イナズマジャパンがアルゼンチンに敗けてから3日後、俺たちは宿舎のテレビでイギリスvsイタリア戦を観ていた。
円堂:「イギリスは俺たちと戦った時よりずっと強くなってる」
鬼道:「特訓を重ねて強くなっているのは、俺たちだけではないということだ」
果南:「でも………」
TV:「ゴール!! 2ー1、イタリア逆転!! ここで試合終了のホイッスル!、 イタリア代表オルフェウスの勝利だーー!!!」
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― 試合開始前 ―
ブラージ:「ミスターK、俺たちはあんたを監督とは認めない。今日の試合は指示は必要ない。あんたはそこに黙って座っていればいい」
ミスターK:「分かった。約束しよう」
フィディオ:「………」
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システィ:「フィディオ? さっきの態度は何?」
フィディオ:「俺はもう少し様子を見たい。確かにあの人のやったことは許されない。けど、あの人は悪意しかない訳ではない気がする」
ブラージ:「何を悠長なことを言ってるんだフィディオ!! 円堂たちが言ってただろ、アイツが今までやってきた悪さのことを!! それにこの間のチームKのときだって、アイツの策略で怪我を負わされたメンバーも居るんだぞ!?」
システィ:「それにあの時イナズマジャパンが……龍也さんたちが助けてくれなかったら、私たちは今頃!! 龍也さんたちは気にするなって言ってくれたけど、私たちを助けてくれたせいで、イナズマジャパンは敗けちゃったのよ!? 私は申し訳なくて仕方ないわ!!」
ブラージ:「しっかりしろよ!! キャプテンが居ない今、副キャプテンのお前がチームを引っ張らないといけないんだぞ!!」
フィディオ:「分かっているよ………」
トニー:「頼むよ!!」
そして試合が始まり、
エドガー:「必殺タクティクス〈無敵の槍〉!!」
トニー・ユリウス・システィ:「「「うわあああああっ(キャアアアアアッ)!!?」」」
エドガー:「[真・パラディンストライク!!!]」
そしてそのシュートが決まり1ー0で前半終了。
ブラージ:「くそ!! あいつらのフォーメーションを破る方法誰か思い付かないのかよ!!」
ミスターK:「ふふふふふふふ」
ユリウス:「何が可笑しい!!」
ミスターK:「失礼。君たちとの約束、破らせてもらっても良いかな?」
システィ:「アンタは黙って……スッ―フィディオ!?」
フィディオ:「聞くだけ聞いてみよう」
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ブラージ:「攻めの人数を増やしてDFを二人にする!? そんなこと出来るわけないだろ!!」
ミスターK:「〈無敵の槍〉が無敵なのはフォーメーションが崩れる前の話。その瞬間を狙うためのフォーメーション変更だ。そして攻める時はドリブルではなくパスを使え。前後左右ではなく高低差と緩急を意識したパスだ」
それからミスターKの指示通りに試合を進めると、恐ろしいくらいに戦いやすくなり、そのまま2点をもぎ取りイタリアが勝利した。
ブラージ:「まさか、アイツの指示が効いたのか……?」
エドガー:「フィディオ、君たちの動きは何だ? 後半から見違えるようだった。これが同じチームかと言うくらいに………まるで私たちの動きが全て見抜かれている様だった。君たちの監督は何者なんだ?」
ミスターKを見ると、コートから出ていく所だったので俺は急いで追いかけた。
フィディオ:「ミスターK!! 貴方にとって、サッカーとは何ですか!?」
ミスターK:「…………」
はりあの人はサッカーを知っている。勝つということを知っている。なのになぜ貴方はあんな卑怯なやり方を………?
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円堂:「鬼道、どう思う?」
鬼道:「間違いない。この試合、イギリスの動きを見抜きイタリアに勝利の策を授けたのは影山だ。アイツの指導者としての力は衰える処か益々強大になっている」
龍也:「よし練習だ!! 次からもう敗けられないんだ、気合い入れてくぞ!!」
イナズマジャパン:『『『オォシッ!!』』』
そして私たちはグラウンドで練習を始めた。
龍也:「行くぞ立向居!! [スサノオブレード・G5]!!」
立向居:「[魔王・ザ・ハンド]!!!」
ギャルルルルルル!!
立向居:「ぐぐぐぐ………っ!!」
バチィン!!
ボールはゴールの中に吸い込まれていった。
龍也:「やるじゃん立向居!! 止められるかと思ったぞ?」
立向居:「まだパワーが足りないか……次、松浦さんお願いします!!」
果南がセットポジションにボールを置く。
果南:「いくよ![激流ストーム・G5]!!」
立向居:「[魔王・ザ・ハンド]!!」
ギャルルルルルル! バシィッ!!
果南:「止められた……」
龍也:「でもアルゼンチン戦の時よりだいぶパワー上がったじゃん」
果南:「全然駄目。これじゃあ[アイアンウォール]クラスのディフェンスを破れない」
龍也:「なぁ? 俺[グランドウェーブ]受けてみたいんだけど良いか?」
果南:「えっ!? 大丈夫? アルゼンチンのディフェンスを破った技だよ?」
龍也:「大丈夫。立向居!! キーグロ貸してくれ!!」
立向居:「あっ、はい!!」
龍也:「よしっ!! 来い!!」
果南:「吹雪くん、ダイヤ!! 行くよ!!」
果南・ダイヤ・吹雪:「「「[グランドウェーブ]!!」」」
龍也:「[真・ゴッドハンドV]!!」
ガカアッ!! シュゥゥウウウ……
果南・ダイヤ・吹雪:「「「!!?」」」
ボールは俺の手に収まっていた。
龍也:「凄げぇパワーだな。これならそう簡単には止められないだろ」
立向居:「龍也さん!! 今の技って!?」
龍也:「ああ。円堂と立向井の[ゴッドハンド]を、俺なりに進化させた技だよ[ゴッドハンド
立向居:「龍也さん、その技教えてください!!」
龍也:「良いけど……難しいぞ?」
立向居:「大丈夫です!! お願いします!!!」
豪炎寺・ツバサ・穂乃果・海未:「「「「私(俺)たちも負けていられない!!」」」」
アメリカ戦まで後4日。
― 続く ―
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