ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~   作:松兄

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第6話:開幕アジア予選!! vsオーストラリア代表[ビッグウェイブス]!!

 

 

 あの練習禁止の指示が出て4目、いよいよアジア予選開幕の日がやって来た。日本は式の終了後開幕戦で試合となる。

 

久遠:「よし、全員揃ったな。それでは開幕式が行われる、〔フットボールフロンティアスタジアム〕に出発する」

 

全員:『『『はい!!』』』

 

鬼道:「結局この3日間、連携の練習はおろか必殺技の練習すら出来なかった……。本当に大丈夫なのか……?」

 

 

 

~ フットボールフロンティアスタジアム ~

 

 長ったらしいお偉いさんの挨拶は割愛し、いよいよ試合だ。監督からスターティングメンバーが発表される。

 

久遠:「GK 円堂

 

    DF 鹿角 風丸 綱海 優木

 

    MF 高海 松浦 鬼道 矢澤

 

    FW 豪炎寺 綺羅 

 

             以上だ。」

 

 そして両チーム選手がフィールドに出て持ち場に着く。

 

 

STARTING MEMBER!!

ビッグウェイブス

GK          ジンベエ

 

DF クラーケン タートル  ビーチ   ウォーター

 

MF サーフィン ドルフィン アングラー シュリンプ

 

FW         リーフ ジョーズ

 

日本

 

FW      ツバサ(女)  豪炎寺

 

OMF    にこ(女)  果南(女) 千歌(女)

 

DMF          鬼道

 

DF  あんじゅ(女) 綱海  風丸  聖良(女)

 

GK           円堂

 

 豪炎寺と綺羅がセンターサークルに入ると、審判が片腕を挙げて笛を吹く。

 

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

KICK OFF!!!

 

 

 日本ボールで試合が始まる。ボールは鬼道へと渡るが、

 

オーストラリア『〈ボックスロックディフェンス〉!!』

 

 ボールを持った鬼道に、ニースを含めたアングラー、リーフ、ジョーズの4人の選手が集まった。

 

 その4人は、鬼道の左右前後に適度な間隔をあけて四角形のマークをつける。

 

 鬼道はボールをキープしながら動かし、どうにか抜け出そうと模索するが、ビッグウェイブスの陣形が崩れない。

 

鬼道「つ!」

 

 鬼道の体勢が一瞬崩れた時、4人の選手は鬼道からボールを掠め取った。

 

実況『出たぁー!!これがビッグウェイブスの必殺タクティクス、〈ボックスロックディフェンス〉! 一度囲まれたら出ることのできない、鉄壁の戦術です!! 鬼道、ボールを奪われた!』

 

鬼道:「っ!?(なんだ今のオーストラリアの動きは!!)」

 

 ボールはジョーズが奪い取り、そこから海で鍛えたフィジカルを使ってドリブルで上がるオーストラリア。風丸がマッチアップする。

 

風丸「抜かせない!!」

 

MATCH UP!!

風丸 vs ジョーズ

 

 

風丸「はあっ!」

 

ジョーズ「甘いぜ!!」トンッ

 

 風丸は正面からスライディングタックルを仕掛けるが、ジャンプであっさり躱される。

 

綱海:「っ、止める!!」

 

 焦って綱海が急いでジョーズとの間合いを詰めてプレッシャーをかけにいく。――だが、

 

ジョーズ:「まずは1点だ!」

 

 しかし、綱海の間合いに入る前に相手FWはシュート体勢に入る。

 

 フィールドが大海原へと変わると、彼方から巨大なサメが現れた。

 

ジョーズ:「[メガロドン・改]!!」

 

ドッゴォオン

 

 シュートはサメと共に、日本ゴールに襲いかかった。

 

 

実況『撃ったぁ!! ビッグウェイブス、ペナルティエリア外からのロングシュートだあっ!!』

 

 猛然と向かってくるオーストラリアのシュート。円堂は構える。

 

円堂「止めてやる!!」

 

 円堂は左足を振り上げ、踏み込みと同時に腰を入れて上体の動きと連動させて思い切り右拳をつきだした。

 

 ダンッ ギュウゥウゥウンっ!!

