナウンス:「沼津駅~。沼津駅~。お降りの方はお忘れ物の無いようにご注意下さい」
龍也:「来たぜ沼津!!」
俺が叫んだら周りの人がジロジロ見てきたので俺はさっさと改札を出て内浦行きのバスに乗った。
~ 果南 side ~
私は現在3年生の最後の大会である冬の選手権が終わり高校サッカーを引退した。
しかし4月から地元沼津を拠点とするプロチームに入団内定を貰っており、4月から晴れてプロサッカー選手なのだが、今日は来年に向けてサッカー部の後輩を鍛えるために学校に来ていた。
曜:「果南ちゃん、選手権は残念だったね……?」
果南:「うん。サッカー部に入ったのは聞いてたけど、まさか対戦校に居るとは思わなかったよ」
そう……1月の選手権で、私たち[浦の星女学院]はトーナメントを勝ち上がって行ったのだが準々決勝で神奈川の[竜星学園]と激突した。
しかし竜星はなんと龍也の学校だったらしく。私が驚いていると龍也は「真剣勝負だぞ?」と言ってきたので「勿論!!」と返してやったまでは良かったのだが、龍也1人に私たちのディフェンスは崩壊。
更には1人で4得点も奪われ結果は5ー1の大敗を喫した。
そりゃあ手加減何かしたら相手に失礼だけどさ? 普通自分の彼女をここまでボコボコにする!?
そしてその大会は竜星の優勝で幕を閉じたのだが私は複雑な気持ちだった。
千歌:「果南ちゃん!! 私のドリブル技術を一から叩き直して!!」
果南:「オッケー。ビシバシ行くよ?」
そして暫く千歌の練習を見ていると、
部員:「スミマセン…果南先輩ちょっと良いですか?」
果南:「? どうしたの?」
部員:「校門のところに男の人がいて、松浦果南っていう3年生に用があるんだけど女子高だから入れないって」
果南:「名前とか言ってた?」
部員:「大海龍也って言ってました」
ガタッ
千歌:「ちょっと!! 果南ちゃん!?」
私は名前を聞いた瞬間走り出していた。校門のところで話を聞き付けたダイヤと龍也が話していた。
果南:「龍也!!」
龍也:「果南!! ………へ?」
ドッシーン!!
私は龍也の胸に向かって思い切りジャンピングハグで突撃した。龍也は支えきれずに倒れた。
龍也:「痛ててて……」
果南:「龍也~〜♡///」 ハギュ~~ッ!!!
私が龍也を地面に押し倒すような形で抱きついていると傍にいたダイヤが話を戻してくれた。
ダイヤ:「所で、大海さんは何故浦の星に?」
龍也:「果南の家に会いに行ったら学校に行ってるって言われたからだけど……」
果南:「何で会いに来てくれたの?」
龍也:「今日お前の誕生日だからだけど?」
っ!? 龍也、覚えててくれたんだ///
果南:「ありがとう!! 良かったら練習見ていってよ?」
龍也:「えっ……? 良いのか?」
ダイヤ:「果南さん!? ダメですわよ手の内を明かす様な真似をしたら!!」
龍也:「そうだよ。ここで待ってる」
ダイヤ:「大海さん、ここだと他の生徒に怪しまれるので生徒会室にどうぞ?」
龍也:「入って良いの?」
ダイヤ:「これを首からかければ怪しまれませんわ」
そう言ってダイヤは〈特別入校許可証〉と書かれた札を龍也に渡した。
果南:「じゃあ練習片付けてくるから待っててね~」
~ 果南 side out ~
そして1時間後、案内してくれた黒澤と生徒会室で待っていると部屋の扉が開き、果南が入ってきて俺を見つけるや否や飛び付いてダイスキホールドしてきた。
ムギュッ
龍也:「その…当たってるんだが……?///」
果南:「っ/// うぅ…バカ……///」
あーくそ!! 可愛いなぁ!!!
果南:「そ、その…帰るけど……家、来る?」
龍也:「い、行かせて頂きます………」
― 松浦家 ―
家に帰ったらお父さんの龍也に対する威圧感が凄かった。お母さんは微笑ましい物を見る目で見てきたが、
果南:「じゃあ……着替えるからちょっと待っててね?」
そう言って私は部屋で着替え始めた。
~ 龍也 side ~
果南の部屋の外で果南が着替え終わるのを待っていると、果南のお母さんが階段下から俺を手招きして呼んでいた。
松浦母(以降:母):「ちょっと? 大海くんだっけ?」
龍也:「な、何ですか?」
母:「ねぇ? 果南の彼氏って貴方?」
龍也:「は、はい。一応」
松浦父(以降:父):「何いぃ!! 許さn「黙りなさい?」はい……」
お母さんに一睨みされて縮こまってしまったお父さん。もしかしたらお母さんの方が怖いのかもしれない。
母:「果南ね? いつも世界大会の時の事を嬉しそうに話してくれるのよ? それでこの間私たちに、「初めて彼氏が出来た」、「彼の事を誰にも渡したく無い」って嬉しそうに話してくれてね。どんな人なのかと会う時を楽しみにしてたのよ」
父:「俺は会いたくなk…「骨3本位で良いかしら?」スミマセンでした………」
母:「だから大海くん? 果南の事を宜しくね?」
龍也:「はい!! 果南さんを何があろうと絶対に守ります!!」
父:「俺は許さn…「だ・ま・り・な・さ・い?」は、はい……」
すると果南が着替え終わり俺が居なかったので下に下りてきて
果南:「龍也? 良いよ?」
龍也:「おう。分かった」
母:「ごゆっくり~?」
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
果南:「お母さんたちと何話してたの?」
龍也:「ナイショ。それより果南、これ…誕生日プレゼント……選んでみた」
果南:「あ、ありがどぉ~っ!!」
ハギュ~~~ッ!!! ムニュウッ
果南は号泣しながら俺に抱きついてきた。そしてそのまま俺を二人で座っていたベッドの上に押し倒した。
果南:「龍也ぁ~♡///」ハムッ チュッ クチャッ レロォ
果南は、俺の唇にこれでもかとキスしてきた。俺も負けじと舌を動かす。
龍也:「果南、プレゼントを開けてみて?」
果南が箱を開けると中には目の部分がエメラルドになっているイルカのチャームが付いたペンダントが入っていた。
果南:「龍也ぁ~っ♡/// ありがとう…大好き!!♡」
龍也:「果南……生まれてきてくれてありがとう///」
俺はこの子と出会えた奇跡に感謝しながら、お母さんがご飯に呼びに来るまで再び果南と唇を重ねた。
~ 果南 Happy Birthday ~
果南ちゃん誕生日おめでとう!!!
龍也・・・代われ!!(°言°)ゴゴゴゴゴ
そして死ね・・・ボソッ
果南ちゃんの恋人になりたい人生だった・・。(血涙)
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