開会式の翌日、飛行機でグループBの試合が行われるオクラホマ州に飛んだ俺達日本代表は代表宿舎に入りそれぞれ荷物を置いたあとで練習着に着替えてグラウンドに出る。
練習着はユニフォーム上下セットの上半身に追加でユニフォームの上からジャージを着るスタイルが一般的だ。
練習着に着替えた俺はグラウンドに出る。すると他の皆も何人か既に集まっており、監督と他のみんなを待つ俺達。
そして全員集まり、監督も来ていつもの練習を始める。
龍也(ふぅ、世界大会までに目標荷重身につけてできるようになって良かった……)
俺はみんなにバレぬ様に身体や手足に合計60キロのおもりを付けている。それでも普通に動かせるようになったのだから基礎体力は間違いなく向上しているだろう。
そして明日の試合に備えてその日は早めに練習を切り上げてチームミーティング。クロアチア代表のデータをおさらい。
やはりというか、クロアチアは引いて守ってカウンターのサッカーが強力だ。その分守備は統率が取れており、FWにも決定力のある選手が集まっている。
森島「………と、これがクロアチア代表の試合データだ」
穂乃果「いやはや、守りも攻めも苦労しそうだねぇ……」
龍也「でも、守りはアルゼンチン以上ってことはないし攻めもイギリスよりは下だろ……」
俺の意見にFFI組は同意する。
堂峯「このレベルのプレーをそんなサラッと言うなよ……」
権代「世界トップの組織力なんだぞ……」
ベテラン組は俺達の言葉に引いているが、もちろん油断などする気はない。
龍也「でも、もちろん最初から全力で戦りますよ。世界の舞台で舐めてかかったら一気に押し切られて待つのは敗北の二文字ですからね」
果南「うん。それは当たり前」
海未「そうですね。それが勝負の礼儀でもあります」
東野「それが分かってるなら良いか」
三河「ああ……」
森島「よし、では明日の先発は……GK権代!」
権代「はい!!」
続いてDFが呼ばれる。
森島「DF、左から綱海、津島、鹿角、吹雪」
綱海「おう!」
善子「はい!!」
聖良「はい!!」
吹雪「はい!」
次に呼ばれるのはDMF。
森島「ボランチ、不動!」
不動「へ〜い」
お次はOMF。
森島「MF、左から松浦、鬼道、星空!」
果南「はい!」
凛「わかったにゃ!」
鬼道「分かりました」
そして最後、FW。
森島「最後はFW、左から大海、豪炎寺」
龍也・豪炎寺「「はい!!」」
森島「以上だ。だが、場合によってはすぐに交代して対応するから気を抜くなよ?」
日本代表『『はい!!』』
森島「では、解散!」
そして次の日、試合が行われるオクラホマ・フォート・スタジアムに行く俺達。ロッカールームで準備をし、試合開始が近づいてきたので入場ゲートに行くとクロアチア代表はもう待っていた。
龍也「ふぅ……」
果南「緊張してる?」
龍也「ああ、ちょっとな」
豪炎寺「勝つぞ、大海」
龍也「ああ!」
そして時刻になり選手入場。整列してお互いの国の国歌斉唱。その後コイントスでどちらが先攻かを決める。結果はクロアチアのキックオフからだ。
試合前の円陣……
権代「いよいよ、ワールドカップ初戦だ。相手は強豪クロアチア。自身の持てる力をすべて出し切って、勝利をもぎ取るぞ!!」
日本代表『『おう!!』』
そして、選手がスタートの位置につく。
クロアチア代表
GK リビッチ
DF ヴィーネ(女) シュタルク サナ(女) スタリッチ
DMF マイヤー
OMF リーラ(女) モルドリッチ コルニ(女)
FW ディミル ビアンカ(女)
日本代表
FW 龍也 豪炎寺
OMF 果南(女) 鬼道 凛(女)
DMF 不動
DF 綱海 善子(女) 聖良(女) 吹雪
GK 権代
選手が位置につくと、電光パネルにカウントダウンが表示され、カウントされていき……0になった。
審判「試合開始!!」
KICK OFF!!
そして、審判の笛とともにクロアチアボールで試合が開始された。
ー つづく ー
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