 

 円堂の背後から、巨大な黄金色の拳が高速回転しながらシュートに激突。[メガロドン]を迎え撃つ。

 

 

円堂:「はあああっ!! [正義の鉄拳・G3]!!」ドゴォオォオォオオオォォォンッ!!!

 

 

 技同士が激突し、必死に踏ん張る円堂。しかし………、

 

円堂:「ぐっ!(何だよ……このパワー!?)うわあぁぁあああっ!!」

 

 シュートは円堂の技を粉砕し、ゴールネットを揺らした。

 

 

 バシュウンッ!!

 

 

GOOOAL!!!

日本 0 ー 1 オーストラリア

 

 

実況『ゴオォオオォオオオルッ!! 先制したのはオーストラリア!!!』

 

解説:『凄まじい威力のシュートでしたね。日本ここから立て直して欲しい所です』

 

鬼道:「今の失点は、ちゃんと練習出来てたら防げたかもしれない……やはり練習出来なかったのが響いてるのか…………!!」

 

実況『日本ボールで試合再開です!』

 

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 試合再開。だがまたしてもオーストラリアのディフェンスに捕まってしまった。捕まったのは松浦さんだ。

 

 ボールを持った松浦さんに、再びビッグウェイブスの4人の選手が集まる。

 

 その4人は、松浦さんに適度な間隔をあけて四角形のマークをつける。

 松浦さんは鬼道同様にボールをキープしながら動かし、パスの隙を伺ってどうにか抜け出そうと模索するが、ビッグウェイブスの陣形が崩れない。

 

果南:「くっ!! キープするだけで精一杯!! 必殺技を出す暇も無いよ!!」

 

 松浦さんはオーストラリアの四人がかりのディフェンスからボールをキープ。耐えるが突破ができない。

 

 

 ――だが、ここで鬼道が違和感に気づく。

 

 

鬼道:(?、あのディフェンスを受けてボールをキープ出来てる? 必殺技を出す暇も無い?)

 

 よく見ると、オーストラリアはボールを獲れないことに焦っていた。

 

ドルフィン「お前たち何やってるんだ! 早くボールを奪え!!」

 

 ―――その時、フィールドの外から大海くんの声が聞こえた。

 

龍也:「お前らまだ気付かないのか!? 部屋での練習を思い出せ! 部屋の壁は4枚! 〈ボックスロックディフェンス〉も4枚の壁!! ここまで言えば分かるだろ!?」

 

 大海くんがベンチから声を張り上げる中、隣で立つ監督は……、

 

久遠:「そろそろ、特訓の成果を見せてくれないか?」

 

鬼道(特訓………?)

 

鬼道:「部屋……四枚の壁………そうか!! 皆、 〈ボックスロックディフェンス〉を部屋の壁だとイメージしろ!! 味方がディフェンスの内側に入り壁に当たって跳ね返るボールを再現するんだ!!!」

 

鬼道「つまり、こういう事だ!!」

 

 すると、鬼道を初めとした味方ががディフェンスの内側に入り、松浦さんは味方にパスを出し受け取った味方は直ぐ様松浦さんにリターン。

 そして別の味方に蹴り、ソイツは別の味方にパスを出し松浦さんにリターンを不規則に繰り返す。

 

 ――まるで、ボールが部屋の中を跳ね回り踊っているかのようなパス回し。

 オーストラリアのディフェンスは不規則なボールの動きに着いていけず、遂にディフェンスが崩れ松浦さんは一瞬の隙をつきディフェンスを突破した。

 

 

実況『あーーっと!日本、〈ボックスロックディフェンス〉を突破!!オーストラリアの守りを崩したぞぉっ!!』

 

 

ドルフィン「なんだと!?」

 

 驚愕の表情を浮かべるオーストラリア。日本は息を吹き返して責め上がる。

 

鬼道:「監督は初めからこれを狙っていたのか。必殺技の練習をさせなかったのは、〈ボックスロックディフェンス〉に捕まったら、そもそも技を出せないから……だからまずは確実に〈ボックスロックディフェンス〉を破るために部屋での練習を………そして大海は、監督の意図に気づいていた…………」

 

果南:「走って!!」ドッ!

