ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~   作:松兄

36 / 213
第34話:vs[ジ・エンパイア]

 

 

 様々な思惑の中、いよいよ始まるイナズマジャパンvsジ・エンパイアの一戦。

 

 イナズマジャパンボールから試合開始だ。

 

 

スターティングメンバー

 

ジ・エンパイア

 

GK           ホルヘ(男)

 

DF バファロ(男) ゴルド(男)   アリシア(女) テレス(男)

 

MF ロベルト(男) エステバン(男) モンタナ(男) グレイス(女)

 

FW         リン(女)   アリス(女) 

 

イナズマジャパン

 

FW   吹雪(男) 豪炎寺(男)黒澤(女)

 

MF   松浦(女) 野坂(男) 矢澤(男)

 

DF 優木(女) 綱海(男) 鹿角(女) 風丸(男)

 

GK         立向居(男)

―――――――――――――――――――――

 

審判:「それでは試合を始めます!!」

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 日本ボールで試合が始まっり、ボールはダイヤに戻される。しかしすぐにダイヤがボールを奪われてしまった。

 

アリス:「そんなトロい動きが私たちに通用すると思う!?」バシィ!

 

にこ:「何こいつら!? 速い!!」

 

 アルゼンチンの女子FW、「アリス・コーナー」にドリブルで次々と突破されていく日本ディフェンス。

 必死にディフェンスをかけるが、そのスピードを捉えられない。

 

 そしてあっという間に相手はゴール前でシュート態勢に。

 

アリス:「[デスファイア・改]!!」

 

 ボールを軽くあげて両足で挟み捻って空中のボールにドリルのような回転を掛けると空気摩擦で着火。

 灼熱の炎が渦を巻き、そのボールに渾身のソバットキックを放つと、螺旋に渦巻く炎の弾丸が飛んでいく。

 

 驚いたのはその熱量がことりの[イカロスフォール]や穂乃果の[プロミネンスドライブ]等の炎系必殺技よりも遥かに熱量が凄まじかった事だ。

 

 そのシュートが……ゴールに迫る!

 

 

立向居:「[ムゲン・ザ・ハンド・G5]!!」

 

 立向居は必殺技を使う。オーラを両手に纏うと、大きな円を描くように上へと挙げて頭上で手を合わせる。すると千手観音の様な無数の手が出現。

 止めようとボールに向かっていき次々に掴む。

 

 だが――、その瞬間オーラの手はドロドロに融解し、突き破られる。

 

バリィんっ!!

 

立向居「っ、うわあああっ!?」

 

バシュウン!!

 

 シュートは、ゴールネットに突き刺さった。

 

 

GOOOAL!!!

日本 0 ー 1 アルゼンチン

 

 

実況『ゴォオォオオオルッ!!アルゼンチン先制ーーーっ!!』

 

 観客の歓声で湧き上がるヤマネコスタジアム。

 

――その頃、

 

―――――――――――――――――――――

― 同時刻・大会本部 ―

 

 大会本部では、呼び出された久遠監督と響木さんがテレビのモニターをみながら考えていた。

 

響木:「どう思う久遠……?」

 

久遠:「明らかに出来すぎています。それに、一監督に過ぎない影山1人でここまでの事が出来るとは思えません」

 

響木:「同感だ。恐らく、大会日程を弄れる程上の人間に協力者がいる。それで……どうする? 今から船をチャーターすれば、後半には間に合うと思うが……」

 

 久遠監督は少し考えると、

 

久遠:「………いえ、ここは彼らに任せましょう。今のイナズマジャパンは円堂と鬼道に頼りすぎています。「円堂なら止めてくれる」、「鬼道なら勝利への確実なゲームメイクをしてくれる」――と。それに何より一番大きいのは大海の存在です」

 

響木:「アイツに任せれば決めてくれる。アイツがいれば敗けない。確かにそう考えてしまっても不思議ではない。だが、これから勝ち進めば大海1人では限界がある。自分達が弱いままで良いわけが無いと教えると言う事だな」

 

久遠:「はい。それに、敗北を知らない者に本当の勝利は訪れない。例えこの試合敗けたとしても、彼らが自分たちの力で、アルゼンチンから1点をもぎ取ら無い限りは」

 

―――――――――――――――――――――――

 

 1ー0になり、日本ボールのキックオフで試合再開。

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

リン:「遅いよ!!」

 

 

MATCH UP!!

