イギリス戦も前半を終了してハーフタイム。ベンチに戻った俺たちは監督から指示を受けていた。
森島「リードして終えられたのは上々だが、反省点はあったな?」
鬼道「はい。2点目のフィリップに決められたときですね」
龍也「巧く紛れられたな……」
もっと上手く周りを見ないと………
森島「そうだな。では、後半の作戦を伝える。大海と不動のポジションを入れ替える。大海、トップ下に入れ。そして凛はツバサと交代。不動は吹雪、ことりは松浦と交代だ」
日本代表『はい!』
森島「うちの強力なシュートをたたき込んでやれ!」
MEMBER CHANGE!!!
不動 out → in 吹雪
凛 out → in ツバサ
ことり out → in 果南
日本代表
フォーメーション
FW 豪炎寺 吹雪
OMF ツバサ 龍也 果南
DMF 鬼道
DF 善子 佐久間 聖良 風丸
GK 円堂
そして、両チームフィールドに出る
実況『さあ、後半戦の開始です!』
解説『日本は3人のメンバーを入れ替えてきましたね。このメンバーでどんな攻めをするのか、注目です』
そして、エドガーとオーグがセンターサークルに入る。
エドガー「行きますよ」
オーグ「ああ」
そして、審判が笛を咥え―――、
ピィイイイーーーーッ!!!
― 後半開始!!! ―
イギリスボールから後半開始。ボールはマリアに渡る。
マリア「行くわよ!!」
マリアがドリブルで攻め上がってくる。そこに吹雪が止めに入る。
吹雪「させない! [極・スノーエンジェル]!!」ガキィイィイイインッ!!
吹雪の氷結の舞でマリアは氷漬け。ボールを奪い去る。
エドガー「!! 何やってるんだ!」
エドガーは悪態をついて急いで戻る。他のイギリスメンバーも急いで止めに入る。
このチャンスを逃さない!!
吹雪「松浦さん!大海くん!」
果南&龍也「おう!」
俺と果南、吹雪の3人はシュート体勢に入り、果南は左足、俺は右足、吹雪は右足で3方向からトリプルシュート。高さ8メートルはあろうかと言う大津波が巻き起こる。
吹雪&果南&龍也「「「[グランドウェーブ・GX]!!!」」」ドッパァアァアアアァアァンッ!!!
途轍もない勢いで迫るシュート。イギリスは全員で止めに入る。
―――しかし、
ポール「[エアーバレット・S]!!」ドガァアァアアァァッ!!
空気弾をぶつけるポール。しかし威力はほとんど衰えない。
ポール「ぐっ! うぁあぁああっ!?」
大津波に押し流されるポール。そのままボールは突き進む。
ランス「止めるぞ!!」
ジョニー・G&ユーリ「「おう(ええ)!」」
ディフェンスの3人が構えると巨大な盾が出現。3人で陣形を組んで盾を構えてシュートを受け止める。
ランス&ユーリ&ジョニー・G「「「ファランクス・S]!!」」」ガチィイィイイイッ!!
盾にぶつかるシュート。かなりの硬度を持っていたのか、シュートは弾かれる。
吹雪「!!」
果南「嘘!」
龍也(くっそ………)チッ
ゴールから遠ざかって行くボールを見ながら舌打ちする龍也。
龍也(あの盾、破れんのか?3人で陣形組んでるからかメチャクチャな防御力だったぞ……)
龍也は頭のなかに浮かんだ言葉に、頭を振って振り払う
龍也(カンケーあるか!ストライカーは点を取るのが仕事だろ!点を取れねーストライカーなんかゴミなんだよ!!)
龍也(どうやって点をとるか、それだけを考えろ!!)
その間に弾かれたボールを確保したピーターからパスが飛ぶ。
ピーター「行けっ!!」ドッ!!
イギリス代表の
ツバサ「行かせない!」
ツバサが止めに入るが、シシリーは高速のダブルタッチフェイントからのシザース。揺さぶりをかける。
ツバサ「くっ!!」
シシリー「そこっ!」
一気にスピードを上げて突き抜けるシシリー。ツバサを躱しきったシシリーはゴール前を見る。
しかしみんなマークが外れていない。
龍也「させるかっ!」
追いついた龍也のスライディングタックル。しかし―――、
シシリー「ピーターさん!」トンッ!
ピーター「シシリー!」トンッ!
2人のワン・ツーで抜き去られる。
善子「!(行くべきか……?でもあたしがスペース開けたらそこをオーグに突かれかねないし……)」
善子が迷っていると、
佐久間「俺がスペースをカバーする!善子行ってくれ!」
善子「! 分かったわ!」
佐久間がカバーに入った事で善子はシシリーを止めに行く。
シシリー(つ、上手くスペースのカバーに入られましたね……)
内心悪態をついているシシリー。そこへ、
エドガー「こっちです!」
エドガーが走り込んでパスを要求する鬼道と聖良が止めに入る。
―――すると、
シシリー(エドガーさんの裏が空いた!)
シシリー「そこっ!!」
シシリーからのセンタリング。ボールは緩やかにカーブしながら中へと入ってくる。
聖良「!! デカい!エドガーじゃない!」
ボールは3人の頭上を越えてその奥、フィリップの方へ……
フィリップ「ナイスパス!!」
風丸「なっ!!」
フィリップがハイボールに対して跳躍。自分の手を使い足を引っ張ってしなりを加え、十分引っ張ってから思い切りボールをトーキック。空から撃ち落とす。
フィリップ「[パラディンアロー]!!」ドギュゥウゥウウウンッ!!
日本代表『!!』
実況『出たぁっ!!イギリスの新必殺技だあっ!!』
何とここで新技。円堂は反応するが、
円堂「くそっ!!」バッ!
不意を突かれてしまった円堂。跳躍して腕を伸ばすが、ボールは凄まじい伸びで手をすり抜け、ゴールネットに突き刺さった。
GOOOAL!!!!
JPN 3 ー 3 GBR
実況『ゴォオオォオオオオルッ!! イギリス同点!追いついたぁっ!』
湧き上がるイギリスの応援。くっそ……
果南「あんなシュートを……」
鬼道「エドガーが自分を囮にして俺たちを引っ張り出すとはな……」
風丸「悪い。反応遅れた……」
龍也「いや、それよりもイギリスの3人連携のシュートブロック技だ。あれに捕まったらまずゴールは無理だぞ……」
果南「うん。龍也が加わった[グランドウェーブ]を止められるなんて……」
ツバサ「[グランドファイア]も無理そうね……」
鬼道「ディフェンスが3人集まれない状況にして高火力技を叩き込むしか無いな」
龍也「そうだな。各自相手のディフェンスの動きを注意しろ」
日本代表『おう!』
話は纏まった。さてと、どうやって破るかな………
前半:10分
日本 3 ー 3 イギリス
― つづく ―
感想・評価宜しくお願いします!!