 

 松浦さんから高海へのパス。サイドラインを駆け上がった高海はトラップする。

 

千歌「よっと、ナイス果南ちゃん!」

 

シュリンプ「行かせるか!」

 

 

MATCH UP!!

千歌 vs シュリンプ

 

 睨み合う両者千歌さんは左右のステップやフェイントを駆使して隙を伺う。

 だが、中々体勢が崩れない。

 

シュリンプ「舐めるな!」

 

千歌「っ!」

 

 ―――すると、

 

豪炎寺「高海! こっちだ!」

 

千歌「っ! 豪炎寺くん!」パス!

 

豪炎寺「ほらっ!」パス

 

 

シュリンプ「っ!?」

 

 高海と豪炎寺のワン・ツーパス。シュリンプを抜き去る。

 

果南「千歌!」

 

 ここでフィールド中央を縦断するように走ってきた松浦さん。高海を呼ぶ。

 

千歌「果南ちゃん!」パス!

 

 ボールは松浦さんへと渡る。来たボールに対して右足を振りかぶると、直接(ダイレクト)でール前へと内回転(インサイドスピン)クロスが上がる。

 

果南「行って!!」ドッ!!

 

 ボールはゴールからやや逃げるように緩やかにカーブしながらゴール前へと入ってくる。ターゲットは豪炎寺だ。

 

ビーチ:「甘めぇ!!」ガッ!

 

 しかし、跳躍したオーストラリアのディフェンスに弾かれた。

 

豪炎寺:「くっ!(決定的なチャンスで!!)」

 

 だが―――、

 

ツバサ:「いや? 甘いのはアナタたち(オーストラリア)よ!!」

 

 遅れてファーサイドから走ってきていたツバサの足元に、ボールが転がった。

 

 

実況『あーーっと、綺羅ツバサ! こぼれ球を抑えたあっ!!』

 

 

ツバサ:「行くわよ!!」

 

 シュート体勢に入るツバサ。天使の羽を翻し、上空へと登っていく。

 

ツバサ:「行けぇええええっ!! [ゴッドノウズ・改]!!」

 

 綺羅さんのシュートは、神々しいエネルギーの塊を纏いながら、オーストラリアゴールに迫っていく。

 

ジンベイ:「ふん!! [グレートバリアリーフ・改]!!」

 

 ボールは、相手キーパーの技で現れた水の壁に突入し、完全に勢いを流されキーパーの手に収まった。

 

ジンベイ:「こんな物か…?」

 

にこ:「ちょっと!! 何よあの技!?」

 

果南「中々厄介な技持ってるね………」

 

果南(海の壁か………)

 

 するとここで、

 

久遠:「選手交代!! 綺羅ツバサに代わり、大海龍也!!!」

 

 監督は交代枠を使用。綺羅さんに変えて大海くんを投入するようだ。

 

 

MEMBER CHANGE!!

ツバサ out → in 龍也

 

 

実況:『おぉっと!! 日本早くも1人目の選手交代です!! 大海選手は日本の中でも名が知られていない選手です。果たしてどれほどの選手なのか!!!』

 

ツバサ「後は頼んだわよ……」

 

龍也「任せろ」

 

 綺羅さんと交代でフィールドに入ってくる大海くん。すると、

 

龍也:「監督からの伝言だ。「シュートは大海に任せろ」だってさ」

 

鬼道:「お前にボールを集めろと言うことか? 破れるのか……「分かった」松浦!?」

 

果南:「私は大海君を信じる」

 

鬼道:「分かった。皆、大海にボールを集めるぞ」

 

全員:『『『分かった!!』』』

 

 

RESTART!!!