果南 vs リン

 

 

 今度はもう一人のFW、「リン・ヒューズ」が奪いに来る。しかし、果南は必殺技で対抗した。

 

果南:「[マーメイドダイブ・V2]!!」

 

リン:「わっ!? 何これ水中!?」

 

 水中で上手く動けない相手を何とか突破してドリブルで上がる。

 

テレス:「ほう? いい!! 撃たせろ!!!」

 

 テレスの指示で、アルゼンチンはシュートコースを開けてきた。

 

果南「絶対に決めてやる!!」

 

 私が必殺シュートの体勢に入ると、激しい水の竜巻が包みぐんぐん上昇。激しい水流エネルギーを纏ったボールを蹴り込んだ。

 

果南:「[激流ストーム・G5]!!」ドゴォオォォオオォオォオォォォンッ!!

 

 水のエネルギーを内包した重いシュートが、ゴール目掛けて落ちていく。――だが、

 

テレス:「[アイアンウォール・改]!!」ズォオオオッ!!

 

 テレスの必殺技で、分厚い鋼鉄の壁が聳え立つ。[激流ストーム]は壁に激突する。

 

 ガガガガガガアッ! バチィン!!

 

 私の渾身のシュートは、テレスの必殺技であっさり池に落とされ、止められてしまった。

 

果南「なっ!!???」

 

にこ「何よあのめちゃくちゃな技!!」

 

テレス:「これはシュートなのか? 南米じゃあ小学生でももうちょっとマトモなシュートを撃つぞ?」

 

果南「くっ!!」

 

 そう言うと相手は今度は豪炎寺くんにわざと撃たせた。

 

豪炎寺:「っ、ナメるな!! [爆熱スクリュー・改]!!」

 

 今度は豪炎寺くんの必殺技。炎と凄まじい回転のシュートが、アルゼンチンゴールに向かっていく。

 

テレス:「[アイアンウォール・改]!!」

 

 ガガガガガガアッ バチィン!!

 

 しかし、再び聳え立つ[アイアンウォール]の前に、あっさりと防がれてしまう。

 

テレス:「ふん、次はお前だ」

 

 テレスは今度はダイヤにボールを渡す。

 

ダイヤ:「私の新技で絶対に決めます!!」

 

 ダイヤの新技。ボールを踏み付けて跳ねさせると、連続でボールを削るような鋭い蹴り。ダイヤモンドのように輝くボールに、渾身のソバットキック!

 

ダイヤ「[ダイヤモンドレイ]!!」シュォオオォオオンッ!!

 

 ダイヤのシュートがゴールへと向かう。テレスは再び必殺技。

 

テレス:「[アイアンウォール・改]!!」

 

 ガガガガガ

 

テレス:「おっ!? こいつは中々………」

 

 バチィン!

 

テレス:「中々やるじゃねぇかお前……」

 

 少し威力があったのか、ダイヤを褒めるテレス。――すると、

 

リン:「キャプテーン!! こっちにも下さいよー!!」

 

テレス:「悪い悪い。ほらよ!!」

 

 日本攻撃陣は前線にほとんどが上がってしまっている。アルゼンチンのロングフィードがFWに繋がった。

 アルゼンチンの絶好のカウンターだ。

 

果南「やばい! 反撃(カウンター)来るよ! 戻って!!」

 

 アルゼンチンの反転攻勢(カウンターチャンス)。ボールはリンに。そこへ風丸が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!

風丸 vs リン

 

 

風丸:「止める!! [スピニングフェンス・G2]!!!」

 

リン:「遅いよ!!」

 

 風丸が必殺技を放とうとするが、それよりも早く駆け抜けて抜き去るリン。

 アルゼンチンの身体能力は、日本を遥かに上回っていた。

 

風丸:「クソッ!! コイツらの動き……まるで野生の獣みたいだ!!」

 

 

 そしてリンがシュート体勢に入る。ボールを軽くあげて両足で挟み捻って空中のボールにドリルのような回転を掛けると空気摩擦で着火。

 灼熱の炎が渦を巻き、そのボールに渾身のソバットキックを放つ。

 

リン:「[デスファイア・改]!!」

 

 螺旋に渦巻く炎の弾丸シュートがゴールに迫る。

 

立向居:「どうすれば……どうすれば止められる!?」

 

 焦る立向居くん。――だが、

 

綱海:「ビビるな立向居!! 失敗してもいい、お前の全部をぶつけるんだ!!!」

 

立向居:「俺の…全部……。これが、俺の全部だぁぁあああああっ!! [魔王・ザ・ハンド]!!」

 

 立向居の背後に、マジンよりも強力な、暗黒の魔王のオーラが出現。

 魔王と共に立向居は両手でシュートをがっちりとキャッチした。

 

リン:「なっ!! 止めた!?」

 

立向居:「やった……止めたぞぉぉおおおおっ!!」

 

 湧き上がる会場。反撃のチャンス!!