 

 

 

 オーストラリアのゴールキックで試合再開。しかしボールを胸トラップで受けたドルフィンが振り向いた瞬間、俺はインターセプトでボールをかっ拐った。

 

龍也「遅っそ…」

 

シュリンプ:「なに!?」

 

ニース:「くそっ!! 〈ボックスロックディフェンス〉だ!!」

 

 直ぐ様オーストラリアのディフェンス。ビーチ、アングラー、ウォーター、シュリンプの4人が俺を包囲。

 

 ―――ビッグウェイブスの4人の選手が集まる。

 

 4人が、周囲に適度な間隔をあけて四角形のマークをつける。龍也はボールをキープしながら高速で動かし、スピードを乗せて相手のディフェンスを躱す。と、焦りからビッグウェイブスの陣形が徐々に崩れていく。

 

鬼道:「大海!!」

 

 鬼道たちは急いで〈ダンシングボールエスケープ〉を発動しようと集まって来る。――だが、

 

龍也:「来るな!! こんな奴ら、俺1人で充分だ!!」

 

アングラー:「舐めるなよ!!」

 

 俺の言葉にオーストラリアは激怒。一斉に襲いかかってくる。――が、

 

アングラー「くそ!取れない!!」

 

 しかし、いくらやってもオーストラリアは4人掛かりで龍也1人からボールを奪えない。むしろ遊ばれている感じすらする。

 

ニース:「一体どうなってるんだ!?」

 

龍也:「終わりだ」ビュンッ

 

千歌:「それは曜ちゃんの!!」

 

龍也:「[スプリントワープ・G5]!!」ビュン ビュン ビュン

 

 龍也は一瞬の隙間を狙い、超加速で〈ボックスロックディフェンス〉を置き去りにして抜き去り、1人でディフェンスを崩した。

 

ニース:「何だと!? 止めろ!!」

 

 急いでディフェンスに入るとオーストラリア。だが、単純なフェイント。

 

アングラー「なっ!」

 

 ヒールリフト―――、

 

ビーチ「っ!?」

 

 回転突破(ルーレット)―――、

 

タートル「嘘だろ!?」

 

 それらの基礎テクニックで全員抜かれてしまう。

 

 

 

ドルフィン「くっ、ジンベイ止めてくれ!!」

 

ジンベイ:「任せろ!!」

 

龍也:「悪いが、お前らは自分たちの技にやられることになる」

 

 龍也がシュート体勢に入ると、フィールドが大海原へと変わり、相手のものより更に巨大なサメが彼方より現れた。

 

オーストラリア:『『『!?!?』』』

 

 驚愕するオーストラリアをよそに、シュートを放つ。

 

龍也:「[真・メガロドン]!!」ドッゴォオォオオォオオンッ!!!

 

ジンベイ:「なっ!! [グレートバリアリーフ・改]!!」

 

 シュートは超速で[グレートバリアリーフ]に突っ込み勢いを殺……されず、シュートはサメとともに水の壁の中を泳いで突き破り、ゴールネットを揺らした。

 

 バシュウンッ!!

 

 

GOOOAL!!!

日本 1 ー 1 オーストラリア

 

 

 

龍也:「魚に水の壁が通じるかよ。バーカ………」

 

 

実況『ゴォオオォオォオオルッ!!日本、同点!!大海龍也の必殺シュートで追いついたぁっ!!』

 

 

 観客は、俺の使ったシュートがオーストラリアのシュートであることにどよめく。

 ――だが、一番驚いていたのはオーストラリアの選手たちだった。

 

 

 

日本 1 ー 1 オーストラリア

 

 

ー 続く ー




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