 

果南:「立向居くん!! こっち!!」

 

立向居:「松浦さん!!」

 

 急いでボールを要求する。立向居くんからのゴールキックが、果南()に繋がる!

 

果南:「このボール絶対に決める! 吹雪くん、ダイヤ!行くよ!!」

 

 そして、吹雪くん、ダイヤと、3人でのシュート体勢。

 

吹雪・ダイヤ:「「[グランド……ッ」」

 

果南・吹雪・ダイヤ:「「「ウェェェエエエエブッ]!!!」」」

 

ドッパァアァアアアンッ!!!

 

 果南、吹雪、ダイヤの3人の新必殺。高さ20メートル以上の大津波とともにシュートはアルゼンチンゴールに襲いかかる。

 

テレス:「ふん。[アイアンウォール・改]!!」

 

 しかし、これにもテレスが必殺技で阻みにかかる。――だが、

 

 ドガガガガガ!!

 

テレス:「ぐっ、なんだ!? このパワー!!」

 

 だが、今度はテレスが押されていく。必死に足腰に力を入れて踏ん張るが、引き摺られていく。

 

エステバン「テレス!?」

 

 ――そして、

 

 ビシッ! ビシビシビシ バゴォオオオン!!

 

テレス:「ぐわぁぁああああっ!!?」

 

 [アイアンウォール]は粉々に吹き飛びテレスも吹っ飛ぶ。キーパーはまさかの事態に反応が遅れる。

 

ホルヘ:「テレス!? うわぁぁああああっ!?」

 

 シュートはアルゼンチンゴールに突き刺さった。

 

 

 

GOOOAL!!!

日本 1 ー 1 アルゼンチン

 

 

 

実況『ゴ、ゴォオォオオオルッ!! イナズマジャパン、鉄壁を誇るジ・エンパイアから、遂に1点をもぎ取ったぁ!!』

 

果南:「や、やった!!」

 

アリス:「そんな!? 私たちから点を取った!?」

 

果南:「まだまだ試合はここからだよ!! 行くよ皆!!!」

 

イナズマジャパン:『『『オォーーーーーーーッ!!!!』』』

 

 ―――しかし、そこから[グランドウェーブ]は警戒され撃てず、アルゼンチンの猛攻の末1点を奪われ、私たちは敗けてしまった。

 

――――――――――――――――――――

円堂:「皆!!」

 

風丸:「円堂!!」

 

龍也:「悪い、足止めされてて来れなかった……」

 

綱海:「足止め!? 影山にか!!」

 

鬼道:「いや、仲間では在るんだろうが、多分違うと思う……」

 

果南:「ゴメン…龍也……敗け…ちゃった………」

 

龍也:「何を言ってるんだ!! 俺たち抜きであのアルゼンチンから1点取ったんだぜ!? 凄ぇよお前ら!!!」

 

 俺達が皆にそう言うと、アルゼンチンのメンバーがこちらに来た。

 

テレス:「その通りだぜイナズマジャパン!!」

 

ツバサ:「何よ!!」

 

テレス:「次は敗けねぇぞ!!」

 

エステバン:「何言ってるんだテレス? 勝ったのは俺たちだぜ?」

 

テレス:「そう言う問題じゃねぇ!! 俺たちのディフェンスから、点を取りやがった……しかもキャプテンもエースも居ないのにだ!! こんな屈辱は初めてだ!!」

 

龍也:「「試合に勝って勝負に敗けた」ってやつか」

 

テレス:「そう言うことだ。お前ら、必ず決勝トーナメントへ勝ち上がれ!! そして世界一を決める決勝でもう一度闘え。今度はそっちもフルメンバーで来い!! その上で点はやらない!!!」

 

 そう言い残し、相手は帰って行った。

 

鬼道:「よし皆、明日から更に厳しく特訓だ!!」

 

イナズマジャパン:『『『オォーーーーーッ!!!』』』

 

響木:「戦えそうだな。このチームなら」

 

久遠:「ええ………」

 

 

ー 続く ―




オリ技

デスファイア
使用者:アリス・コーナー、リン・ヒューズ(アルゼンチン)

某ゲームの技がモデル。赤黒い灼熱の火球がゴールに迫る。


グランドウェーブ
使用者:松浦果南&黒澤ダイヤ&吹雪士朗

三人のトリプルシュートで大津波を起こし、全てを洗い流す超絶シュート。海龍の咆哮のおよそ1.5倍の威力。



感想・評価宜しくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。